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2005年3月

菊千代抄

「菊千代抄」山本周五郎 「あんちゃん」より 新潮文庫 ☆☆☆☆☆

最後まで書いています、注意!

 菊千代は巻野越後守貞良(えちごのかみさだなが)の第一子として生まれた。
 6歳の時池の魚を捕まえに行ったら、ある子が彼の前を見てこう言った。「やあ、若さまのおちんぼはこわれてらあ」 椙村(すぎむら)半三郎がそう言った男の子をお前は悪いやつだというような意味の事を叫んで突き飛ばした。
 それから菊千代は誰よりも半三郎を好きになった。

 十三の時母が亡くなった。彼が最後に会った時母は「お可哀そうに、菊さま…お可哀そうに」と言って涙を流した。

 十五の時彼は馬で遠出に出た。馬が暴走したが、何とか無事だった。しかし彼は失禁した。
 半三郎が彼を後ろから見てあっと言った。失禁を見たのだろうと気にせず屋敷に帰った。

 菊千代は女だった。巻野家では初めに女子が生まれたらそれを男として育てるという家訓があった。
 そうすれば男子が生まれるというのである。
 思い返して見れば半三郎は菊千代が女である事を知っていたみたいだ。
 菊千代は半三郎と柔術の稽古をした時、彼に押さえ込まれて快かった。
 それを思い出すと憤怒と羞恥で身を裂かれるような烈しい感情に襲われるのだった。

 菊千代は半三郎を刺した。父に世継ぎが生まれ、菊千代は女に戻っても良いのだが、男として生きる事にする。

 菊千代はある日夢の中で暴力を受ける。
 その夢を理解した菊千代は時に発作的に暴力を振るうようになり、このままでは狂ってしまうと山に引きこもる。

 菊千代はそこで二人とも商家生まれなのに、親に反対され駆け落ちをした夫婦を知る。
 二人がお互いを労わる姿を見て胸の奥が熱くなる。その時菊千代は「可哀そうな菊さん、可哀想に」と呟く。
 なぜそんな言葉を呟いたのかわからなかったが…。しかし後にそれが母の言葉であったのを思い出す。

 菊千代は再びあの忌まわしい夢を見るようになる。
 発作的な行動をとるようになり、近くの小屋に住み着いていた労咳の武士、
楯岡(たておか)三左衛門を屋敷内に住まわせてしまう。
 父が腰元たちを連れてくる。

 菊千代が眠っていたら、腰元の葦屋が彼女を愛撫した。彼女は葦屋を殺そうとするが男が止める。
 菊千代がどかぬと斬るぞと言うと彼は胸をはだけて見せて、「お斬りあそばせ、いざ」と言い、衿を合わせた。

 男、楯岡三左衛門は半三郎だった。半三郎は菊千代をお護り申し上げようとここまで来たのだった。
 菊千代は半三郎に女にしておくれと訴える。障子に曙の光が差していた。

感想

 こんなのも書いているんですね、山本周五郎は…。知ってる人いるのかなと思ったら32刷め。充分読まれてます。 さすがは山本周五郎。

 彼女が周りに当たる様はつらいものがある。自分でもわかっているけど、止められない。
 まあよく考えればうっかりさん過ぎるが(自分で察する事は出来なかったのか)、
男じゃないと急に言われても困る。
 彼女が誇り(?)が強いというのもネック。
 確かに半三郎にどう思われていたのかを思うと、私でも叫びたくなると思う。
 葦屋、父に言い含められていたのかもしれないけれど、菊千代にとっては慰めにはならないどころか狂いの元だ。 最後は少し救いだけど…。

 「ふるーつばすけっと」という漫画のある登場人物が男と思っていたら女らしい。
 彼女も周りに当たりちらし、不幸を撒き散らし、嗚呼きっとこの人も不幸なんだなと思っていたが、
男に見えて女というのが彼女の不幸の元なのかな。
 まだそこまで読んでないからわからないが…。菊千代の苦悩と重なって見えました。
 傷つけている人間もその事により傷ついている場合もあるだろう(そうとは限らないが)。
 この漫画の場合、彼女の心に寄り添い、彼女を救う事が全てを解決するんじゃないかな。
 あれだけ傷つけられれば難しいかと思うが…。
あんちゃん

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ささやかな実験 他

「MONSTER モンスター」原作:浦沢直樹 キャラクターデザイン:藤田しげる キャラクター原案:高坂希太郎 シリーズ構成:浦畑達彦 音楽:蓜島邦明 監督:小島正幸 エンディングテーマ「for the love of life」歌・作詞・共同作曲:David Sylvian 共同作曲:蓜島邦明

「消された過去」MONSTER 第10話 ☆☆☆
脚本:浦畑達彦 演出:寺本幸代 絵コンテ:平塚住雄 作画監督:嶋津郁雄

 オットー・ヘッケル(安原義人)は前から目を付けていた屋敷に侵入する。
 そこの住人は殺されていて今は誰もいない。彼が金庫を求めてある部屋に入ろうとすると嫌な感じがする。
 気のせいとドアを開けようとすると後ろから手を上げろとの声が…。天馬賢三(木内秀信)だった。
 しかしパトカーのサイレンの音が聞こえ、二人は逃げ出す。
 ヘッケルはテンマが医者である事に注目し、自分と組んで、もぐりの医者として働いてくれれば、
殺人事件の犯人を教えてやると言う。
 彼は犯人の後をつけて住所を突き止めていたのだ。テンマは犯人(安井邦彦)に会う。
 犯人はエーリッヒと名乗る金髪の二十歳ぐらいの青年に会っていた。
 エーリッヒは屋敷の持ち主に一年前から世話になっていた。
 犯人はエーリッヒに頼まれて殺人を犯した。
 「知ってますか?過去は消去できるんです。気に入らなければ、すべて消し去ることができる…。
 人生はリセットできるんですよ」
 「私はそうは思わない。忘れようとすることはできても、過去を消すことはできない!」
 「そうですよね…。なんでそんなふうに思ったんだろう…。
 なんであの時、この引き金を引くと、過去が消せると思ったんだろう…。
 なんで、彼の頼みを聞いてしまったんだろう…」
 彼はあの屋敷の書斎にエーリッヒのテンマへのメッセージがある(エーリッヒはテンマが犯人に会いに来ると知っていた)と伝えて自殺する。
 屋敷のメッセージは「僕を見て!僕を見て!僕の中のモンスターがこんなに大きくなったよ、Dr.テンマ」と書いてあった。

 ヘッケルはテンマに無理矢理仕事を紹介、依頼主(カール・ブラント 西村朋紘)は銃で脅して彼を連れ去った。
 傷ついている男(マックス・シュタインドルフ 鈴木清信)はテロの犯人だった。
 テンマは無差別テロをやるような人間に治す気はないと、銃で脅されても治療を拒否する。
 しかし彼の死にたくないと言う声を聞いて、テンマは言う。
 「怖いか?死ぬのが怖いか!?みんなそうやって死んでいったんだ!!
 おまえに殺された十二人も、みんなそうやって…!!それが人を殺すという事だ!」
 彼を治療する事にする。警察が現れ、男はテンマに自分を置いて行けと言い、テンマは去る。

感想

 テンマはヨハンを治療して今の地獄を見ているんだから、無差別テロ犯を治療するわけにいかないよね。
 殺されるのは本意じゃないけど、テンマにヨハンを殺せるかどうかわかったものではないし…。

 ヘッケル、勘が働くタイプか?あの部屋にはヨハンがいたのよね、きっと…。
 ヨハン、ヘッケルの事も知っていたかな?う~ん、やっぱりテンマが犯人に会うとは限らないと思うが…。
 ヨハンはテンマと自分の運命的な繋がりを信じているとか…。
 しかし勘って信じて行動した方が良いのかどうか、わからないな。

「511キンダーハイム」MONSTER 第11話 ☆☆☆
脚本:浦畑達彦 演出:中村賢太郎 絵コンテ:片渕須直 作画監督:南伸一郎

 テンマはリーベルトを調べていた。
 しかしリーベルトの屋敷の今の持ち主の不動産屋(宮林康)は彼の事をまったく知らず、
彼は不動産屋から聞いた元政府の役人(中博史)の所に行き、
ヨハンの孤児院が511キンダーハイムである事を知る。
 511キンダーハイムは廃墟になっていて、そのまえにいた人から元厚生省のハルトマン(矢島正明)の事を聞く。  テンマはハルトマン氏を訪ね、そのアパートの前でケガをしている少年(ディーター 竹内順子)に会う。
 その少年を治療してやり、ハルトマンに会いに行く。
 ハルトマンから511キンダーハイムは特別孤児院でひどい環境だった事を聞く。
 アンナは別の孤児院にいたが、ヨハンはやはりそこにいた。
 ハルトマンがヨハンの事件を話そうとした時、さっきアパートの前であった少年が入ってくる。
 子供の前では話したくないというので、話しは止め、食事をご馳走してもらう事にする。
 その時ディーターがサッカーボールを欲しいと言う話しをし、テンマは帰りの途中でサッカーボールを見つけ、
それを買ってハルトマンの部屋に引き返す。
 と、ディーターの叫び声が。ディーターは怪我をしてい、テンマが彼の体を調べるとたくさんの傷跡があった。
 テンマはハルトマンの虐待を察知し、ディーターを連れて病院に行く。
 テンマは病院に警察がいたこともあり、
看護婦(河原木志穂)に自分以外の人にディーターを引き渡すなと言っておいて、病院を去る。
 考えた末、アンナがいた孤児院を探し出し、そこに預ける事にする。
 孤児院の院長、エルナ・ティーツェ(幸田直子)はアンナを知っていた。
 二人はチェコの国境線あたりで手を繋いで歩いていたそうだ。
 エルナによると511キンダーハイムは実験場だった。

感想

 今日も子供の虐待死が報道されていた。日本ではまだまだ強権的に保護者から子供を取り上げるのが難しい。
 微妙な判断をしなければいけない例もあると思うけど、虐待死はイヤ。何とか助けたい。

「ささやかな実験」第12話 ☆☆☆
脚本;浦畑達彦 演出:青山弘 絵コンテ:片渕須直 作画監督:併和等

 511キンダーハイムはあわれみをまったく感じない、冷徹な人間をいかに産み出すかの実験をしていた。
 そして教官をふくめて孤児院のメンバー全員があそこで殺しあった。

 ディーターをハルトマンが迎えに来、ディーターは彼に連いて行く。
 テンマは病院でその事を聞き、急いでハルトマンの部屋に行く。
 そこには511キンダーハイムで写された子供達の写真があり、ヨハンと知らない男との写真があった。
 テンマはハルトマンは511キンダーハイムにいるのではないかと思いつく。

 テンマが511キンダーハイムに行くと階段からザッカーボールが落ちてくる。
 階段の上には火が焚かれ、傷ついたディーターが暗い表情で椅子に座っていた。
 テンマがディーターの名を叫ぶとハルトマンが現れる。
 50人が息絶えている様をヨハンはディーターが座っている椅子に座り、階段の上から眺めていた。
 テンマはハルトマン達の実験がヨハンをそういうふうにしたと言うが、
ハルトマンは私達があんな芸術品を作れるわけが無いと否定する。
 そしてヨハンの目標はこの世の終わりに、たった一人生き残る事なんだそうだ。
 ハルトマンはディーターにどうしてヨハンのようになれないんだと銃を突きつける。
 ハルトマンはテンマにヨハンと一緒に写っていた人物、ヴォルフ将軍を探せと言う。
 彼が最初にヨハンの才能を見出したんだそうだ。テンマはディーターに階段を下りるかどうか自分で決めろと言う。  ディーターは階段を下りる。
 ハルトマンは「世界は真っ暗だ。明日は真っ黒なんだぞ!」と叫ぶが、
ディーターは「テンマのおじさんが言ってた。明日はいい日だって!」と言う。

 テンマはディーターにエルナの孤児院に行けと言うが、ディーターはテンマから離れなかった。

感想

 ディーターが黙ってハルトマンに付いて行ったのは諦めの気持ちもあったろう。
 虐待されている人の心理状態は特殊で、そうじゃない人間には不可解な行動をする。
 夫に虐待されて、せっかく警察に訴えても、又夫と会ったりする様に…。
 
 ヒットラーは昼と夜とでは観衆の反応が違う事に気づき、夜、
たいまつで演出して(違かったっけ)人々を熱狂させた。
 何か火って人の心をくすぐる物がある。

 ディーターにとってはテンマは希望の光だから付いて行くだろうなあ。

 何となくエルナの声が私の想像する声と違う。もうちょいおばさん声の方が良かったな。
 実際には印象と違う声というのはあるんだけど。


お世話になってます
D2_STATION アニメ感想・情報データベース

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デュラララ!!

「デュラララ!!」成田良悟 ☆☆☆☆☆
「プロローグ」「影」「首なしライダー 客観」「首なしライダー 主観」「街の日常 昼」「街の日常 夜」「矢霧製薬 上層部」「矢霧製薬 下っ端の下っ端の下っ端」「ダブルヒロイン 園原編」「ダブルヒロイン 傷娘編」「『ダラーズ』開幕」「『ダラーズ』閉幕」「エピローグ 日常 表」「エピローグ 日常 裏」

ネタばらしまくり。注意!

 矢霧誠二は今日もストーカー女、張間美香の襲撃を受ける。
 何とかドアから追っ払い、いない間にコンビニで買い物。部屋に戻るとドアが開いている。
 美香は見てはならない物を見てしまった。

 文京区某所。チンピラはいつものように仲間と一緒に仕事をしていた。
 しかし今日はバイクに乗ってやってきた影に襲われる。次々と仲間がやられ、チンピラは反撃に出る。
 車に乗り込み影にぶつかる。影がかぶっていたヘルメットがころがる。
 影は首から先が無いのに動き、チンピラを倒した。

 首無しライダーの名はセルティ・ストゥルルソン。「デュラハン」と呼ばれる妖精の一種だ。
 首を求めてこの地に来た。今、彼女は岸谷新羅と暮らしている。彼はもぐりの医者。
 セルティは密航した船で新羅とその父親に出会った。
 新羅の父親は彼女に解剖させてくれたら、居場所を提供しようと言ってきた。
 彼女は新羅の父親に解剖させてやり、今こうして新羅と暮らす事になった。新羅は彼女に仕事を持ってくる。

 南池袋にある共学の私立高校、来良(らいら)学園。
 ここが竜ヶ峰帝人(りゅうがみねみかど)と紀田正臣が通う事になった学校だ。
 帝人がクラスで一番気になったのは園原杏里という少女。小柄で眼鏡をかけた色白の美少女だ。
 放課後、帝人は正臣に池袋を案内してもらう。そこで折原臨也(おりはらいざや)に会う。
 彼は爽やかな顔をした好青年だが、正臣によると関わってはいけない人だった。彼は情報屋だ。

 矢霧波江、25歳。矢霧製薬の第六開発研究部の主任で社長の姪。彼女は矢霧誠二の姉でもある。
 20年前、彼女の伯父が首を手に入れた。美しい少女といった感じのそれは生きているかのようだった。
 3年前、誠二は姉に、その首が好きだと告白した。その時彼女の中に浮かんだ感情は嫉妬だった。

 嶋田という男にもう三時間も殴られているチンピラ。目の前にいる奴らより上の連中の方が怖く、黙っている。
 そこに遊馬崎(ゆまさき)と狩沢、登場。拷問は彼らにまかせられる。
 二人はチンピラの前に電撃文庫を並べ、どれか選んでと言う。
 試しに、シンデレラの絵本があったとして、それを選んだらどんな事する?と聞くと、
ガラスの靴に合うように足を削るそうだ。
 目を瞑って一冊の本を選ぶと、彼らは手鏡を割り、鏡の破片を取って、
チンピラの左目の瞼を無理矢理大きく開かせる。
 あわやと言う時に「止めとけ」という声が。ドタチン(臨也につけられたあだ名だ)こと門田(かどた)だ。
 門田の機転がきいた言葉にチンピラはあっさり白状する。門田はこの集団のリーダー。
 誘われて「ダラーズ」という組織に入った。
 「ダラーズ」はネット上の組織で、門田ですら組織のリーダーを見た事が無かった。

 帝人は帰りに路地で杏里が三人の女子に囲まれてるのを見る。何とかしようとすると後ろから肩を叩かれる。
 臨也だった。臨也の行動に恐れをなして女子どもは逃げる。そこにコンビニエンスストアにあるゴミ箱が飛んでくる。 現れたのは平和島静雄。バーテンダーの格好をしていた。正臣言う所の敵に回しちゃいけない人。
 臨也にうらみがある様子。一触即発の空気に帝人は杏里と一緒に逃げる。 
 彼女としばらく喫茶店で過ごし、別れて家に向かう。その途中、彼は首を一周する形で針の跡がある女を助ける。

 セルティは静雄の言葉を聞いていた。その時パジャマ姿の女が歩いているのを見る。
 その女の顔は覚えがある顔だった。セルティは女の手をつかみ、女は狂ったように叫ぶ。
 静雄がなだめようとすると、後ろからボールペンを突き刺される。矢霧誠二だった。この騒ぎで女は逃げ出す。
 静雄は誠二をやっつける。

 帝人は矢霧波江と対決。「ダラーズ」が現れる。「ダラーズ」はネット上で単なるネタとして始めたものだった。
 しかしそれは次第に大きくなり(臨也が積極的に介入)、いつしか口コミでも広がり始めた。
 帝人は仲間が離れて行っても、必死で演じ続けた。そしてとうとう具現化させてしまった。
 臨也はそれを知っていた。傷娘は張間美香。波江によって首そっくりに整形と化粧をほどこされたのだ。
 波江は首を臨也に渡す。

感想

 見事に壊れ系の人間ばっかりが出ていて、
あまりのすごさに「純文学か?!(何となく純文学の方が壊れを堂々出せる感じがするから。ろくに読んでないけどね)」と思うほどだが、
しっかりライトノベルでエンタメで読みやすい。
 まあ、純文学と言うには登場人物がとっぴょうしも無さ過ぎるが
 (セルティとか、静雄とか。話しも重くも無く、静謐な軽さと言う感じでもなく、やっぱ、もちろん純文ではない)。
 臨也、絶対関わってはいけない人物だと私も思うけど、興味深いキャラ。
 言葉使いも面白く、乗りもよく、やっぱり若い人の純文学(じゃないけど)って感じ。
 ミステリーとか書いても受けるんじゃないかな、この方なら。
 「ダラーズ」が登場する所は、私にとっては「六番目の小夜子」の文化祭のシーンに匹敵します。

 帝人のチャットでの名前は田中太郎。セルティはセットン。臨也は甘楽。

デュラララ!!

