ノエイン(8)

ハジマリ 他

「ノエイン もうひとりの君へ」
監督:赤根和樹 キャラクターデザイン:岸田隆宏 アニメーション制作:サテライト

第22話「ミライへ」
脚本:佐藤和治 絵コンテ:渡辺信一郎 演出:菊地康仁 作画監督:うつのみや理 高橋裕一 入江篤

 アトリ(鈴村健一)は家が転移した場所がどこか知っていた。シャングリラだ。

 ノエインは藤原イサミ( 宮田幸季)達の不幸な未来を見せると言う。

 イサミ達、家を出る。

 親代わりの祖母が亡くなった。
 イサミの他の兄弟は遠い親戚が引き取り、イサミは亡くなったお父さんの友達が引き取る事になる。
 向井ミホ(名塚佳織 )はいじめを受ける。イサミ(喜安浩平)、不良になる。

 上乃木明日香( 岡村明美 )、後藤美有樹(田中敦子 )の家に行く。美有樹を連れていく明日香。
 家のあった場所には何も無かった。


 カラス(中井和哉)と一緒に歩いている後藤ユウ(瀧本富士子)、
城みたいな山が思いの外近くにある事に気づく。カラスには相変わらず遠いが。
 デコヒーレンス化した空間だからと気づくカラス。ここも存在が確定していないあいまいな存在。
 ハルカを助けたいと言う強い想いがあいまいな場所を確定させた。
 ユウがもっとハルカの事を思えば、道は開けていく。遊撃艇が来る。伏せるカラス達。

 イサミ、他の不良との争いで、片目を傷つけられる。(それで、フクロウが…)

 実験船は全部で5隻。函館山を中心に円周状に並べて、素粒子を打ち出す。
 5隻の船でその素粒子を加速させ、円周状にそって進むように量子ポテンシャルを湾曲させる。
 打ち出す素粒子は三種類。
 アルファ、ベータ、ガンマの各素粒子を高速を得るまでマジックサークルで加速する。
 全ての素粒子が高速に達した時、空間が臨界に達し、シータ素粒子が生まれる。
 トビ(白石涼子 )達の歴史より5年ぐらい早い。因果律の侵犯のせい。
 内田涼子(大原さやか)と郡山京司(藤原啓治)、トビとコサギに連れられて、
篠原真琴(咲野俊介)がいる旗艦に乗る。

 遊撃艇が去り、顔を上げるユウ達。城山遠くなる。恐怖心のせい。

 ミホは引きこもる。イサミはナイフを手にする。
 長谷部アイ(千葉紗子 )は左足を三か月以内に切断しないとと言われる。ミホは離人症と言われる。
 イサミは自分の目を傷つけた相手を狙う。アイは病院の屋上の手すりから身を乗り出す。
 ミホは大量に薬を飲もうとする。

 ノエインは上乃木ハルカ(工藤晴香)の龍のトルクがあれば、
不幸な未来を全てシャングリラへ変える事が出来ると言う。
 龍のトルク出現。ユウ、ハルカのみんなを助けてと言う想いを感じる。ユウ、消える。
 イサミを止めるユウ、長谷部を助けろと言う。薬を飲もうとしているミホをアトリが止める。
 イサミ、長谷部を止める。(つまり、家を出たとたん、ノエインが選んだ未来世界に入り込んだわけだ)
 ユウ、戻る。

