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役立たずの姫

「永遠の野原」逢坂みえこ 第4話「役たたずの姫」1989年8月☆☆☆
永遠の野原 (1)集英社文庫―コミック版

 姉は一姫、弟は二太郎。姉は少女向きSF少年愛小説の作家で、弟は高校生。
父親は亡くなり、母親は再婚し、二人で暮らしている。

 一姫は仕事モードに突入、空気が張り詰める。彼らの飼い犬みかんも普段より吠えまくる。
で、近所から苦情の電話。
しかしご近所は廃品回収、ヘリコプター、
生協からのお知らせとその苦情の電話さえ良く聞こえないほどうるさかった。
で、一姫、他の音の方がうるさいでしょうと言うと、人間が仕事で出す音は仕方がないけれど、
ペットは何の役にも立たないと言われる。
怒って反論していたら、小説家であることがばれる。

 早速やってくるご近所の女性方3人。ぜひ婦人会報に一文を寄せてくれとのこと。
一姫の本をほめ、せっかくの才能を娯楽に費やすのはもったいないと言う。
世の中を変えるために、数々の問題を訴えるために使えば良いのにと。
自分の作品に自信のない一姫は言い返せないでしまう。

 落ち込んでいると恋人からの電話。嬉しくて涙を流す一姫。昔から愛しいものは皆役立たず。
たくさんの愛しいものに囲まれてわたしはこんなに優しくなれる。

 そんな一姫を見て、二太郎は最初は役に立つが自分には向かない理数系の大学に入ろうと思っていたが、
文系に入る事を決める。

 みかんの散歩。原っぱ。やってくる廃品回収。この頃いつも廃品回収の車に向かって吠えるみかん。
又吠えたら苦情が来ると慌てる二太郎だが、みかんは吠えなかった。
みかんは一姫や二太郎を守るつもりで一生懸命吠えていたのだ。

 経済効果。ワールドカップの時も、オリンピックの時も言っていた。
特にワールドカップの時は思ったほど経済効果が無かったと言われた。
でも大勢の人とワールドカップの事で盛り上がれたじゃない。とっても楽しかった。
ドイツでもワールドカッップに経済効果があるかどうかわからないが、誰もそんな事気にしないんじゃないかな。
お金はもちろん大事だけど、お金だけじゃ楽しい気分や嬉しい気分は作れない。
鍵にはなるだろうけれど。(無いとつらい事は確かだが…)

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