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2004年11月

少女の髪どめ

少女の髪どめBARAN」2001年 イラン 1h36 ☆☆☆☆
監督・脚本:マジッド・マジディ 撮影:モハマド・ダウディ 音楽:アーマド・ペジュマン 美術:ベーザド・ガッザジ

 建設現場で働く17歳のラティフ(ホセイン・アベディニ)。
人の気持ちを考えずに軽口を言っちゃう喧嘩っ早い青年だ。
転落事故で足を折ったアフガン難民の父親ナジャフ(ゴラム・アリ・バクシ)に代わり、
その息子ラーマト(ザーラ・バーラミ)が働きに来る。
いかにも小さく体が弱そうで、案の定石灰の袋を担ぎきれずに人の頭にぶちまけてしまう。
親方のメマール(モハマド・アミル・ナジ)はラティフがやっていた飲み物配り、食事作り、
買い物といった感じの軽い仕事をラーマトにやらせることにする。
ラティフは自分の仕事が取られたうえ、ラーマトの作る飲み物や食べ物は評判が良く、まるっきり面白くない。
何かと意地悪をする。しかしある時ラーマトが女の子である事を知ってしまう。

 どちらかと言うとハンサムとは言い切れないラティフ。ハンサムだと現実感が無いか…。
ラーマト=バランは化粧をするとハッとするほど綺麗になった。
アフガン女性は男の人と簡単に口をきいてはいけないのかな。彼女は一言も話さない。
しかし冬の川で女達が石や木を拾う仕事は過酷だ。女性はお腹を冷やしちゃいけないと言うのに。
アフガン難民は遠方の居住地からやってきて安価に働いている。ラーマト達の故郷はバーミヤン。
イランに逃れていると言う事は彼らはシーア派。帰ってもきびしいと思う。お金は返ってこないね。
最後に泥に残った彼女の足跡を見てラティフはにっこり笑うけど、恋をするってそれだけで幸せよね。
後悔しないと良いけど…。

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魚が家を訪ねる里

「魚が家を訪ねる里 琵琶湖畔 ふるさとの水辺」地球!ふしぎ大自然 住吉美紀アナウンサー ☆☆☆☆

 町の中を流れる細い水路にいるあゆ、すなやつめ。すなやつめは冷たく綺麗な水にだけいる魚。
「かばた」と言われる家の壁から張り出した斜めのひさしで覆われている所。
かばたは川端から来た言葉で洗い場になってい、鯉が泳いでいる。
カレーで汚れた鍋を綺麗にしてくれる鯉。

 ヨシ原。400年前からある年に一度のヨシ焼き。
ヨシの新芽は泥の中にあり、害虫が死に、焼けた灰は肥料になる。
ヨシ原はリンや窒素を9割近く減少させる。
ヨシ原では流れが穏やかで、汚れが沈殿し、リンや窒素はヨシが伸びるときの栄養になる。
そしてヨシ原に住むプランクトン(コケムシ、ミミズの仲間、ツリガネムシ等)のえさになる。
リンや窒素の5割はヨシ、3割はプランクトンに処理される。

 ヒバカリと言う魚を獲るヘビは水路がコンクリに覆われているとやりにくいらしいです。
コンクリに覆われている水路は私も嫌いだが、必要なのかな。
何となく必要の無い川端工事がされているような…。

 ヨシキリは夏の声って感じで好きです。ヨシは大事にしたい。

 やっぱり撮影班には今森光彦さんが関わってました。
琵琶湖の自然と言ったら、今森光彦さんだもんね。
昆虫はハチしかうつらなかったみたいだけど…。
今森光彦写真集

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アリスなんかに負けてたまるか☆

「アリスなんかに負けてたまるか☆」学園アリス 第3話 ☆☆☆☆
脚本・シリーズ構成:横山雅志 絵コンテ・演出:谷田部勝義 作画監督:吉本拓二 飯飼一幸 原作:樋口橘 監督:大森貴弘 キャラクターデザイン・総作画監督:伊藤良明

 佐倉蜜柑(植田佳奈)は日向棗(朴ろ美)に一体何のアリス(才能の事?)があるのかときかれる。
しかし蜜柑は自分がどんなアリスを持っているのか全然知らない。
そんな事を考えていたら心読み君(松本恵)にすっかり心を読まれる。

 正田スミレ(斎藤千和)達、
棗流架(安田美和)ファンクラブの連中が鳴海先生(石田彰)に蜜柑のアリスは何かと聞き、
蜜柑の学園入学条件が一週間以内にクラスになじむ事だとばれる。
棗は蜜柑に北の森に行き、無事に帰ってくれば、おまえのアリスを認めてやると言われ、行く事にする。
優しい学級委員長の飛田裕(大浦冬華)が付いて来てくれる。
二人が北の森に向かうと底なし沼にはまるが、そこにレスキュー50ラビットの立て看板が…。
ボタンを押してみたら鳥形おまる様飛行物体に乗った今井蛍(釘宮理恵)が来、助けてくれる。
金はしっかり要求されるが…。蛍もなしくずしに付いて来てくれる。
北の森に入るとそこには斧で薪を切るテディベアがいた。

 正田スミレ達に啖呵を切る蜜柑を見て、わたしゃ蜜柑にほれました。
その通りや、蜜柑!アリスがなんぼのもんじゃーい!!

 「勝手に手出ししないで。
このバカ泣かして良いのは私だけだから」
これが愛情宣言と言わずして何だと言うのでしょう!蛍が女で残念です。
まあ、前向きに考えれば、男と女なんてメンドイだけだから、一生付き合える純愛と考えれば良いか…。
それにしても蛍、テクニシャン。冷たく見せて、ちょぴっと優しさを見せると言うのはうまいです。
ちょっとサドっぽいが…。しかし蛍、守銭奴。

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海峡を渡るバイオリン

「海峡を渡るバイオリン」 ☆☆☆
原作:陳昌鉉 企画:山田良明 演出:杉田成道 美術監督:西岡善信 プロデューサー:高井一郎
撮影監督:森田修 脚本:池端俊策 神山由美子 音楽:岩代太郎

 1935年、韓国慶尚北道金泉郡梨川村。陳昌鉉(イ・ドンホ)5歳。
魔法使いのような雰囲気がある薬売りのバイオリン弾き(唐十郎)に出会い、魅せられる。

 1942年、韓国の言葉は使えなくなる。日本に日本語を使うよう強制させられたのだ。
日本から相川喜久衛(オダギリ・ジョー)という先生が来、陳の家に間借りする。その先生はバイオリンを持っていた。先生は韓国の美しさとバイオリンを教えてくれた。

 先生に赤紙が来る。先生は出征し、その年の秋、父、陳在基(鄭東煥 チョンドンファン)が亡くなる。
父が亡くなった家は貧しく、陳は中学への進学をあきらめる。
日本は学校にお金がかからないと聞いた陳は、母親、千大善(田中裕子)に日本に行って、働きながら学校に行き、将来先生になりたいという思いを打ち明ける。
母は許してくれるが、いざ陳が荷車に乗りながら去っていくと、彼の名を叫びながら追いかけてくるのだった。
14歳だった。

 日本に来た2年後、戦争は終わり、陳昌鉉(草なぎ剛)の国は二つに分裂し、彼は国に帰れなくなった。
なんとか大学を卒業しようとする頃、日本人では無い彼は日本の教師にはなれないという事を知る。
絶望した彼に聞こえてきたのがバイオリンの音。彼はふらふらとそのバイオリンの音が鳴っている会場に入る。
そして現れた糸川英夫(寺田農)。
糸川英夫は陳が憧れた戦闘機を設計した人物で、今は戦闘機は設計出来ないから、
バイオリンの研究をしていたのだ。
陳は又バイオリンに出会った事に運命を感じる。

 新聞に載っていた信州中野でバイオリンを作っている浅生(杉浦直樹)という人の記事を読んで陳は会いに行く。
浅生は弟子をとりたいと言っていたが、陳が朝鮮人と聞くと態度を変えた。しかし陳には行くところは無く、
木曽でダム建設工事の人夫をしながら、時々木をもらい、バイオリンを作った。

 陳は長野県上松町の骨董屋、南幸造(笑福亭鶴瓶)の娘、南伊子(なみこ 菅野美穂)と出会う。
ラジオの音に耳を傾ける彼女に陳は魅かれ、意を決して結婚を申し込むが、突然の事でもあり父親に断られる。
伊子は陳の自分で作ったぼろい家を訪れてみる。そこには作りかけのバイオリンが沢山置かれていた。
伊子はバイオリンを持って、陳を医師でありバイオリン指導者である丸山恒夫(田中邦衛)の所に連れて行った。
丸山は陳のバイオリンの欠点を指摘したが、陳はがっかりするどころか、新しい事を学べた事に喜びを感じていた。そして二人は結婚した。

