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視覚素子は笑う 他

蝶の舌LA LENGUA DE LAS MARIPOSAS☆☆☆☆☆
原作:マヌエル・リヴァス 監督:ホセ・ルイス・クエルダ 1999年 1h35 スペイン

 音楽はなんとアザーズthe Othersのアレハンドロ・アメナバル。多才な人である。
 スペイン内戦前夜。ぜん息持ちのモンチョ(マヌエル・ロサノ)はこわごわ学校に初登校したが、
そこには決して生徒をぶたない優しい先生グレゴリオ(フェルナンド・フェルナン・ゴメス)がいた。
先生はモンチョに蝶にはゼンマイのように巻かれた舌があることを教え、モンチョを驚かす。
ぜん息の発作を起こしたモンチョを救ってくれた先生に仕立て屋の父親は服を贈る。やがて先生は引退するが、
変わらずモンチョと一緒に森で蝶採りをした。しかし内戦が始まり、悲劇が起こる。
 静かで情感溢れる映画。母親がモンチョにまで非難をするよう強制するのはやりすぎだが、
ちょっとしたことで連行されるかもしれないから気持ちは分かる。モンチョは最後「蝶の舌」と叫ぶから、
決して本心から先生を非難したわけではない事を、先生も分かってくれると思う。


「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」第3話 ささやかな反乱☆☆☆☆
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 02

 Jというアンドロイドのシリーズが自殺していく。なぜなのか?
 外部からウィルスが仕掛けられていて、メンテナンスに出すと感染する仕組み。
 カナダ大使の息子の自分のアンドロイドを愛するが故の犯行だった。
 愛と言っても、自分に決して逆らわない者故の愛としか思えない。
 しかし最後の彼女の言葉だけは、彼女自身のものなのか?
 劇中の映画はたぶんカナダ大使の息子の部屋にあったゴダールのアルファビル。つまらなそうと思い、
私は最後まで見なかった。トグサの妻の趣味は高尚だ。
 西洋人に言わせると物には魂はないそうだが、私にはよくわからない。

「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」第4話 視覚素子は笑う☆☆☆☆☆
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 02

 大規模な企業脅迫事件である「笑い男事件」。この事件を追っていた山口はトグサに連絡をする。
警察内部に不信な動きがあると…。そしてトグサに会いに向かう途中で、山口の視界に異常が起こり、事故を起こして山口は死んだ。死ぬ前に山口は自宅に封筒を郵送していて、山口の妻はその中身をトグサに渡す。
警察はインターセプターという視覚素子を本人には無断で「笑い男事件」の特捜部の刑事たちに取り付けていた。
警察幹部と企業の癒着。警察がそのことについて記者会見を開いた時、放送が笑い男にジャックされ、
同じく笑い男にジャックされた警察幹部の口から醜い警察への宣戦布告がされる。
 人のサイボーグ化ってこういう危険性があるのよね。実際こういう社会が来るかどうかはわからないけれど、
ネットと同じく危険性と利便性のせめぎ合いになると思う。

攻殻機動隊に非常に詳しいサイト:野良犬の塒


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