さすが「デュラララ!!」面白いサイト
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動機ある者たち 他

「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」
原作:士郎正宗 シリーズ構成・監督:神山健治 ストーリーコンセプト:押井守 キャラクターデザイン:後藤隆幸 西尾鉄也 オリジナルキャラクターデザイン:下村一 メカニカルデザイン:寺岡賢司 常木志伸 音楽:菅野よう子 制作:Production I.G 美術監督:竹田悠介

「動機ある者たち INDUCTANCE」☆☆☆☆☆
脚本:佐藤大、神山健治 作画監督:後藤隆幸 絵コンテ:布施木一喜 演出:竹下健一

 茅葺総理(榊原良子)が出島キャンプを視察して車に乗り込むと、渡された花束から封筒が落ちる。
 その封筒には難民解放機構と書いてあり、何を意味するかわからないマークがあった。
 首相暗殺をほのめかす脅迫状だった。荒巻大輔(阪脩)が呼ばれる。
 中国大使館占拠事件以降、目に付いてきた多数のテロ群の中に、
そのマークが印してある犯行声明文は警察が把握しているだけで今までに7件あり、
南洋新聞社への脅迫状にもそのマークがあった。
 そのマークの事件にはこれといった共通点が無く、それぞれ単独犯をにおわす物だったので、
マークの統一性に気づいたのは最近で、まだ関連性はわかっていなかった。
 9課で総理の身辺警護を行うことになる。

 ニュース映像には茅葺総理が映っている。その前に瞑目し端座している男クゼ(小山力也)。
 彼の前には総理の難民キャンプを一面で報道している各新聞と、一振りの日本刀。
 「予告状についてのリアクションは無しか。
 一旦は難民の解放を口にしておきながら、一向にその行動を起こせぬお前に、
その理念を貫くことは荷が重かったように見える。
 しかるべき制裁を加えることで、お前の背中を押す。だが彼女との密会は、一期一会。
 一度立ったからには、その目的を果たさずして身を引くことは許されない。
 だが目的無く立てば、どのような思想も容易に敗北し、挫折する。我は動機ある者、個別の十一人」
 彼は刀を抜き、画面に刀を向ける。

 さまざまな情報が映し出されている画面の前で新聞の切抜きをしている合田一人(西田健)。
 官房からの情報を受け取る。首相暗殺の件だった。
 彼はうちからも総理に張り付かせ、予告状を出した奴の姿を確認させ、
もし9課の手にそいつが落ちそうになったら、こっちで引き取れと命令する。

 トグサ達はマークについて調べていた。
 トグサ(山寺宏一)の既存のモチーフを使っているのではないかと言う言葉に、
イシカワ(仲野裕)がネットで情報を検索する。
 そこで見つけたのは、このマークはこれで「個別の十一人」と読むと言う事。
 元はパトリック・シルベストルの「国家と革命への省察 初期革命評論集」から来ている。
 「第三身分の台頭」「支配からの脱却」「王朝の終焉」(この三つはフランス革命についてかな~。わからん)
「社会主義への希求」「狂喜前夜」「神との別離」
(この三つはロシア革命?「神との別離」の所に載っている写真はロシアっぽいし)
「カストロとゲバラ」
「虚無の12年」(文革かな~。←間違いでした。「野良犬の塒」を見て、お願い。ポル・ポトでも無いよね)
「原理への回帰」(イラン革命よね)の9編と作者自身が遭遇した「五月革命」の10編でなっている。
 しかし日本で起きた事件を革命と見出せなかった作者がお蔵入りにした幻の一編が、
「個別の十一人」と言うんだそうだ。
 トグサは陸自のヘリ暴走事件のパイロットの部屋にこのマークが書かれたメモがあった事を思い出す。
 そして中国大使館占拠事件の犯人達が名乗った名前が「個別の十一人」である事も。

 トラックを運転しているクゼ。
 「目覚めた同志からのメッセージ。その意味を考えろ。我が闘争の聖典『個別の十一人』。
 あれが何故素晴らしいか。それは彼が五・一五事件を日本の能と照らし合わせ、その本質を論じた所にある。
 能とは、戦国の武士達があらゆる芸能をさげすむ中、唯一認めてきた芸事だ。
 それは幾多の芸能の本質が、既に決定された物事を繰り返しうるという虚像に過ぎないのに対し、 能楽だけは、その公演をただ一度きりのものと限定し、そこに込められる精神は現実の行動に限りなく近しいとされているからだ。 一度きりの人生を革命の指導者として終えるなら、その人生は至高のものとして昇華する。
 英雄の最後は死によって締めくくられ、永遠を得(う)る。 
 それが、シルベストルによって記された『個別の十一人』の内容だ」

 総理がいる部屋に入ってくる草薙素子(田中敦子)。
 彼女宛の小包を荒巻に見せようとするが、総理も見たいと言う。

 トグサ達。評論の内容自体は発見できなかった。
 この評論が取り上げているのは五・一五事件。
 11名の被告達は弁護を拒否し、死刑を覚悟、涙ながらに陳述し、
それを聞いて裁判官も検察も報道も傍聴席も涙を流した。
 公判までは殆ど見られなかった減刑運動が起こり、35万の嘆願書が寄せられ、
11本の指が公判廷へと運び込まれ、世論は最高潮に達した
 (「野良犬の塒」さんによると指は9本だそう。
 浅間山荘事件の時も、俺に犯人を説得させてくれと指を送ってきた人がいたそうだ)。

 小包の中身は11本の指。おそらく廃棄された義体から切断されたもの。

 夜、寺に屏風を運び込むクゼ。

 朝?寺への山道を登るタチコマ(玉川紗己子)三体。 
 「ねぇねぇ。座禅って宗教的意味よりも、むしろ人間の業を雑念から解放する意味合いが強いんでしょ?」
 「僕達で言うと、溜まったキャッシュ上のデータを消去するって事かもしれないね。
 それと並列化を足したような意味かな」
 「じゃあ、座禅を組んでる人と繋がったら、悟りがダウンロードできちゃうかも!」「うん!」
 いつもながらに楽しい会話。

 寺で座禅をする首相。9課は本堂には入れない。代わりに首相は素子とインターセプターで繋がる事を同意した。  首相の前に現れる日本刀を持ったクゼ(光学迷彩使用)。光学迷彩を解く。 「正義は我にあり。消去!」
 日本刀を振りかぶり、首相に振り下ろそうとするクゼ。素子がクゼに発砲。
 体に弾丸が何発も撃ち込まれているのに、クゼは全然傷ついた様子が無い。
 再びクゼが首相に振り下ろした刀を銃で受け止める素子。
 バトー(大塚明夫)が現れ、クゼは屋根を突き破り逃げる。
 タチコマ達が屋根に現れるが、クゼはものすごいジャンプ力を示し、光学迷彩で消える。
 荒巻達に「申し訳ありませんでした。もしあなた方がいなかったら今頃は…」と言う首相。
 「どうかしら?犯人に殺す意志がなかっただけかもしれない」と厳しい顔で素子。
 彼女の言葉に驚きを示す首相と荒巻。その場をそっと去る男。クゼが作った天井の穴を見上げる素子達。

感想

 有難う、攻殻機動隊PKI-BーWiki
 セリフが書いてあって助かります。自分でセリフを聞き取り、書くのは骨だ。

 金城武をモデルに作られたと言うクゼ。金城よりカッコイイ。
 金城って結構男から見た良い男の代表なのね(もちろん女から見てもハンサムだが)。
 二・二六も五・一五も今から見れば立派なテロだけど、あの頃は結構同情的だったのよね。
 あの頃の兵士は地方出身者が多く、地方の現状を憂えたって聞いた事があるけれど、
いつものようにちゃんと調べたわけではない。
 殺された人達、別に悪くは無かったから、やっぱあまり同情できない。
 「個別の十一人」ってネットでゆるく繋がってるのかな。合田一人達は何を考えているのかな。

「潜在熱源 EXCAVATION」第6話 ☆☆☆☆☆
脚本:藤咲淳一、神山健治 作画監督:浅野恭司 絵コンテ:下司泰弘 演出:河野利幸

 壊れた義体を前にして立つトグサと荒巻。この義体はエネルギー省を脅迫したという男の物。
 脳殻に確実なダメージを与えるように轢かれた可能性が高く、事故に見せかけた他殺らしい。
 しかし事故を起こしたトラック運転手は居眠り運転で記憶が無いと言う。
 義体は2902式トヨダケミカル製、脳殻はデルモ式改。型落ちながら新品の国産機種。
 外装は市販の標準モデルで、顔はオートクチュール。脳殻にある刻印に注目するトグサ。
 旧首都の新宿区(大戦で水没)のマークで、脳殻はガラスと鉛でコーティングされていた。
 男の所持品はルポライターの連絡先が書かれてあるメモとマリッジリング。

 カウンターのある店でルポライターの三橋タカシ(乃村健次)に会うトグサ。
 連絡は東京の公衆端末から、証拠として送ってきた物は真っ黒く感光しているフィルム
 (今時フィルムを扱える人は少なく、デジタルデータより証拠になる)。

 東京、気持ち良いほど晴れ。
 半袖のトグサ、残留放射能が気になるらしく、ガイガーカウンター付き腕時計をチェック。
 タチコマがポッドに入れてあげても良いと言うが、断るトグサ。

 ゴチャゴチャとした露天街。タチコマにとって気になる物が一杯。
 トグサが男の写真を見せて街の人に聞いていると、声をかけて来た男(坂口候一?)が。
 彼によると、この男は知らないが、4,5日前に物騒な顔した黒スーツの男がこの男について聞いてきて、
ついさっきも若いネーチャンが寄せ場のあたりでこの男を捜していたそうだ。

 コタンカンジという男について街の人に聞く女(林原めぐみ)。相手は知っていると言って彼女を導く。
 彼女の後をそこにいた二人の男もついて行く。それを見守る黒いきちっとした服装の男二人。
 そして寄せ場に来たトグサも女に気づく。一方店にあった脳殻を堪能したタチコマ。
 トグサを見つけようとするがどこにもいない。トグサに繋いでおいた糸も切れていた
 (バトーは「さん」付けで、トグサは「君」付けなのね)。
 路地裏で男三人に囲まれる女。
 その時強化版メリケンサック(?スタン機能付き?)を付けたトグサが彼女を助ける。

 小汚いホテルの一室。荒巻に連絡するトグサ。
 女、アサギルリコは写真の男をコタンカンジと認め、指輪もコタンの物だと言った。
 彼女は難民支援のNGOに参加し、関東招慰難民居住区にいたコタンカンジと知り合った。
 一週間前に別れを告げるメールが届き、彼女は秋田から捜しに来たのだ。
 ピンクの携帯と二つの指輪を置いて、シャワーを浴びている彼女。
 シャワーを終え、バスローブを纏い、トグサの横に腰を下ろす。
 コタンはIDを取得しようとしたのだが、義体が規格以下で審査を通れなかった。
 しかしニイハマで見つかった彼の義体は国産品。彼らの部屋の前の路地には窓を見上げる人影。
 寄せ場を洗ってみる事にする二人。

 荻窪駅前。人が一杯。人の名前が書き連ねてあるPDAを持っている男(手配師 辻親八)。
 一月くらい前、ウチカンナナ(水没している)に行く気のある奴にはただで義体をくれると言う話しがあったそうだ。
 周りの人間に、例のただで義体がもらえる場所を知っている奴はいねえかと男が声をかけると、
周りと違う顔つきでこっちを見ている男(古本新之輔)がいる。
 その男はトグサと目が合うと逃げる。
 行き止まりに追い詰められ、男は公園でトグサとルリコに知っている事を話す。
 仕事は黒松電設のもので、戦争で埋まった施設を掘り起こすという事だった。
 大深度地下まで潜るので全身義体は必須。彼はコタンと一緒に「ネッコウ」とかいう作業をやった。
 彼が全身義体では無いと聞いたコタンは、ここを出ないと死ぬと言った。
 しかし彼は金が欲しく、そのまま作業を続けた。
 コタンはフィルムを渡し、これが黒くなったら逃げ出せと言った(放射線に被曝すると黒くなるのかな)。
 突然サイレンが鳴り、ひどい状態の技術者が担架で運ばれて行って、黒づくめの連中が入って来、
彼とコタンは逃げた。
 逃げ切れなかった連中は鉄の扉に閉じ込められた。
 コタンは、トンネルの奥で見た物を世間に広めなけらばいけないと言っていた。

 ウチカンナナ。陸自がいた。男に案内された地下鉄跡に入っていく二人。ビルから影が見つめる。
 階段の先には巨大な縦穴。穴にコンクリート(?)を流し込む作業をしている。大勢の作業員。
 「フィルムバッジの着用を忘れずに」と書かれてある足元にあった板(?)には「東京原子力発」の文字。
 ガイガーカウンターを確かめると458と言う数字が…。現れる二体のアームスーツ。トグサ達を追う。
 エレベーターで逃げ、廊下の先の扉を開くと、海上のはるか上。
 手を上げてアームスーツに対峙するとタチコマが助けに来る。
 そこは廃墟の、二つのビルから煙(湯気?)を上げている東京都庁。3台のヘリが来る。

 荒巻に報告するトグサ。
 報告を終えると、通りすがりの人が抱える新聞に、
コタンと一緒に作業をしていた男が解体されていたという記事が載っているのを見る。
 ハッとするトグサ。新幹線(?リニアらしい)に乗って行ったトグサを見送る黒シャツ。
 トグサが携帯をかけると、駅のプラットフォームに置き捨てられたピンクの携帯が空しく鳴り続ける。

感想

 荒巻は軍は事情を把握していないと言っていたけど、じゃあ、あの陸自は何?
 都庁の下に原発作ったのは、原発は絶対安全と言い切った石原都知事か
 (「野良犬の塒」さんによると原発には大量の水が必要で、戦後に作られたんだろうとの事)?
 原発掘り起こして、核でも作る気?もしかしてトグサ、被爆したんじゃないかな。大丈夫?

 半ば水没している廃墟の東京は魅力的でした。

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攻殻機動隊の日本地理

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鬼が来た!

「鬼が来た!」中国 2000年 ☆☆☆☆☆
監督・製作・共同脚本:姜文(チアン・ウェン) 原作・共同脚本:ユウ・フェンウェイ 共同脚本:シー・チエンチュアン、シュー・ピン 撮影:クー・チャンウェイ 音楽:ツイ・チエン、リウ・シン、リー・ハイイン

最後まで書いています。注意!

 1945年、日本占領下の中国、掛甲台(コアチアタイ 日本軍の砲台がある)、夜更け。
 マー・ターサン(馬大三 姜文)はユィアル(チアン・ホンポー)と良い事をしていたら、戸を叩く音がする。
 マーが「誰だ」と聞くと「私だ」と答える外の人(はっきり示されないが、八路軍<共産党>なんだそうだ)。
 と言ってもマーには誰だか分からない。戸を開けると銃を突きつけられ、目をつぶれと言われる。
 でかい荷物を預けられる。日本軍には見つかるなと言う。
 へまをしたらお前を殺す、尋問をしておけ、三十日の日に迎えに来ると。荷物は人間二人だった。
 村人に相談するマー。とりあえず預かる事にし、二人を尋問する。
 二人は日本人、花屋小三郎(香川照之)と通訳トン・ハンチェン(ユエン・ティン)だった。
 花屋の言うひどい言葉を全然違う言葉にする通訳。

 しかしいつまで経っても迎えは来ない。
 それに二人は機会があれば逃げようとして、村人にとっては頭痛の種だった。
 ウー隊長(国軍)は日本人など知らないが処置しろと言っていたと言うので、殺す事にする。
 誰もが殺し役をいやがり、マーがする事にしたが、結局殺せなかった。人に頼む事にする。
 マーは伝説の剣客リウ(陳強)を連れてくる。
 リウは一太刀で殺せる事が誇りなのにそれが出来ず、もうそれ以上やろうとはしなかった。

 殺されるのがいやになった花屋は解放すれば穀物二台分渡すと提案する。もう半年経っていた。
 マー達はその提案を受け入れる事にする。
 花屋に自分達村人は彼らを助け、親切に扱ったという誓約書にサインさせる。

 元の隊に帰る二人。
 酒塚猪吉(さかつかいのきち 澤田謙也)隊長は花屋が約束した以上の穀物を渡し、
村人全員を招いて宴会を開く。
 マーは実家に帰っていたユィアルを迎えに行く。
 宴会は楽しく進んだが、隊長が花屋に銃を向けてから雲行きが怪しくなる。
 花屋は腐敗分子だから誰か撃ち殺せと言うのだ。半年も帰れなかったのはおかしいと。
 村人への疑惑を口にする隊長に、村人の一人が彼をなだめようと肩を叩き、頭をなでるのを見て、花屋が切れる。 村人を殺す花屋。それをきっかけに日本軍は村人を、老人も女も子供も皆、殺してしまう。
 村に火を付けさせる隊長。
 「天皇陛下、万歳」と叫んで自決しようとした花屋を隊長は止める。戦争は終わっていたのだ。
 小舟から呆然と燃え上がる村を見つめるマーとユィアル。

 トン・ハンチェンは売国奴として処刑される。それを見届けてから日本人の捕虜収容所に行くマー。
 煙草を買いに来た日本人を襲い、もう一人の日本人を追いかけ、捕虜収容所の中に入るマー。
 日本人を襲い続けるが、取り押さえられる。
 国軍のカオ少佐(胡大為 デイヴィッド・ウー)はマーの処刑を酒塚に命じる。酒塚は刀を要求し、花屋にやらせる。 花屋の手によって斬首されるマー。

感想

 日本人にはきつい映画ですが、良かったと思います。
 ユーモアもあるし、日本人をとりわけ悪く描いているわけではないし。
 外国の映画で日本人を見ると違和感があったりするけれど、これは無かったです。白黒できつさが薄れました。
 頭が切り落とされてからカラーになるなんて面白いですね。

 監督は「太陽の少年」の監督で、「芙蓉鎮」「紅いコーリャン」のヒーローだそう
 (「芙蓉鎮」の彼の役、とても好きでした)。
 原作は「生存」と言う題名。音楽を担当したツイ・チエンは有名なロック・ミュージシャン。
 2000年カンヌ国際映画祭グランプリ受賞。

 香川さん、「きゅうめいびょうとう24時」より、こちらのひねった役の方が似合ってますね。
 でも、普通人の役も重要には違いないです。

 武器は日本兵の物で名前が書いてあったりしたそう。
 通訳役の方は本人もあんな感じなんだそうで、始終しゃべっていて、
監督に「少し黙ってろ!」「おまえは悲しい人生がどういうものかわかってない!」と言われていたそう。
 日本語のセリフは香川さんと通訳達で話し合って監督(日本語は分からない)に聞かせ、
監督が中国語とつき合わせて決めたそう。

 「私」が共産党軍だと言う事はわかる人にはわかるらしく、だから中国政府はこの映画の再編集を要求し、
監督が無視したため中国では上映できないんだそうだ。

 最後の宴会場面に疑問を感じている方々が多かったけど、私は全然違和感がありませんでした。
 実際村人が親切に花屋に接したなんて、信じがたいだろうし、戦争が終わった事への複雑な気持ちもあったろう。
 あらかじめこうする事を決めていたとは思わないけれど、どこかで予感していたという感じかな。
 花屋も銃を向けられた異常な状態で、ただでさえ緊張状態にあり、
無礼な中国人(実際中国人は妙になれなれしいらしい。日本人は世界的にも否フレンドリーな国民性だし)に切れたのだろう。
 あの隊長、ちょっとしたカリスマだし。

鬼が来た!
中国魅録―「鬼が来た!」撮影日記

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Chez Deguchi

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命と希望が蘇る街へ!