 子供が生まれたが、貧しい生活。東京に売りに行っても、どの店主も独学と聞くと一丁も買ってくれなった。
本屋で陳は「ヴァイオリンの構造」という本を見つけ、メモ帳に写そうとする。
その様子を見て隣の男が話しかけてきた。その男はその本の著者、桐朋学園の教授篠崎弘嗣(石坂浩二)だった。教授は陳に本を貸し与え、彼が作ったバイオリンを全部買い上げてくれた。
そしてストラディバリウスを作りたいと言う陳に、ホンモノのストラディバリウスを聴けとコンサートのチケットをくれた。陳はコンサートに行き、花を持って楽屋に出向くと、そこにはストラディバリウスがあった。
バイオリニスト(アナスタシア・チェボタリョーワ)は陳の話を聞くとバイオリンに触っても良いと言い、
陳はバイオリンを手に持って、こっそりバイオリンを舐めるのだった。

 それから陳は狂ったようにストラディバリウスに塗ったニスを求めた。篠崎教授からの注文品さえ作らずに…。
そんな時音信不通になっていた母からの手紙が届いた。
陳は母に会いに行こうとするが、すぐにちゃんとしたバイオリンを作れなければ、母に会いに行けないと止めた。
そしてますますより良いバイオリンを作る事しか考えなくなる。
いっさい仕事は受けず、収入は伊子の川での砂利取りだけになった…。

 私はこのドラマをオダギリ・ジョーさんが出ているというので見た不純な人間です。
で、オダギリ・ジョーさんがたくさん映っている韓国の場面は美しかったです。観光旅行に行きたいぐらい。
あの水のある風景が良いですね(他も素敵でした)。オダギリさんも映っているし…。日本の風景も美しかったです。ロケ班、完璧。音楽は良いのですが、いかにも感動しろといった感じで…うるさかったかな。
別に私は泣ける話が特別に好きなわけではないから。

 朝鮮の方々に対する日本の仕打ちはひどいものでしたから、相川先生や伊子、丸山先生、
篠崎教授のような方々が存在した事は嬉しい事でした。

 男の方は集中力があるから、素晴らしい物を作り出したりしますが、その分他の事がおざなりになり、
子育てには致命的ですね。
伊子さんには頭が下がります。陳さんはお母さんの事があり、あせっていたんでしょうが…。

 相川先生が語った詩はワーズワースの「草原の輝き」(という題名かどうかわからん)ですよね、たぶん。
いえ「草原の輝き」と言う映画で聞いただけですが…。
ワーズワス詩選研究社小英文叢書 (296)

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崩れる生態系

「崩れる生態系 Invaders、Predators」地球大異変 Strange Days On Planet Earth 最終回 ☆☆☆☆☆ 制作:ナショナルジオグラフィック 米 2004

 ニューオーリンズ(米 ルイジアナ州)。
第二次世界大戦後、米の軍隊が日本や中国から引き上げる時、地元の木材で作った箱で荷物を送った。
その木材と一緒に入ってきたのがイエシロアリ。それ以来南部ではシロアリに悩まされている。

 ハワイ島、1960年にミコニアと言う南アメリカ原産の植物を観賞用として持ってきた。
ミコニアは根が細く、地面の浅い所にしか根が入らない。
そしてミコニアは背が高く、背の低い在来種の植物は駆逐されていった。
メジロという外来種の鳥がミコニアの実を好んで食べ、あっちこっちに広めた。
そしてハワイ島の大地は地崩れし、土砂が海に流れ、サンゴが死ぬかもしれない。

 ビクトリア湖(ウガンダ)。
50年ほど前、ナイルパーチという外来種の大きな魚が持ち込まれ、
200種あまりのビクトリア湖特有の魚を駆逐した。
そして60年代に持ち込まれた南アメリカ原産のホテイアオイ。
庭にあったものがどういうわけか川を流れて、1989年にビクトリア湖に着き、
わずか7年でウガンダに面した岸の80パーセントに広まった。
ホテイアオイに日光をさえぎられ、他の植物が枯れて腐り、水が汚れ、
よどみ、蚊や住血吸虫が寄生する貝が繁殖し、赤痢やマラリア、住血吸虫症が多くなった。
ブラジルからホテイアオイを食べるゾウムシを持って来て、ウガンダの農作物を食べるかどうかを確認してから、
ホテイアオイに放ち、ホテイアオイを少なくする事に成功した。

 しかしうまくいかない例もある。太平洋の島々ではネズミに悩まされ、オオトカゲを放った。
しかしネズミは夜行動したが、オオトカゲは昼間行動した。オオトカゲはネズミを食べずにニワトリを襲った。
次にオオトカゲ対策としオオヒキガエルを持ってきた。
しかしオオヒキガエルが爆発的に増え、オオトカゲだけではなく、猫もその毒にやられ、結局ネズミは大繁殖。

 イエローストーン公園では今、一度は絶滅した狼を復活させた。
狼が獲った獲物はワタリガラス、カササギ、コヨーテ、白頭ワシ、イヌワシ、グリズリー、
アメリカグマのえさになっている。もちろん昆虫達のえさにもなっている。
そして狼がエルクを狩るようになり、エルクは移動しなければならなくなり、一箇所だけで植物を食べれなくなった。そのおかげで緑が増え、柳が生え、柳を使って巣を作るビーバーが戻ってきた。

 日本でも外来種が大繁殖したりしているが、他の国でも外来種は脅威なのね。
日本のマメコガネもアメリカで大害虫になっちゃたんだそうだ。今はどうなのかな?
「ジャパニーズビートル」と呼ばれているそうだ。

 沖縄でハブを退治しようとマングースを導入したが、そのマングースがアマミノクロウサギを襲ってしまっている。
コワイね。

 狼は愛しているので、狼復活は嬉しいです。
でも近くの牧場の人たちにとっては一概に良かったとは言えない出来事。狼に対する恐怖は白人種には強そうだし。狼が絶滅危惧種となっても相変わらず賞金をかけて狼退治を奨励したぐらい。
狼より熊とかの方が被害を出していたのにね。狼は羊やなんかを襲うし、飼い犬も殺す。
でも反対の声ばかりでは無いらしい。地元の人が納得する形で、狼を導入出来れば良いね。

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クイーン・デルフィーネ

「LAST EXILE」監督:千明孝一 キャラクターデザイン原案:村田蓮爾 アニメーションキャラクターデザイン:堀内修、ムラオミノル、田中雄一 プロダクションデザイン:前田真宏、小林誠 美術監督:小倉宏昌 音楽:Dolce Triade 企画・制作:GONZO

「クイーン・デルフィーネ Queen Delphine」第22話 ☆☆☆
脚本:冨岡淳広 絵コンテ:秋山勝仁、岩田義彦 作画監督:岡崎洋美、清水貴子
ラストエグザイル No.11


 誓約の儀式。アゴーンの試練。
「今日ここに誓いの印をおもてに刻み込んだプリンシパル達よ。次代のギルドを作り上げるのはあなた方。
ギルドが法であり、ギルドが秩序であり、ギルドこそが世界。求めるべきは永遠の安寧。」
一振りだけの誓約の剣を求めて、選ばれたプリンシパル達が殺し合い、
最後に生き残った者がデルフィーネ・エラクレア(根谷美智子)の跡を継ぐ。
デイーオ・エラクレア(野田順子)は何の感情の揺れも無く殺していく。
デルフィーネは最後まで見ずに、
クラウス・ヴァルカ(浅野まゆみ)とアルヴィス・ハミルトン(白木杏奈)を連れて出て行く。
デッキ(?)の目の前にはエグザイル。エグザイルは移民船。それに乗れば元の世界へ行けるという。
アルヴィスはその鍵。エグザイルはアルヴィスに反応し、アルヴィスもエグザイルに反応する。
下から薔薇の枝で縫い付けられたアレックス・ロウ(森川智之)がせり上がってくる。
薔薇の棘から真実の血清を注入されているアレックスはミュステリオンをしゃべる。
ダゴベール家のミュステリオン「大地を金色に染める波 命を育む恵みの息吹 麦の大地」。
ハミルトン家のミュステリオン「記憶の彼方にあるものは 全てが生まれ 全てが帰る場所 青い星」。
アルヴィスが起動し、エグザイル(コクーン)が反応する。
しかしアレックスはバシアヌス家のミュステリオンは知らないと言う。
デルフィーネはエグザイルの起動(?)を一時的に止める。

 アルヴィスって人間だよね。彼女の血とミュステリオンがエグザイルを起動させるのか?
でもなぜ彼女はあんな反応を示すんだろう。後催眠?自分で制御出来てないもんね。わからん!
特別なDNAに反応するナノマシンか?

 ギルドは科学力が発達しているから、枯れない薔薇とか、
真実の血清を注入出来る薔薇とか自在に作れるんだろう。
しかし「私の世界」と堂々と言う所が誇大妄想気味のデルフィーネ。確かに実力があるんだが。
みんな自分の言う事をきく世界なんてつまらないと思うけど…。
「私が勝手に我が民を守る(だったけっか?)」とかいうような事を言う某ゲームの舞ちゃんの方がうんとこさカッコイイゾ!

