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竜馬がゆく 7~8

「竜馬がゆく 7~8」司馬遼太郎 ☆☆☆☆☆
「厳島」「男ども」「窮迫」「清風亭」「お慶」「海援隊」「弥太郎」「いろは丸」「中岡慎太郎」「都大路」「船中八策」「夕月夜」「陸援隊」「横笛丸」「朱欒の月」「浦戸」「草雲雀」「近江路」
竜馬がゆく〈7〉文春文庫
竜馬がゆく〈8〉文春文庫

 坂本竜馬は窮迫していた。金が無い。その頃、竜馬の故郷、土佐でも事情が変わってきていた。
 幕長戦争における長州の勝利で、時勢は変化した。
 藩内勤王党を弾圧してしまった今、薩長に割り込むためには一介の浪人である竜馬に頼るしかないのだった。
 後藤象二郎が竜馬に会いたいと言ってきた。
 竜馬は後藤象二郎と会い、海援隊を作り、土佐藩と提携する事になった。これで金の問題は解決した。

 竜馬は蒸気船が欲しかった。
 そこで伊予の大洲(おおず)藩に頼んで、船は大洲藩のもの、運転は海援隊ということで買ってもらう。
 「いろは丸」と名づける。しかし、いろは丸はその初航海で紀州藩の明光丸と衝突してしまう。
 いろは丸は沈んでしまった。竜馬は紀州藩と難しい折衝をする事になってしまった。

 その頃、京では四賢候会議を行っていた。
 薩摩候、越前候、伊予宇和島候、そして土佐の山内容堂の4人である。
 薩摩はそこで幼帝に勅命を出してもらって、土佐を巻き込むつもりだった。容堂はその事を察し、引き上げてしまう。 容堂は「わが家は徳川家に大恩がある」ということで、幕府擁護の立場をとっていた。
 後藤象二郎はにっちもさっちもゆかず、困ってしまった。そこで竜馬が提案したのが「大政奉還」という案である。  元々は勝海舟と大久保一翁が言っていた事ではあるが、今その案が現実味を帯びてきたのである。
 後藤象二郎はその案を自分の案として容堂に出す。容堂は郷士を蔑視していた。

 そんな時、長崎で英国水兵が斬られる事件が起きる。その下手人が海援隊士だというのだ。
 後藤象二郎は英国公使パークスと交渉をする。

 徳川慶喜が大政奉還をした。竜馬はそれを聞き、顔を伏せて泣いた。慶喜の心中を慮ったのである。
 竜馬は新政府の基本方針を書く。この案がほとんどそのまま新政府の基本方針になる。
 そして竜馬は中岡慎太郎と共に暗殺されてしまう。
 
 本当にこんな人がいたのかと疑いたくなるほど魅力的な人物、竜馬。こんな人がいたんだと思うと嬉しい。
 ちょっと汚すぎるけど。こんなに汚くてホントにこんなにもてたのか?
 確かに単なるハンサムより楽しい男の方が良いが…。男にはモテモテだろうな。
 
 7巻に出て来るお慶さんには驚きました。女傑ですね、女傑!市場調査のために上海に密航。
 小作りの美人で、一晩でも男無しではいられぬという男好き。松方正義と大隈重信に背中を流させた!!
 エライ女だ。


 

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