「命と希望が蘇る街へ!」救命病棟24時 第3シリーズ 最終回 ☆☆☆
脚本:福田靖 演出:若松節朗 音楽:佐橋俊彦

 地震発生後63日目。東京都中央病院では食中毒の患者で溢れかえっていた。
 医療スタッフの三分の二が食中毒にかかり、黒木春正(香川照之)は対応をせまられる。
 自分がしっかりチェックしていなかったから皆が食中毒にかかったのに何も手伝えない事に忸怩たる思いを抱え、その思いを日比谷学(小市慢太郎)に訴える河野和也(小栗旬)。
 しかし「遊んでる暇があったら仕事しろ」と突き放される。
 黒木は応援の医療スタッフを政治家の寺泉隼人(仲村トオル)に頼む。
 寺泉は官僚の三上健一郎(近江谷太郎)に頼み、4、5日かかると言われる。
 その事を寺泉から聞かされた黒木は五日間、1時間弱しか寝られない事になるとスタッフに言う。
 食中毒で倒れた医師の担当の患者、立松幸夫(左肺切除 菊池均也?)は黒木が担当する事にする。
 立松は過剰なほど早く治そうと頑張っていた。彼は郵便局員だった。
 現金書留は宛先の住所が無くても簡単に差し戻す事が出来ず、
一生懸命捜して渡すと相手はとても喜んでくれる。
 ペットボトルの入った小包を抱えてエレベーターの壊れたマンションを登らなければならない事もある。
 だから早く体力を付けたいと彼は言う。

 五日経っても来ない医療スタッフの件を三上に質す寺泉。三上は寺泉に反撃する。
 今回の震災の経済的損失は国家予算の1.5倍。今、日本は存亡の危機に立たされている。
 しかし官僚が仕事をしようとしても、議員の先生方が邪魔をすると。去っていく三上。

 一方、全身熱傷患者の高槻信(宮川宏介)は細菌に感染し、危ない状態になる。
 その事を彼の両親に告げる小島楓(松嶋奈々子)。
 「私は信君の生命力を信じてます。人間には元々健康体に戻ろうとする強い力があるんです」
 その言葉を聞いていた進藤一生(江口洋介)、思う所があったのかパソコンに向かい、
神戸日日新聞のページを開く。

 寺泉が東都中央病院に行くと、瀬戸(?)と言う鉄道の復旧作業中に重機の下敷きなった人が運ばれてくる。
 彼の同僚(相島一之)によると仙台から来て毎日毎日働きづめだったそうだ。瀬戸は結局亡くなる。
 俺達がどんなに頑張ったって東京の復旧は無理なんだと同僚は嘆く。

 額がとても広い郵便局員(西村雅彦)が進藤先生に封筒を届ける。
 それには神戸の震災後すぐの写真と、今の写真が入っていた。それを病院の壁に貼る須藤昌代(鷲尾真知子)。  皆それを見て、頑張る気持ちになる。

 信君、峠を越える。寺泉、医療スタッフ手配に成功する。

 病院に子供達の絵を飾る和也と青木杜夫(小須田康人)。
 それを娘の千尋(福田麻由子)と木村省吾(広田亮平)君と一緒に見ている寺泉。
 張り出された娘の絵には「パパ大好き!!」と書かれてあった。
 選挙で取った32万票より、
たった一人に好きだと言われる事がこんなに嬉しいとは思わなかったと黒木に言う寺泉。
 震災の前は言われた事が無いんだそうだ。

 2年後、新しい医療スタッフとして現れる和也。
 そこには看護師になって、ここで働いている磯部望(京野ことみ)もいた。
 しかし進藤は又、海外で医療を行っていた。

感想

 私にとってこのドラマは日比谷先生&政治家、寺泉への萌えドラマだったような…。
 あんな風な事言って、会議を出ちゃって、大丈夫かな~、寺泉は。真面目にやろうとすると政治家の道は厳しい。

 官僚はどうしても自分達の権益を手放す事が出来ず、放って置くと官僚が増えるだけになっちゃうから、
改革を行うにはどうしても政治家が必要なんだよね。
 でも確かに官僚に本来のではない仕事を押し付ける政治家がいるんだよね。
 黒木先生、自分の出身大学の伝手を頼ってスタッフを送ってもらったほうが良かったんじゃないかな。
 政治家も結構何でも屋さんね。

 東京って何度も大災害を潜り抜けてきている。東京大空襲も関東大震災も、その前だって。
 潜り抜けられそうに無いのは、温暖化による海面上昇かな。オランダのように壁を作るかな。

 私は眠れないと機嫌が悪くなる(誰でもそうだが)ライオンさん。ろくに眠れないのは耐え難いな。
 医療ミスが出る可能性もあるし。気力でどうにかできるものでは無いし。
「救命病棟24時」オリジナル・サウンドトラックIII

関連サイト
DAY@LINKの思うこと/ウェブリブログ
どらまにあ

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プロポーズ!

「プロポーズ!」不機嫌なジーン 第10話 ☆☆☆
脚本:大森美香 演出:初山恭洋 音楽:小西康陽

 山本光(陣内孝則)に言われて「森林における生物生産力の測定」の研究をする蒼井仁子(竹内結子)だったが、動物達の食べ跡(一種のフィールドサイン)を見て面白い事を思いつく。
 食べ跡や足跡を見れば生物の数がある程度分かるという発想だ。がぜんやる気が出る仁子。
 森での研究には神宮寺潤(小林聡美)がピクニックがてら来てくれるが、
後から若狭宗夫(平山広行)や佐々木京太(小林俊)も手伝いに来てくれる。
 男女の比率が一対一になったと数学的に喜ぶ教授。
 しかし仁子といちゃいちゃしたい南原孝史(内野聖陽)は不満がたまっていき、エゴと戦う。

 レポートは期限より少し遅くなってしまう。
 期限切れを理由にこれからの就職先を考えた方が良いと言う山本事務長。しかしレポートを読み瞠目する。
 南原も仁子のレポートを読み、事務長に会いに行き、仁子のレポートの事で釘を差す。

 干拓の事で農水産省の大臣(勝部演之)に会いに行く勝田隼人(オダギリジョー)達について行く仁子。
 そこには工事を進めろと言う団体もいて、大臣が出てきた事により、混乱はピークになり、
仁子は押されて、後ろにあった花瓶ごと倒れ傷ついてしまう。
 浜口剛(田中要次)以外誰もその事に気づかない(えらいぞ、浜口。よく気が付いた)。
 大臣は学者達のアセスメントで許容しうる範囲内という結果が出たから工事をしたんだと言う。
 仁子はそれを聞き、科学者達の生態系に大きな影響を及ぼすという調査報告書を、
誰かの手で許容しうると書き換えられたのだと訴える。
 血が止まらない仁子は教授を呼んでと勝田に強い調子で言う。病院に駆けつける南原教授。
 傷は大した事が無かった。しかし怖かったと泣く仁子。泣く彼女を抱きしめる南原。勢いでプロポーズする南原。
 ノーと一度は言いかけるが結局イエスと言う仁子。

 南原教授、やっぱり可愛い。ジャージの自分と話すシーンとか彼のコミカルシーンは好き。

 研究結果を歪めるなんてあってはいけない事だけど、予算が握られてればありうるかなと思いました。
 全体を考えてバランスよく決めた方が、結局は目先の利益より利益になると思うけど。
フジテレビ系・月9ドラマ「不機嫌なジーン」オリジナル・サウンドトラック

筋が詳しく書いてあります。
どらまにあ
どらま・のーと

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インソムニア

「インソムニア Insomnia」2002年 米 ☆☆☆☆
監督:クリストファー・ノーラン(Christopher Nolan) 脚本:ヒラリー・サイツ(Hillary Seitz) 撮影監督:ウォリー・フィスター(Wally Pfister) 音楽:デビッド・ジュリアン(David Julyan)

最後まで書いています。注意!

 アラスカの田舎町ナイトミュート。
 そこで女子高生ケイが全裸のまま袋詰めの死体になってゴミ置き場から発見された。
 LA市警察からウィル・ドーマー(アル・パチーノ Al Pacino)とハップ(マーチン・ドノバン Martin Donovan)が来る。
 町は今白夜で、ドーマーは眠れない。

 女子高生のバッグが発見される。
 バックを捜していると言う情報を流し、バッグが見つかった場所に張り込み犯人を捕まえる事にする。
 犯人が来たが、サイレンが鳴って犯人が気付き、逃げ出す。
 ドーマー達は追うが、霧が出てきて周りがよく見えない。
 前の方の人影をドーマーが撃ったら、それはハップで彼は死んでしまう。
 ドーマーは犯人が撃った事にする。
 ドーマーは内務捜査官に疑われていて、ハップは内務捜査官に応じるつもりだった。
 しかしこの事もあってますます眠れなくなる。

 犯人からドーマーに連絡が来る。彼がハップを撃ったのを知っているというのだ。
 犯人はミステリー作家のウォルター・フィンチ(ロビン・ウィリアムズ Robin Williams)。
 恋人に殴られ彼の元に慰めにもらいに来た彼女にフィンチがキスをしたら、彼女が笑って、それが耐えられなくて、ついには殴り殺してしまったのだ。
 彼はドーマーに取引を申し出る。
 警察は作家と女子高生の繋がりを知り、彼を事情聴取するが、彼の証言により、
女子高生の恋人のランディ(ジョナサン・ジャクソン Jonathan Jackson)を逮捕する。
 眠れないドーマーは部屋を暗くするために悪戦苦闘し、それが他の客の苦情になり、
ロッジのマネージャー、レイチェル(モーラ・ティアニー Maura Tierney)が現れる。
 彼は彼女に告白する、犯人を有罪にするための証拠が無く、証拠を捏造した事を。
 彼女は自分にはあなたをあれこれ言う権利は無いと言う。
 地元警察のエリー(ヒラリー・スワンク Hilary Swank)が作家の別荘に行く。
  ドーマーもそれを知り、別荘に向かう。
 作家はエリーの疑いに気付き、彼女を殴って失神させ、部屋に閉じ込めるが、ドーマーがそこに現れる。
 ドーマーとフィンチの争いになり、その間に気づいて窓から部屋を出るエリー。
 二対一になり、もう一つの小屋の方に逃げるフィンチ。エリーはドーマーにも銃口を向ける。
 彼女はハップの事件の犯人をドーマーだと気づいていた。
 わざとやったのかと聞かれ、今では自分でもわざとなのかそうでないのかわからないと言うドーマー。
 フィンチがライフルを撃ってきて、ドーマーはエリーに援護射撃をやらせ、自分はこっそり小屋に向かう。
 後ろから現れたドーマーを撃つフィンチだが、彼も撃たれて死んでしまう。
 死にそうなドーマーを抱えながら、ハップ殺しの証拠の品を湖に投げ捨てようとするエリーだが、
ドーマーはそれを止め、ここに来てようやく(永遠の?)眠りにつくのだった。
 
 雰囲気は良い。風景は素晴らしく美しい(寒そうだが)。
 最後が綺麗に決まっていて、おかげで(私の中の)点数が高くなりました。

 1997年製作のノルウェーの同名映画のリメイク。ステラン・スカーシュゴードが主役。
 ナイトミュートはカナダのブリティッシュ・コロンビア州の木材運搬の町スカミッシュ。
 フィンチの住む架空の町ウムカミウトはバンクーバーのポート・アルバニーで、
貯木場のシーンもそこで撮ったそうです。

 ロッジのマネージャー役のモーラ・ティアニー、どこかで見た事があるとずーっと考えてたんですが、
「ER」に出演していました。

 なかなかハンサムな殺された女子高生の恋人役のジョナサン・ジャクソン。1982年5月11日生まれ。
 173センチ。兄が演技をしてそれに続いたんだそうです。ソープ・ドラマ、ゼネラル・ホスピタルに出ていました。
 ベジタリアン。父親は皮膚科の医者。16歳で高校卒業。2003年6月21日に息子が生まれている。
 奥さんはゼネラル・ホスピタルに出ていた9歳年上の女優。
IMdb

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映画の精神医学
Chura’s Cafe
映画で世界を旅するブログ

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神々の世界

「神々の世界」谷口裕貴 SF Japan 2004年 冬期号より ☆☆☆

最後まで書いています。ネタばれ、注意!
 
 熊巨人は厳しい寒さの中を歩く。女王の拝謁を賜るために。途中、焚き火を見つける。子鼠の男の焚き火だった。  熊巨人は彼の馬を喰らい、彼の水を飲む。子鼠も熊巨人同様、女王に会おうとしているのだ。
 子鼠は熊巨人について行く。
 熊巨人は腕翼人や火炎人に襲われたりしたが、子鼠の助けもあり、無事女王に会える。
 しかし子鼠が突然女王に「要求、コマンド」と叫び、パスワードを打ち込むが、失敗する。子鼠は熊巨人に殺される。

感想

 やはりこの方、筆力が結構あると思う。様々な異形の住人がいて面白かったです。この世界の仕組みも面白い。  大勢の人口を支えられる場所では無い故の仕組みなのだろう。

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The Scripture

「憑依都市 The Haunted The Scripture 聖典」SF Japan 2004年 冬期号より ☆☆☆☆
山田正紀 牧野修 津原泰水 森奈津子 瀬名秀明 吉川良太郎

ネタばれ!最後まで書いています。

「高橋真理男 使徒言行録」
 「稀薄化ー空虚化現象」の原因は何なのか。
 空虚後4年に完成された量子コンピューターによって地獄(イオ・ミヒ)の存在が実証され、
擬似的に「明在系・意識ーホロムーヴメントと暗在系ー内臓秩序とを接続(アクセス)することが可能になった。
 量子コンピューターによって明在系と暗在系とを接続された人間が観測する世界はマヤ・ラインと呼ばれることになる。
 マヤ・ラインーすなわちmayaは、ギリシア語で「幻想」を意味する。

「温室の兄妹 源・福音書」
 ぼくは双子の妹と共に児童養護施設で育った。ぼくが八歳の時、熱心に温室の手入れをしていた園長が亡くなる。 ほとんどほっておかれた温室をぼくは世話した。

「漁師王 外伝」
 量死世界(マヤ・ライン)の岩礁(ロック)に現実世界(シン・ライン)の波(ウェイブ)が繰り返しおしよせているが、
岩角の一片すら削ることができずにいる。
 ティンカーよ、おまえはたんなる比喩と言うのか。そうであれば、おまえはおれに勝利することはできない。
 銃刀法登録サイボーグほど危険な存在はないが、この量死世界では何の力も無い。
 スケアクロウのヘッド・ドロシーへの報告書が聞こえてくる。

「スケアクロウ使徒言行録」
 ユダヤ人街はティフォージュ城の七階から上にある。そこでは壁画を丁寧に保存し、記録している。

「アダムの異言 共観福音書」
 空虚点。日本語を母国語とする人間たちは稀薄者(ペール)となった。
 それをわたしが計画に参加したACE,量子コンピューターが救う。

「漁師王 外典」
 おれのように一度は量子コンピューターに接続され、正気を保っている人間は漁師(フィッシャーマン)と呼ばれる。 量死世界に侵入した現実世界が量子的に記述される。
 斐坂(いさか)という男が夏の暑さの中を歩いているのを感じる。

「Q市風説 共観福音書
 」おれはQ市にフィールドワークに来ている。都市伝説の分布と猟奇犯罪発生率の相関関係を調べに。

「漁師王 外典」
 斐坂の姿は遠のき、ティフォージュ城が見えてきて、スケアクロウの言葉が…。

「スケアクロウ使徒言行録」
 Q市にある政府の稀薄化現象研究施設タカマハラは、五年前に起こった事故によって変容した。
 凡庸なビルディングが一夜にして古城に変貌したのだ、この現象は城化現象(シャトリザシオン)と呼ばれている。 城はジル・ド・レ公の城ティフォージュ城だ。ジル・ド・レ公の憑依者がビルを城に変貌させたのだ。

「Artaverseー適合宇宙 共観福音書」
 お兄様が亡くなってから三年になる。教えて。お兄様は私を欲しい?

