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崩れる生態系

「崩れる生態系 Invaders、Predators」地球大異変 Strange Days On Planet Earth 最終回 ☆☆☆☆☆ 制作:ナショナルジオグラフィック 米 2004

 ニューオーリンズ(米 ルイジアナ州)。
第二次世界大戦後、米の軍隊が日本や中国から引き上げる時、地元の木材で作った箱で荷物を送った。
その木材と一緒に入ってきたのがイエシロアリ。それ以来南部ではシロアリに悩まされている。

 ハワイ島、1960年にミコニアと言う南アメリカ原産の植物を観賞用として持ってきた。
ミコニアは根が細く、地面の浅い所にしか根が入らない。
そしてミコニアは背が高く、背の低い在来種の植物は駆逐されていった。
メジロという外来種の鳥がミコニアの実を好んで食べ、あっちこっちに広めた。
そしてハワイ島の大地は地崩れし、土砂が海に流れ、サンゴが死ぬかもしれない。

 ビクトリア湖(ウガンダ)。
50年ほど前、ナイルパーチという外来種の大きな魚が持ち込まれ、
200種あまりのビクトリア湖特有の魚を駆逐した。
そして60年代に持ち込まれた南アメリカ原産のホテイアオイ。
庭にあったものがどういうわけか川を流れて、1989年にビクトリア湖に着き、
わずか7年でウガンダに面した岸の80パーセントに広まった。
ホテイアオイに日光をさえぎられ、他の植物が枯れて腐り、水が汚れ、
よどみ、蚊や住血吸虫が寄生する貝が繁殖し、赤痢やマラリア、住血吸虫症が多くなった。
ブラジルからホテイアオイを食べるゾウムシを持って来て、ウガンダの農作物を食べるかどうかを確認してから、
ホテイアオイに放ち、ホテイアオイを少なくする事に成功した。

 しかしうまくいかない例もある。太平洋の島々ではネズミに悩まされ、オオトカゲを放った。
しかしネズミは夜行動したが、オオトカゲは昼間行動した。オオトカゲはネズミを食べずにニワトリを襲った。
次にオオトカゲ対策としオオヒキガエルを持ってきた。
しかしオオヒキガエルが爆発的に増え、オオトカゲだけではなく、猫もその毒にやられ、結局ネズミは大繁殖。

 イエローストーン公園では今、一度は絶滅した狼を復活させた。
狼が獲った獲物はワタリガラス、カササギ、コヨーテ、白頭ワシ、イヌワシ、グリズリー、
アメリカグマのえさになっている。もちろん昆虫達のえさにもなっている。
そして狼がエルクを狩るようになり、エルクは移動しなければならなくなり、一箇所だけで植物を食べれなくなった。そのおかげで緑が増え、柳が生え、柳を使って巣を作るビーバーが戻ってきた。

 日本でも外来種が大繁殖したりしているが、他の国でも外来種は脅威なのね。
日本のマメコガネもアメリカで大害虫になっちゃたんだそうだ。今はどうなのかな?
「ジャパニーズビートル」と呼ばれているそうだ。

 沖縄でハブを退治しようとマングースを導入したが、そのマングースがアマミノクロウサギを襲ってしまっている。
コワイね。

 狼は愛しているので、狼復活は嬉しいです。
でも近くの牧場の人たちにとっては一概に良かったとは言えない出来事。狼に対する恐怖は白人種には強そうだし。狼が絶滅危惧種となっても相変わらず賞金をかけて狼退治を奨励したぐらい。
狼より熊とかの方が被害を出していたのにね。狼は羊やなんかを襲うし、飼い犬も殺す。
でも反対の声ばかりでは無いらしい。地元の人が納得する形で、狼を導入出来れば良いね。

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