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ハウルの動く城

「ハウルの動く城」☆☆☆☆
監督・脚本:宮崎駿 原作:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ「魔法使いハウルと火の悪魔」音楽:久石譲
魔法使いハウルと火の悪魔

 ソフィー(倍賞千恵子)は父が残した帽子屋で帽子を作っていた。
 母ハニーも妹レティーも派手な美人で、ソフィーは自分を不細工と思っていた。そうでもないんだが…。
 妹に会いに行った時、
途中で軍人さん(一方は結構ハンサムなんだが)にナンパされ困っていると助けてくれた美男子。
 彼が自分は追われていると言い、なかば強引に連れ立って歩かされていると、
何か石油の塊のようなヌメッとしたもの達が大挙して美男子を追ってくる。
 もう駄目と思った時、二人は宙を歩いていた。ソフィーは目的地のベランダに下ろされる。
 帽子屋に戻るとそこに荒地の魔女(美輪明宏)が現れ、ソフィーは呪いをかけられてしまう。
 90歳のお婆さんに変えられてしまったのだ。しかも他の人には呪いをかけられた事を話す事が出来ない。
 このままここにはいられないとソフィーは家を出る。年を取ると体がきつく、大変だった。
 歩いていたら杖にすると丁度良さそうな木の枝を見つけひっぱたら、それはかかし(大泉洋)だった。
 そのかかしはソフィーに丁度良い杖をくれ、ソフィーが今夜泊まる家がほしいと言うと、
なんとハウルの動く城を連れてきた。
 彼女はその城に入り込むと、そこにはカルシファー(我修院達也)という火の悪魔がおり、
自分とハウルの契約の秘密を見つけてくれたら、ソフィーの呪いを解いてくれるという。
 ソフィーはここに居つく事にする。朝、ドアベルが鳴ると上から男の子が降りてくる。
 彼マルクル(神木隆之介)はハウルの弟子で、ちょっとした変身の業が使えた。
 ソフィーが朝食を作っているとハウル(木村拓哉)が帰ってくる。あの美男子だった。
 彼女は掃除婦としてここで働く事にする。城の中はどう見ても掃除が必要だった。
 あのかかしもなぜか城にくっついて来て、ソフィーは彼の頭がかぶなので、かかしのカブと命名する。

 今、国は戦争をしていたが、ハウルは戦争が嫌いだった。
 国王からは来いと要請があったが、ハウルは国王に会おうとしなかった。
 魔法を習う時、国のために働くという契約をしていたのだが。
 ソフィーがちゃんと断れと言うと、ハウルはソフィーが自分の母親として行って断ってきてくれと頼む。
 ハウルはちゃんとソフィーを近くで守るからと。ソフィーは城に出かける。
 途中でやたらとまとわりつく犬(原田大二郎)がいて、ソフィーはその犬こそハウルが変身した姿だと思う。
 城の前には荒地の魔女もいた。彼女も国に呼ばれたのだ。
 城には長く傾斜がきつい階段があり、二人はそこを登らねばならなかった。
 しかもソフィーは犬を持って行かなければならない。
 しかしソフィーよりも太り過ぎの荒地の魔女の方がくたくたになってしまった。
 荒地の魔女は案内された部屋にあったたった一つの椅子に座り込む。
 ソフィーが犬が消えた先に行ったら、そこに美童(伊崎充則)がいて、別の所に案内される。
 素晴らしい温室に一人の年がいった女性が座っていた。
 その女性は王室付き魔法使いのサリマン(加藤治子)で、犬はヒンと言って、サリマンの使い魔だった。
 ソフィーはハウルは臆病で戦いに向かないと説得しようとするが…。

完璧ネタばれ!注意!!これから原作読もうとしている人も注意!


 宮崎さんは動く城を描きたくて、このアニメを作ったんですよね。
 原作の城はただホーバークラフトのように浮いて移動しているだけだそうですが、
4本の足でガッシャン、ゴッシャン動く方が嬉しい。
 宮崎さんは7,8本の足にするつもりだったそうですが、アニメーターが死ぬと言われて止めたらしい。
 うん、7,8本の足の方がもっと嬉しい。ガラクタを寄せ集めたような生き物じみた城。
 ぜひ乗りたい、暮らしてみたい。乗り物酔いとかは大丈夫かな。魔法で中は揺れないようになっているとか。

 ソフィーが時々若くなるのは、彼女の精神を反映しているのかなと私は思いましたが、本当はどうなんでしょうか。  彼女は寝ている時は本来の歳の姿に戻っている。ソフィーが恋をしている時その姿は若くなる。
 やっぱり心が若いとき若くなってるような気がするけれど。違うかな。
 補足:ソフィー、自分では知らないけれど、ちょっと力を持っているらしい。自分で変えちゃってるとか。

 ハウルは兵器全てが大嫌いで、自分の国のだろうと他所の国のだろうと落としまくっているのよね。
 彼は自分の心臓をカルシファーに与え、それによってより強大な力を得ている。
 心臓=心ではないが、心臓を無くしてハウルは精神的にも何か失ったのでしょうか。そうは見えませんが…。
 カルシファーも力が欲しくて契約を結んだのかな。暖炉に縛り付けられる事になるとは思っていなかったのか。
 ハウルは心臓を取り戻して、力が弱くなったんだろうけど、
その代わり異形の姿に支配される恐れが無くなったのね。
 ソフィーには元々ある程度の魔法の力があってカルシファーに水をかけても消さずにすみ、
ハウルに心臓を取り戻してあげられたのかな。
 それともやはり愛の力か?!過去に行ったのはソフィーのハウルを助けたいという心に指輪が反応して?
 補足:ハウル、心臓無くしたことで、心を無くし、女をくどいては成功すると捨てるという事を繰り返しているらしい、原作では。
 カルシファー、そのままほっとくと死ぬので、ハウルが飲み込んでやったらしい。
ハウルが女性の心臓を取ると言う噂はハウルのプレイボーイっぷりを心配した弟子が流したらしい。

 なぜ戦争しているかは描かれていない。王の野心のため?わからない。一旦戦争を起こすと収拾が難しい。
 なまじっか人が死んでるしね。国民が納得しなかったりする。

 木村拓哉さん、実は私は苦手だったりします。なぜ苦手かわからないけど、彼主演のドラマはろくに見ません。
 しかしこのハウルの声の後ろには木村拓哉さんの姿は見えなかった。ハウルだった。
 我修院達也さん、カルシファーにピッタリ!ヒンとしか言わない犬の役を原田大二郎さんがやってらっしゃるとは。  オ・ド・ロ・キ。

 宮崎さん、少女を理想的に描くきらいがあるが、今度のソフィーは見た目が老婆だからか、わりといい性格。
 ハウルも情けなさ一杯のお姿をさらすし。めずらしい。ただ静けさ一杯の印象的なシーンは無かったような。
 あったかな?

 これって擬似家族ものって感じ。
 ハウルはソフィーを受け入れ、かかしを受け入れ、敵の荒地の魔女を受け入れ、
やはり敵と言っていいサリマンの使い魔ヒンも受け入れている。
 私ならハウルのここに惚れるな。よっ、ハウル、太っぱら!

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