「漁師王 外典」
 この量死世界はおれのものだ。
 そのおれの世界に耳障りにもドロシーの歌う「Over The Rainbow」が聞こえてくる。
 スケアクロウ、ティンカー、レオン、そしてヘッドの名はドロシー。
 これらのコード・ネームを持つエージェント達が外組織(アウトプット)を嗅ぎまわっているから歌が聞こえてくるのだ。 おれの名はOZ。暗殺者の中の暗殺者。
 ある日組織(タカマハラ)の上位組織(アマテラス)のサブ・マネージャーが訪ねてきた。
 おれたちは下部組織(ツクヨミ)のエージェント。

「アダムの異言 共観福音書」
 我々はイオ・ミヒの完全理解のため、人間のペール化を阻止するため、言語を逸脱した言語の創造を試みた。
 人工的に作った脳腫瘍を移植された人間が作り出す新しい言語<アダムの異言>。
 それはイオ・ミヒにかかわる力を持っていた。

「漁師王 外典」
 空虚点(グラウンド・ゼロ)以降、稀薄者(ペール)すなわち若い世代の引きこもりが増加し、
顕在者(ペル・ソナ)すなわち理由なき兇悪暴力事件が増加した。
 この事に対処するために「タカマハラ」という研究機関が設立された。
 空虚後四年、完成した量子コンピューターが地獄(イオ・ミヒ)の存在を立証し、そこから想念(ルーラ)が出てきて、空虚者(エンプティ)に憑依し、怪物化した。
 「タカマハラボ」で空虚者(エンプティ)への憑依現象を観測していたら、被験者にジル・ド・レが憑依し、
「タカマハラボ」はティフォージュ城になり果てた。
 ジル・ドレの被・憑依者の名はサイトという。
 「ツクヨミ」の仕事は量死世界に潜行し想念(ルーラ)を丹念に潰していく事である。
 ペールにルーラが憑依したペル・ソナを斃すのもおれたちの仕事だ。
 そして「タカマハラ」と利害が反する組織と争うのも…。
 サブ・マネージャーの女はジャンヌ・ダルクを追ってほしいと言う。
 ジル・ド・レを追っていたイギリス情報部のエージェント達がジャンヌ・ダルクと称する少女に全滅させられた。
 だからジャンヌ・ダルクを追えばジル・ド・レに出くわすのではないかと。

「Artaverse-適合宇宙 共観福音書」
 私はSSSに編入した。美優は私がBdg.10(ビルディング・テン)に入った事を喜んでいる。
 美優は一生あの町で暮らすのだろうが、私は違う。

「漁師王 外典」
 「聖典」すなわち「Artaverse-適合宇宙 共観福音書」「アダムの異言」「Q市風説 共観福音書」。
 その原典に当たる「温室の兄妹 源・福音書」。
 聖典を調べようとすると必ずジャンヌ・ダルクが現れるという噂がある。
 そして「温室の兄妹 福音書」を追っているどこかの組織のエージェントがドロシーという女をヘッドにしたスケアクロウ、レオン、ティンカー達。
 ドロシー・チームと相関関係にあるおれ、OZに原典を探せとご宣託(プロファイリング)されたのだ。

「スケアクロウ使徒言行録」
 わたしは五年前のペル・ソナ事件で脳に物理的に損傷を負い、
<チューニング>という薬物と外科手術による脳補強技術のモルモットになって以来、
言語以外で思考する事が出来ない。
 自分の行動も逐一文章化して記憶する。15時にティンカーと待ち合わせ。

「Artaverse-適合宇宙 共観福音書」
 私は選ばれた人間だ。ウロボロスの技術を使えばお兄様を再生することもできるだろう。

「漁師王 外典」
 現実世界のティフォージュ城にあって、おれは三人のエージェントを斃さなければならない。

「Artaverseー適合宇宙 共観福音書」
 SSSの高等部に編入したときから、Bdg.1(ビルディング・ワン)初代総長の高橋真理男の話は聞いていた。
 彼がQ市内の病院にいることを知り、私はボランティアとして彼に会いに行く。
 高橋は「地獄が、地獄が」と譫言(うわごと)を呟いていた。

■壁男が、ハッ、地獄か、と嘲るように言う。

「アダムの異言 共感福音書」
 それは一言で言えば地獄ですよと高橋は言う。

「Artaverseー適合宇宙 共観福音書」
 高橋はひどく汚かった。よだれを垂らし、食べたものを私の服の上に吐く。
 先週は車椅子で移動中に急に暴れ出した。頭がおかしくなっていても尿意だけは周りの人に伝えたいらしい。
 高橋は言葉をつむぎ続ける。「……違う、私は正気だ、私にもう一度《ACE》を…!」

■壁男が凄まじい早口で話し始める。

「アダムの異言 共感福音書」
 サイトは脳腫瘍移植者の一人になるはずだった。サイトはSSSの生徒ではない。
 ペールの一人だ。サイトは椿という名の少年と仲が良かった。ある日、椿は白髪の男性と一緒にいた。
 そして二人は消え去ってしまった。今、わたしの下半身は石壁に封じ込められている。
 高橋は足首から下が床に埋め込まれていた。

■気が付くと、壁男=スケアクロウの姿は消え失せていて、次なる福音書が始まっていて…

「Artaverse-適合宇宙 共観福音書」
 私はレポートを完成させると偽ってBdg.10のB3Fに入った。そこでシスター・シャルロットに声をかけられる。
 彼女に連れられてB13Fに行く。そこには圧倒的な数のカプセルがあり、すべて全裸の老人が収まっていた。

■ティンカーは死んだ。次に狙うべきはレオンだろう。波動関数が変わる。波が…波、ぼくは妹の名を呼んだ。
 ぼくはビルから身を投げた。
 あとには、抜け殻と化した肉体だけが残って…屍体を見た…初めてこの都市に滞在した昨夏、
路地でまっ白な屍体を見た。
 …死ぬ…選ばれた人間は…死なない…もちろん、私たちは選ばれた人間だ。
 靫蔓のためにビニールハウスを用意しなければならない。お兄様が縮まないように。
 縮まないで…縮んで…崩壊して…崩壊ではなしに変容して…二年前にタカマハラは事故によって変容した。
 原因は不明だ。だが、いつしかそのことを無条件に受け入れざるをえなくなる。

「スケアクロウ使徒言行録」
 ド・ゴールの憑依者だと自称する男が話しかけてくる。

「漁師王 外典」
 おれのなかでは量死世界に散開している「ザ・スクリプチャー」が現実世界と相似のものとして意識されている。

「Q市風説 共観福音書」
 潮と呼ばれる女は崩れた。

「漁師王 外典」
 おれは量死世界で拾った「Artaverseー適合宇宙 共観福音書」の最後の一節を斐坂に渡した。

「Artaverse-適合宇宙 共観福音書」
 お兄様、今日一晩だけ、このページを開いておくから、見たら返事を下さい。しるしを、ここに。

「スケアクロウ使徒言行録」
 ティンカーが殺された分、わたしが働かなければならない。ジャン=ジャック・ヨハネスという男に会う。
 助手の少女はジャンヌ。クリスマス、図書館でジル・ド・レ公について調べる。そしてわたしはレオンに撃たれた。

■「夕方、海の反対方向から風がふいてきたとき、風上にお城が見えたら、息をとめたまま風がやむのを待つか、
赤いものを見つけてつかまないと、三日以内に死ぬ」
 …死ぬ…屍体を見た…路地でまっ白な屍体を見た。…斐坂が…おれが…死んでいるのを見た。
 この都市には吸血鬼がいる。あのサブ・マネージャーの女の名は波。おれはジル・ド・レに捕まる。

「温室の兄妹 源・福音書」
 ぼくの靫蔓は、波の靫蔓に含まれた。波、波。

感想

 「シュレーディンガーの猫」と聞くと拒否反応を起こしたくなるほど量子物理学はさっぱりわからない。
 もちろんこの話もさっぱりわからないのだが、雰囲気が良かったので…。
 内容をちゃんと把握してないので、あらすじもめちゃくちゃに…。

 いつもながらいたずらに長い記事。まあ、このブログは私の娯楽だから、読む人の事は基本的に考えていない。
 誰が読むんだ、こんなの!

 この話は山田正紀さん以外の五人が書いた断章を、山田正紀さんがシャッフルして編集したものだそうだ。
 憑依都市という一つの世界を舞台にした話を複数の作家が書くという企画。

憑依都市の事が書いてます。
eーNOVELS

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突入!死後の世界

「突入!死後の世界」BLEACH ブリーチ 第21話 ☆☆☆
監督:阿部記之 シリーズ構成:十川誠志 キャラクターデザイン:工藤昌史 音楽:鷺巣詩郎 原作:久保帯人 脚本:中瀬理香 絵コンテ・演出:小柴純弥 作画監督:砂川則博 

 穿界門に突入した一護達。壁(拘流)に小さなマント付き服を捕まれる石田雨竜(杉山紀元彰)。
 斬魄刀は使えない。拘流は霊体を絡め取るからだ。
 茶渡泰虎(安元洋貴)が雨竜のマントを引き裂き、彼を肩に担いで逃げる。
 この地に生息する拘突が追って来るが井上織姫(松岡由貴)が防御し全員無事通路を抜ける
 (降り方は全員無事とは言えないが。雨竜は替えのマントに代える)。
 彼らは死神が住む瀞霊廷の外の流魂街にいた。そこにはでかい奴がいた。彼は兕丹坊(じだんぼう 長澄高士)。 彼が守る白道門(はくとうもん)は今まで破られた事は無い。
 しかし兕丹坊に遅れを取る黒崎一護(森田成一)ではなかった。兕丹坊の斧を粉砕する。号泣する兕丹坊。
 一護、兕丹坊を慰める。感激した兕丹坊、門を開けてやる。しかし門を持ち上げたまま固まる兕丹坊。
 そこには三番隊隊長、市丸ギンがいた。

 これ、難しい漢字使ってるんだから、文字として画面にも出してほしい。
 空耳の私はよく聞き間違えるし、漢字は想像がつかない
 (関係ないが私のテレビの解像度は悪くて、字も良くわからない)。
 原作持って無いと、用語探しに苦労する…。

 雨竜の服はきっと自作ね。おしゃれさんなのよね。私は結構似合ってると思うぞ!

 茶渡、相変わらず大活躍。性格良いし、力持ちだし、良く見りゃ顔だって悪くは無い(濃い系のハンサムか)。
 幸せになってほしい。

 兕丹坊、可愛かった。

 次回はいよいよ市丸ギン様!期待しています!!

BLEACH 死神代行篇 4

原作マンガを持っている方らしく、ちゃんと用語を書いてあり、助かります。
Happy Music
こちらに用語集が…。助かります。
BLEACHまとめサイト

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惨劇の館 他

「MONSTER モンスター」原作:浦沢直樹 キャラクターデザイン:藤田しげる キャラクター原案:高坂希太郎 シリーズ構成:浦畑達彦 音楽:蓜島邦明 監督:小島正幸 エンディングテーマ「for the love of life」歌・作詞・共同作曲:David Sylvian 共同作曲:蓜島邦明

「惨劇の館」第7話 ☆☆☆☆☆
 脚本:浦畑達彦 絵コンテ:サトウシンジ 演出:井上茜 作画監督:山縣亜紀

 ニナ・フォルトナー(能登麻美子)と天馬賢三(木内秀信)がニナの家に帰ると家は静まり返っていた。
 マウラー(秋元羊介)が警察に電話しておくと言っていたのに警察の気配は無く、
入ってみると三人とも殺されていた。
 天馬は生き返らせようとするが、無駄だった。ニナはその時自分が兄を殺そうとした事を思い出す。
 電話は繋がらず、ヨハンが来るかもしれないとテンマはニナを連れて出ようとすると、
玄関に二人の男が立っていた。
 彼らは警察手帳を示し、通報を受けたと言った。テンマ達は彼らの車で運ばれる。
 しかしテンマは電話も繋がらないのに誰が連絡したのかとか色々疑問がわいてき、
ふと一人のコートに血が付いていることに気付く。
 その時検問で車が止まる。検問をしていた警官と二人の男は顔なじみだった。
 テンマがドクターと名乗っていないのに彼らがテンマをドクターと呼んだ事で疑惑は決定的になり、
ニナと一緒に川に飛び込み逃げる。

 テンマは川沿いにあった小屋にニナを残して警察に行くが、そこに例の二人がいた。
 テンマは警察は避け、マウラーの新聞社にニナを預けようと思う。
 しかし彼女は小屋にはいず、書置きが残されたいた。

 怖い、やはり。さっきまで元気に生きていた人がもう動かない。殺されている。
 実際家の人皆が殺されている事はあるんだが、この世のものではない気がするだろう。
 なんか足がフワフワガクガクし、現実感がわかないだろう。

「追われる身」第8話 ☆☆☆
脚本:浦畑達彦 絵コンテ:小島正幸 演出:中村亮介 作画監督:山本善哉

 エヴァ・ハイネマン(小山茉美)はルンゲ(磯部勉)の訪問を受ける。
 彼はハイデルベルク城で見つけたネクタイを調べていた。
 そのネクタイはある店の上得意に向けた限定生産品で、その顧客リストには彼女の名前もあったのだ。
 彼女はそのネクタイを知らないと言う。彼女は病院に行ってテンマを訪ねる。そして彼にやり直したいと言う。
 しかし彼はやらなきゃいけない事があると断る。
 彼女はネクタイの事を警察にばらすと彼に向かって言うが、彼は何も言わずに去っていく。彼女は警察に言う。
 テンマは辞表を出し、警察が来た病院から逃げる。

 エヴァ、まともにしてれば美人なのに、相変わらずのビッチぶり。
 彼女が本当にテンマを愛しているのかどうかわからない。
 彼といた時が一番幸せな時だったから固執してるのかもしれない。
 ルンゲ、原作よりすっきりとした顔になっている。
 声がメチャクチャ渋いから、声にあわせて顔もちょぴっと良くなったか。

「老兵と少女」第9話 ☆☆☆☆
脚本:浦畑達彦 絵コンテ:片渕須直 演出:池田重隆 作画監督:高岡淳一

 キーセン警察署の前、傘を差しながら水たまりに飽かずに何度もジャンプしている少女(田中真知子)。
 警察署の中では、ルンゲに事情徴収されているヒューゴー・ベルンハルト(山野史人)。
 ベルンハルトは外人部隊出身でセミナーを主催していた。5ヶ月前、テンマは彼に銃を習いに来た。
 まず縄跳びをやらされる。そこには無表情に縄跳びをやり続ける少女がいた。
 少女のようにはうまく跳べないテンマ。少女はベルンンハルトの子供でも孫でもなかった。
 ミャンマーで彼は少女の母親を少女の目の前で撃ち殺したのだ。母親は銃を構えていた。
 しかしそれ以来少女は笑顔を見せた事が無かった。ある日テンマはベルンハルト達に肉じゃがを御馳走する。
 木を削って作った箸も付けて。少女は箸をうまく扱えたが、ベルンハルトは惨憺たるものだった。
 思わずテンマが笑うと、彼を睨みつけるベルンハルト。

 5ヵ月後、テンマは書置きとお金を置いて出て行く。テンマは肉じゃがも作っておいていた。
 やはり箸がうまく使えないベルンハルト。すると笑い声が聞こえた。少女が笑っていたのだ。

 ルンゲにテンマの行方を聞かれてそれは言えないと答えるベルンハルト。
 警察署の前には少女が待っていて手を差し出し、にっこり笑っているのだった。

 本筋もすごいが、脇筋も良いのがこの方の特徴。思わず涙が出ちゃうよね。
 本筋は結構ホラーだが、随所に良い話が…。


有難う、助かります。基本情報はこちらへ
D2_STATION アニメ感想・情報データベース

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特攻大作戦

「特攻大作戦 The Dirty Dozen」米 1967年 ☆☆
音楽:フランク・デヴォール(Frank De Vol) 脚本:ナナリー・ジョンソン(Nunnally Johnson)、ルーカス・ヘラー(Lukas Heller) 監督:ロバート・オルドリッチ(Robert Aldrich)原作:E.M.ナサンソン(E.M.Nathanson)

最後まで書いています。注意!

 1944年ロンドン、ジョン・ライズマン少佐(リー・マービン Lee Marvin)はウォーデン将軍(アーネスト・ボーグナイン Ernest Borgnine)に呼ばれた。
 命じられたのは死刑や重刑が決まっている凶悪犯達12人を鍛え上げ、
ドイツのレンヌにある軍幹部の別荘を襲い、幹部達を殺すという任務だった。

 凶悪犯12人と対面するライズマン。
 さっそくビクター・フランコ(シカゴでの強盗殺人で絞首刑 片足義足 ジョン・カサベテス John Cassavetes)が反抗する。
 命令に従えと言うライズマンをフランコは後ろから襲うが見事に投げられる。

 まず彼ら自身に宿舎作りをさせるライズマン。教練も同時にやる。
 ある日フランコが看守はお湯でひげを剃っているのに自分達は水で剃らなければいけない事に反旗をひるがえす。 ライズマンが全員を並べさせ拒否した者は前に出ろと言うと全員前に出る。
 カミソリと石けんと暖かい食事を取り上げるライズマン。
 しかし密かに全員が団結した事を嬉しく思うライズマンだった。

 訓練場所がある学校を受け持っているエヴァレット・デシャー・ブリード大佐(ロバート・ライアン Robert Ryan)がライズマン達の秘密を知りたがる。
 この任務は大佐には秘密だったが、大佐はライズマンより階級が上で、しかも馬が合わなかった。
 将軍がいると嘘を言って煙に巻こうとするライズマン。
 ピンクリー(禁固30年 ドナルド・サザーランド Donald Sutherland)を将軍に仕立てるのだった。
 しかしライズマンを怪しむ大佐は部下二人に秘密を聞き出せと命じる。
 二人は一人トイレにいたジョセフ・ウラディスロー(親父がドイツで鉱夫をしていたおかげでドイツ語をしゃべれる。三日間将校だったが、医療品を全部持って部下を見捨てて逃げた上官を射殺して絞首刑 チャールズ・ブロンソン Charles Bronson)を痛めつけ秘密を聞き出そうとする。
 サムソン・ポウジー(押した奴を一発殴ったら相手が死んで殺人罪 絞首刑 一番でかい 文盲 クリント・ウォーカー Clint Walker)とロバート・ジェファソン(去勢しようとした相手を殺して、絞首刑 ジミー・ブラウン Jim Brown フットボールの選手)が来て助けられるが彼らは二人を少佐の部下と思い込む。

 ライズマンがいない間に大佐が部下達を連れて訓練所にやってくる。
 大佐の部下にウラディスローを痛めつけた二人を見つけるポウジー。全員に伝える。
 ウラディスローが音頭を取って数人で大佐に歯向かうが、その時少佐が大佐達に向けてマシンガンを撃つ。
 大佐と部下達は秘密を暴く事が出来ずに去っていくのだった。

 上層部で今度の作戦を危ぶむ声が出る。師団対抗演習で彼らの力量を見極める事にする。
 彼らは見事に大佐の鼻を明かすのだった。

 そして本番。マゴット(娼婦を殴り殺して絞首刑 狂信的 南部人 テリー・サバラス Telly Savalas)がドイツの女を見て狂った行動を見せるがジェファソンが射殺。
 他にも何人か犠牲者を出してしまうが、任務をやりとげ帰郷するのだった。

 私には思ったほど面白くなかったです。全員キャラ立ちさせるのは難しい。
 ちなみに好きな人はとっても好きな映画です。「めぐり逢えたら」で男の映画として出てくるのがこの映画です。

 テリー・サバラスと言うと刑事コジャックという感じですが、
精神的に問題がある人物を的確に演じていたと思います。
 ジェニファー・アニストン、彼のお孫さんなんですね。驚きました。
 ドナルド・サザーランドも全然威厳の無い若造をちゃんと演じていました。
 どうも後年のイメージが大きくて新鮮でした。まあ、マッシュでちゃらんぽらんな役をやっていたけど。
 「グロリア」等の監督ジョン・カサベテス、一番の反抗者として目立ちまくってました。
 11番と言うことは2番目にチビということね。ドナルド・サザーランドは確か2番だ。

 こういうのを見ていつも思うんだけどドイツは良く悪役になるからきついなって。
 私は日本人だから外国の映画で戦争時の日本人が出てくるとウワー!!と思っちゃうんですが、
ドイツ人は日本人よりこの手の体験が多いだろうと思います。