SS-NET Hobby
非常に示唆にとんだ事が書いてあり、面白かったです。
 

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グランドストリーム 他

「LAST EXILE」監督:千明孝一 キャラクターデザイン原案:村田蓮爾 アニメーションキャラクターデザイン:堀内修、ムラオミノル、田中雄一 プロダクションデザイン:前田真宏、小林誠 美術監督:小倉宏昌 音楽:Dolce Triade 企画・制作:GONZO
ラストエグザイル No.10
ラストエグザイル No.11

「グランドストリーム Grand Stream」第20話 ☆☆☆
脚本:神山修一 絵コンテ:大橋誉志光 作画監督:ムラオミノル

 エグザイルを見つけたクラウス達。
エグザイルの防御機構の攻撃をすり抜け、
クラウス・ヴァルカ(浅野まゆみ)とディーオ・エラクレア(野田順子)のコンビは見事にエグザイルのキューブの下に爆弾を打ち込む。

「Rook Dio ルーク・ディーオ」第21話 ☆☆☆脚本:神山修一 絵コンテ:小倉陳利、吉田徹 演出:浦田保則、吉田徹 作画監督:奥野浩行、角石亜蘭

 ディーオとクラウスがシルヴァーナに帰ってくると誰もいなかった。
ブリッジにあがるとそこにはデルフィーネ・エラクレア(根谷美智子)がいた。
ソフィア・フォレスター(山崎和佳奈)はタチアナ・ヴィスラ(喜多村英梨)、
アリスティア・アグリュー(桑谷夏子)と難を逃れたが、
他の人間は艦長アレックス・ロウ(森川智之)を除いて拘束された。
艦長はギルドの人間を銃撃し、デルフィーネを狙うが、シカーダに阻止される。
ディーオ、クラウス、アルヴィス・ハミルトン(白木杏奈)、アレックス・ロウはギルドに連れて行かれる。
クラウスはアルヴィスと一緒にデルフィーネと会食するが、そこにディーオが現れる。
ディーオはまるで人が変わったようで、ロボットのような受け答えで、生気がなかった。

 エグザイルの防御機構はイッタンモメンにムカデを掛け合わせた感じで良かった。
クラウス達の攻撃は「スター・ウォーズ」を思い出すね。

 船の名前が思い出せないけれど、確か食事中に突然船員全員がいなくなったとしか思えない事件があったよね。確か船長さんの日記が書きかけで終わっていたと思ったけれど…。
(色々検索かけてなんとか見つけました。
船の名前は「マリー・セレスト号」、帆船。1872年12月4日、イギリスのグラチア号が発見。救命ボートもそのまま。「12月4日、我が妻、マリーが」と走り書きされていた日誌。うん、ミステリーだ。)
その話を思わせる無人のシルヴァーナ。ちゃんといたけど、あれは驚く。
アルヴィスを抱えながら哂うデルフィーネはまるっきり邪悪な感じ。
デルフィーネとの会食に現れたディーオはハッとするほど素敵だったが、
前の感情的なディーオの方がやっぱり良い。
あれじゃ、ディーオがデルフィーネを異常に嫌うわけだ。
モラン・シェトランド(三木眞一郎)はデュシスの少女ドゥーニャ・シェーア(須藤祐実)を守ってやると宣言し、
出来もしないくせにと言われシュンとしてたが、確かにあれだけ腕相撲が強いドゥーニャでは、
モランの方が守られるという感じだな。
でもモランは戦闘を生き抜いてきたんだから、幸運のマスコットとして有効かも。

ラウンジピュア No.34 全員が謎の失踪を遂げた「マリー・セレスト号」の怪異
猟奇な事件からミステリーな事件まで色々と集めてらっしゃるサイト。
私は「ヘンリー」という危ない映画を見た事があるが(でも印象深い映画だった)、
そのヘンリーの実像も書いてらっしゃっていて勉強になりました。
猟奇な事件は興味深いといえば興味深いですが、実話かと思うと心に負荷がかかる。
Flantic Of Last exile
非常に詳しく「ラスト・エグザイル」について書いてらっしゃるサイト。各話の題名の意味まで教えてくれます。
勉強になりました。有難う!ものすごく感謝です!!

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秘密の絆

「秘密の絆 Inventing the Abbotts」米 1997 ☆☆☆☆
監督:パット・オコナー(Pat O’Connor)原案:スー・ミラー(Sue Miller)
脚本:ケン・ヒクソン(Ken Hixon)撮影:ケネス・マクミラン(Kenneth MacMillan)音楽:マイケル・ケイメン(Michcel Kamen)衣装:アギー・ゲラード・ロジャーズ

 1957年、
ダグ・ホルト(ホアキン・フェニックス Joaquin Phoenix)は近所の金持ちアボット家のパーティーに兄貴のジェイシー(ビリー・クラダップ Billy Crudup)と一緒に行く。
アボット家は三人の美人の娘達で有名だった。
長女のアリス(ジョアンナ・ゴーイング Joanna Going)は鉄鋼業で金持ちのピーター・バラニンガム(アレッサンドロ・ニヴォラ Alessanndro Nivola)との結婚が決まっていた。
兄貴は次女のエレノア(ジェニファー・コネリー Jennifer Connelly)と親しかったが、
彼女は他の男とも親しげな様子を見せていた。
一人手持ちぶさたのダグに話しかけてきたのが末娘のパメラ(リヴ・タイラー Liv Tyler)。
パメラは真面目な良い子だった。

 ジェイシーとエレノアは肉体関係になり、
エレノアの父親(ウィル・パットン Will Patton)と母親(バーバラ・ウィリアムス Barbara Williams)はその関係に反対だった。
エレノアは遠くのクリニックに送られる。アリスがピーターと別れて実家に戻って来る。ジェイシーはアリスに近づく。
ジェイシーはある噂を信じていた。
母親(キャシー・ベイカー Kathy Baker)が父親が亡くなった後、アボットと不倫の関係になり、
それ故に父の特許を盗まれたのだと。
母には近所との付き合いが無かった。

 結構良かったです。もっとドロドロした感じかと思っていましたが、郷愁系でした。
あの頃のワンピースは良いですね。サマードレスって言うのかな。
ダグとパメラのカップルは純情系だし、景色は綺麗だし。

 ビリー・クラダップはハンサムだが、ホアキンと兄弟という設定に違和感なし。
ホアキン、メル・ギブソンとも違和感無く兄弟だったし、まさか演技力で似せているとか…。
本当の兄、リヴァーの方が似ていないような。
ホアキン、確かこれがきっかけでリヴ・タイラーと付き合っていたんじゃなかったっけ。別れちゃったけど。

 雑誌プレミアのホームページでホアキンが「Walk the Line」と言う映画の撮影中に突然、
壁に頭を打ち付け始め、救急車で病院に運ばれたという記事が載っていた。
彼はカントリー・シンガー、ジョニー・キャッシュを演じているんだけど、
キャッシュの弟が事故死したエピソードがリヴァーが死んだ時の事を思い出させたらしい。
いまだにトラウマなんだね…。ホアキンの目の前で倒れたんだもんね。あれは私もショックだった。
リヴァー、菜食主義者で、環境問題にも関心が深く、まさかドラックをやっているなんて思ってもみなかったから。
彼の背後には何か暗いものがあったのかな。私はホアキンが好き。
グラディエーター」のコモドゥスで惚れたんですが…。
クイルズ」の彼も素敵だった。
この前「バックマン家の人々」を見たが、
結構普通の美少年系の少年で、やっぱり子供の時の顔で大人になったらどうなるかはわからないな。
スペースキャンプ」ではぷっくり系じゃなかったっけ。
リヴァーも「エクスプローラーズ」ではぽっちゃり系だった。

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奇跡の詩 サード・ミラクル

「奇跡の詩 サード・ミラクル The Third Miracle」 99年 米 ☆☆☆☆☆
監督:アニエスカ・ホランド(Agnieszka Holland) 原作・共同脚本:リチャード・ヴェテレ(Richard Vetere) 共同脚本:ジョン・ロマーノ(John Romano) 製作総指揮:フランシス・フォード・コッポラ 音楽:Jan AP.Kaczmarek 撮影:Jerzy Zielinski

 1944年、スロヴァキア、ビストゥリッツァ。アメリカ軍の飛行機が大挙して空襲に来る。
少女(Sofia Polanska)が家の聖母子像を持ちながら、
父親(Pavol Simon)の制止を振り切り人の流れとは反対に走り、広場のキリスト像(?)の所に行き、
その像に向かい一心に祈る。
爆弾は落ちてこなかった。

 シカゴ。
慈善給食所にいるフランク・ショール(エド・ハリス Ed Harris)。ジョン(Michael Rispoli)が迎えに来る。
雨が降ると血を流すマリア像。
7年前、重い皮膚結核を患っていた9歳の少女マリア(Jade Smith)がその血を浴びて病気が治ったのだ。
そのマリア像が血を流すようになったのは、
ヘレン修道女(バルバラ・スコヴァ Barbara Sukowa)が亡くなってから。
奇跡を認定し、彼女を聖女として認めれるかどうかをフランクに調べてほしいというのだ。
フランクはまずヘレンの娘ロクサンヌ(アン・ヘッシュ Anne Heche)に話を聞く。
ヘレンはロクサンヌが16の時に修道院に入ってしまった。ロクサンヌは母親に捨てられたと思っている。
次にマリア(Caterina Scorsone)を捜すフランク。マリアは家出してドラッグ中毒者達と一緒に暮らしていた。
彼女は母親(Norma Dell’Agnese)に虐待されていたが、ヘレンは彼女を気遣っていた。
雨の日、マリア像が血を流し、その血を調べたらヘレンと同じA型だった。
1年後ヴァチカンから審問官としてドイツのバーノフ大司教( Armin Mueller-Stahl)が派遣される。