 気がつくと、イサミ達、家の前に戻る。あれはシャングリラに飲み込まれた未来。あり得るかもしれない未来。


第23話「オワリ」
脚本:大野木寛 絵コンテ:安田賢司 田中孝行 演出:鹿島典夫 作画監督:結城信輝

 ノエイン(中井和哉)は自分の過去を話す。ノエインのハルカは17歳の夏に死んだ、彼の目の前で。
 天井にアイ達がハルカを探している姿が映し出される。「みんな、ここにいたらダメ!」
 ハルカの声がみんなに聞こえる。ウロボロスの輪出現。アトリ、みんなに家に入れと言う。
 「友達を残して逃げるなんて出来ないよ、アトリ」とミホ。過去を思い出すアトリ。「逃げろ、アル…」
 戦争中と思われる地域。やられちゃうよと言う友達(ジル 本田貴子)。
 「バカ、おいてけるかよ」(12才 岡村明美)友達は足を失くしていた。その友達をひきずっているアル。
 「みんなで、南へ行こうって、約束しただろ。南へ行けば、もう凍え死ぬ事も無いんだ。
大人達にいじめられたりもしない。俺達だけで生きていけんだろ、ジル…」
 爆弾が近くに落ちる。アルが握っていたのは、友達の腕だけだった。
 アトリ、ミホの頭に手を置き、「俺が必ず見つけてやる」と言う。龍のトルク発動。アイ達、その衝撃を感じる。
 「僕と君は一つになる。僕の悲しみを消し去るために、君はいるんだ」ハルカに近づくノエイン。
 たくさんの城山が出てくる。時空の収束。家が点滅する。ハルカの力を感じるアトリ。
 カラスによるとハルカの力をノエインが使っている。遊撃艇達も続々出現。
 アトリ、強制的にイサミ達を家の中に入れる。「ハルカがお前達を返そうとしてるんだ」「ハルカが?」とアイ。
 「でも、このままほっとけるかよ」とイサミ。「俺があの二人を必ず連れ戻してやる」とアトリ。「俺は残る」
 「ったくなあ。少しは信用しろよ」「アトリ、妹さん、見つかると良いね」とミホ。「妹はとっくに死んじまってるよ」
 「えっ」「地雷踏んでバラバラになっちまった。まぬけな奴だよ。おまえらもそんなドジ踏むなよ。じゃあな」
 アトリ、家を出ようとする。「あ、待って」腕を取るミホ。「又、会える?」
 「先の事なんてわかんねえよ。でもよ、未来なんてわかんねえから面白えんだろ」優しく腕を離すアトリ。
 「仲良くやれよ」ドアを閉める。家、消える。「さあて、あの不幸面のバカを探さなきゃな」
 アトリ、竜騎兵の服装になる。(つまり、あの物騒な斧の絵のパーカーはアトリのイメージで作られた物か?)

 「帰してやったのか。この時空に統合してやろうとしたのに。おまえはいつも私を悲しませる」「あたしが?」
 「全ての時空のおまえは、全ての時空の私を悲しませる」

 遊撃艇達、ユウ達を狙う。ノエインがやらせているのだ。カラスはハルカをユウに託し、戦いに専念する。

明日香達の前に家出現。そこに家が無くなったと聞いた二条雪恵(中原麻衣)が駆けつける。

 実験始まる。コサギ(本田貴子)倒れる。トビも座り込んでいる。
 マジックサークルの量子の揺らぎで存在が消えかかっているのだ。郡山と内田、先に行く。

 ユウの前にタツノオトシゴ機現れる。「我々は間違いを犯した」ハルカを探している事を伝えるユウ。
 「おまえはノエインを止められるのか」「わかんないけど…、ハルカをたすける!」
 「ならば習合の間へ、おまえを送り届けよう」

 「この時空はねえ、全ての悲しみが集積した時空。だから人は存在を消した。人の存在が悲しみを生む。
認識は誤解の始まりでもあるんだよ。だからねえ、人は認識する事を止め、個の存在を消し、習合と化した」
 ユウが現れる。
 「ああ、奴も呼んだのか。なら見せてやろう。さあ、ハルカ、龍のトルクよ、未来を選択する必要などない。
全ての時空は一つになり、消え去るのだ」

