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ヴィレッジ

「ヴィレッジ THE VILLAGE」タッチストーン・ピクチャーズ提供 2004年 米 1h48 ☆☆☆☆☆監督&脚本:M・ナイト・シャマラン(M・NIGHT・SHYAMALAN)撮影:ロジャー・ディーキンス(ROGER DEAKINS)プロダクション・デザイン:トム・フォーデン(TOM FODEN)衣装デザイン:アン・ロス(ANN ROTH)音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード(JAMES NEWTON HOWARD)

 明らかに子供用と分かる棺。葬式。嘆く父親らしき人物。
お墓には「ダニエル・ニコルソン 1889-1897」と書かれていた。

 大きなテーブルに村人全員が着いての食事。森の方から聞こえてくる不気味な声。
それを聞いて狂的に笑い出す青年ノア(エイドリアン・ブロディ ADRIEN BRODY)。
ノアは知的障害者だ。エイドリアン・ブロディは危なっかしい感じを的確に演じていたと私は思う。
(そうじゃない意見もある)

 羊達を引き連れて歩く女性。牧歌的な風景。皿を洗いながら水を掛け合う少女達。
ポーチで掃除をしながらふざけあう二人の女性。ふと一人の女性が赤い花を見つける。
急いでその花を摘んで土に埋める。

 学校の側に輪になって集まっている子供たち。
先生が輪の中を見るとそこには皮を剥がされた動物の死体が…。
子供たちは言う、森にいる「口に出してはならない存在」がやったんだよねと。

 父親(ウィリアム・ハート WILLIAM HURT)に結婚の相談をするキティ(ジュディ・グリアー JUDY GREER)。実はまだ意中の人ルシアス(ホアキン・フェニックス JOAQUIN PHOENIX)の気持ちは聞いていなかった。
実に明るく可愛らしく告白するキティだったが、次のシーンでは泣き崩れている。
泣く姉の側で慰めるように歌うアイヴィー(ブライス・ダラス・ハワード BRYCE DALLAS HOWARD)。

 ルシアスは亡くなったダニエル・ニコルソンも町で薬を買ってくれば助かったのではないかと思っていた。
純粋な気持ちで森に入れば、
森の存在も通してくれるのではないかと村の長老の一人である母(シガーニー・ウィーバー SIGOURNEY WEAVER)に相談する。

 ノアは森で赤い実を摘んでも大丈夫だった。
彼は無垢なので森の存在は彼を見逃したのだとルシアスは思う。
試しに森に入り赤い実を摘んでみるルシアス。怪物が現れる。

 ルシアスとアイヴィーは婚約する。
そのことによりルシアスは生死の境をさまよい、アイヴィーは恋人の命を救うため、
森を通って町まで行く決意をする。

 アンドリュー・ワイエスの絵をイメージしたという美しい村。
衣装が可愛く目の保養。
シャツの皺をやたらと気にする男が出てくるが彼のシャツにも可愛い刺繍がある。
結婚式の飾りつけも良かった。

 ロン・ハワードの娘のブライス・ダラス・ハワード。
「アポロ13」(アポロ13 ―...APOLLO 13 COLLECTOR’S EDITION)、「グリンチ」(グリンチ...THE GRINCH COLLECTOR’S EDITION)に出ていたそうだが、舞台で有名で、舞台の「お気に召すまま」を見てシャマランは決めたらしい。
少しつり上がった目、
緑の瞳(パンフにはブルーアイズと書いているけれど、映画では緑にしか見えなかった。ほんとは何色なんだ?)。
美人とは言い切れないが、存在感がある。演技がうまいんだろう。
やっぱりお父さんのロン・ハワードに似ている。1981年3月2日にダラスで生まれる。
仲が良いのはナタリー・ポートマンとジェイク・ギレンホール。
彼女は盲目の女性の役だが、シャマランはただの盲目では無く、
相手によってはその人の色が見えるという設定にしている。
だから父親やルシアスは彼女には確実に分かる。
それにTBSの「脳力探検クイズ!ホムンクルス」でやっていたのだが、
ある盲目の方は音の反響で物への距離が分かるんだそうである。
アイヴィーは目が見えるかのように行動している時がある。

 ルシアスは無口な男性。
アイヴィーが踊っている時は一緒に踊らないくせに、彼女が危ない時には必ず彼女を助ける。

 怪物、私にはハロウィンの仮装にしか見えず、「サイン」(サイン...SIGNS Collector's Edition)の宇宙人を思い出しちゃったが、しかし…。

 わたしの「お願い、監督出ないで~」という声が少し届いたのか、今回の監督はつつましく出ている。
インド人なので、すぐ分かっちゃいますが。監督が画面に出ると、現実に引き戻される気がする。

 もちろん私はだまされました。
と言ってもシャマランの監督作品、驚きが無くても、静かで緊張感に溢れた雰囲気が良いと思うんだが…。
いつも驚きを期待されるのは大変だと思う。愛の物語でもある。

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