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ハイデルベルクの少女 他

MONSTER モンスター 原作:浦沢直樹 キャラクターデザイン・総作画監督:藤田しげる キャラクター原案:高坂希太郎 シリーズ構成:浦畑達彦 音楽:蓜島邦明 監督:小島正幸

「ハイデルベルクの少女」第5話 ☆☆☆☆ 
脚本:浦畑達彦 絵コンテ:中村亮介 演出:小林智樹 作画監督:南伸一郎

 大学に急ぐ若い女性(能登麻美子)。講義はとっくに始まっていた。
 クローネッカー教授(鈴木泰明)は遅刻してきた彼女に問いに答えるように言う。
 誰も答えられなかった問いに彼女は見事に答える。彼女の名はニナ・フォルトナー。
 合気道に、ピザの宅配のアルバイトにと非常に忙しい大学生だ。
 家に帰ってメールを確かめると名無しの人間からメールが来ていた。
 「君に世界で一番美しい花を贈ろう。君を花で埋めつくすために僕は生まれた」
 彼女は自分に気があるペーター(花輪英司)が送ってきたものと思う。

 彼女はカウンセラーに行く。闇の中から現れるモンスターの夢。彼女は一時、毎晩その夢に悩まされていたのだ。

 ペーターにメールの事を話すニナ。しかしメールはペーターが送ったものではなかった。
 しかしニナは友達にしかID番号を教えていなかった。

 クローネッカー教授の講義。教授は一家四人惨殺事件の話をしている。質問されるニナ。
 ニナの様子がおかしくなる。ペーターに介抱されるニナ。彼女には10歳以前の記憶が無かった。
 家に帰ってベットで寝ているとメールが来る。「もうすぐ迎えに行く」というメールだった。

 その頃天馬賢三(木内秀信)は各地でヨハンの過去を調べていた。
 ある時、ヨハンの事を聞いていたら、二階の住人(納谷悟朗)に声をかけられる。
 二階の住人は天馬の事を知っていた。ヨハンから聞いていたのだ。二階の住人は戦争を体験していた。
 Uボートに乗っていたのだ。その戦争談をヨハンも興味を持って聞いていた。彼が興味を持ったのは究極の恐怖。  彼は恐怖をもてあそんでいた。二階の住人は目も見えず、ヨハンの本当の名まえも知らなかった。
 妹を二十歳になったら迎えにいくと言っていたそうだ。妹はハイデルベルクにいる。

 ニナは謎のメールの事を友達に話す。そうすると彼女らは最近講義に来る見慣れない男の子ではないかと言う。
 彼は二ナの事をじっと見ているそうだ。
 友達が勝手にはからってその男の子(オットー・フーベルマン 大畑伸太郎)と会えるようにした。
 しかし彼女が気にかかったのは、その男の子のずっと後ろの方で彼女を見ながら静かに微笑んでいる青年。
 その青年は彼女に何も話しかけずに去り、彼女は意識を失う。

 ヨハンが美しくて彼の出現シーンは鳥肌もの。原作のマンガより麗しい彼は目の保養。
 はかなげであやしげで、この世の者ではない感じで、一発で崇拝者になるね(崇拝者になっちゃいけないが)。

 原作マンガではもっと過剰に明るくしている感がありありなニナだが、こちらではずっと落ち着いた風情。
 これはマンガ通りにした方が良かったんじゃないかな。

「失踪記事」第6話 ☆☆☆☆
脚本:浦畑達彦 絵コンテ:小島正幸 演出:長崎健司 作画監督:津幡佳明

 ハイデルベルクの新聞社。ここしばらく、ろくに風呂に入っていない記者マウラー(秋元羊介)。
 テンマが訪ねてくる。
 テンマはヨハンは妹と一緒にどこかの子供のいない夫婦の養子になり、
妹を一人置いて出て行ったのではないかと考えた。
 その夫婦はその時ヨハンの捜索願を出したのではないかと。
 だから新聞社にその時の記事が無いかと調べに来たのだ。マウラーはテンマにその頃の資料を渡す。

