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奇跡の詩 サード・ミラクル

「奇跡の詩 サード・ミラクル The Third Miracle」 99年 米 ☆☆☆☆☆
監督:アニエスカ・ホランド(Agnieszka Holland) 原作・共同脚本:リチャード・ヴェテレ(Richard Vetere) 共同脚本:ジョン・ロマーノ(John Romano) 製作総指揮:フランシス・フォード・コッポラ 音楽:Jan AP.Kaczmarek 撮影:Jerzy Zielinski

 1944年、スロヴァキア、ビストゥリッツァ。アメリカ軍の飛行機が大挙して空襲に来る。
少女(Sofia Polanska)が家の聖母子像を持ちながら、
父親(Pavol Simon)の制止を振り切り人の流れとは反対に走り、広場のキリスト像(?)の所に行き、
その像に向かい一心に祈る。
爆弾は落ちてこなかった。

 シカゴ。
慈善給食所にいるフランク・ショール(エド・ハリス Ed Harris)。ジョン(Michael Rispoli)が迎えに来る。
雨が降ると血を流すマリア像。
7年前、重い皮膚結核を患っていた9歳の少女マリア(Jade Smith)がその血を浴びて病気が治ったのだ。
そのマリア像が血を流すようになったのは、
ヘレン修道女(バルバラ・スコヴァ Barbara Sukowa)が亡くなってから。
奇跡を認定し、彼女を聖女として認めれるかどうかをフランクに調べてほしいというのだ。
フランクはまずヘレンの娘ロクサンヌ(アン・ヘッシュ Anne Heche)に話を聞く。
ヘレンはロクサンヌが16の時に修道院に入ってしまった。ロクサンヌは母親に捨てられたと思っている。
次にマリア(Caterina Scorsone)を捜すフランク。マリアは家出してドラッグ中毒者達と一緒に暮らしていた。
彼女は母親(Norma Dell’Agnese)に虐待されていたが、ヘレンは彼女を気遣っていた。
雨の日、マリア像が血を流し、その血を調べたらヘレンと同じA型だった。
1年後ヴァチカンから審問官としてドイツのバーノフ大司教( Armin Mueller-Stahl)が派遣される。

 私はホランドおばさんの映画は「太陽と月に背いて」「僕を愛しふたつの国/ヨーロッパ ヨーロッパ」「秘密の花園」と見ているがみんなお気に入りだ。
これもお気に入りの列に入ってしまった。
この劇場未公開をなぜ見たかというと「2004年版 SFが読みたい!」で推薦していたから。
と言っても奇跡のお話で、SFでは無いし、ファンタジーでも無いだろう。
ホランドおばさんの映画は映像が美しく詩情がある。ホランド監督はポーランド出身。
アンジェイ・ワイダの下「ダントン」「ドイツの恋」「コルチャック先生」の脚本を書いている。これからも期待しています。

 エド・ハリスは全身からセクシービームを出しまくってます。
ハゲでも良い男は良い男という事を証明しているようなエド。こんな素敵な人が神父なんて罪作りです。
奇跡を非常に疑い深く審査しながら、その実奇跡の存在を、ひいては神の実在の証を心から求めているフランク。
だから神父になったんだよね。父親は奇跡の3ヵ月後には死んじゃったんだから、あんな約束は無効だし…。
アン・ヘッシュ、綺麗で、可愛かったです。服のセンスも良かった。赤い髪が似合う。
バーノフ大司教が言うように奇跡なんて神の気まぐれね。
あんな奇跡を見せられたから、彼は神父になり、その実奇跡を否定しようとする。
だって救うべき人はいっぱいいるのに、奇跡で救われる人はまるっきり少数なんて、
神様は不公平と思ってしまうもの。

 フランクの若き助手グレゴリーはJames Gallanders。若きバーノフ大司教はPatrik Minar。
ボーイソプラノはTrevor Lowden。「モンキー、チキン、チーズ」は写真を撮る時の言葉。

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