特攻大作戦

なるほどサイト
映画の中の戦車
ロバート・アルドリッチを忘れぬために
地下室名画座「シネマーDaichan’s」


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微妙な四角形

「微妙な四角形」不機嫌なジーン 第9話 ☆☆
脚本:大森美香 演出:白川士 音楽:小西康陽

 蒼井仁子(竹内結子)と南原孝史(内野聖陽)が仲良く歩いてくるのを神宮寺潤(小林聡美)の研究室から勝田隼人(オダギリジョー)が目撃。
 勝田、二人の前に行く。南原と勝田の間に険悪な空気が流れる。
 勝田、自分が環境問題に関わっている事は話すがそれが干拓問題である事は言わない。
 閉じ込められた生物を見ると多少ナーバスになると勝田が言うと仁子は人間と他の生物が共存するための研究だと言う。
 しかしそれを聞いた南原は奇麗事だと言う。動物行動学は人間が他の生物を支配するためのものだと。
 そして自分勝手なのは人間だけではないと。それを聞いていた勝田、衝動的にフラスコを割る。
 研究室から去る勝田。

 次の日、仁子が研究室に行くと彼女の荷物が片付けられていた。山本光事務長(陣内孝則)がそうさせたのだ。
 若狭宗夫(平山広行)から山本事務長にあやまって外来魚の研究を手伝った方が良いと言われる。
 研究出来なかったら何の意味も無いと。外来魚の研究は阿部啓太(岡田義徳)がやる事になっっていた。
 彼から有明の資料を渡される仁子。

 傷心の仁子、南原教授の所に行くが、自分の悩みは言わずに部屋を出る。そして神宮寺の研究室に行く仁子。
 そこには研究室に泊まらせてもらっていた勝田がいた。
 彼から南原が干潟を閉め切っても、漁業や環境に与える影響は許容範囲内というデータを捏造したと聞かされる仁子。
 南原に聞くと後悔していないと言う。仁子、自分で干潟の事とアセスの内容を調べる。
 仁子、南原にロールキャベツを持っていく(餌付けね)。南原、結婚したい気分になる。
 しかし美人秘書、小林光子(尾形沙耶香)の胸の谷間を見てとても嬉しそうな顔をする(まあ、男ならそうよね)。
 仁子、山本事務長に頭を下げて研究させてもらう事にする(外来魚の研究は出来ないと言う)。
 彼が寄こしたのは「森林における生物生産力の測定」だった。
 森にいる野鳥やそのえさになる虫の個体数を調べ、森の豊かさを数値化しようとするもの。
 たった10万円の予算だ。仁子、やらせてもらうことにする。

 女は融通がきかないと言う。でも私もやっぱり研究者は研究結果を捏造してはいけないと思うな。
 最初に結論ありきの研究は間違いだろう。仁子、えらいね。
 捏造研究は出来ないけれど、何でもやると山本事務長に頭を下げて。10万円の研究が彼女の未来を開くのかな。

 動物行動学だってそれなりに金になるんじゃないのかな。農産物の害虫の天敵を売っている会社もあるし。
 すごい金にはならないかもしれないけれど、色々と役に立っている。生物の多様性が結局人間を助けると思うし。

 干拓して田んぼにするのは今の時代あまり意味が無いし、
どっちかと言うと干潟のままだった方が漁業的にも観光的にも金になったろう。
 国から金を借りる公共事業は途中で止めると金を返さなければいけないのが痛いね。
 外来種には天敵がいないからどうしても増える。
 確かに水辺をコンクリートで固めちゃうとか、水の汚れとかも在来種に悪影響を与えているだろうけれど、
バスも影響しているだろう。
 釣りはもともと魚を食べるためにやるものだし。生物に罪は無いけれど、多様性が無くなるのは困る。
 まあ、実際どうなのかはわからないけれど。

フジテレビ系・月9ドラマ「不機嫌なジーン」オリジナル・サウンドトラック

詳しく筋書いています。
ドラマレビュー館
気ままなNotes…
どらま・のーと

「あの日 昭和20年の記憶」3月12日 早乙女勝元(72 作家)東京大空襲の後、墨田公園の桜並木が満艦飾の衣類で覆われていた。そこに逃げた人達の身に着けていた物が突風で吹き上げられ、枝という枝に貼り付いたんだろう。根という根が焼き払われていた。

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あの日 昭和20年の記憶 2月編

「あの日 昭和20年の記憶」2月編

2月3日 松谷みよ子(78 作家)東京、世田谷の海軍の施設で事務をしていた。毎晩、毎晩空襲で防空壕に飛び込むのだが、そうすると2歳半の甥が防空壕の歌を歌う。「慌てないで 騒がないで 落ち着いて 入っていましょう  防空壕」防空壕で子供が騒ぐといけないと国が子供達に教えた。靴履いて寝ていた。

2月12日 天野祐吉(コラムニスト 71) 千葉県の今の松戸市に疎開していた。近くの畑にアメリカの戦闘機が不時着した。若い航空兵が近所のお百姓さんが鍬や鋤を持って取り囲まれていた。彼は本部隊が引き取りに来るまで小学校の講堂の横の小部屋に入れられた。三人で見に行った。窓をそっと開けたら目の前に二の腕がにょっきとあった。見たことも無い桜色の二の腕で、ぶるぶるぶるぶる震えていた。顔を見たら16,7の少年だった。恐怖に顔が引きつっていた。初めて見た生のアメリカ人だった。僕らはアメリカ人を鬼畜生と教えられたいた。しかしそこには臆病そうで恐怖に震えている少年がいた。ショックでしばらく口がきけないような状態になった。

2月15日 渡辺美佐子(女優 72) 当時、東京麻布の国民学校に通っていた。大体夜中の12時に空襲警報があって後半は毎晩だった。「ザッー」て音は爆弾で「ヒュルヒュルヒュルヒュル」って音は焼夷弾。焼夷弾の方はあまり怖くなかった。父が掘った防空壕に入るのだが、音だけだと怖かった。地響きもするし。防空壕は水が出ていてじめじめしていて、すのこを敷いていた。みんなろくな物を食べていないから、おならがくさくて、怖いし、湿ってるし、臭いしで、すぐ飛び出した。父は水の入ったバケツと火の粉を払うものを持って外に立っていた。サーチライトと高射砲の火線と炎とで綺麗だった。

2月21日 早乙女勝元(作家 72歳)虚弱体質で内気だった。一番辛かったのは相撲大会。負け抜き相撲というものがあった。必勝の信念を鍛えよと言う事で、負けた者は勝つまでやる。大抵一回目で負けるとどうしようもなかった。私がいるために私のいるクラスはいつも負ける格好になった。白い目で見られた。お前みたいな者はお国のためにならないと先生からコツンと額をこづかれた。私どもは貧乏人の子供だったから近所の子供に同情する者が現れしばしば負けてくれた。勝元と言うのは本名で細川勝元にあやかったもので、わが家は男の子は戦国武将の名前がついていた。 私は「負け元」と呼ばれ、先生にさえそう呼ばれた。

2月22日 松本零士(67歳 漫画家)愛媛県新谷村(にいやむら)の母の実家にに疎開。6人兄弟。父は南方へ出征。空襲警報が鳴ると学校の近くなら学校、家の近くなら家へ行けと言われたが、学校の門前でも飛んで帰った。山へ入って遊んだ。木に登り、鬼ごっこは枝から枝へ。時々木から落ちるが、不思議と大怪我はしなかった。蜂の巣を襲う。主食は大丈夫だったが、たんぱく質がなかった。遊びを兼ねて取った。弟や妹や婆ちゃんまで喜んでくれた。蜂の子は持って帰って食べた。いためた。丸呑みもやった。めだかの丸呑み競争もやった。生きたまんま数百匹は食べた。戦後、観賞用に魚や鳥を売っているのを見て腰が抜けた。良い鳥とは食ってうまい鳥だった。良い魚とは食ってうまい魚だった。こっちは太った金魚を見るとよだれが出た。わなをしかけて鳥を取った。毛はむしらない。いろりに刺して焼いたものを醤油つけてバリバリ食った。もずの脳みそはおいしかった。もずは小鳥の中では脳みそが大きかった。うなぎも取った。

2月24日 神坂次郎(作家 77)陸軍航空隊通信兵として群馬にいた。女学生達が特攻兵達にと人形(特攻人形)を作ってくれた。特攻人形が身代わりになってくれると女学生達は信じた。一番綺麗なきれで作り、スカートの下に自分の名前を書いた。お返しに使えなくなった落下傘をマフラー代わりにあげた。風防ガラスをこすると甘い匂いがするのだが、それを使ってペンダントみたいなのを作ってあげたりした。飛行兵達は外出許可が出ると近くの町に行き、女学生達と知り合い、一緒に歌を歌った。

2月28日 北村和夫(俳優 77)飛行機工場で勤労動員。学生が鋲を打っていたもので、台湾に行くまでに落ちたものもあったそうだ。工場長の子分みたいに監視していたのが予科連(自分達はヨタレンと呼んでいた)だった。

2月25日 童門冬二(作家 77)土浦の予科練習生。募集要項の中に一日6合のギンシャリを食わせると書いてあった。朝6時になると総員起こしと言ってみんな起こされて、プールに氷を張られて15分ぐらい漬かされた。その後煮炊きに使ったコークスの上を裸足で歩かされた。ハンモックで寝たのだが、時々巡検と言ってハンモックのつり方が悪いと落とされる。まごまごしてると連帯責任になり鉄拳で顎をはられたり、精神棒(バット)で、意地の悪い下士官になると中を刳り貫いて鉛を流して、針金巻きつけて、腕をあげさせられて、けつをぶっ飛ばされた。練習機はあったけれど、乗るべき飛行機は一機も無かった。

2月26日 関根潤三(野球解説 77)東京、晴海の軍需工場に勤労動員されたいた。築地までバスで送られた。築地から有楽町まで歩かなきゃ行けなかったので、毎日銀座を歩いた。銀座で無糖紅茶を飲みながら、友達と話した。銀座の喫茶店は結構人が入っていた。当時はやっていた言葉で「人生20年」というのがあり、何ヶ月先には友達と話せなくなるかもしれないという気持ちはあった。

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あの日 昭和20年の記憶 1月編

「あの日 昭和20年の記憶」1月編

今日(一月一日)から始まった番組「あの日 昭和20年の記憶」。有名人が昭和20年の記憶を語る番組。これから毎日放送するらしい。ぜんぶ見ようと思う。
今日の新藤兼人監督は30代で兵隊にとられ、「日本が負けているのはお前達が役立たずだから」と毎日殴られたんだそうだ。殴られるとマンガみたいに星が飛ぶそうだ。これだから、日本の軍隊はいやだ。ロシアも軍隊のいじめが問題になっているらしいが…。

古川ロッパさん、お上からあまり笑わせるなと言われ、憤る。お笑いの人は笑わせるのが商売なのに。
 上坂冬子さんは昭和20年当時14歳。健康のために学校で毎日皆素っ裸で乾布摩擦をしたんだそうだ。生徒も先生も真面目にやっていたとか。日本では大東亜戦争の事を聖戦と言っていたのね。何かイスラム教のテロリスト達と重なっちゃうね、あの頃の日本人は。(1月10日の記事)

1月3日 阿川弘之さん。
 船が好きで、船に乗るには通信が良いと聞いたので、海軍の通信を希望したら、通信特にまわされた。
 情報関係だった。漢口(武漢)で働く。 戦闘詳報がまわされてきて、上官が読めと言ってくれた。
 新聞発表とは全然違うレイテ海戦の真実が書いてあって、日本は負けると思った。

1月5日 千玄室(裏千家前家元十五代)学徒出陣で海軍に入隊。もしもの時には特別攻撃隊に入るか入らないかという紙切れを渡される。「熱望」「希望」「否」どうせ遅かれ早かれ死ななきゃなんないなら、自分の意思で決めたかったから「熱望」を選んだ。利休さんから十五代の自分も自刃やなぁと思った。
1月6日 脚本家、早坂暁さん。松山は俳句が盛ん。句会にての父親の句「新年や あら遍路する人の影もなし」去年当たりからお遍路の姿を見なかった。 
1月18日 映画評論家、佐藤忠男さん。昭和20年1月18日の時は14歳。国民学校高等科2年生。中学の校長先生が試験の当日、明治天皇の御製を三首いきなり朗読した。そういう時はさっと頭を下げなければいけないのだが、ぼんやりしていて頭を下げなかった。そういう奴は愛国心の無い奴だから中学に入れてやらないというのが校長の考えだった。で予科練の海軍少年飛行兵に入る事にした。
山田風太郎の日記
「大鳥館」なる映画館にふらりと入りみるに「野戦軍楽隊」なる映画を上映しあり。数うるに見物わずか十五人。これまた空襲を怖れてのことなるべし。寒きことおびただし。星きらめき、月鎌をなす。風なく夜しずかにして、全東京ほとんど暗き大いなる氷に閉じこめられたるごとし。

1月11日 ちばてつやさん。奉天(瀋陽)に住んでいた。6歳だった。良く街中をうろうろしていた。いたずらをした日本人の子供を見たが、中国人は子供が日本人と知ると叱らなかった。
1月12日 朝丘雪路さん。体が弱く、ばぁやと一緒に人力車で学校に通っていた。父の元に出入りする画商の別荘を借りて、群馬県に疎開した。疎開先の子供達は二本鼻を垂らし(栄養が足りないから)、それを拭いた手で朝丘さんのふわっとしたスカートに触ろうとするので、お爺ちゃんのマントに隠れて「いやだ、いやだ。学校に行かない」と言ったらしい。田舎の子達が桑の実を洗わずに食べているのを見て、洗わずに食べるなんていやだと思ったが、おいしそうに食べているので、ちょっと拭いて食べてみたら、ほっぺたが落ちるほどおいしかった。向こうから戦闘帽をかぶり、ゲートルをはいて、カーキ色の上下を着た男の人が背中に大きなリュックサックを負い、前にも荷物をぶらさげて、両手に重そうな荷物を持ってやってきた。父だった。父は画家なので、手が震える事が無いように、箸や絵筆より重いものを持たないようにしていた。父はファンからいわしの缶詰をもらい、体が弱い朝丘さんのために持ってきたのだ。

1月27日 杉下茂(野球解説者 79)さん。中国戦線で陸軍二等兵。昭和19年12月25日に宇都宮で入隊。支給されたズボンはステテコみたいな感じで、水筒も竹筒で、軍靴では無く地下足袋だった。6人ぐらい、何にもしない夢遊病者みたいな兵隊さん達がいた。あの人達はなんだと聞いても誰も答えない。耳に挟んだ話ではニューギニアで散々っぱらやられて、かろうじて軍旗を持って帰って来た人達だった。つまり周りの人間が皆死んで、命からがら逃げて来た人達だ。軍に隔離されていたのだ。赤いご飯で赤飯と思ったらコーリャン米だった。初めはまずかったが、おなかがすいて食べているうちにおいしくなった。地下足袋で十里行軍をして足が豆だらけになった。銃は螺旋のない銃で、玉が何処行くかわからない、一発撃てば終わりの銃だった。

1月28日 服部公一(71 作曲家)勤労奉仕が沢山あった。駅に来た石炭をトロッコに積んでガス会社に運ぶ。結構大きいトロッコに山盛りに石炭を積んで小学生4,5人が押す。ブレーキ無し。途中で暴走したりするが、ガキだったから結構面白がっていた。全身真っ黒になって帰った。途中おばさん達がよっていけって言って水浴びさせられた。

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決戦!バルト海

「決戦!バルト海 THE COMMODORE」海の男/ホーンブロワー・シリーズ<8> セシル・スコット・フォレスター(Cecil Scott Forester) ☆☆☆

最後まで書いています。ネタばれまくり。注意!

 バーバラと結婚したホレイショ・ホーンブロワーは戦隊司令官としてバルト海に行く事になった。
 スウェーデンは非友好中立国だが、デンマークはナポレオンの支配下にあった。
 彼はスウェーデンの港に停泊しているフランスの私掠船を沈める。そしてロシヤの皇帝に食事に招待される。
 その時連れて行った亡命者のフィンランド人の書記ブラオンがフィンランドの征服者のロシヤ皇帝アレクサンドルとフィンランドをロシヤに差し出したも同然のスウェーデンの皇太子ベルナドッテを暗殺しようとしたのを未然に防ぐ。
 そしてアレクサンドルにイギリスと一緒にナポレオンと戦う決心をさせるのだった。

 ホーンブロワーはロシヤ軍と一緒にリガを守る事になった。
 敵が強力な砲台を設置しようとしているが、ロシヤ軍にはそれに有効な対応策が無い。
 ホーンブロワーの艦の大砲なら何とかなりそうだったが、岸辺は浅く近づけない。
 しかしホーンブロワーは妙案を思いつき艦砲射撃をするのだった。

 ホーンブロワーは的確な判断でロシヤ軍を率いてフランス軍を撃破し、プロシヤ軍の抵抗を止めさせ、
チフスに倒れてしまう。
 しかし無事に癒えて、家に帰るのだった。

 やっぱり想像力が無いと理解が難しい。私には戦争状況を想像する力が無い。
 ホーンブロワー物は戦術の話しが多いから難しい(私には)。

 ナポレオンって英雄って感じがするけど、この話しでは完璧な敵役。
 彼は戦争を広げすぎたし、ゴヤのスペインでのフランス軍の行状についての絵を見ると、
確かにあまり感じは良くない。
 もちろん感心する所もある人だが…。

決戦バルト海

大変、勉強になります。
The Hornblower Companion

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シュレック2

「シュレック2 Shrek2」2004年 1h33 米 ドリームワークス=UIP ☆☆☆
共同監督・共同脚本:アンドルー・アンダースン(Andrew Adamson)共同監督:ケリー・アズベリー(Killy Asbury)、コンラッド・ヴァーノン(Conrad Vernon)共同脚本:Joe Stillman、J.David Stem、David N. Weiss
原作:William Steig 音楽:Harry Gregson-Williams

最後まで書いています。注意!