 その頃ニナは謎の青年の事をカウンセラーのガイテル先生(内田直哉)に話していた。
 彼女はその青年を見て「絶対悪」という言葉が頭に浮かんだのだった。

 翌朝テンマは資料室で倒れていた。いつも朝飯を食べる店にテンマを連れて行くマウラー。
 女房は出て行ったんだそうだ。
 「奥さん、迎えにいく気はないんですか?」
 「あ!?なんでだよ。おん出てったのはむこうだ。なんで俺が迎えに行くんだよ」
 「いえ、仕事にかまけてた事を悔やんでいるみたいだから」
 「ふ、ふざけたこと言ってんじゃねえよ。男は仕事が第一だ。
 この仕事を理解できねえ女房なんか、出てってもらって結構!」
 「すみません、よけいなこと」「そうだよ、よけいなことだよ」
 「あ、あの、それともうひとつ、煙草吸いすぎですよ。医者として忠告します」
 「大きなお世話だって言ってんだろ!!女房と同じこと言ってんじゃねえ!!」
 「奥さんもあなたの体気づかってたんですよ」「大きなお世話だ」

 フォルトナー夫人(野沢由香里)はニナへの誕生日プレゼントを編み上げた。
 ニナに彼女が自分達の娘ではないと本当に言うのかと夫(大木民夫)に聞く夫人。夫は言う必要はないなと言う。  微笑みあう二人。ニナが帰ってくる。
 パソコンを開くと「明日誕生日の夜七時、ハイデルベルク城で会おう」というメールが来ていた。

 テンマと二人で記事を探すマウラー。一服する。
 「なあ、ドクター。もし、もしもだぜ、俺がその女房迎えに行ったら、女房、帰ってくると思うか?」
 「ええ。煙草をやめたらね」「けっ!!」テンマ、記事を見つける。

 ニナはハイデルベルク城に行く。テンマとマウラーはフォルトナー夫妻に会いに行く。
 その車中、マウラーはテンマが言うヨハンがしでかしたと思われる連続殺人の現場での印象について話す。
 その現場には何の感情も感じられなかった。二十歳にもならない小僧がしたものとは思えない。
 あれは悪魔の仕業だと。フォルトナー家に着く。男の子の捜索願の件だと話すとドアを閉められてしまう。
 中ではケーキを用意していた。
 マウラーは今までテンマが言うヨハンの連続殺人の話しを信じていなかったが、
テンマの話しが信憑性を帯び始める。
 あんた方と娘さんの命が危ないいんだとドアに向かって叫ぶマウラー。ドアが開く。
 ニナが出かけていると聞いて、テンマはハイデルベルク城に急ぐことにする。
 「よお、ドクター。気を付けろ!さっき行ったように、相手はとんでもねえ野郎だ!絶対死ぬんじゃねえぞ!!」
 「マウラーさん」「ちゃんと生きて帰ってくるんだ。そしたら…煙草やめてやるよ。ヤブ医者の言いつけ通りにな」
 「奥さんも喜びます」マウラーが警察に電話しようとすると電話線が切られていた。

 約束の時間がとっくに過ぎても誰も来ない。
 ニナが帰ろうとすると剪定ばさみを持った男(中田和宏)に「だめだよ」と言われる。
 「ここで待ってなきゃ、だめだよ。頼まれたんだ。あんたがここで待っているようにね。待てって言ってるんだ。
 わかんないのかぁ」
 逃げるニナを追っかけてくる男。そこにテンマが現れる。テンマに襲いかかる男。
 ニナが男を押さえ込み、男を自分のネクタイで縛るテンマ。二人はニナの家に急ぐ。残された男に近づく影。

 エンドテーマ時の絵、徐々に違くなってるんですね。気、配ってます。ニナがマンガより綺麗な服を着ている。
 キャラの服を違くするの、骨なんですよね。気、配ってます。

 原作読んでるもんだから、マウラーさんとテンマの会話には思わずため息が出てしまいます。
 禁煙したって、意味が無い…。浦沢さんの脇キャラは人間味が溢れていて、魅力的です。
 その分、あんまり感が…。

 剪定ばさみの男、不気味で良かったです。

基本情報が書いてあって助かります。
D2_STATION


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