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暗殺の二重奏

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 第18話 「暗殺の二重奏 LOST HERITAGE」☆☆☆☆
原作・協力:士郎正宗 監督・シリーズ構成:神山健治 脚本:藤咲淳一
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 09

 中国のキム外務次官が鹿児島に到着。
彼の日程には沖縄戦で亡くなった人の慰霊碑への訪問も含まれていた。
(過去、日本は中国と沖縄で戦ったらしい。)
その彼の暗殺計画があるとの情報があり、公安9課は警戒に当たっていた。

 荒巻(阪脩)は現場から一時離れ、墓参りに行った。かつての友、辻先一佐の七回忌だった。
そこに辻先の娘が現れ、弟のユウがまるで父親と同じような行動をとっておかしいので調べて欲しいと頼まれるが、荒巻は権限を私的に使いたくないと断る。

 しかしキム外務次官の暗殺計画に辻先の息子ユウの名が浮上する。
草薙素子(田中敦子)とトグサ(山寺宏一)はユウ達の家へ向かうが、ユウはすでに家を出ていた。

 キム外務次官の慰霊碑訪問の日。辻先から電通が入った。
父親の携帯端末を使い始めたユウは、父の意識、父が残した沖縄戦の真実、
父の軍事知識を受け継いだのである。
沖縄でユウの母親は亡くなっていた。
父には復讐の意思は無かったが、若いユウの心は復讐の意思で染め上げられていた。

 ナイフでの暗殺と言うと有名なのはあの社会党の浅沼委員長を暗殺した山口二矢の写真である。
あの写真はピュリッツァー賞も取ったから、あっちこっちで見かける。
見るたびに浅沼委員長の遺族はこの写真があまりに有名で嫌な思いをしただろうなあと思う。
二矢君は17歳で、少年鑑別所で自殺した。「七生報国 天皇陛下万才」と壁に書いていたそうだ。

 父親との意識の混濁がそう簡単に起こるかどうかはわからない。
未来のテクノロジーの結果と思うより、本人の父親と同化したいという思いのほうが重要かもしれない。
かっこいい父親だから。

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