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ハプスブルグの宝剣

「ハプスブルグの宝剣」藤本ひとみ ☆☆☆

 フランクフルト。パドヴァの大学で医学を修めたユダヤ人のエリヤーフー・ロートシルトが家族の下に帰ってきた。
さっそく父親は息子の仕事先を捜そうとし、
エリヤーフーを自分が勤めているギュンダーローデ家の当主フリードリヒ・マクシミリアン伯のもとに連れて行く。
そこでエリヤーフーは法律どおりに車道を歩かないユダヤ人の老婆を、いたぶる青年たちから助ける。
血で汚れた老婆を自分の館の前から追い出そうとする当主。
その状況から救ったのは当主の姪のアーデルハイトだった。エリヤーフーとアーデルハイトは惹かれあう。
彼女がエリヤーフーをパーティーに招待するが結局エリヤーフーはパーティーから追い出されてしまう。
軟禁されてた場所から逃げ出しエリヤーフーを追いかけてくるアーデルハイト。
この醜聞は社交界に知れ渡り、アーデルハイトの婚約者モーリッツはエリヤーフーに決闘を申し込む。
ラビはエリヤーフーに人を殺す事はユダヤの教えに反する、決闘をしたら破門すると止めるが、
エリヤーフーは破門を選び、決闘に赴く。
モーリッツはエリヤーフーの銃弾に倒れ、エリヤーフーはモーリッツの父ヘッセン・カッセル方伯カールにさらわれ、
拷問される。
エリヤーフーは隙を見てヘッセン・カッセル方伯を殺し、逃げ出す。
左目を失い、
今にも死にそうなエリヤーフーをヘッセン・カッセル方伯の城にいた青年フランツ・シュテファン・フォン・ロートリンゲンが救う。
事情を調べるうちにエリヤーフーに興味を持ったフランツは彼に自分の微妙な状況を話し一緒にやっていかないかと誘う。
フランツはロートリンゲン人だがオーストリア人の女性と結婚しオーストリア人として生きなければならない立場だった。
必ずしもこの結婚は歓迎されているものではなかった。
エリヤーフーはユダヤ風の名を捨てエドュアルト・アンドレアス・フォン・オーソヴィルと名乗り、
フランツと共にやっていこうとする。

 エドュアルトはフランツのいいなづけテレーゼに出会い、二人は恋に落ちる。
しかしテレーゼはエドゥアルトがユダヤ人と知り彼を激しく憎むようになる。
やがてテレーゼの父親が亡くなり戦乱の嵐が訪れる。

 今一エドュアルトが好きでなく乗り切れませんでした。テレーゼも可愛くないし…。フランツ達は好きかな。
背丈が小さくても活躍するオイゲンは嬉しい存在ですが、
前にゲームでオイゲンという名の無能な軍師がいたので変な気分でした。
フリードリヒの存在は鮮烈で魅力的で、エドュアルトが彼に敵対しなければならないのは残念でした。
ハンガリーのバチャーニ達は大好き!どんな時もエリヤーフーを気遣う家族の愛には頭が下がります。
本当の歴史はどんなだか知りませんが、歴史って面白いです。
実際次々と子供を生みながら周り中の国と戦い続けたマリア・テレジアにはすごいの一言です。
政治は面白いです。

 

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