 私はホランドおばさんの映画は「太陽と月に背いて」「僕を愛しふたつの国/ヨーロッパ ヨーロッパ」「秘密の花園」と見ているがみんなお気に入りだ。
これもお気に入りの列に入ってしまった。
この劇場未公開をなぜ見たかというと「2004年版 SFが読みたい!」で推薦していたから。
と言っても奇跡のお話で、SFでは無いし、ファンタジーでも無いだろう。
ホランドおばさんの映画は映像が美しく詩情がある。ホランド監督はポーランド出身。
アンジェイ・ワイダの下「ダントン」「ドイツの恋」「コルチャック先生」の脚本を書いている。これからも期待しています。

 エド・ハリスは全身からセクシービームを出しまくってます。
ハゲでも良い男は良い男という事を証明しているようなエド。こんな素敵な人が神父なんて罪作りです。
奇跡を非常に疑い深く審査しながら、その実奇跡の存在を、ひいては神の実在の証を心から求めているフランク。
だから神父になったんだよね。父親は奇跡の3ヵ月後には死んじゃったんだから、あんな約束は無効だし…。
アン・ヘッシュ、綺麗で、可愛かったです。服のセンスも良かった。赤い髪が似合う。
バーノフ大司教が言うように奇跡なんて神の気まぐれね。
あんな奇跡を見せられたから、彼は神父になり、その実奇跡を否定しようとする。
だって救うべき人はいっぱいいるのに、奇跡で救われる人はまるっきり少数なんて、
神様は不公平と思ってしまうもの。

 フランクの若き助手グレゴリーはJames Gallanders。若きバーノフ大司教はPatrik Minar。
ボーイソプラノはTrevor Lowden。「モンキー、チキン、チーズ」は写真を撮る時の言葉。

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ようこそ☆アリス学園へ

「ようこそ☆アリス学園へ」学園アリス 第二話 ☆☆☆☆
脚本・シリーズ構成:横山雅志 絵コンテ:中村賢太郎 演出:加藤顕 作画監督:土橋昭人 原作:樋口橘 監督:大森貴弘 キャラクターデザイン・総作画監督:伊藤良明 音楽:吉森信

 鳴海先生(石田彰)は学園を脱走しようとした日向棗(朴ろ美)を失神させる。
佐倉蜜柑(植田佳奈)は鳴海先生の自室に連れて行かれる。
鳴海先生は蜜柑と失神している棗を残して上の方に報告に行く。
蜜柑はいきなり棗に押し倒され正体をしゃべろと脅される。窓から飛び込んでくる乃木流架(安田美和)。
そんな時戻って来る鳴海先生と岬先生(櫻井孝宏)。
そんなこんなの騒動の中、蜜柑は棗の手にスカートを残して逃れる。パンツを見られお嫁にいけないと嘆く蜜柑。

 蜜柑のクラスメイト代表として鳴海先生の部屋に現れる今井蛍(釘宮理恵)。
案内された教室には浮いている子供、浮いている落書きetc.
先生が蜜柑を紹介するが、子供達に物を投げつけられ、早々に立ち去る。
空いている席に座り、隣の少年に挨拶したら、そいつは棗だった。
棗にあやまれと要求する蜜柑。突然蜜柑の体は宙を浮く。棗の信奉者がやったのだ。

 クールすぎる蛍。ガンバレ蜜柑。応援してるぞ!棗は凶暴系だった。前途多難。クラスは学級崩壊だし…。
蜜柑の能力って、接触してれば能力が効かないって事よね。
それだけの一芸でこの学園をサバイバルできるのか蜜柑。

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ヒカルの碁 13~15

「ヒカルの碁 13~15」原作:ほったゆみ 漫画:小畑健 ☆☆☆☆☆
ヒカルの碁 (13)ジャンプ・コミックス
ヒカルの碁 (14)ジャンプ・コミックス
ヒカルの碁 (15)ジャンプ・コミックス

 進藤ヒカルと塔矢アキラとの対局の日、アキラは現れなかった。
アキラの父塔矢行洋が倒れたのだ。藤原佐為にせっつかれヒカルは塔矢行洋のお見舞いに行く。
塔矢行洋の病室にはネットと繋がっているパソコンが置いてあった。
そこでヒカルは塔矢行洋にsaiという知り合いとネットで碁を打ってくれないかと頼む。塔矢行洋は承諾してくれる。

 佐為と塔矢行洋との対戦。佐為が勝つ。
しかしヒカルが佐為でさえ気付かなかった手を指摘した時、佐為は今の対局がヒカルのためにあった事を悟る。
そして自分の命運が尽きようとしている事にも…。

 焦燥を感じながら一局でも多くヒカルと打とうとする佐為。佐為の不安を一笑に付すヒカル。
ある晴れた日、ヒカルと碁を打っている間に佐為は消える。
ヒカルは佐為を一生懸命捜すが、見つけることは出来なかった。碁を打つ気を失くするヒカル。

 精緻に書き込まれた脇役の部屋。何となく感動する。小畑健さんの絵って本当にうまい、きれい。
きれいな佐為、可愛い佐為。嗚呼、感動。
大体碁みたいなよく理解しづらいものをこれだけ面白くみせれるのはすごい。

 佐為、いなくなってしまった………。これからはどんどんカッコよくなるヒカルに期待。

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学校がなくなっちゃう★

「学校がなくなっちゃう★」学園アリス 第一回 ☆☆
原作:樋口橘 シリーズ構成・脚本:横山雅志 キャラクターデザイン・総作画監督:伊藤良明 音楽:吉森信 監督・絵コンテ:大森貴弘 演出:境橋渡 

 蜜柑(植田佳奈)と今井蛍(釘宮理恵)は友達だ。
蛍は様々な発明をする天才児だが、彼女の方から友達にならないかと言ってきたのだ。
しかしある日蛍はアリス学園という所に行ってしまう。
そこは東京にあり、一旦入ると親でさえ子供に会えないという陸の孤島のような所だ。
蜜柑は蛍が学園に入ってもらえる金を蜜柑達の学校存続のために使ったと聞いて、蛍に会いに行こうと決める。

 学園に入れず困っていた蜜柑に二人の男の人が話しかけてきた。裏口から入れてくれると言うのだ。
しかし学園の先生と名乗る男(石田彰)がその二人に話すと二人は自分達が身代金目的で嘘をついた事を素直に話し、
去っていく。
その男は蜜柑を学園に入れてくれると言う。

 ちょ~と小学生向けの少女漫画みたいな絵でひいてしまったが、蛍のキャラと発明が気に入って…。
棗君は「カードキャプターさくら」の小狼みたいなキャラではないかと期待。しばらくは見てみようかな。

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最後のクラス写真

「最後のクラス写真」ダン・シモンズ 夜更けのエントロピー奇想コレクションより ☆☆☆

 ギース先生が学校の外を見ると、少年が運動場を横切ってきた。
ライフルの照準機で見るとかなり体がガタガタ状態だが、贅沢は言ってはいけない。受け入れる事にする。
捕獲棒で捕まえ、歯と爪を全部抜く。そして教室に迎え入れる。ゾンビになった子供ばかりの教室に。
今日来た少年は知らない子供だが、自分の教え子達も中にはいる。鎖に繋いで、授業を始める。
まともに聞いてる様子はないが…。外から来る大人のゾンビは単なる死者に戻す。

 ある日目覚めると大人のゾンビが大挙して押し寄せて来た。

 わたしゃ、この短編集を「最後のクラス写真」が載っているというので買いました
(「ケリー・ダールを捜して」も嫌いじゃないが…)。
ええ、このバカ話で私は涙したんです!!
はっきり言ってこの先生、おかしいと言っても過言ではありませんが、他にやるべき事を思いつかないんでしょうね。こんな変な状態になる以前も色々なものと日々戦ってきたし…。
むなしい努力をたゆまず続ける先生は感動的です! 奇跡は起きるんです!!(お話だけどさ。)


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フルーツバスケット 14

「フルーツバスケット 14」高屋奈月 ☆☆☆☆☆

 リン=依鈴(いすず)は呪いを解く方法を草摩紫呉(そうましぐれ)に訊く。しかし紫呉は知らないと言う。
気分がすぐれないリンは過去を生々しく思い出し、本田透の前でパニくる。

 他の十二支達の多くと違って、小さい頃リンは幸せだった。
だってリンのパパとママはいつだってニコニコだったから。
「どうして?どうしてパパとママはいつも楽しそうなの?ホントに楽しい?悲しいコトとかはないの?」
その言葉がパパとママのニコニコを壊した。リンは両親と共に居られなくなり、楽羅(かぐら)の家に引き取られる。
辛い時支えてくれたのがはつ春。春のためにもリンは呪いをどうしても解きたいのだ。透も思いは同じ。
リンは透に危うさを感じる。 

 いっそ慊人(あきと)に訊いたらどうかな。呪いの解き方。
慊人も全然幸せそうにはみえないから、慊人にとっても呪いは負担なんじゃないかな。
でも慊人、性格悪いから知っていても素直に言わない確率が高い。
知らないとか、言っても仕方がないものとか、知っていたら呪いが解けないとか、だったりして。