 シュレック(マイク・マイヤーズ)とフィオナ姫(キャメロン・ディアズ)がハネムーンから帰ってくると家にはドンキー(エディー・マーフィー)がいた。
 妻のドラゴンの機嫌が悪く、シュレックの家に来たのだ。
 フィオナ姫の両親から迎えの馬車が来、シュレック達はフィオナの両親に会いに行く事にする。
 しかしシュレック達の姿を見て両親はショックを受ける。
 特にハロルド国王(ジョン・クリーズ)はシュレックを娘の婿として受け入れる事が出来なかった。
 4人とドンキーの食卓はどんどん険悪になり、とうとうフィオナは自分の部屋に逃げ込んでしまう。
 そこに現れたのが妖精のゴッドマザー(ジェニファー・ソーンダース)。
 彼女はフィオナに幸せにするカードを差し出すが、シュレックがそれを取り上げる。
 一方ハロルド国王はゴッドマザーに拉致される。
 彼女はハロルドに自分の息子のチャーミング王子(ルパート・エベレット)とフィオナ姫を結婚させろとせまる。
 ハロルドはどうやらゴッドマザーに弱みを握られている様子。
 ハロルドは殺し屋にシュレックの暗殺を頼み、シュレックを朝の狩猟に誘う。
 シュレックとドンキーが約束の場所に行くとそこには長ぐつをはいたネコ(アントニオ・バンデラス)がいた。
 彼こそが暗殺者だった。しかしネコは攻撃の途中で様子がおかしくなる。毛玉が喉につまったのだった。
 ネコから暗殺を頼んだのは王だと聞いてショックを受けるシュレック。
 ゴッドマザーのカードを思い出し、彼女に会いに行くシュレック達。ネコも仲間に加わる事になる。
 ゴッドマザーにけんもほろろの扱いを受けたシュレック達は薬を盗む事にする。
 薬は運命の二人の一方が飲めば、もう一方も美しく変身させ、
真夜中の12時までに二人がキスすればその変化は永久にそのままという代物だった。
 ドンキーが少し飲んだが何も変わらない。シュッレクも残り全部飲んでしまうが、やはり変化なし。
 彼らの落ち込んだ気持ちをより落ち込ませるかのように雨が降ってくる。
 シュレック達は近くの小屋に雨宿りするが、ドンキーとシュレックは気を失う。
 シュレックが目を覚ましたら彼はハンサムになってい、ドンキーも白馬になっていた。さっそく彼らは城に向かう。
 しかしゴッドマザーはチャーミングをシュレックが変身した姿として城に送り込んでいた。
 美しく変化したフィオナとチャーミング王子とが並ぶ姿を見てシュレックは身を引く事にする。
 バー毒りんごで酒(ネコはミルク)を飲むシュレック達。そこにお忍び姿の王が来る。
 シュレック達は王とゴッドマザー達の会話を聞いて、今度の事態がフィオナの望みではなく、
ゴッドマザーがキスをすればその人にほれるという薬で無理矢理姫をチャーミング王子に惚れさせようとしている事を知る。
 陰謀を阻止しようと城に向かうが囚われてしまう。
 その様子をテレビで見ていたクッキーマン(コンラッド・バーノン)達。皆で協力してシュレック達を助ける。
 シュレックは巨大なクッキーマンを作ってもらい、巨大クッキーマンに乗って城に乗り込む。
 どさくさにまぎれてフィオナにキスするチャーミング。しかしフィオナはチャーミングにほれる所か彼に頭突きする。
 王は彼女に薬を飲ませなかったのだ。
 怒ったゴッドマザーはシュレックに魔法の杖を向けるが、王が身をもってかばう。
 ゴッドマザーは王の鎧の反射で自分の魔法で消えてしまい、王も鎧だけが残る。
 王が消えたと思ったら、鎧からカエルが出て来る。王はカエルだったのだ。
 しかしリリアン王妃(ジュリー・アンドリュース)はそれを受け入れる。もうすぐ真夜中の12時。
 シュレックはフィオナにキスすれば変化は永久になると言うが、彼女は元の姿に戻る事を選ぶのだった。

 ネコのうるうる目はそれほど魅力的とは思わないが、彼のセクシーボイスは最高だ。
 私はアントニオ・バンデラスのネコが見たくて見たようなもんだもんな~。
 彼、歌もうまいし(ゴッドマザーもうまかった)。それにやっぱり、クッキーマンやピノキオ最高!
 巨大クッキーマンも含めて彼らの活躍シーンが一番好き。
 私も巨大クッキーマンの腕が取れて水の中に倒れて、
クッキーマンが巨大クッキーマンに飛びつくシーンでは泣きそうに…。
 巨大クッキーマン死んだわけではないのよね。巨大すぎて後が困るが。メスドラゴンは魅力的。
 ドンキーとの愛の結晶は可愛らしい。トム・ウェイツの歌は嬉しかったです。
より詳しい情報はこちらに
UNZIP
CINEMA e MUSICA di FLUFFY

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約束の夏へ

「約束の夏へ」H2~君といた日々~ 第9回 ☆☆☆☆
原作:あだち充 脚本:山崎淳也 音楽:佐藤直紀 演出:丸毛典子 主題歌:「over…」K

 雨宮さくら(七瀬なつみ)の葬式。棺にウィニングボールを入れる国見比呂(山田孝之)。
 そして火葬場からさっさと立ち去ろうとする。
 野田敦(中尾明慶)と古賀春華(石原さとみ)がひかりのためにと引き止めようとするがひかりの母親の話になったら泣いてしまうからと去っていく。
 止めようとする春華を野田が引き止める。比呂はひかりの母親が大好きで、相当なショックだったのだ。
 (さすが野田っち、相棒だね~)

 家、暗い所に一人でいる比呂。比呂の母親信子(石野真子)はさくらの分もと過剰に頑張る。

 千川高校野球部に合宿所が出来る事になる。1年も結構入った。
 母親に言われて合宿の前にさくらを拝みに行く比呂。家にはひかりはいず、太一(杉本哲太)だけだった。
 トイレに立って手を洗っている時にひかりの母さくらの思い出が次々とよみがえる比呂。
 階段にうずくまり泣いてしまう。その事に気付く太一。階段には比呂の落書きがあった。さくらが消さなかったのだ。 将来比呂は日本一の投手になるから絶対価値が出ると言って。比呂は甲子園に行って有名になると太一に誓う。

 比呂、新入生への投球でも全力で投げてしまう。皆比呂の復活を嬉しく思う。

 橘英夫(田中幸太郎)、小山内美歩(貫地谷しほり)からひかり(市川由衣)が夜遅くまで勉強している事を聞かされる。
 損している、甘えれば良いのにと美歩。「あいつも小山内みたいに甘えられれば楽って事か」
 「甘えさしてあげればどうです。それが彼氏の腕の見せ所じゃないですか」(良い事言うな~、美歩)

 野田っち、美人マネージャー(佐藤めぐみ)から付き合ってと言われる。そして目をつぶり唇を差し出す彼女。
 キスしようとするとアサコさん(柳沢なな)のくしゃみの声が。実は大勢のギャラリーが隠れていたのだ。
 (野田っち、良かったな)

 英夫、俺の前だけなら泣いても良いとひかりに言うが、じゃあずっと落ち込んでれば安心かと聞かれる。
 「英ちゃんは私の心配なんかしなくて良いの。もうすぐ予選なんだよ。今は野球に集中でしょ。
 お母さん、今年も応援に行くの楽しみにしてたんだ。ちゃんと連れてってね、甲子園」
 「ああ」(英夫、どっか寂しげ。力になりたいんだね。)

 練習場に来た柳守道(森廉)、佐川周二(北条隆博)、島オサム(中村友也)、大竹文雄(弓削智久)。
 「自主練、後にしようか」と島。そこにたまたま来た美歩「どうして一緒に練習しないんですか?」と聞く。
 練習場には木根竜太郎(石垣佑磨)。彼は練習を見られるのを嫌がるんだそうだ。
 いつもチームの練習の無い日にはああやって一人で投げ込んでいる。出番なんか無いかもしれないのに
 (美歩、少し木根の事、見直したかな)。

 走りこんでいた比呂、春華からお母さんが倒れたと聞かされる。過労だった。
 信子が倒れた事は父親の太郎(柳沢慎吾)にはショックだった。自分が気付いててやれればと泣く太郎。
 比呂、ひかりを呼び出す。ミットを渡してボールを投げてくる比呂。
 キャッチボールしながら二人でさくらの思い出を語る。そんな二人を見つめる影(たぶん英夫)。

 合宿所に帰ってきた比呂にお母さんの具合はどうっだたか聞く春華。
 ひかりが全部やっていてくれたと聞き、ひかりが幼馴染である事をうらやましく思う春華。

 英夫、ひかりに比呂には負けないと宣言する。そして比呂の事好きかと聞く。
 ひかり、「大好きよ。バーカ」と言って先を行く。

 明和一高も千川高校も甲子園出場を決める。

 島と柳を間違えそうな私。今まで間違えなかったか自信が無い…。

 このドラマの出演者みんな好きかもしれない。全員ハグハグ&チュッチュッしたい感じ。可愛い奴ばっかし。

 ひかり、まだまだ複雑。よりによって「オニ、ひかり」の落書きを残しておいたのか、さくらさんは。
H2~君といた日々 TVサントラ
画像があります。
徒然なるままに…(~はるかなる日々~)

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市丸ギンの影

「市丸ギンの影」BLEACH ブリーチ 第20話 ☆☆☆
監督:阿部記之 シリーズ構成・脚本:十川誠志 キャラクターデザイン:工藤昌史 音楽:鷺巣詩郎 原作:久保帯人 演出・絵コンテ:畠山茂樹 作画監督:杉原さゆり

 25日後に極刑が決まった事を朽木ルキアに言い渡す白哉(置鮎龍太郎)。
 その帰り彼の前に現れる3番隊長の市丸ギン(遊佐浩二)と史木剣八(立木文彦)。緊迫した空気が流れる。
 剣八と白哉が今にも斬り合いになりそうな雰囲気になったが、市丸ギンが剣八を縛り上げ去っていく。

 一方黒崎一護(森田成一)は浦原喜助(三木眞一郎)に追いかけられていた。全然歯が立たない。
 浦原喜助は死神ではないのだから、彼が持っているのは斬魄刀ではない。
 と言うことは斬られても大丈夫と思う一護だが、その思いは浦原喜助に見透かされる。
 彼が持っているのは正真正銘、斬魄刀だった。
 「起きろ、紅姫(べにひめ)」と浦原喜助が言うと彼の刀の形が変わった。
 一護の刀は簡単に浦原喜助の紅姫に切られる。
 一護の斬魄刀はただ大きいだけで、霊気が詰まっていない物だったのだ。
 一護は刀の刃を全部切り取られてしまう。そんな一護を容赦無く追う喜助。
 追い詰められた一護の耳に男(菅生隆之)の声が聞こえる。男は恐怖心を捨てろと言う。
 「叫べ!わが名は」「斬月!」と叫ぶ一護。彼の斬魄刀の真の姿が現れる。
 その圧倒的な力で喜助の帽子を飛ばす。

 一護が喜助の言う通りに浦原商店に行くとそこにはそれぞれ修行を積んで強くなった石田雨竜(杉山紀彰)、
茶渡泰虎(安元洋貴)、井上織姫(松岡由貴)がいた。
 「穿界門」を通っていよいよ尸魂界に行く四人だった。

 市丸ギンも好みの男性だ!何でこんな題名にしたのかと思うほどちょっとしか出てないが…(影だから良いのか)。 浦原喜助もたっぷり見れたし、良かった、良かった。でも次回からはあまり見られない感じ。

 どんどん王道の少年漫画になりそうな感じのブリーチ。キャラも魅力的だ。
 しかし私が王道路線が苦手なんだよな、仲間と協力して次々と現れるより強い敵をやっつけるという奴が。
 でもキャラが魅力的だ…。
BLEACH 死神代行篇 4
筋、詳しく書いています。
オレンジボーイ
今日のあにめ

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救命病棟24時 第9回

「救命病棟24時 第3シリーズ」第9回 ☆☆☆☆
脚本:福田靖 演出:村谷嘉則 音楽:佐橋俊彦

 地震発生後40日目。東都中央病院に消防官二人が運び込まれる。瓦礫の上から転落したのだ。

 一方寺泉隼人(仲村トオル)は報道陣に今度の災害についての報告をしていた。
 その時大村健吾(飯田基祐)という記者が人災による死傷者はいないのかと質問してくる。
 消防官が人命救助を行わなかったという話しを聞いたと言うのだ。
 彼が記者の質問に答えようとすると官僚に腕をつかまれ、演台から遠ざけられる。
 寺泉は質問には答えなくて良いと言うのだ。

 消防官の一人平野斉(山下徹大)が許してくださいとしきりに言いながらうなされている。
 隣に寝ていた同僚の竹浦一平(?三宅弘城 みやけひろき)の説明によると、
寝ていてうなされるのは平野だけではないそうだ。
 阪神淡路大震災の教訓により消防官は消化活動にだけ専念する事になり、
そのため目の前に助けを呼ぶ人がいても無視しなければならなかったのだ。
 平野はその罪悪感に苦しめられていた。その事を聞き黙り込む進藤一生(江口洋介)達。
 その中には娘千尋(福田麻由子)に会いに来た寺泉もいた。

 消防官の話しを聞いてから河野純介(川岡大次郎)の様子がおかしくなる。
 ぼんやりしている事が多くなり、ついに彼は薬の量を間違って書いてしまう。
 磯部望(京野ことみ)が気が付いて事なきを得たが。
 小島楓(松嶋奈々子)が河野に薬剤室から睡眠薬を持っていった事を聞くと、眠れないと答える。
 助けられなかった人の事ばかり思い起こすんだそうだ。小島は河野を休ませる事にする。

 千尋に会いに来る寺泉。消防士さんを何とかしてあげてと頼まれてしまう。
 パパには無理だと言うと「正義の味方になりたかったんでしょ?」と木村省吾(広田亮平)君。
 どうやら寺泉、ウルトラマンになりたかったらしい。ウルトラマンは本当はいないんだよと寺泉。
 進藤の所に寄る寺泉。
 消防官が人命救助に手を貸さなかったと言う非難の声をあの消防官に聞かせないようにしてくれと寺泉は進藤に言う。
 しかし進藤はそれは事実だと言う。非難される事が筋違いと思うならばあなたがその声を止めれば良いと。
 寺泉は自分の仕事は被害の状況を国民に伝える事だと言う。
 「私には避難所で水を運び、病人を運び、厳しい現実を訴えている時のあなたの方が政治家に見えます」
 「わかった風な事を言うな」と言って進藤の所を去る寺泉。消防官の方をチラッと見てから病院を出て行く。

 報道陣を前にして立っている寺泉。質問に答えるという。
 「消防官が人命救助を行わなかったという事実は確かにあったと思います」
 マスコミは騒ぎ、官僚が寺泉に近づくと「下がってろ!」と寺泉。
 「皆さんにまず知っていただきたい。
 消防は阪神淡路大震災での混乱を教訓に震災消防活動マニュアルという物を作っていました。
 そこには延焼火災が多発した時は全消防力を挙げて消火活動を行うと書かれています。
 つまり震災で火災が発生した時ポンプ隊はあくまでも消化優先、救急救助には手を出さず消化活動に徹する、
そう決められていたんです」
 消防官の寝ている部屋で寺泉の声を流しているラジオのボリュームを大きくする進藤。
 「実際に今回の震災で何が起こったか。
 地震が起こった1月11日午後4時15分から4時30分までの15分間に都内で約400件の火災が発生しています。
 2時間後には約800件になっています。
 この内初期消火出来なかった168件が燃え広がって6時間後には約5千300件、12時間後には約3万4千件、
24時間後には約28万5千件、最終的には約65万件です。
 65万件の火災がいたる所で発生していました。この火災が原因で亡くなった方は一万人を超えています。
 しかし被害がこれ以上広がることなくなんとか食い止めることが出来たのは消防官達の不眠不休の、
懸命の消火作業があったからです。
 皆さんは彼らが本当に最初から人命救助を放棄していたと思いますか。
 火災現場に向かう途中消防官達は救助を求める住民に遭遇したはずです。
 しかし消防車一台の人員は4人か5人。
 消火活動に必要な最低限の人数を考えればどんなに切迫した状況であろうとその場に置いていけるのはただ一人の消防官だけです。
 そしてその一人を置いていったとしても、すぐに又同じような場面に出会ってしまうんです。想像してみてください。  消火活動に向かう消防車が市民に止められるんです。それも体を張って止められるんです。
 家族が生き埋めになってるんですから、大怪我をしてるんですから、止める方だって必死で止めたはずです。
 しかし消防官達はその人達を振り切って火災現場に向かわなけらばいけなかった。
 なぜなら燃え広がり続ける炎を消すのは彼らにしか出来なかったからです」
 涙を流す消防官達。
 「私は病院で自分を責めている消防官を見ました。
 助けを求める声を聞きながら、彼らがどんな思いで消火活動に当たっていたか、
それを考えた上で皆さんが批判的な報道するのはかまわない。
 しかし私は…私はどうしても彼らを責める事は出来ない。傷ついたのは被災者だけじゃ無いんです。
 人を救う側の人間にも深く心に傷を負った人間がいるんです。
 現在確認されている被害の状況の数字は次回の会見で発表します」
 寺泉、演台を去る。青木杜夫(小須田康人)「問題になったらどうしましょう」「腹くくれ」と寺泉。
 「やっぱり千尋ちゃんのパパは正義の味方だね」と木村省吾君。

 長セリフ、頑張りました、仲村トオルさん。寺泉、どんどん男を上げています。
 鰻登り、いいえ、滝を登って龍になる勢いです。と言っても、まだ迷っている時は進藤先生に頼ってしまう。
 いつも適切な事を言ってきますからね、彼は。これで消防官達の票は確実ですね。
 正しい経済政策はいつも不評と聞いた事があります。
 ほんとかどうか知りませんが、正しい政策が好評とは限らないし、
画期的な政策はそれに反対する圧力も相当なものでしょう。
 政治家って大変な職業です。

 日比谷学(小市慢太郎)先生は河野和也(小栗旬)が可愛い様子。確かに可愛いですが。

 目の前に助けを求める人がいるのにそれを無視するのはきついです。
 この前東京大空襲の事を特集していましたが、
どうしても生き残ったものは罪の意識を背負ってしまうみたいですね。
「救命病棟24時」オリジナル・サウンドトラックⅢ

詳しく書いてあります
どらまにあ
あずスタ
D.D.のたわごと

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キケンなオス

「キケンなオス」不機嫌なジーン 第8話 ☆☆
脚本:大森美香 演出:澤田鎌作 音楽:小西康陽

 蒼井仁子(竹内結子)は手塚純一郎(遠藤憲一)と勝田隼人(オダギリジョー)に出会う。
 二人は有明海の干拓の事でトビハゼの研究をしている仁子の同僚阿部啓太(岡田義徳)と関わっていたのだ。
 四人で有明を見に行く。
 そこで勝田に名前の事をほめられる仁子。勝田の母親も「美子」と書くのだが「よしこ」と言うんだそうだ。

