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ローサのぬくもり

「ローサのぬくもり Solas」1999年 1h38 スペイン ☆☆☆☆
監督・脚本:ベニト・サンブラノ

最後まで書いています。注意!

 ローサ(マリア・ガリアナ)は夫の看病のために都会の病院に寝泊りしているのだが、
疲れがたまって二回も倒れてしまった。
 医者は彼女の方を心配し、
都会に住んでいるローサの娘のマリア(アナ・フェルナンデス)の部屋に泊まるように言う。
 マリアの部屋は寒々とした感じで、ローサは花を買ってきて部屋に置く。
 階段で階下の老人(カルロス・アルヴァレス・ナヴォア)が犬(アキレス)の後始末をしているのに会うが、
その老人とスーパーでも出会う。
 スーパーで彼女は肉の買い方についてアドバイスし、彼女の方も足りなかったお金を老人が払ってくれる。
 老人は一人暮らしで彼女は老人に料理を作ってあげる。
 次の日老人はスズキを買ってきて彼女に料理してもらいたいと言う。
 しかし病院で男の匂いがすると夫に言われる。

 一方マリアは妊娠する。 しかし相手の男は彼女と子育てする気はなく、彼女は堕胎しようとする。

 老人がいくら待ってもローサは来なかった。階段で会っても黙って娘の部屋に向かうローサ。
 次の日ローサは料理をタッパーに詰めて老人に届ける。
 次の日娘が母親の代わりに父親の付き添いを申し出る。
 ローサがアパートの階段をあがっていくと犬のアキレスがローサ呼ぶ。
 彼女が部屋に入ると老人は下痢で苦しんでいた。彼女は老人の世話をする。
 ローサは担当医に赤ん坊の服を編んで贈り、娘にはベストを編んで贈る。
 ローサは老人に別れを言い、夫と共に故郷に戻る。
 娘が自分の部屋を見渡すとそこにはいくつかの花の鉢と母が拾ってきた椅子がある。
 母親はお金と写真と担当医にあげた赤ん坊の服の残りのピンクの毛糸玉も残していった。
 そこに階下の老人が訪ねてくる。例のスズキを持ってきて一人では食べたくないと娘に持ってきたのだ。
 コーヒーが沸いていたのでマリアは老人に一緒に飲まないかと言う。一緒に料理を作る二人。
 トランプをし、ワインを飲む。食事をしながら彼女は話す。父親は稼いだ金を賭け事に使う人だった。
 妻を毎日殴り、子供も時に殴った。そして今妊娠しているが中絶するつもりだとも。老人は反対する。
 彼女も本当は産みたかった。しかし自信が無い。老人は助力を申し出る。
 彼の一人息子は幼い頃に死んでいた。私は祖父になりたいと老人は言う。

 ローサとその夫の墓。赤ん坊を抱えたマリア。老人が付き添っている。

感想

 泣いちゃいました。ですが引っかかる所があります。
 例えばマリアはアル中っぽいんですが、私は「いとしきものはすべてさりゆく」と言う本を読んだばかりで、
その本の中には子供を産めば立ち直れるかもと子供を産んで、やっぱり立ち直れず、
子供ほったらかしの駄目母が出てきます。
 アル中は一生の戦いと聞いた事があります。そうでもないのかな。マリアはアル中と言う程ではないのかな。  後、理想の母親に見えるローサが子供を父親の暴力から守れなかった事もひっかかります。
 もちろんDVの被害者は一種独特の心理状態にあり、他の者が簡単に非難しちゃいけないんだけど…。
 ローサは文字が読めず、昔の人だし、田舎だし、夫と別れるなんて考えられない状況にある可能性は高い。
 でもローサの佇まいがあまりに魅力的でその分ショックでした。

 最後の二人は夫婦といってもおかしくない感じでしたね。
 年の差はかなりありますが、マリアにとっては素敵な男性かと思います。
 彼女と子供を守ろうとしている人ですものね(国によってはあの年の差は全然おかしくないし)。
ローサのぬくもり
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