 やっぱり透は透で無理してるのかな。でも人の痛みがどうしても自分の痛みのように感じてしまうんだろう。
つらいね。

 透、どんどん夾(きょう)とのカップルへの道に突き進んでいくみたいです。いいのか、由希。
はためには由希より夾の方が透にはお似合いな感じ。一種、似た者同士だから。
フランスでも夾のファンが多いみたいだし。由希は由希で辛いから、良い人が見つかると良いな(紫呉もね)。

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土 Grave

「土 Grave」GOTH―リストカット事件 より 乙 一 ☆☆☆☆

 佐伯は近所の少年コウスケを匿った。コウスケは父親の大事な骨董品を壊し、逃げてきたのだ。
佐伯はコウスケを自分が作った棺桶に入れた。そして棺桶を庭の土の下に埋めた。ちゃんと空気穴は作ってある。
しかしコウスケを出すつもりは無い。空気穴を通して水を注ぎ込む、噴き出してくるほど…。

 あれから三年、又棺桶を作ってしまった。髪が長い少女を誘拐し、棺桶に入れる。そして庭に埋める。
少女は知り合いがきっと見つけ出してくれると言うが…。

 嗚呼、こう来ましたか。さすがは我が壊れ系主人公、まっとうな道はまかり間違えても歩みません!
佐伯さんもさぞかし困惑した事でしょう。同情はしませんが…。

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暗黒系 Goth

「暗黒系 Goth」GOTH―リストカット事件 より 乙 一 ☆☆☆☆

 森野が僕に手帳を見せる。その手帳は森野が行きつけの喫茶店で拾ったんだそうだ。
手帳には今話題になっている連続猟奇殺人事件の犯行の様子が克明に記されていた。
そしてまだ発見されていない被害者の名前も…。
僕達はその手帳に書かれていた山に行き死体を見つけ、死体の周りにあった被害者の持ち物を持ち帰る。
僕達には手帳や死体の事を警察に伝える気持ちは全く無い。ただこういう事に魅了されるだけだ。
森野は被害者の持ち物を身に付け被害者のような格好をして被害者のような行動をとる。森野が行方不明になる。

 私は「バトル・ロワイアル」を読んだとき「青春もの」と思いました
(人によっては読み方が違うとあの少女は教えてくれましたが…)。
私にとってはこっちの方がずっとやばいです。
多重人格探偵サイコ 」ぐらいやばい。
(マンガは途中でついていけなくなり、やめてしまいました。
絵はものごっつう官能的でゾクゾクするほど大好きでしたが…。あの後どう展開したんでしょう?)
文章はとてもうまく、かなりのめりこんで読めました。「模倣犯」の世界から随分遠い世界に来た感じです。
京極夏彦さんなら彼らが見る世界をなまなましく描写したでしょうが、こちらはあくまでクール。
その分へたすりゃかっこよく見えて、やっぱり危険本。実際連続殺人犯って殺人の実録を読むのが好きらしいし…。犯人がやった腕をけがしたふりしてという方法は「羊たちの沈黙」の犯人がやった方法で、ひいてはテッド・バンディがやった方法。
人の善意を逆手に取りやがって…。

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ハプスブルグの宝剣

「ハプスブルグの宝剣」藤本ひとみ ☆☆☆

 フランクフルト。パドヴァの大学で医学を修めたユダヤ人のエリヤーフー・ロートシルトが家族の下に帰ってきた。
さっそく父親は息子の仕事先を捜そうとし、
エリヤーフーを自分が勤めているギュンダーローデ家の当主フリードリヒ・マクシミリアン伯のもとに連れて行く。
そこでエリヤーフーは法律どおりに車道を歩かないユダヤ人の老婆を、いたぶる青年たちから助ける。
血で汚れた老婆を自分の館の前から追い出そうとする当主。
その状況から救ったのは当主の姪のアーデルハイトだった。エリヤーフーとアーデルハイトは惹かれあう。
彼女がエリヤーフーをパーティーに招待するが結局エリヤーフーはパーティーから追い出されてしまう。
軟禁されてた場所から逃げ出しエリヤーフーを追いかけてくるアーデルハイト。
この醜聞は社交界に知れ渡り、アーデルハイトの婚約者モーリッツはエリヤーフーに決闘を申し込む。
ラビはエリヤーフーに人を殺す事はユダヤの教えに反する、決闘をしたら破門すると止めるが、
エリヤーフーは破門を選び、決闘に赴く。
モーリッツはエリヤーフーの銃弾に倒れ、エリヤーフーはモーリッツの父ヘッセン・カッセル方伯カールにさらわれ、
拷問される。
エリヤーフーは隙を見てヘッセン・カッセル方伯を殺し、逃げ出す。
左目を失い、
今にも死にそうなエリヤーフーをヘッセン・カッセル方伯の城にいた青年フランツ・シュテファン・フォン・ロートリンゲンが救う。
事情を調べるうちにエリヤーフーに興味を持ったフランツは彼に自分の微妙な状況を話し一緒にやっていかないかと誘う。
フランツはロートリンゲン人だがオーストリア人の女性と結婚しオーストリア人として生きなければならない立場だった。
必ずしもこの結婚は歓迎されているものではなかった。
エリヤーフーはユダヤ風の名を捨てエドュアルト・アンドレアス・フォン・オーソヴィルと名乗り、
フランツと共にやっていこうとする。

 エドュアルトはフランツのいいなづけテレーゼに出会い、二人は恋に落ちる。
しかしテレーゼはエドゥアルトがユダヤ人と知り彼を激しく憎むようになる。
やがてテレーゼの父親が亡くなり戦乱の嵐が訪れる。

 今一エドュアルトが好きでなく乗り切れませんでした。テレーゼも可愛くないし…。フランツ達は好きかな。
背丈が小さくても活躍するオイゲンは嬉しい存在ですが、
前にゲームでオイゲンという名の無能な軍師がいたので変な気分でした。
フリードリヒの存在は鮮烈で魅力的で、エドュアルトが彼に敵対しなければならないのは残念でした。
ハンガリーのバチャーニ達は大好き!どんな時もエリヤーフーを気遣う家族の愛には頭が下がります。
本当の歴史はどんなだか知りませんが、歴史って面白いです。
実際次々と子供を生みながら周り中の国と戦い続けたマリア・テレジアにはすごいの一言です。
政治は面白いです。

 

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アンダーのゲーム

「アンダーのゲーム」マイクル・スワンウィック 田中一江訳 SFマガジン2004年11月号より ☆

 圧倒的な戦力を誇るエイリアンを前にして地球は無力だった。頼りは若き軍事的天才アンダーだけ。
ただし精神的負担になるので、
アンダーには本物の防衛軍を動かしているという事実は伏せておかなければならない。
ゲーム(実はエイリアン対防衛軍の戦い)がつまらなくて投げたがるアンダーに、
トッピングつきアイスクリームをえさにしてなんとかやらせるのだが…。

 やっぱガキはこんなものよね。エンダーはえらすぎる(子供が子供らしいとは限らないが…)。
嘘がまずい方向に行ってしまうのだが…。よく考えて嘘はつかなきゃね。いえ結構面白かったです。
ガキがガキらしくて…。

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鋼の錬金術師 7~8

「鋼の錬金術師」荒川弘7~8巻 ☆☆☆☆☆
鋼の錬金術師(7)ガンガンコミックス
鋼の錬金術師 (8)ガンガンコミックス

 アルフォンス・エルリックが誘拐される。彼を誘拐したのはグリードと言うホムンクルスとその仲間のキメラ達。
グリードはアルにどうやって鎧に魂を定着できたか教えろと言うが、アルは知らなかった。
師匠のイズミが助けに来るが、アルはグリードが知っていると言うホムンクルスの作り方を知りたいから、
兄を連れてきてくれと言う。

 その頃エドワード・エルリックは国家錬金術師の査定のために南方司令部に行っていた。
そこには大総統のキング・ブラッドレイがいてエドを簡単に合格させてくれる。
エドの師匠イズミ・カーティスに興味を持った大総統はアレックス・ルイ・アームストロングを連れてダブリスまで付いて来た。
そこでグリードの事を聞いた大総統は彼らを掃討しアルを助ける事にする。
グリードはものすごく硬くなる能力を持っていたが大総統には効かなかった。
大総統は実はホムンクルスで尋常でない目を持っていた。

 グリードは捕らわれる。その場にはホムンクルス達に父と呼ばれる人物がいた。
彼はグリードに自分に協力しろと言うが、グリードは拒否する。彼はグリードを殺す。

 炭鉱の町ユースウェル。カヤルは炭鉱にいる父親に弁当を届けに行く途中で行き倒れに会い、弁当を食べさせる。炭鉱に着いたら事故で父親達が閉じ込められていた。先ほどの行き倒れメイ・チャンが錬成術で助けてくれる。
メイ・チャンは皆からエドの話を聞き、エドに会いに行く。

