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デュラララ!!

「デュラララ!!」成田良悟 ☆☆☆☆☆
「プロローグ」「影」「首なしライダー 客観」「首なしライダー 主観」「街の日常 昼」「街の日常 夜」「矢霧製薬 上層部」「矢霧製薬 下っ端の下っ端の下っ端」「ダブルヒロイン 園原編」「ダブルヒロイン 傷娘編」「『ダラーズ』開幕」「『ダラーズ』閉幕」「エピローグ 日常 表」「エピローグ 日常 裏」

ネタばらしまくり。注意!

 矢霧誠二は今日もストーカー女、張間美香の襲撃を受ける。
 何とかドアから追っ払い、いない間にコンビニで買い物。部屋に戻るとドアが開いている。
 美香は見てはならない物を見てしまった。

 文京区某所。チンピラはいつものように仲間と一緒に仕事をしていた。
 しかし今日はバイクに乗ってやってきた影に襲われる。次々と仲間がやられ、チンピラは反撃に出る。
 車に乗り込み影にぶつかる。影がかぶっていたヘルメットがころがる。
 影は首から先が無いのに動き、チンピラを倒した。

 首無しライダーの名はセルティ・ストゥルルソン。「デュラハン」と呼ばれる妖精の一種だ。
 首を求めてこの地に来た。今、彼女は岸谷新羅と暮らしている。彼はもぐりの医者。
 セルティは密航した船で新羅とその父親に出会った。
 新羅の父親は彼女に解剖させてくれたら、居場所を提供しようと言ってきた。
 彼女は新羅の父親に解剖させてやり、今こうして新羅と暮らす事になった。新羅は彼女に仕事を持ってくる。

 南池袋にある共学の私立高校、来良(らいら)学園。
 ここが竜ヶ峰帝人(りゅうがみねみかど)と紀田正臣が通う事になった学校だ。
 帝人がクラスで一番気になったのは園原杏里という少女。小柄で眼鏡をかけた色白の美少女だ。
 放課後、帝人は正臣に池袋を案内してもらう。そこで折原臨也(おりはらいざや)に会う。
 彼は爽やかな顔をした好青年だが、正臣によると関わってはいけない人だった。彼は情報屋だ。

 矢霧波江、25歳。矢霧製薬の第六開発研究部の主任で社長の姪。彼女は矢霧誠二の姉でもある。
 20年前、彼女の伯父が首を手に入れた。美しい少女といった感じのそれは生きているかのようだった。
 3年前、誠二は姉に、その首が好きだと告白した。その時彼女の中に浮かんだ感情は嫉妬だった。

 嶋田という男にもう三時間も殴られているチンピラ。目の前にいる奴らより上の連中の方が怖く、黙っている。
 そこに遊馬崎(ゆまさき)と狩沢、登場。拷問は彼らにまかせられる。
 二人はチンピラの前に電撃文庫を並べ、どれか選んでと言う。
 試しに、シンデレラの絵本があったとして、それを選んだらどんな事する?と聞くと、
ガラスの靴に合うように足を削るそうだ。
 目を瞑って一冊の本を選ぶと、彼らは手鏡を割り、鏡の破片を取って、
チンピラの左目の瞼を無理矢理大きく開かせる。
 あわやと言う時に「止めとけ」という声が。ドタチン(臨也につけられたあだ名だ)こと門田(かどた)だ。
 門田の機転がきいた言葉にチンピラはあっさり白状する。門田はこの集団のリーダー。
 誘われて「ダラーズ」という組織に入った。
 「ダラーズ」はネット上の組織で、門田ですら組織のリーダーを見た事が無かった。

 帝人は帰りに路地で杏里が三人の女子に囲まれてるのを見る。何とかしようとすると後ろから肩を叩かれる。
 臨也だった。臨也の行動に恐れをなして女子どもは逃げる。そこにコンビニエンスストアにあるゴミ箱が飛んでくる。 現れたのは平和島静雄。バーテンダーの格好をしていた。正臣言う所の敵に回しちゃいけない人。
 臨也にうらみがある様子。一触即発の空気に帝人は杏里と一緒に逃げる。 
 彼女としばらく喫茶店で過ごし、別れて家に向かう。その途中、彼は首を一周する形で針の跡がある女を助ける。

 セルティは静雄の言葉を聞いていた。その時パジャマ姿の女が歩いているのを見る。
 その女の顔は覚えがある顔だった。セルティは女の手をつかみ、女は狂ったように叫ぶ。
 静雄がなだめようとすると、後ろからボールペンを突き刺される。矢霧誠二だった。この騒ぎで女は逃げ出す。
 静雄は誠二をやっつける。

 帝人は矢霧波江と対決。「ダラーズ」が現れる。「ダラーズ」はネット上で単なるネタとして始めたものだった。
 しかしそれは次第に大きくなり(臨也が積極的に介入)、いつしか口コミでも広がり始めた。
 帝人は仲間が離れて行っても、必死で演じ続けた。そしてとうとう具現化させてしまった。
 臨也はそれを知っていた。傷娘は張間美香。波江によって首そっくりに整形と化粧をほどこされたのだ。
 波江は首を臨也に渡す。

感想

 見事に壊れ系の人間ばっかりが出ていて、
あまりのすごさに「純文学か?!(何となく純文学の方が壊れを堂々出せる感じがするから。ろくに読んでないけどね)」と思うほどだが、
しっかりライトノベルでエンタメで読みやすい。
 まあ、純文学と言うには登場人物がとっぴょうしも無さ過ぎるが
 (セルティとか、静雄とか。話しも重くも無く、静謐な軽さと言う感じでもなく、やっぱ、もちろん純文ではない)。
 臨也、絶対関わってはいけない人物だと私も思うけど、興味深いキャラ。
 言葉使いも面白く、乗りもよく、やっぱり若い人の純文学(じゃないけど)って感じ。
 ミステリーとか書いても受けるんじゃないかな、この方なら。
 「ダラーズ」が登場する所は、私にとっては「六番目の小夜子」の文化祭のシーンに匹敵します。

 帝人のチャットでの名前は田中太郎。セルティはセットン。臨也は甘楽。

デュラララ!!

さすが「デュラララ!!」面白いサイト
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