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自負と偏見

「自負と偏見 PRIDE AND PREJUDICE」オースティン Jane Austen ☆
高慢と偏見 本
高慢と偏見Pride & Prejudice DVD

 五人姉妹のベネット家の隣に青年紳士のビングリーが引っ越してくる。
ビングリーは社交的な独身の好青年で、金持ちである。さっそくベネット家の長女ジェーンと親しくなる。

 ビングリーの親友ダーシーは背が高く、顔も良く、おまけにビングリー以上のお金持ちである。
しかし実に高慢ちきな青年で、ビングリーの舞踏会で美人なのはジェーンだけで、
後は心動かされる程じゃないと公然と言い放つ。
ベネット家の面々には、優しいジェーンを抜かして、すっかり嫌われる。

 しかしダーシーはジェーンの妹エリザベスを好きになってしまう。

 エリザベスにはその気は無く、ダーシーの気持ちにも全然気づかなかった。
おまけにハンサムで感じの良いウィカムから、ダーシーのひどい仕打ちを聞き、ますます嫌いになる。
ジェーンに夢中と思っていたビングリーがジェーンに会いに来なくなったのも、
どうやらビングリーの妹やダーシーが反対したかららしく、エリザベスにはその事も憤りの種だった。

 そんな事とは露知らず、ダーシーはエリザベスに結婚を申し込む。
家柄の違いを考えて煩悶したが、どうしてもあなたが好きだと言うのだ。
しかしエリザベスはジェーンとウィカムの事でダーシーを非難し、お断りする。

 ダーシーはエリザベスに手紙を出す。
その手紙にはジェーンがビングリーを好いているとは気づかず、家柄も違うから反対した事、
そしてウィカムと言う男こそ恥ずべき事をしてきた男だという事が書いてあった。
 
 エリザベスは過去のウィカムやダーシー、ダーシーの周りの人々の言行を思い出し、
もしかしたらダーシーの言っていることが正しいのではないかと思い始める。

 エリザベスは母方の叔父夫婦と旅行をする。たまたまその旅行先にはダーシーの荘園があった。
叔父夫婦はその荘園を見たがり、エリザベスはダーシーが滞在していない事を確かめて、
一緒にその荘園を訪れる。
ダーシーの荘園は評判通り素晴らしいものだった。そして屋敷の家政婦はダーシーを褒め称えた。
そしてダーシーについて考えていたら、いないはずのダーシーが突然現れた。
彼は以前なら身分が違うと鼻も引っ掛けないであろう商人の叔父夫婦を敬意を持って礼儀正しく接した。
(叔父夫婦はベネット夫婦より人間的に上だ)

 そんな時ジェーンから妹リディアがウィカムと駆け落ちをしたと言う手紙が来る。
動揺している所にダーシーが訪ねて来て、エリザベスは思わず駆け落ちのことをダーシーに言ってしまう。

 急いで帰るエリザベス。叔父さんが二人を見つけ、結婚をさせた。
ウィカムは借金で首が回らずに逃げ出したのだが(リディアのことはさほど愛していない)
、その借金も叔父さんが何とかしてくれたらしい。
リディアは意気揚々と帰ってくる。

 エリザベスはリディアから今度の事にダーシーが関わっている事を知らされる。
ウィカムを毛嫌いしているダーシーが、ウィカムとリディアの事をうまく取りまとめたらしいのだ。

 原作は1813年に出版されています。だからたぶん原文の英語は古いんでしょう。
だからなのか、わたしが読んだ訳文は古臭く、今一小説の世界に入り込めませんでした。
訳自体は1963年のものみたいです。新潮文庫以外の本を買う事をお薦めします。
「自負と偏見」より「高慢と偏見」の方が題名としては合ってるし…。

 これ映画化します。
監督はジョー・ライト、エリザベスをキーラ・ナイトリー、ダーシーはマシュー・マクファディン、
ベネット夫妻はドナルド・サザーランド、ブレンダ・ブレシン、キャサリン夫人はジュディ・デンチがやるそうです。
ダーシー役の役者さんは知らないけれど、後は適役だと思います。
私にとってこの小説は駄目でも、映画は楽しめるのではないかと思います。
オースティンの「分別と多感」の映画化「いつか晴れた日に」は私が大好きな映画です。
イギリスらしいちょっと皮肉の利いた人間描写は大好きです。映画化は期待しています。

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