 グリード達との戦いで鋼の腕を壊したエドはオートメイル技師の街ラッシュバレーに行く。
ウィンリィ・ロックベルに直してもらって、アルと一緒に街をぶらついていたら、
行き倒れに遭遇する。
その行き倒れリン・ヤオは賢者の石を捜していた。
エドが何かを知っていそうなのでリン・ヤオの部下達がエドに教えるように武器で脅しつけるが、
当然エルリック兄弟との戦いになり、部下達の方がやられる。リン・ヤオはエドについていこうと決める。

メモ:ロア=牛 ドルチェット=犬 ウルチ=ワニ マーテル=ヘビ
父:フィリップ・ガルガントス・アームストロング 妹:キャスリン・エル・アームストロング
ウロボロスの入れ墨連中:最強の盾:グリード(強欲)200年近く生きている。最強の矛:ラスト(色欲) 
グラトニー(暴食)エンヴィー(嫉妬)スロウス(怠惰)
キング・ブラッドレイ=最強の眼:ラース(憤怒)60年前に作られた。
アルやイズミを人柱になりうる人材と考えている。エンヴィーはゲテモノ。大総統の息子セリム。パンダはシャオメイ。おかまの親父はガーフィール。義足の少女はパニーニャ。オートメイル技師ドミニク。ヨキ、今やスカーに使われる身。イズミの夫シグ。
ケイン・フュリー(眼鏡)機械に強い。ヴァトー・ファルマン 博覧強記のものすごい記憶力。 
ハイマンス・ブレダ 将棋が強い。用兵家(?)ジャン・ハボック 骨身を惜しまずよく働く。
リザ・ホークアイ 射撃の腕が超一流。
シン=大砂漠の東のメイ・チャン達の国。クセルクセス遺跡=大昔に一夜で滅んだ伝説の地 
シンの錬丹術は医学方面に。南アエルゴ。西クレタ。北大国ドラクマとの国境には天険ブリッグス山がある。

 完璧にアニメと違くなるのは8巻目からだったんですね。ラースとスロウスが違う。
お父様ってまさかエドたちの父親ホーエンハイム?アニメのホーエンハイムは大好きでしたが…。
まあ、まだわかりませんね。良い錬金術師ほど良い人柱になるんでしょうか。すんごく物騒な話。
一夜で滅んだクセルクセスも物騒だし。ヨキ、結構ねばり強く顔を出します。小物なのにね。

極私的メモ:「合い言葉は勇気」フジ系。2000.7.6~9.14木曜10時。脚本:三谷幸喜 
主題曲:エルガー「威風堂々」仁太郎:役所広司 忠志:香取慎吾 信乃:鈴木京香 田中邦衛 金田明夫 國村隼 梶原善 池田成志 山寺宏一 八嶋智人 寺尾聰 杉浦直樹 津川雅彦 音楽:服部隆之 
すんごく好きだったドラマ、覚えておきたい。
「深く潜れ・八犬伝2001」2000.10.3(火)11:00~45 全10回 香美:鈴木あみ 
阿呆(あぼう?):小西真奈美(78.10.27、鹿児島生まれ。AB型。)セラピスト小田(テリー伊藤)
割りと好きだったドラマ。軍艦島でロケしたんだっけ?覚えておきたい。

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殺人の追憶

殺人の追憶」2003年 韓国 2h10 ☆☆☆☆☆
監督&共同脚本:ポン・ジュノ 共同脚本:シム・ソンボ 撮影:キム・ヒョング 照明:イ・ガンサン 音楽:岩代太郎

 1986年10月23日。一面の稲。溝を覗く刑事パク(ソン・ガンホ)。後ろ手に縛られた女性の死体がある。
そして別の日、同じような死体が発見された。

 パクは恋人のソリョンから焼肉屋の頭の弱い息子クァンホが殺された女性を追いかけていったという話を聞き、
クァンホを尋問する。

 そんな時ソウルからソ・テユン刑事(キム・サンギョン)が来る。
彼はクァンホの手がくっついていて紐を三度も結ぶのは難しい事から、無実だと考える。
結局証拠不十分で検事に棄却され、課長は解任される。

 新しい課長(ソン・ジェホ)が来る。
ソ刑事が被害者の共通点は赤い服と雨の日に殺されている事だと言い、
もう一人それに該当する失踪女性がいると話す。
捜してみると、その女性の死体が見つかる。

 警察は囮捜査をするが犯人は捕まらない。雨の日、赤い服を着ていなかったのに女性が襲われ殺される。

 パク刑事が現場に毛が一本も落ちてないから無毛症の男ではないかと主張した時、
女性警官のギオクが事件が起こった日には必ずラジオのリクエスト番組でユ・ジェハの「憂鬱な手紙」がかかっていて、
それをリクエストした男は「テ・リョン村の寂しい男」と名乗っていると話す。
パクは銭湯で無毛症の男を捜し、ソ刑事はリクエスト葉書を見つけようとするが、すでに廃棄されていた。

 パクはついに霊媒師にすがり、事件現場で霊媒師の言うとおりにしていたら、
ソ刑事が来て急いで相棒のチョ・ヨング(キム・レハ)と隠れる。
そしたら又しても一人の男が来、ソ刑事も隠れる。
その男はブラジャーとパンティを取り出し、それを見ながらマスターベーションを始めた。
男は赤いパンツをはいていた。追いかける三人。
男は石切り現場に逃げ込んだが、パクは赤いパンツをはいた男を見つけ捕まえる。
 
 ソは男が以前女子中学生が言っていた怪談じみた話と同じ事を言っているのを聞いて、
学校に行ってみる。
そこで一人泣く女の話を聞き丘の上に住んでいる女性に会いに行く。
女性は猟奇連続殺人事件の犯人の被害者で、顔を見なかったために殺されなかったみたいだった。
女性の証言で犯人の手が柔らかかった事を知り、マスかき男の手を調べたら柔らかい手では無かった。

 そんな時リクエストをした男がわかる。

 私は監督のデビュー作「ほえる犬は噛まない」に感激した口ですが、やはり今回も素晴らしいです!
次回作も期待します!!

 コミカルな描写が随所にありますが、現実はこんなものだと思います
(「突撃せよ!浅間山荘事件」という映画のコメンタリーであの映画で描かれたおかしな事はほとんど真実と知った時は衝撃だった)。
さすが監督わかっています。
民主化になろうかという頃ですから暴力もありえますし
(「父の祈りを」を見ればイギリスでもひどい話があるとわかる)、
アメリカではヒスパニックの車のトランクに勝手に麻薬を入れて罪を作ると言う話を聞いたことがあります
(ホントカ!?)。

 役者はみんな素晴らしいです。この役のために10キロ太ったソン・ガンホ。味わい深い役作りです。
JSA」は好きな映画です。
上川隆也と伊原剛志をかけて2で割ったようなキム・サンギョン、この役のため15キロ減量したそうですが、
段々とおかしくなっていくソ刑事は迫力がありました。
監督が彼を念頭に置いて書いたと言う容疑者パク・ヒョンギュの役を演じたパク・ヘイル。
佐野史郎さんに小面の面をかけ、静けさと不思議感を足した感じで、とても存在感がありました。
1977年1月26日生まれの舞台俳優。

 事件は1986年から1991年の間に起こった。華城(ファソン)連続殺人事件というんだそうです。


 

 

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夕なぎ

「夕なぎ Cesar et Rosalie」フランス 1972年 ☆☆☆☆
監督・共同脚本:クロード・ソーテ(Claude Sautet)製作:アンリ・ジャッキヤール(Henri Jaquillard)共同脚本:ジャン・ルー・ダバディ(Jean Loup Dabadie)撮影:ジャン・ボフティ(Jean Boffety)音楽:フィリップ・サルド(Philippe Sarde)衣装(デザイン):イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)
 
 漫画家のダビッド(サミー・フレー Sami Frey)はフランスに帰ってきた。
彼は画家のアントワーヌ(ウンベルト・オルシーニ Umberto Orsini)を訪ねる。
アントワーヌはダビッドがかつて愛した女ロザリー(ロミー・シュナイダー Romy Schneider)と結婚していた。
しかし今は離婚して彼女はセザール(イヴ・モンタン Yves Montand)と言う解体業(?)を営む男と付き合っていると聞く。
ダビッドはロザリーの母親(エヴァ・マリア・メインケ Eva Maria Meineke)の結婚式に母親自身から招待を受ける。

 結婚式の日ダビッドはセザールにロザリーが好きだと言い放つ。

 ある夜セザールがポーカーに夢中になっていた時、ふと気づくとロザリーがいなくなっていた。
セザールはロザリーの妹の別れた夫(だったっけっか…)の死をおざなりに扱っていた。
ポーカーを止めすぐに捜しに行くセザール。ダビッドの所に行ってみたが、彼女は来ていないと言う。
しかし彼女はダビッドのアトリエに来ていた。ダビッドは知らなかったのだ。
彼女はダビッドに娘がいる家まで送ってもらう。
車中、彼女はダビッドに言う、あなたはどこかにいなくなってしまったが、セザールはすぐに捜してくれる。
セザールを選ぶと。そしてキスしてと言う。

 しかしセザールは不安でダビッドにロザリーが妊娠していると嘘をつく。
ダビッドにその事を聞かされたロザリーはダビッドの元へ行ってしまう。
セザールは怒りに任せてダビッドのアトリエをメチャクチャにするが、どうしてもあきらめきれない。
二人がいる所を訪ね、ロザリーの思い出の家を買ったと話す。ダビッドの方が離れていく。

