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一夜橋

「一夜橋」蟲師4 漆原友紀 ☆☆☆☆
蟲師 (4)アフタヌーンKC (332)

 かずら橋を渡る若い男女。女ハナの足元の板が割れ、ハナは深い谷底へと落ちてしまう。

 同じ橋を渡るギンコ。橋を渡った先で、若い男に出会う。男はハナと橋を渡ろうとしていた男だ。
その男に訪ね先の住所を訊くギンコ。

 訪ね先はハナの実家だった。
ハナは頭を打った跡も無く、無事帰って来たのだったが、ぼうっとしているだけになってしまっていた。

 ギンコが出てくるのを待っていた若い男ゼン。ハナの縁談が決まり、二人は駆け落ちしようとしていたのだ。

 谷戻り。
ハナのように谷に落ちて無事帰ってきたのは良いが、
中身がもぬけの殻みたいになった状態の人の事を村人はそう呼んでいた。
谷戻りは谷に一夜限りの橋が架かると死んでしまうと言われていた。

 それはニセカズラと言う蟲の仕業だった。ニセカズラは死体に寄生している可能性が高い。
ハナはニセカズラが抜けたらおそらく死んでしまうだろう。ニセカズラは約20年毎に一夜橋を作る。
どうやら今年がその20年目だった。

 ギンコはハナの母親にハナから蟲を払ってくれと頼まれるが、無謀な事は出来ないと断る。
ハナの母親は橋を切り落とす。

 ハナからニセカズラが抜け、ハナは死んだ。
村八分になっているゼンにギンコは一夜橋を渡って村を出ないかと誘う。

 「蟲師」、大好きです。モワッとした空気が押し寄せてくるような雰囲気のある絵。
この雰囲気そのままにアニメ化できる人はいないかと思うけど、難しいかな。実写化はもっと考えられない。

 他の話も良いです。はずれが無い。
この話だって考えて見ればゾンビ話なんだろうけれど、怖いというより、哀しい感じに書かれています。

 蟲は生命の元の元の原型のような存在。この世界は自然で一杯だから、気が形を成したもののように見える。

 実際、気脈とかあるのかもしれないし、見えない何かはいるのかもしれない。
私は不思議体質では無いので、特殊なものは見ないけど。
生物のすごい造形とか、すごい能力とか、特殊な関係とかを思うと、何かの意思はあるような気がする。

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