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献身

「献身」華岡青洲の妻 第三回 ☆☆☆☆
原作:有吉佐和子 脚本:森脇京子 音楽:牟岐礼 語り:渡辺美佐子

 娘小弁を無事出産し、加恵(和久井映見)は華岡家へ戻って来る。
 姑於継(田中好子)の冷たい態度は相変わらずで加恵の洗濯物をそっと落としたりしている。

 ある日小弁(藤川博歌)が叔母於勝(中島ひろ子)の風呂を覗いて、於勝の乳房の異常を母達に知らせる。
 於勝は乳癌を患っていた。当時乳癌は治療が不可能と思われていた。だから黙っていたのだ。
 雲平(谷原章介)は手術で乳癌を治す話を聞いた事があったが、於勝の患部は大きく、
手術をしても痛みや出血で死ぬものと思われた。
 於勝は子供を産んだ加恵をうらやましがりながら亡くなる。

 1798年初春、猫での麻酔薬の実験が成功した。後は人体実験だけだ。姑の於継が実験台にと申し込む。
 それを聞いて加恵も願い出る。二人に責められて雲平は二人とも実験台に使う事を承諾する。
 薬を飲まされ意識を失くす於継。苦しそうだったがちゃんと目が覚める。
 雲平はなんとも無い薬を母に飲ませたのだ。しかし雲平の麻酔薬の人体実験の成功の話がすっかり広まる。
 加恵は今度こそ人体実験を自分でやってくれと雲平に頼む。

 加恵が一人で麻酔薬を飲んだと思い込んでいる於継の事を笑っていたりとお互いへの反感は加熱。
 二人とも表にははっきり表さずに、丁寧な言葉でうまくいやみを言っているから周りにはわかりにくい。
 でも、於勝や小陸(小田茜)はわかっているよね。雲平はホントにわかってないのかな。
 わかってない振りをしているとか。何だかんだいって、小姑のいじめが無いのは救いよね。
 小姑も結構うるさいから。ああ、それからもちろん雲平さんが良い男で優しくしっかりした旦那さんなのも救い。
 二人の争いに焦点を絞った方がドラマチックだからかな。

 確かに母親が美しい分、於勝も小陸も地味に見えてしまう。母親に養分吸い取られているような。
 加恵は娘二人よりも強そうで、そこが良いと思う。

 皆役にしっくりあっていて違和感はありません。
華岡青洲の妻新潮文庫


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