 セザールがダビッドを訪ねてくる。心ここにあらずのロザリーを何とかしたいと言うのだ。
一度は断るが、アトリエの前のカフェー(?)で頑張るセザールを見て一緒に行く事にする。
しかしロザリーにはその事は嬉しい事ではなかった…。

 イヴ・モンタン最高!!
ギャルソン!」で見せ付けられた軽やかな身のこなしがここでも「ギャルソン」程ではないけれど見られます。
表情も豊かで、ボディ・ランゲージも豊か。高田純次かと思ってしまうほどの軽みのある役だが、とっても魅力的。
車を追い抜かれた時の表情とか笑っちゃう。怒りで一杯の表情は似合わなかったな。
 
 こういう複雑な大人の恋物語っていかにもフランス。幸い悲劇に終わる話ではなく、結構気に入りました。
井上篤夫の眼 ロミー・シュナイダー


 

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プロモーション・ソフィア

「プロモーション・ソフィア Promotion Sophia」ラスト・エグザイル LAST EXILE 第18話 ☆☆☆☆☆
脚本:冨岡淳広 絵コンテ:千明孝一、前田真宏 演出:土屋浩幸 作画監督:しんごーやすし、久嶋浩徳、小林冬至生 監督:千明孝一 キャラクターデザイン原案:村田蓮爾 アニメーションキャラクターデザイン:堀内修、ムラオミノル、田中雄一 プロダクションデザイン:前田真宏、小林誠 美術監督:小倉宏昌 音楽:Dolce Triade シリーズ構成:千明孝一、GONZO 企画・制作:GONZO
ラストエグザイル No.09

 ソフィア・フォレスター(山崎和佳奈)は一人ノルキアにいるデュシスのネストル司令(有本欽隆)に会いに行く。
そして現在の世界崩壊はギルドの無策と怠惰のせいだから、
ギルドによる支配を覆すために同盟を結びましょうと提案する。
盟主には私がなると…。同盟は結ばれる事になり、協力してエグザイルの確保をする事になる。

 同盟の調印式、上から薔薇の花びらが降ってくる。
調印式のお祝いに飛んでいたヴァンシップの中にはディーオ・エラクレア(野田順子)のもあったが、
彼はその花びらを見たら「デルフィーネ(根谷美智子)が来た!逃げろ、逃げろ!!」と叫んで狂ったように飛ばすのだった。
現れるギルドの巨大な艦。
それを見たアレックス・ロウ(森川智之)は砲撃する事を命じる、ギルドの艦の下にはソフィア達がいるのに…。
キャンベル(宗谷樹頼)が止める。

 鳩を取ろうとしたデュシスの少女は帝都で戦っていた少女、
クラウスとタチアナがデュシスに監禁された時移民艦を砂漠に立ててた少女と同一人物かな。
デュシスの司令官の服装、デュシスの戦艦に書かれてある文字とかはロシアっぽい。
デュシスは雪と氷に閉ざされようとしている国だもんね。
エグザイルの起動音と言っていたから、エグザイルってグランドストリームを作っている機械かな。

 ディーオって最初見た時、「天空のエスカフローネ」のディランドゥみたいに危ない系の奴かなと思ったら、
割とおとなしかった。
危ないのはマエストロ・デルフィーネの方なんですね。
今回はディーオだけではなく、アレックス・ロウ様も危なっかしい所をみせてビックリ!
そんなに憎いか、デルフィーネが…。ソフィアが眼鏡をはずしたとたん、美しくなるのはお約束ね。
モラン・シェトランド(三木眞一郎)が活躍して、無事に生きて帰ってくる事を期待してます
(活躍しなくても良いから、無事生き延びて欲しい)。

極私的メモ:フィギュアスケートのジョニー・ウィアー(Johnny Weir)ハンサム!!
5フィート9インチ(175.3~177.7)1984年7月2日生まれ
Johnny Weir the official site

タチアナ・タラソワ:荒川静香、ヤグディン等で有名な名コーチ。名前を覚えておきたい。

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ブレーク・スルー 他

ラスト・エグザイル LAST EXILE
監督:千明孝一 キャラクターデザイン、原案:村田蓮爾 アニメーションキャラクターデザイン:堀内修、ムラオミノル、田中雄一 プロダクションデザイン:前田真宏、小林誠 美術監督:小倉宏昌
音楽:Dolce Triade シリーズ構成:千明孝一、GONZO 企画・制作:GONZO
ラストエグザイル No.08
ラストエグザイル No.09
ラストエグザイル O.S.T.

「ブレーク・スルー Breakthrough」 第16話 ☆☆☆☆脚本:神山修一 絵コンテ・演出:越智博之 作画監督:原修一

 ソフィア・フォレスター(山崎和佳奈)は帝都に帰る。
そして父親にデュシスは寒さで滅び、このアナトレーも又熱に侵されようとしているのだから、
争っている時ではないと訴える。しかし彼女は幽閉される。


 デュシスが攻撃してくる。宰相マリウス(岩田安生)が皇帝(北村弘一)と相討ちになる。
ソフィアも殺される所だったが、ウルバヌスの前艦長のヴィンセント・アルツアイ(郷田ほづみ)に助けられる。
ヴィンセントはウルバヌスの艦長職に戻り、ソフィアを乗せる。

「メイキング・マテリアル Making material」 第17話 ☆☆☆☆
脚本:冨岡淳広 絵コンテ・演出:吉田徹 作画監督:谷口守泰、中本尚子、さのえり、植田二三子

 ヴィンセントはデーヴィッド・マドセイン(秋元羊介)と協定してデュシスを退ける。
ソフィアはデュシスの司令官と会談する事にする。

 シルヴァーナはホライゾンケープに行く。そこではギルドを攻撃するための準備をしていた。
そこでかつての運び屋仲間に会うクラウス・ヴァルカ(浅野まゆみ)。
ヴァンシップ乗り達がなぜ戦争のために集まっているのか。
それはかつてクラウス達の活躍を見たノルキアのマドセイン公爵(?)の考えによるものだった。
自分達のせいでヴァンシップが戦争に使われると知り複雑な思いをするクラウス達。

一回見ただけでは世界情勢がわからないのはまずいと思う。話に深く関わっているのだから。
世界は滅びつつあるのか。デュシスの移民艦ってどこに行くの?宇宙?デュシスは寒くて、アナトレーは暑いの?
このエネルギーの不均衡はギルドのせい?確かにあの科学力はエネルギーを食いそう…。

 LAST EXILE(2クール)
お世話になりました。

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レジェンド・オブ・メキシコ

レジェンド・オブ・メキシコ デスペラード Once upon a Time in Mexico」2003年 1h41 米 ☆
共同製作・監督・脚本・撮影・音楽・編集:ロバート・ロドリゲス(Robert Rodriguez)

 胡散臭いCIA捜査官のサンズ(ジョニーデップ Johnny Depp)は伝説の男エル・マリアッチ(アントニオ・バンデラス Antonio Banderas)に仕事を依頼する。
マルケス将軍(ジェラード・ヴィジル Gererdo Vigil)が麻薬王バリヨ(ウィレム・デーフォー Willem Dafoe)の後押しでクーデターをしようとしている。
大統領が殺された後、マルケス将軍を殺して欲しいと言うのだ。エル・マリアッチは仕事を引き受ける。
彼にはマルケス将軍に妻カロリーナ(サルマ・ハーイェック Salma Hayek)と娘を殺された恨みがあるのだ。
エル・マリアッチは仕事仲間のロレンソ(エンリケ・イグレシアス Enrique Iglesias)とフィデオ(マルコ・レオナルディ Marco Leonardi)を呼び寄せる。

 一方サンズは元FBI捜査官ラミレス(ルーベン・ブラデス Ruben Blades)をこの事に引き込む。
ラミレスには相棒のアーチュレタをバリヨに殺された恨みがあった。
ラミレスはバリヨの部下であるビリー・チェンバーズ(ミッキー・ローク Mickey Rourke)と接触する

 それぞれの人間の思惑が交差し、死者の日に激烈な銃撃戦が始まる。

 私は「デスペラード」が大好きでした。
エル・マリアッチ」、「スパイキッズ 2」、「パラサイト」も好きです。
でも、これは駄目。なんか散漫とした感じ。

 ルーベン・ブラデスには味がある。彼、パナマ出身のサルサ歌手でハーバードの法学部出身なんですね。
ビックリ!!「プレデター2」でアーチュレタと言う殺される役をやっているとか…。
警官(?)役のエヴァ・メンデス(Eva Mendes)はセクシー美人。「ワイルドスピード2」に出ている。
1974年3月5日生まれの170センチ。キューバン・アメリカン。
エンリケ・イグレシアスはフリオ・イグレシアスの息子で歌手として売れている。最後の歌声はサルマ・ハーイェック。メキシコにはマリアッチものと言われる映画の分野があるそうだ。ギターを持った渡り鳥ってとこかな。セクシーなバンちゃんの歌声が聞けなくて残念。

 

