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オペラ座の怪人

「オペラ座の怪人 The Phantom of the Opera」2004年 2h23 米 ☆☆☆
製作・共同脚本・音楽:アンドルー・ロイド・ウェバー(アンドリュー・ロイド=ウェバーAndrew Lloyd Webber)監督・共同脚本:ジョエル・シューマカー(ジョエル・シュマッカー Joel Schumacher)原作:ガストン・ルルー(Gaston Leroux)撮影:ジョン・マシスン(ジョン・マシソン John Mathieson)衣装:アレグザンドラ・バーン(アレキサンドラ・バーン Alexandra Byrne) 美術:アンソニー・プラット(Anthony Pratt)

 1919年。白黒の映像。蜘蛛の巣がかかった今は廃墟のパリオペラ座。劇場関係のオークション。
 猿がシンバルを叩く人形。
 それをせるマダム・ジリー(ミランダ・リチャードソン ミランダ・リチャードスン Miranda Richardson)とラウル・シャニュイ子爵(パトリック・ウィルスン パトリック・ウィルソン Patrick Wilson)。
 ラウルが獲得する。そして壊れたシャンデリアが披露される。
 壊れたシャンデリアがどんどん元の豪華絢爛な姿に戻り、鮮やかな色がよみがえり、
往時のパリオペラ座がよみがえる。
 リハーサル風景。歌っているカルロッタ(ミニー・ドライヴァー Minnie Driver)。
 そして新支配人としてフィルマン(シアラン・ハインズ Ciaran Hinds)、
アンドレ(サイモン・カロウ Simon Callow)。
 そしてやはり新しいパトロンとしてラウル登場。
 ラウルは今は大勢いる踊り子の一人に過ぎないクリスティーヌ・ダーエ(?エミー・ロッサム Emmy Rossum)の幼馴染。
 幼い頃だが結婚の約束までした(確か…。)。ラウルはクリスティーヌには気付かなかった。
 わがままなプリマドンナには不満が一杯。不可思議な事故が多いこの劇場。
 カルロッタの頭上に幕が落下してきて(怪人の仕業だ)、彼女は役を降りる。
 そこでバレエ教師のマダム・ジリーがクリスティーヌを主役に推す。
 クリスティーヌは秘密の教師に歌を習っていて、今度の主役の歌も完璧に歌えた。
 クリスティーヌは早くに両親を亡くし、このオペラ座の寄宿学校に入っていた。
 ここで彼女は秘密の教師に出会い、その彼を父が贈ってくれた音楽の天使と信じて疑わなかった。
 そんな彼女をマダム・ジリーの娘で友達のメグ(ジェニファー・エリソン Jennifer Elison)が心配する。
 クリスティーヌの舞台は見事成功。
 ラウルもクリスティーヌに気付き、彼女をディナーに誘うが、
ファントム(ジェラード・バトラー ジェラルド・バトラー Gerard Butler)が現れ、
彼女を地下の彼の部屋に案内するが…。

 ネタばれ、注意!

 まず白黒の映像は雰囲気があって美しいと思いました。老人達、本人達に老人メイクを施したものだそうですね。  私、マダム・ジリーでは無く、その娘かと思ってました。ミランダ・リチャードソン、存在感があります。
 パリオペラ座がよみがえるシーンは素晴らしいです。引き込まれました。ミニー・ドライヴァー、良かったですね。
 コメディエンヌとして華を添えていたと思います。
 最後のカタストロフィーの場面では太った愛人の死をちゃんと嘆いていて、好感も持っちゃいました。
 新支配人達の二人が歌うシーンは違和感無く楽しめました。
 私はてっきりエミー・ロッサムの歌は吹き替えと思ってました。当時16歳の彼女自身の声なんですね。
 素晴らしいです。ファントムがクリスティーヌを案内するシーンは今一つ工夫が足りないかな。
 コクトーの「美女と野獣」みたいに動く腕の燭台とか、水の中からせり上がる燭台とかを使いたかったのなら、
彼女が夢うつつの中にいるのかのような工夫が必要。
 でなかったらリアリティに徹して、たいまつだけの光で暗闇を強調し、その分怪人の居場所を美術的に凝るとか。
 怪人自身は歌っていずに、
彼女の幻の中で怪人が甘い声で耳元で歌っているかのような映像を二重写しにするとか。
 舞台の光あふれる豪華絢爛と地下の闇の魅力との対比をもっと強調した方が良かったかな。
 クリスティーヌとラウルの絆を子供の頃の映像を挿入して強調するとかいう工夫も欲しかったかな。
 そして怪人も最初の方で小出しにその剣呑な存在をアピールするとかした方が。
 怪人とクリスティーヌの絆ももう少し描いて欲しかったような。長くなっちゃうかな。
 歌よりも怪人の危なさ、カリスマ性、そして哀しみの方をもっとちゃんと描いてほしかったような。
 後、私の好みとしては怪人の声はテノールよりバス系の方が嬉しかったけど、
これは元のミュージカルもテノールなんでしょうから、仕方が無いか。
 甘い声には聞こえなかった。ヘタでは無いが。
 怪人さん、最初から殺人を犯しているから、表にはどうしても出てこられませんね。
 せっかくの才能がもったいないけど…。クリスティーヌが怪人さんでは無くラウルを選ぶのは当然ですね。
 怪人さんと一緒では表に出られなくなる。マスカレードのシーンは好きです。
 真っ赤な衣装で降りてくる怪人さんは「赤死病の仮面」を思い出し、迫力がありました。
 「ポイント・オブ・ノー・リターン」のシーンは官能的で良かったです。あれは地獄の炎でしょうか。
 やがてはドン・ファンを焼き尽くす。そしてドン・ファンに扮する怪人。
 怪人の素晴らしい歌声に魅了されるクリスティーヌ。実際、才能あふれる怪人さんは魅力的でしょう。
 小さい時から見守ってくれましたし。1億5千万のシャンデリアはさすがの存在感。
 そんなにかける必要があるのかという疑問はおいといて。怪人さん、人殺しですが、可哀想でした。
 クリスティーヌが彼にキスして良かったです。パンツ姿のメグはオスカル様みたいでかっこよかったです。
「オペラ座の怪人」 オリジナル・サウンドトラック

セリフの訳について書いています。
空のつぶやき
prisoner’s BLOG

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» 「オペラ座の怪人」 [臭い人]
映画「オペラ座の怪人」を観てきた。 ちなみに公式ブログもあるみたい。 ミュージカ [続きを読む]

受信: 2005.04.27 16:35

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