 山本光(陣内孝則)から仁子は仕事を頼まれる。
 それは外来魚は日本の沼や湖の生態系に影響を及ぼさないという事を証明する仕事だった。
 業界から多額のお金をもらっての仕事だ。仁子は断る。
 研究室に戻ると仁子は若狭宗夫(平山広行)から動物園のガイドの仕事を頼まれる。
 若狭が苦手な虫の解説だったのだ。仁子はそのバイトを引き受ける。そこに勝田が来る。
 勝田にとって有明は思い出が一杯の所だった。
 なぜ仁子は動物行動学を選んだのかと聞かれ、
仁子は虫を観察している内にちゃんと虫達の行動には意味があるという事がわかったからと答える。
 勝田は仁子を気に入り「よしこ」って呼んで良い?ときく。仁子、勝田と一緒に有明の命を守る会の集会に行く。
 集会からの帰り勝田、仁子にキスしようとする。

 動物園でのバイト。マニュアルを忘れた事に気付く仁子。適当に話して質問コーナーにする。
 そこで大きなお兄さんが目をきらきらさせながら質問してくる。南原孝史(内野聖陽)だった。
 お子様と保護者達の前で痴話喧嘩をする二人。動物園を二人で歩く。俺の事を待っててくれたんだろときく南原。  男出来たかと聞かれ思わず出来たと答えてしまう仁子。「そう」と言って黙る南原。
 仁子、すぐ否定するが、今はたまたま一人だけど、あなたの事待ってたわけではないと言う。
 しかし仁子をいとおしげに見つめる南原。キスしようとするが仁子がカマキリのぬいぐるみ(?)で防ぐ。
 南原には会議があり、待ち合わせをする二人。
 仁子のちょっとぶっきら棒な言い方なんだが「ちゃんと来てね」という言葉にいちいち感激する南原。

 山本は仁子をこらしめる気満々。幸せ一杯の南原。
 そんな事とは露知らず仁子に興味津々の勝田。有明の干潟をあんな目に会わした南原の事は許せない様子。
 南原は待ち合わせの場所で仁子と抱き合う。

 幼児と保護者の前で痴話喧嘩はまずいでしょう。
 南原にまともな常識を期待するのは無理だから、仁子が考えないと…。

 ヒョウモンカマキリを見て気絶し、そこに来た柳川美幸(山田優)を見てほれてしまう若狭。
 あれって名前は忘れたけれどつり橋で出会う男女は恋に陥りやすいというパターンの一つではないのか。
 危機へのドキドキを危機を救ってくれた柳川へのドキドキと勘違いしただけではないかと…。
 まあそれでうまく行くなら良いか。
 ヒョウモンカマキリって日本のカマキリではないから、あれは研究所から逃げた奴?
 それとも誰かのペットだったとか。

 山本事務所って何だっけ?私、良く把握していない。お金をもらって出資者の意向に沿った研究をする所かな。
 はっきり覚えていないけれど、水俣だったかイタイイタイ病だったかが、
水銀又はカドミウムのせいではないと言う研究結果を発表した人がいたけど
(真面目に研究したのかもしれないけれど)、そんなものかな。

 やっぱり南原教授は素敵!ちゃめっけがあって可愛い。浮気するなよ!!
「不機嫌なジーン オリジナル・サウンドトラック

筋をくわしく書いています
どらま・のーと
画像があります
竹内結子「不機嫌なジーン」ブログ

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燃える戦列艦

「燃える戦列艦 A SHIP OF THE LINE」海の男/ホーンブロワー・シリーズ6 セシル・スコット・フォレスター(Cecil Scott Forester) 1938年 ☆☆☆☆☆

 ホレイショ・ホーンブロワーはサザランド号の乗員が必要な数集まるかどうかを心配していた。
 リディヤ号から200名引き継いだが、後一人前の水夫50人と新米水夫と少年200人が必要である。
 しかし結局そろえる事が出来ずに出発する。

 彼が護衛していた東インド会社の船を拿捕しようと二艘のラガー船が近寄ってきた。フランスの私掠船である。
 ラガー船は高速である。
 敵は二手に分かれて、サザランド号が一方の攻撃をしても、一方は攻撃出来ないようにしようとした。
 しかしホーンブロワーは見事に二艘を追い払う。
 その巧妙な戦いぶりに東インド会社の船団はみんなでお金を出し合って、ホーンブロワーに差し出す。
 しかし彼は喜ぶわけにはいかなかった。東インド会社の船から彼は強制的に船員を徴集しようとしていたのだ。
 命令違反だったが人がどうしても必要だったのだ。

 サザランド号は集合地点に到着した。
 後から来たカリグラ号の艦長ボルトンが一隻ははフランスとスペインの沿岸部をかく乱して、
一隻は提督の到着を待ったらどうかと提案してきた。
 サザランド号がかく乱しに行く事になる。サザランド号はフランス船を拿捕し、陸上のフランス兵にも被害を与える。

 嵐の最後の一暴れによりプルートウ号が横倒しになってしまった。
 風は岬の方に吹いており、このままではフランス軍の餌食だった。
 ホーンブロワーは危険を顧みず索をかけてプルートウ号を救出する。

 レイトン提督の命によりホーンブロワーはスペイン軍と協力してフランス軍と戦う事になった。
 大砲はなかなか思い通りに動いてくれない。来るはずのスペイン軍は一向に来ない。
 とうとうフランス軍がこちらを攻めてきたので、ホーンブロワーは大砲を運びながら命からがら逃げ帰るのだった。

 味方のカサンドラ号が4隻のフランス艦を追っていた。
 ホーンブロワーはカサンドラ号の艦長のクックにプルートウとカリグラを見つけてきてここに連れて来いと命じる。
 プルートウ号達が来たのを見たフランスの戦列艦はサザランド号の方に向かってくる。
 サザランド号は良く戦ったが、結局降伏するのだった。

 名作ね、名作。
 海の男ホーンブロワーシリーズはこの手のシリーズのはしりだそうだけど、
最初にこんなのを書かれたらたまらない。
 何と言っても主人公に人間味がありすぎる。
 音痴とか船酔いするとかは言うに及ばず、結構英雄的な事をしているのに本人に自覚はなく、
威厳を保つためにわざと口数少なくし、いろいろと悩んだりしている所が良い。
 今回もロングリイ少年の手を借りぶざまに降りるところなんて全然英雄的でない
 (この人マスト登りもへたなのよね。最後の激戦でロングリイ少年死んでしまって残念です)。 
 服を捨てられ素っ裸と言うシーンもあるし(筋骨たくましい体の持ち主をうらやんでるし)。
 起こる事件もカッコいいものばかりじゃないのよね。

 惜しむらくは私に船に対する知識が無い事。知識があって想像力があればどれほど楽しめるかと思うとくやしい。  ぜひ映像で見たい!
燃える戦列艦ハヤカワ文庫 NV 87...

他の方のサイト
Hornblower Companion

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土曜の夜と日曜の朝

「土曜の夜と日曜の朝 CASH EYE」攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG 第3話 ☆☆☆☆
原作・協力:士郎正宗 監督・シリーズ構成:神山健治 ストーリーコンセプト:押井守 キャラクターデザイン:後藤隆幸・西尾鉄也 オリジナルキャラクターデザイン:下村一 メカニカルデザイン:寺岡賢司・常木志伸 音楽:菅野よう子 制作:Production I.G 脚本:佐藤大 絵コンテ:西村純二 演出:布施木一喜 作画監督:新野量太

 「TADOKORO」と書かれているビルに侵入する女。彼女は監視カメラを壊しカードを置いて去っていく。

 そのビルの持ち主、田所ツトム(水島鉄夫)は総理を通じて公安9課に金庫の警備を頼む。
 女は犯行予告をしてきたのだ。
 荒巻大輔(阪脩)は警察に頼んだ方が良いと言うが、
犯行予告の日は政財界の大物を集めてある趣味のパーティーをするので、
無粋な連中にウロウロしてもらいたくないと田所は言う。
 田所のパーティーに出席する素子達。そのパーティーは美しい女性型アンドロイドを愛でるパーティーだった。
 田所にいやらしい目で見られる草薙素子(田中敦子)。彼は彼女を試しにと誘う。彼女は誘いを受ける。
 田所を抱き寄せながら彼の電脳に偽の記憶を流し込む素子。
 彼女はそのまま女泥棒キャッシュアイの格好をして金庫に侵入するべく下に降りる。
 下にいた警備員を催眠ガスで眠らせるバトー(大塚明夫)とトグサ(山寺宏一)。
 タチコマ(玉川紗己子)がモニター画面を切り替える。
 金庫は最近改造したらしくどんな仕掛けがあるかわからなかったが、危険承知で素子ひとりで金庫に忍び込む。
 しかし金庫は侵入者を感知すると自動的に扉が閉まり、空気を抜くようになっていた。
 扉は田所のゴーストでしか開かない。カメラには閉じ込められる素子の姿が映っていた。
 しかし金庫を調べても素子の姿はなく、戸惑うバトー達の後ろからドレス姿の素子が登場する。
 閉じ込められる素子の映像はタチコマが流した偽の映像だったのだ。
 金庫の金を調べて、国税局が手配していた通しナンバーの薬島の隠し財産を見つける。
 田所は逮捕される。太陽溢れるビーチでくつろぐ素子とバトー。怪盗ごっこは楽しかったと言う素子。
 その時荒巻が現れ仕事をしろと言う。ビーチは映像で本部のビルだった。

 「土曜の夜と日曜の朝」という題名の映画があるけれど全然関係ない。「キャッツアイ」へのオマージュね。
 確かに怪盗には魅力がある(泥棒は犯罪だが)。ナイスバディの素子に怪盗をさせたかったのね。
 私も彼女の華麗なアクションと妖艶なドレス姿が拝めて満足だが…。
 素子があの偽造映像の事を荒巻にまで秘密にする必要性は無いと思う。彼女、秘密主義か。
 イシカワ(仲野裕)にもわからない金庫の仕掛け通りの映像をどうして作れたか。
 あらかじめ予想して作ったか、現実の映像を見ながらタチコマが作ったのか。
 大体当初の目的は田所に金庫を開けさせる事だから、無理に入る必要は無いわね。
 むしろ怪盗が金庫に入ると、あの通し番号の金は怪盗が置いていったものだと主張しかねないような…。
 その事まで考えてあらかじめ素子は偽映像を流すつもりだったのかな。
 本当の映像は映像でちゃんと残しておいて、怪盗が置いたと田所が主張したらそれを提出するとか。
 映像の作り変えも簡単な世の中だから、確たる証拠と言えるのかどうか難しい。
 あと、素子が本当に入っていないのなら、どうして金庫は閉まったの?
 金庫を開けたままにしておくのは難しいが、閉めるのは簡単なのかな。あっ、わかんないや。私の考えすぎかな。  私が気付いていない事があるかもしれない。
攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG 02

攻殻機動隊と言ったらこのサイト
攻殻機動隊PKI-B-Wiki
野良犬の塒

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永遠(とわ)の花々

「永久(とわ)の花々」華岡青洲の妻 第6回(最終回)
原作:有吉佐和子 脚本家:古田求 演出:野田雄介 音楽:牟岐礼 語り:渡辺美佐子

 華岡青洲(谷原章介)は士分になり帯刀を許される身となった。
 そんな時加恵(和久井映見)は小陸(小田茜)の様子がおかしい事に気付く。
 青洲が小陸を診ると血瘤(リンパ節の癌)だった。治せるものではなかった。
 ある日利兵衛(大鷹明良)という者が母親の乳癌の手術を頼んでくる。
 これで青洲は通仙散を使った手術を行う事が出来る。一方小陸は悪くなる一方だった。
 加恵が小陸が嫁ぐ事が出来なかった事を嘆くと、小陸は嫁に行かなかった事を何よりの幸せだったと思うと言う。  彼女は加恵と於継(田中好子)の争いを見ていて、
姉(あね)さんのような目に合うより病の方が楽だと思ったのだった。
 加恵は於継の事を心底から賢い立派な方だった思っていると言う。
 「そう思うてなさるのは姉さんが勝ったからやわ。それでも男という者はすごい者やと思いなさらんかのし。
 おかはんと姉さんとの事を兄(あに)さんほどの人が気付かんはずは無かったと思うのに、
横着に知らん振りを通しておかはんにも姉さんにも薬飲ませたのですやろ。
 どこの家のおなご同士の争いも結局は男一人を養う役に立っているんとは違うんかしら。
 もしこの血瘤が姉さんに出たのであったら、兄さんは刀とって裂いたかしれへんわ。
 そやけど妹には何もようせえへんのです。血縁の女きょうだいは男の役には立たんから嫁に出されるのですやろ。 私は二度とおなごに生まれとうない。私の一生では嫁に行かなんだのが一番の幸せやったのやしてよし。
 嫁にも姑にもならないで済んだのやもの。おかはんも姉さんもおんなじや。哀しゅうないの?
 ねえ姉さん、哀しゅうないの?」

 小陸は死に、乳癌の手術は成功する。

 加恵の墓は於継の前の方にあるが、青洲の墓はその二人を合わせたよりも大きく二人の墓の前に立つのだった。

 青洲は自分の体で実験していたのだから、母親や妻を利用したというわけではない。
 それに青洲自身がどうにかなったら困るし。でも女の方が不自由な所があるわね。

 女性達の緊張感は良かった。女が書く話しの方がやっぱり女にとっては鋭い。
 加恵がやたらと自分の事をいたらない嫁と言うのは違和感があるが、昔は価値観が違かったろう。
 そんなに出来た人などこの世にいないし。姑と嫁の間柄は今でも世界中で問題になっているし。
華岡青洲の妻新潮文庫

私より詳しいです。
ミチの雑記帳
光の領分

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二年生・秋…それぞれの選択

「二年生・秋…それぞれの選択」H2 第8話 ☆☆☆☆
原作:あだち充 脚本:関えり香 音楽:佐藤直紀 演出:鬼頭理三 主題歌:「over…」K

 橘英雄(田中幸太郎)の明和第一高校は夏の甲子園を優勝する。
 英雄は全日本代表に選ばれ、台湾に遠征に行く。
 そんな時国見比呂(山田孝之)と野田敦(中尾明慶)は木根竜太郎(石垣佑磨)から英雄が負傷した事を聞く。
 会いに行くと彼の目の周りには確かにあざがあったが、大した事は無いと英雄は言う。
 それよりも彼は比呂に古賀春華(石原さとみ)がへこんでいるみたいだと言う。
 野田が春華ちゃんが甲子園で負けた翌朝、比呂の事を捜しに行ったと聞き、
比呂と雨宮ひかりは春華が二人が抱き合ってるのを見たのではないかと気付く。
 ひかりにも言われたので比呂は何とか春華にフォローしようとするがうまくいかない。

 ある日英雄が古田敦也モデルの眼鏡をかけてくる。ファン対策にかけたのだと言う。
 試合に出ないのは戦略だと言う英雄。
 しかしひかりは英雄が置いていった眼鏡をかけてみて、一方の方に度が入っている事に気付く。
 明和第一高校、選抜に出れず。
 ひかりが英雄お気に入りの場所に行くと案の定英雄がいて、ひかりは彼に眼の事を聞く。
 彼の視力は急激に下がっていて、実は不安で一杯だったのだ。「俺から野球取ったら…なんも残らないからさ」
 「…残るよ」英雄とひかりはキスをする。
 ひかり、比呂に「あたしの初恋はヒデちゃんだから…だから…あしたの応援にはいかない。
 あした勝っても選抜には行かない。もう比呂の応援には行かない」と言う。
 比呂達、千川高校が優勝し、選抜出場が決まる。

 マトリョーシカが並んでいる屋上(?)。
 比呂が野田を待っていたら春華が来る(仲良くさせようという野田のはからい)。
 「あの試合…おまえのために勝ちたかったし…お前と…もう一度甲子園行きたかった。
 あのさあ…甲子園に超うまいお好み焼きあるんだよ」
 「お好み焼き」「一緒に行こう」「一緒に」「二人で」「あたし…イカ焼きも食べたいな」春華、喜ぶ。

 ひかりの母さくら(七瀬なつみ)が入院する。見舞いに行く比呂。
 さくらは甲子園のおみやげに優勝のウィニングボールが欲しいと言う。
 ひかりが誕生日に毎年もらっていたのがうらやましかったのだとか。千川高校、選抜で優勝する。
 帰ってきたら、ひかりの母が亡くなっていた。

 石原さとみちゃんのくちびるも山田孝之君のくちびるもキスすると気持ちが良さそうな…。

 最後には英雄と比呂の対決になるんだろう。と言うことは英雄の目、大丈夫よね。心配。
H2~君といた日々 TVサントラ

画像あります
徒然なるままに…(~はるかなる日々~)


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追跡「第三の男」

「追跡“第三の男”SHADOWING THE THIRD MAN」 ☆☆☆☆☆
国際共同製作 シルヴァーアップルズ メディア・ヨーロッパ NHK

 アメリカのプロデューサー、セルズニックは引っ切り無しに歩きまわり、ひと時の休みも無く煙草を吸い続け、
一本吸い終わりそうになると次の煙草を取り出して火をつけ、ズボンは灰だらけといったありさま。
 秘書は午前、午後、夜と三交代制になっていて、よく夜中の2時までオフィスにいたものだった。
 当時はまだ危険性がよく知られていず、アンフェタミンのような覚せい剤が平気で使われてい、週に6日、
休み無く働き続けるため、セルズニックはそういった薬に頼っていた。
 睡眠時間は一日に1時間からせいぜい3時間。そして日曜になると27時間から28時間も眠り続けた。
 しかし薬で興奮した体はそう簡単には眠ってくれないので、通常の2、3倍の睡眠薬を飲んだ。

 イギリスのプロデューサー、コルダは重要な時以外は口をはさまず、はさむ時は必ず筋が通った事を言った。
 コルダが何年もの間イギリスの諜報機関のために働いていた事は公然の秘密だった。
 自分の撮影所や他の人のスタジオを諜報活動の隠れ蓑にしていた。

 オーストリア映画の重鎮カール・ハートルのパーティーで出会ったのがアントン・カラス。
 当時の助監督ガイ・ハミルトン「部屋の隅に見慣れない楽器を弾く男がいたんです。
 キャロルはその演奏にすっかりひきつけられ、前の床にしゃがみこんで聞き入っていました」
 リードはホテルの寝室を録音スタジオ代わりに使いアントン・カラスの様々な演奏を録音していった。

