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ボストン、沈黙の街

「ボストン、沈黙の街」ウィリアム・ランデイ ☆☆☆☆
ボストン、沈黙の街ハヤカワ・ミステリ文庫

 ベン・トルーマンは25歳のメイン州のヴァーセイルズと言う田舎町の警察署長だ。
 そこには湖があり、ロッジが建ち並んでいた。
 人がいない時、勝手にロッジに入る人は後を絶たず、ベンは時々見回っていた。
 そんな時、ボストンの検事の射殺死体を見つける。
 その射殺の仕方はハロルド・ブラクストンと言うギャングのリーダーのやり方とそっくりだった。
 ベンは田舎の警察署長に過ぎず、捜査の蚊帳の外に置かれる。

 周りの人間はベンが町の殺人事件の捜査に関わる事を望み、
ベンはとうとう黄色いテープで封印された殺害現場に入ってしまう。
 ロッジから出てきたら、65から70ぐらいの男に注意される。彼はジョン・ケリーと言って、引退した刑事だった。
 ベンはケリーに捜査の仕方を教わりながら、検事殺害事件に関わろうとするが…。

 結構ネタばれ。注意!!

 最後には私もビックリしました。同じボストンだからか「みすてぃっく・りばー」に似てますね。水が全てを飲み込む。

 あんなヒドイ事をさせてあっさり射殺した犯人は、私も殺したところで何の痛痒も感じないでしょう。
 でも逮捕して、表面に出ない形で、チクチク私刑する事を私なら選ぶな。
 簡単に死なせるのはもったいないとは思わなかったのかな。結局後々まで響いてしまったし…。
 後の殺人はどうみてもまずい。確かに警察官が刑務所に入るとキツイらしいが…。

 自殺幇助は難しいな。アルツハイマーはきついと思うけど。ティプトリーも夫を射殺して自殺したし…。
 死ぬ時は自分の力で死んで欲しかったな、ママ。
 アルツハイマーではそれもおぼつかないと思ったんだろうけれど…。出来れば生きてと言うのは酷なんだろうか。

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アルツハイマーに罹患した母を介護するため、歴史家の夢を捨てて故郷の田舎町に帰ってきたベン・トルーマン。 引退した父の跡を継いで小さな警察署(と言っても、派出所くらいの規模だが)の署長に就任した彼の、印象的な独白から始まるこの小説は、2004年度の「このミ... [続きを読む]

受信: 2006.03.07 20:15

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