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黎明の王 白昼の女王

黎明の王白昼の女王 KING OF MORNING、QUEEN OF DAY」イアン・マクドナルド(Ian McDonald)1991年 ☆☆☆
第一部「クレイグダラホ」第二部「神話線」第三部「コーダ 晩夏」第四部「神の臨在 シェキーナー」

 15歳の少女エミリーは自宅クレイグダラホのあるブライドストーンの森で妖精を見るようになる。
エミリーの父親エドワード・ギャレット・デズモンドは彗星に奇妙な発光現象を見る。
エミリーは妖精の写真を撮り、父は彗星を宇宙人の乗り物と考え、宇宙人と通信するために膨大な金をかける。
エミリーが性的暴行を受け妊娠した頃、彗星が突然消え父親は経済的に破綻する。
彼らがクレイグダラホから離れる前にエミリーは別の世界に行ってしまう。

 ジェシカ・コールドウェルは嘘つきの少女だった。恋人はIRAの闘士と嘘をつく。
しかし彼女は本物のIRAの闘士デイミアン・ゴーマンと出会い、恋人同士になる。
その頃二人の乞食が彼女の元に向かいつつあった。
父親のチャーリー・コールドウェルはジェシカの行状に心を痛め心理学者のハニバル・ルーク博士にジェシカの事を頼む。
ルーク博士は彼女を催眠にかける事により、彼女の驚くべき過去を知る。
彼女は出生の秘密を知った事により恋人と駆け落ちをし、乞食と博士と父親が追う。

 イナイ・マッコールは祖母が亡くなってから異様なものに襲われるようになっていた。
やがて彼女はブライドストーンの森に赴く。

 フィリップ・K・ディック記念賞受賞。

 私には合いませんでした。第一部はとても雰囲気があり良い感じでした。決して駄作では無いと思います。
なぜ合わないのかな。

 乞食のタイリーシアスとゴンザーガは魅力的なキャラでした。第四部は確かにサイバーパンク風かな。
イナイは日本刀の使い手。

 「黎明の王 白昼の女王」より火星版「百年の孤独」と言われる「火星夜想曲」の方が好き
(「百年の孤独」はもっと好きだが…)。
「フローティング・ドッグズ」の方がより好き。
90年代SF傑作選〈下〉ハヤカワ文庫SF

 

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ファイブスター物語 1~3

「ファイブスター物語」1~3 永野護 ☆☆☆☆
ファイブスター物語 (1)ニュータイプ100%コミックス
ファイブスター物語 (2)ニュータイプ100%コミックス
ファイブスター物語 (3)ニュータイプ100%コミックス

 ジョーカー太陽星団。この世界ではモーターヘッドと呼ばれる人型戦闘兵器で戦争が行われていた。
そのモーターヘッドを扱えるのはヘッドライナーと呼ばれる騎士達で、彼らは異常な反応速度と筋力を持っていた。
星団暦3960年、アマテラスはジョーカー太陽星団全てを支配下に置く。

 星団暦2988年、モーターヘッドの整備士であるレディオス・ソープはバストーニュ近郊の砂漠に不時着する。
通りかかった連邦騎士ボード・ビュラードに助けてもらう。
レディオス・ソープは天才的ファティマ制作者クローム・バランシェに呼ばれたのだ。
ファティマとはモーターヘッド用の有機演算コンピューターである。
バストーニュではちょうどバランシェが作ったファティマのお披露目が行われる事になっていた。
ファティマは自分でマスターを選ぶのだ。
バランシェの45人目のファティマ・クローソーはコーラス王朝の大帝コーラス3世に将来のマスターコーラス6世の面影を見出し、
コーラス3世の庇護を受ける事になる。
バランシェの44人目のファティマ・ラキシスはレディオス・ソープを選ぶ。
レディオス・ソープはヘッドライナーではなく、マスターの資格が無いと思われ、
バストーニュの領主ユーバー大公達に追いかけられる。
砂漠まで逃げた二人を迎えたのは、モーターヘッド・ナイト・オブ・ゴールド。
ラキシスが小さい頃ねだった黄金のモーターヘッドをレディオス・ソープが実際に作ったのだ。
レディオス・ソープの正体はデルタ・ベルンの光皇アマテラス。二人は追ってきた敵を倒すのだった。

 星団暦2989年、コーラス王朝は隣国のハグーダ帝国に侵攻されていた。苦戦するコーラス。
レディオス・ソープやボード・ビュラード達がやって来る。
彼らのおかげもありコーラスはハグーダ帝国を追い返す事に成功するが、コーラスⅢ世は殺される。

 星団暦4071年、今やアマテラスに支配されるジョーカー太陽星団。コーラス王の子孫がパルチザン勢力にいた。

 面白かったですが、人と場所と世界観を把握するのが大変でした。おそらく把握しきれていません。
巻末資料に立ち返りながら読んでいるので、スピード感はありません(私にとって…)。
SFっぽいですが、作者によるとアマテラスとラキシスは神様(?)なのだそうで、色々と許されちゃってます。
いつまでも若いままで生きていたり、時間が自由自在だったり…。顔も変化します。
ああいうもんだと全部飲み込んで読み進む…。

 作者の永野護さん、「重戦機エルガイム」のメカ&キャラデザイン担当なんですね。
そういえばコーラス三世の若いときの顔がエルガイムの主人公に似ています。
ガウ・ハ・レッシィの髪の広がり具合とか。エルガイムは好きなアニメでした。

 

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シービスケット

シービスケット SEABISCUIT」 2003年 2h21 米 ☆☆☆☆
原作:ローラ・ヒレンブランド(Laura Hillenbrand)製作・監督・脚色:ゲーリー・ロス(Gary Ross)撮影:ジョン・シュウォーツマン(John Schwartzman)音楽:ランディー・ニューマン(Randy Newman)

 自転車修理から自動車修理、そして車の販売で富を築いたチャールズ・ハワード(ジェフ。ブリッジズ Jeff Bridges)。
しかし彼は息子を自動車事故で無くし、妻に去られた。
スピード離婚をするために行ったメキシコ・ティファナでマーセラ(エリザベス・バンクス Elizabeth Banks)と出会う。
彼女と結婚し、彼女の影響で馬に興味を持つ。

 トム・スミス(クリス・クーパー Chris Cooper)はカウボーイ。
アメリカでは鉄条網が普及し、好きな所に走れなくなり、車の普及で馬の需要は減った
。スミスは西部劇ショーの馬の調教師として各地を転々とする。

 ジョニー・ポラード、通称レッド(トビー・マッガイア Tobey Maguire)の家庭は大恐慌で没落した。
乗馬の才能があったレッドを両親は馬主にあずけ去っていく
。騎手としては体が大きい(170)彼はアマチュア・ボクシングもやって金を稼いだ。

 スミスはある馬が足を傷つけ殺される所を助け、その馬の世話をしていた。
ハワードはその様子を見て、スミスと話をし、彼を調教師として雇う。
スミスが良い馬だと言ったのが小柄(150)で怠け者、気性が荒いシービスケット。
そしてスミスは同じように気性が荒いレッドにシービスケットの騎手になってくれないかと頼む。
レッドは見事に手なずける。

 シービスケットは連勝する。しかし東海岸にはウォーアドミラル(183)と言う背が高い完璧な馬がいた。
ハワードはウォーアドミラルとマッチレースをする事を相手の馬主に提案する。
全米の人々がそれを望み、初めは断っていたウォーアドミラルの馬主も断りきれなくなる。
ハワードは相手の条件を全て飲んでレースをする事にする。

 レッドは昔の知り合いから彼の馬に乗って欲しいと頼まれる。馬の価値を高めるためだ。
レッドは承諾し、その馬に乗る。
馬場では機械の調節をしてい、その機械が突然火を噴き、大きな音を立て、
驚いた馬が暴れレッドは落馬したまま引きずられ、足を複雑骨折する。
レッドは馬に乗るのは無理と医者に言われる。
レッドは友達のジョージ・ウルフ、
通称アイスマン(ゲーリー・スティーヴンズ Gary Stevens)を呼びシービスケットに乗ってもらう。

 シービスケットは見事にマッチレースに勝つ。しかしその後シービスケットは靭帯を切ってしまう。

ゴールデングローブ賞 作品賞 ウィリアム・H・メーシー William H.Macy(ティック・トック・マクグローリン)助演男優賞 ノミネート
アカデミー賞 作品賞 脚色賞 撮影賞 美術ジャニーン・オプウォール 装置レスリー・ポープ 衣装デザイン:ジュディアナ・マコヴスキー 編集:ウィリアム・ゴールデンバーグ 録音アナ・ベルマー、トッド・メートランド 、アンディー・ネルスン ノミネート

 小さい馬大活躍!!素晴らしい。83戦33勝。傷ついた馬を殺さず生かす所もやっぱり嬉しい。
片目が見えない騎手も見捨てない。お金持ちのハワードさんステキ!良い役者ばかりで固めている。
監督のゲーリー・ロスはトビー・マッガイアが主演した「カラー・オブ・ハートPLEASANTVILLE」の監督。
「カラー・オブ・ハート」の方が好きな映画かな。でもこの映画実話かと思うと感激ひとしお。
アイスマン役の方は本物の騎手。トビーの背丈は172。

 

 

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