 オーソン・ウェルズの出番になりスタッフがパリに迎えにいくと彼は飛行機でローマに行き、
ローマに行くと彼はパリに行った。
 ウェルズは電話交換手を買収し居留守を装った。スタッフも交換手を買収し彼に電話を繋いでもらった。
 彼のいたずらにはモッタイをつけて出演料を引き上げる狙いもあった。
 ウェルズはホテルの部屋から出て来ようとしなかったので、スタッフがホテルに手品師を連れて行った。
 ウェルズは大の手品好きだったのだ。 もし彼がホテルから出てきたらいくつか手品を見せてあげると約束した。
 それでようやく出てきた。ウェルズはどこに行っても「市民ケーン」として扱われた。

 少し斜めになったアングルは監督のアイデアだった。そして石畳の上に水を撒くと水がキラキラ光る事に気付いた。 水がひいていくと光の効果だけが残る。低い所から見るほど良く光っって見える。毎日消防車が来て水を撒いた。
 夜の撮影、昼の撮影、下水道の撮影、三つ全部を監督自らやると言って、アンフェタミンの力を借りてやった。
 監督は猫がのどをゴロゴロ鳴らしながらハリーを見上げるシーンを欲しがった。靴紐の上に魚のすり身を置いた。
 猫はすり身がきらいなようだった。そこでズボンの中に糸を通して靴紐と結ぶんだ。
 糸をひくと靴紐が動くようにした。猫はやっと興味を持ってくれた。
 ウェルズの不在で時間が空いた事で一つの素晴らしいアイデアが生み出された。ライトが作り出す巨大な影。
 キャロルは誰かがライトの近くを通る度に巨大な影が出来ることに気が付いた。

 1934年2月12日、オーストリアの社会主義者達がファシストに支配された政府に反旗を翻したが、
わずか4日で敗北。
 下水道を使って逃亡。その逃亡を助けた人物の中に後にグリーンと接触する人物がいた。
 ピーター・スモレットとキム・フィルビー。スモレットの元もとの名はシュモルカ。酒場の名に使われている。
 フィルビーの本当の名はハリー・フィルビー。後に彼はKGBの二重スパイである事がわかった。
 大観覧車はソビエトが管理する地区にあった。戦争で壊れたが戦後すぐに再建された。
 「イタリアでは30年間(ボルジア家の?)圧制と流血が続いたがその中からルネサンスが生まれた。
 だが500年に及ぶスイスの平和は何を生んだ?鳩時計だ」
 このセリフはウェルズが考えたもの。
 ウェルズは体が汚れない芝居しかやろうとしなかったので、下水道を逃げるシーンはほとんど代役がやった。
 ハリーを追いかける警官は本物。濡れた地下道を素早く動き回るのは想像以上に大変だった。
 ウェルズのシーンを撮影するためロンドン郊外のスタジオに下水道のセットを作った。
 寒いウィーンでロケされた部分は息が白くなっている。
 ハリーがマンホールの網(?)から出している手はキャロル・リードのもの。
 グレアム・グリーンは最後に主人公がアンナと結ばれる事を暗示して終わらせようと思ったが、
キャロル・リードが反対した。
第三の男THE THIRD MAN
他の方の記事
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オーストリアこぼれ話


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飽食の僕 他

「攻殻機動隊 S.A.C.2nd GIG」
原作・協力:士郎正宗 監督・シリーズ構成:神山健治 ストーリーコンセプト:押井守 キャラクターデザイン:後藤隆幸・西尾鉄也 オリジナル・キャラクターデザイン:下村一 メカニカルデザイン:寺岡賢司・常木志伸 音楽:菅野よう子 制作:Production I.G

「再起動 REEMBODY」第1話 ☆☆☆
脚本:櫻井圭記 絵コンテ:橘正紀 作画監督:中村悟

 重火器で武装したテロリストが46階にある中国大使館を占拠した。
 彼らは「個別の11人」と名乗っていた。
 要求はアジア難民の受け入れ即時撤廃、及び国内に点在する計5ヶ所の招慰難民居住区の完全閉鎖だった。
 しかし時の政府は近く難民の受け入れの無期限停止と難民居住区の段階的縮小を発表する事になっていて、
テロに屈してこのような政策にしたと思われることは何としても避けたかった。
 犯人の要求がマスコミにもれる前にテロを制圧するために荒巻大輔(阪脩)は茅葺首相(榊原良子)に呼ばれた。  公安9課を再建する予算を申請しても良いと言う。ただし人質の犠牲者は一人も出さないというのが絶対条件だ。  しかしすぐには突入できない。書類の作成が必要だった。
 草薙素子(田中敦子)は一人のテロリストの電脳をハックする。仲間は全部で9人だった。
 警察が廊下の天井の空調から出した内視鏡がテロリストに見つかり、銃撃戦が起き、警官一人が人質になった。 荒巻はいざとなったら自分一人の独断でやったという事にして、9課を突入させようと総理に提案する。9課突入。  次々とテロリストを倒していくが、最後の一人が人質の首にナイフを突きつけながら叫ぶ。
 「我々は個別の11人。ここで我々が倒れようとも、個別の自我が我々の意志を引き継ぐ。
 よって我々にとって、死は意味を持たない」
 素子「あ~らそう。じゃあ死になさい!」9課、テロを制圧する。

 9課に噂の新人が来る。タチコマ(玉川紗己子)だった。

 ゥワーイ!!タチコマだー!バンザーイ!バンザーイ!\(^o^)/タチコマとバトー(大塚明夫)の愛は永遠よ!!

 今回は難民問題?この世界は非核大戦後の世界。
 そして日本はアジアとヨーロッパが戦っている間、その戦争特需で利益を得た。
 それで安価な労働者として難民を受け入れてきたのだが、今はいらなくなっている。
 しかしこのテロリスト達は本当に難民排除だけが目的なのかな?11人というのの元は何?
 個別にこういうのが出てくるってありうるかな~?ネットで繋がってる?
 アルカイダもそれぞれ別々だと聞いたけど…。
 今の日本はオランダみたいな小さな国より難民を受け入れていないのよね。
 難民かどうかわからないけれどオランダでも移民との摩擦がある。
 しかし先進国としてはあまりに受入数が足りないんだよな~。
 ドイツは安価な労働力としてトルコ人を受け入れ、後でいらないという事になった。
 しかしその頃にはドイツで生まれてドイツで育ったトルコ人が出てきた(シシカバブーはおいしいし)。難しいな。

 首相、只者ではない感じ。素子のダイビング銃殺は「GHOST IN THE SHELL」へのオマージュね。
 まあ、素子がああいうのが好きだという可能性があるが。

「飽食の僕 NIGHT CRUISE」第2話 ☆☆☆
脚本:菅正太郎 絵コンテ:安藤真裕 演出:竹下健一 作画監督:清水ひろし

 三大ネットワークの会長片倉(西村知道)の専属ヘリパイロットのギノ(平田広明)は片倉を殺す。
 しかしそれは現実ではなくギノの頭の中の出来事だった。同僚に店で牡蠣を食わないかと誘われて断る。
 なぜ人口臓器のサイボーグなのに食を楽しもうとするのか。感覚器官だってデジタルなのに。

 ギノの部屋。12月25日に印を付けてあるカレンダー。チェ・ゲバラのポスターが貼ってある。
 「Reset the world」鏡の前で銃を構えるギノ。

 歓楽街。「NEIGE」という店の前に立つギノ。高級車が止まる。バトーに扉を開けられて車から降りる高級娼婦。
 店に入っていく。彼女の美しさにみとれるギノ。彼女の顧客には片倉会長もいた。
 片倉のSPを殺し、片倉を殺して彼女を助ける妄想をする。体力づくりをするギノ。
 「明日だ。あした世界は真実に目覚める!」

 事務所で無断で休んだ事を主任に叱られるギノ。ギノは傷痍戦闘サイボーグで、主任とは軍を一緒だった。
 主任に「昔のあなたはそんな人じゃなかった」と机に手を突いて叫ぶ姿を妄想するギノ。

 ヘリ。片倉会長に昨日無断で休んですいませんと言ったら、覚えが無い様子の会長。
 侮辱されたように感じたギノは会長を乗せたままヘリを地上に突っ込ませる妄想をする。

 バトーにお金を渡しあの高級娼婦を買おうとするギノ。足りないと言われる。
 風俗店に行けば風俗嬢は別料金だからと何もせず、「それに」と彼の下半身を見る。
 彼の下半身はサイボーグだった。ギノは店長に先ほどバトーに渡そうとしたお金を取られる。
 招慰難民救済基金に電話して引き落としをやめてくれと言うが、お申し出を認識できなかったと受付は言う。

 仕事場。必要ないのに食う同僚を見てトイレで吐くギノ。
 トイレの外で同僚達がギノを牡蠣にさそった男の話をしていた。
 彼、三澤陽一ことヨウ・ミンテはアジア系難民による庁舎襲撃事件の実行犯だった。
 「なんであいつなんだ」とつぶやくギノ。

 ギノはヘリであの高級娼婦を送るよう言われる。雪が降っている。
 「君を捜してたんだ。ここ何日かずっと。いや生まれるずっとまえから」「私もよ」
 「もう辛い思いはさせない。二人でこのまま遠くへ行こう。誰にも邪魔できない僕らだけの国。
 でも、その前には僕はどうしてもやらなくちゃならない事がある」
 「何をするつもり」「真実を解放しなくちゃならないんだ」「私を道連れにして?」
 彼女が彼の顔を触ると血が顔につく。「えっ」気が付くとギノの下半身が血まみれになっている。「あああ!」
 「あなたはもう充分戦った。あなたは勝ったのよ」「そうで…あればいいな…」

 娼婦は素子だった。彼は一連のテロ事件とは無関係。下半身喪失も現地で悪質な性病にやられたからだった。
 素子は彼は計画を実行に移すことは無いと断定する。「哀れなほど真実を知らないプロレタリア」

memo:第四次非核大戦。従軍の規定で高性能電脳と部分義体を施術される。

 信用できない語り手の物語。
 公式サイトには娼婦の名前が「ヒララ」と書いてあるけれど、本編では言及は無い(それともあったか)。
 電脳でハックすれば彼の頭の中の妄想までわかっちゃうのかな。
 結局ギノは娼婦とまともに会話してないのよね(たぶん…)。仕事も無断で休んでいない(たぶん)。
 彼の頭の中では自分の作り上げた話と現実がごっちゃになっている。
 素子は彼が計画を実行に移す事は無いと言っているけど、それはわからないと思う
 (最近、動機が良くわからない不可解な事件があったし)。
 彼は白昼夢を見る体質なのか?何かの精神病?戦争の後遺症?それとも電脳特有の現象なのかな?
 ギノはテロに関わっていた人物と親しかったから9課は調べを入れたのかな。
 最後の娼婦との会話もギノが作ったものと考えられるが、ここは素直に素子が介入したと考えた方が妥当だろう  (寄付金の話しも彼の頭の中の妄想かと勘繰っちゃった)。
 素子は娼婦をやって片倉を調べていたのか?
 バトー達に守られていたという事はやはりあの娼婦は初めから素子なのだろう。
 義体は出入り自由だから、ちょっとわからないが。
 (これ、「タクシードライバー」へのオマージュですって?ああ、だから娼婦。気付きませんでした。
 パトリック・マグラアとかジャン・ヴォートランとかじむ・とんぷすんとかの方を思い出していました。
 そうですね、そこまで妄想ひどくないですね…)

 「真実の無い生はありえない。真実とは多分、生そのものの事だろう」という言葉はカフカだそうです。
攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG 01

示唆に富んでいます
野良犬の塒
セリフをほとんど書いています
攻殻機動隊PKI-B-Wiki

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恋の主役と…第三の男

「恋の主役と…第三の男」不機嫌なジーン 第7話 ☆☆☆☆
脚本:大森美香 演出:初山恭洋 音楽:小西康陽

 救出のお礼にと蒼井仁子(竹内結子)は南原孝史(内野聖陽)らに朝食をご馳走する。
 そこで阿部啓太(岡田義徳)が白石健一(黄川田将也)の写真に気付く。
 「ねえねえねえねえねえ、これって彼氏の写真?」桜井祐介(ペ・ジョンミョン)「うわー。何かかっこいいですね」
 「うん」教授「後ろにいるニホンザルと大差ない」啓太「そうですか?草食動物系の二枚目ですよ」
 仁子「でも振られたの、昨日」
 昔の彼氏の写真を捨てる捨てないの話で、教授が自分は仁子の写真を今でも持っていると話す。
 そしてモンシロチョウは冬を越した方がより美しい蝶になると話す
 (冬が無い南の蝶の方が美しいな。やはり振られた事の無い女の方が美しいか…)。

 研究室。ナナホシテントウムシを見つめる仁子。三井茂人助教授(大鷹明良)「誘引物質は見つからないのか?」  仁子「はい。まあそう簡単には見つからないとは思ってたんですけど」
 四谷雄哉助教授(伊藤正之)「サンプルはどっから抽出したの?」「アルコールに漬けた葉っぱです」
 「だったらあれかもな。固形の吸着剤に変えてくつけてみたら」「ああ、なるほど」
 ■仁子「みんなが私に優しい気がする」
 阿部「それは蒼井が頑張ってるからじゃない。別に失恋したからって慰めようと思ってないと思うよ」
 若狭宗夫(平山広行)「蒼井!話しがあるんだ」「はい」
 「サハラ砂漠ではオスに一度も出会えないまま死んで行くアレチネズミのメスも沢山いる」
 せっかくの阿部のフォローを無にする若狭。教授も優しいと啓太が言うと教授と写真を撮った記憶が無いと仁子。  「写真は撮った瞬間に思い出になりそうで嫌いだ」と教授は言ったんだそうだ。教授の所に行く仁子。
 教授「今夜食事でもどう?」「はい?」「うまい焼き鳥屋があるんだ」「結構です。やらなきゃいけないこともあるんで」 「ああそう。ホントにうまいよ。ちょっと小汚いけどな」
 「他をあたってください。それに私慰めて頂かなくても、もう元気ですから」「それは嘘だろー」と小さく。
 「ちょっと待て、仁子。
 いや、だから、もし、お前の言うその見えない絆、そういう物が本当にあるんだとしたら、それは…
それは俺にとってお前なのかもしれない。と、思う」
 必死の思いで言ったのに、「誰にでもそういう事言うのは止めた方が良いと思いますよ」とかわされる。
 しかし研究室に戻った仁子は「何でこんな時にそんな事を…」と頭を抱える。

 吉田佳教授(もたいまさこ)とのテニス対戦の帰り。車を運転する南原教授。仁子に対して真剣に話す。
 「おまえと真面目に話しがしたいだけだ。逃げんなよ」仁子「後ろ、聞こえますよ」
 「かまうもんか。俺にとっては脇役に過ぎない」後ろの席の寝たふりをしている脇役達、そっと目を見交わす。
 「私はいつだって真面目ですよ。いつもふざけんてんのはそっちじゃない」
 「やりなおそう!今度はうまく行く。…ように努力する!」「どうせ遊びたいだけなんでしょう」「はあ?」
 「だってあなたそう言う人じゃない?私が今失恋して弱ってるからって、それで」「ひどい男性不信だ」
 「何それ?あなたのせいじゃない?
 オスは沢山のメスと交尾して、沢山遺伝子を残して、そのためにならどんな嘘でも平気でつく。
 あなたが教えてくれたのよ。あの頃だってそう。どうせ初めての留学でわけわかんない私をいいようにだまして」
 聞いている教授の顔、厳しくなる。軽い感じで「ああ、そうだよ。弱い者を狙うのは生物の常套手段だからな」
 「最低」車を出る仁子。寝た振りしていた四谷に車を運転して前にいる仁子を拾ってくれと頼む教授。
 「外車は運転した事ないからな~」「嘘だろ!」「脇役ですから」
 柳川美幸(山田優)「あっ、私、左ハンドルOKですよ。お酒も飲んでないし」
 「今日から君が主役だ」と教授は車のキーを美幸に渡し、車を降りる。仁子を拾っていく車。

 仁子が一人研究室にいると、男(勝田隼人 オダギリ ジョー)が入ってくる。
 「南原教授ってここの人?」って聞いてくる。しかし今日は来ていなかった。
 「どうしようかな~。キスでもする?」と変な事を言う男。「又来るね。教授にもそう言っといて」

 教授、ミネソタに行く事になる。教授の部屋に行くと仁子のレポートがある。
 それを取り出したら封筒が落ち、中には仁子の写真が。裏には「不機嫌なジーン」と書かれている。

 車に乗っている教授を自転車で追いかける仁子。車から降り、仁子と歩く教授。
 「ロンドンで初めてお前に会った時、すぐに落とせると思った。純情そうで簡単に引っかかるだろうって」
 「簡単に引っかかったから」「ああ。引っかかった」「じゃあ、論文が面白かったってあれも嘘?」
 「あれホント。スペルは間違いだらけでひどいもんだったけどな。プロテインのRが全部Lになってた」
 「今でも間違える」
 「中身は面白かったし、お前も。何なんだろうな。無謀で、素直で、お前は俺の中に土足で入り込んできた。
 勝手に。どっと。お前と毎日喧嘩して、くだらん話しをして、こんな日がずっと続けば良いと思ってた。気がする。
 本当に気付いたのは全部終わってからだけどな。愛してたよ、ジーン。知らない間に愛してた」
 「私も愛してた。私は初めて会った時からずーっと」「めずらしく素直だ」「もう昔の事だけど」
 「そうだな。キスして良い?」「何で?」「別れの挨拶だよ、フィンランドで」「ここは日本です」
 「言葉で今の気持ちは伝えられない」「あ、はい。ほっぺなら」教授、額にキスする。「そこはほっぺじゃない」
 「間違った」「ああ何か悲しくなってきた」「俺もだ」「ほらね」「何だ」
 「生き物には愛情なんか無いってあなたはバカにするけど、やっぱり遺伝子で説明できない何かがある」
 「そのことに関しては科学者としてイエスとは言えない」「いつか証明してみせるから。私がきっと」
 「泣くな、仁子。いつだって会える。たかが地球の裏側だ」
 「無理、絶対無理。今年も学費150万もかかるし。バイトしたって本とか買ったらあっという間に無くなっちゃうし。
 親にはもう~、負担かけらんないし」
 「笑え」「さよなら」「さよなら。又いつか」「又いつか」教授去る。

 2003年2月から2005年2月に。

 教授の女好きは相変わらずだから、やっぱり不安ね。四つんばいになっても顔を決めまくっている教授って素敵。
 しかし女性と顔を並べると顔がでかい事が良く分かる。

 内野聖陽さんとオダギリジョーと二人の良い男が出ちゃうと迷っちゃうな~(何に?)。
「不機嫌なジーン」オリジナル・サウンドトラック

オダギリジョーのファンは見ましょう。面白いです。特に「率直」が…。(音が出ます。注意)
ライフカード
詳しく筋が書いています
どらまにあ
どらま・のーと
Yuuya’s Notlet

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