 郡山、真琴ちゃんに銃を突き付ける。篠原も銃を突き付ける。ウロボロスの輪が立ち上がる。

 ラクリマの十皇会は消滅を感じていた。最終障壁リメスが崩壊。

 ウロボロスの輪に気を取られた郡山、篠原に撃たれる。

 ノエインに飲み込まれそうなハルカを、ユウ助ける。
 「クズが、邪魔をするな。私に刃向うきか。全時空に後藤ユウは、一人で、良いのだよ…」
 ノエイン、ユウを捕える。
 「愛しいほど君が憎い」ノエインの体から、痩せさらばえたカラスの体が現れる。その顔と対峙させられるユウ。  「カラスは…」「そう、私は君だよ。ああ、もう一度戻れたら、君のような少年の頃に」「ふざけるな!」
 「君の瞳はまだ純粋だ。そこに深い悲しみが刻まれると思うと、私は悲しい」「何言ってんだ」
 「君はいずれ大いなる悲しみを経験する。生きているのを呪わしく思うほどに」
 ユウの頭をつぶしにかかるノエイン。「信じない」ハルカの声に、ノエイン振り向く。「あなたの事は信じられない」 「では、君に見せてあげる」

 雪恵の車に乗っているイサミ達。彼らは17歳になっていた。助手席にはユウ(中井和哉)。
 後ろの席にはアイ(千葉紗子)、イサミ(喜安浩平)、ハルカ(工藤晴香)。
 後藤は久しぶりに東京から帰って来たのだ。
 アイに、ユウをハルカの隣に座らせなかった気の利かなさを責められるイサミ。「止めてくれよ」「ねえ」
 顔を赤らめるハルカ。「なんか、余計悪い気がしてきた…」
 イサミ、前に乗り出し、「先生、もっと飛ばそうぜ。先生の腕ならあっと言う間じゃん」
 「駄目よ。これでも、結構飛ばしてるんだから」カーブ、ブレーキ音をきしませ、ものすごい曲がり方をする車。
 反対車線のトラック、パンクして反対車線にはみ出して来る。ぶつかる車。気がつくと、ユウは車の外。
 ユウに助けてと言うハルカの声。血だらけのハルカの手が、車のウィンドウを叩く。車が爆発する。
 「私は一度に、友人も、愛する君までも失った。この悲しみを、残された者の悲しみを、君はわかるかい?
世界が意味を失くした瞬間を私は経験した。なぜだ。なぜ私の前から消えた。私だけ残して」
 ハルカにすがりつくノエイン。「なぜなんだ」ノエイン、涙を流している。
 ハルカ、なぐさめようと手をのばしかけるが、「なぜだ」声の調子が変り、ハルカの手が止まる。
 「なぜ私がこんなに苦しむ。私はおまえを求めて無数の時空をさまよった。私のハルカを求めて。
しかし、知ったのだ。無数の時空には、無数の悲しみや苦しみしか無い事を。どこにでも死があった。
どこにでも苦しみがあり、悲しみに満ちていたのだ。…人はねえ、この時空にただ存在するのでは無い。
求める時空を人は認識する事により、その時空は存在する。絶対的観測者は、一人ひとりの人間なのだよ。
だから私は絶望した。全ての時空は不幸の連鎖から逃れられない。初めが悪かったんだ。
だから時空をシャングリラに統合し、無に帰る。
無に帰れば又初めから時空は生まれ、枝分かれてゆき、新しい宇宙が生まれる。
今度こそ予良き時空が生まれるだろう。おいで、私の元へ。人々をあらゆる苦しみから解放するために。
新しき時空を無から生み出そう。おいで。おいで。もうおまえには未来は無いのだから」


第24話「ハジマリ」
脚本:大野木寛 赤根和樹 絵コンテ・演出:赤根和樹 安田賢司 田中孝行 演出:松田清 榎本守
 作画:サテライト

 アトリ、巨大化し、遊撃艇をつぶしていく。「カラス、俺がこいつらをやる。おまえは行け」「しかし…」
 「うるせえよ。早くハルカを取り返してこい。早く行け」

 ノエインとハルカ一つになる。光が発生し、ユウもカラスもアトリも飲み込まれる。

 函館山が赤くなる。「時空の重ね合わせが」と黛拓也(三宅健太)。臨界域に飲み込まれた。
 この場自体が量子状態になりつつある。「もうすぐ全ての存在が不確定となり…」黛に掴みかかる篠原。
 「このマクロ世界で量子状態なんてありえねえんだよ」
 「それだけじゃない。最悪のケースが起こりつつあるんだ」「時空の収束の…」と内田。
 「不確定な物を強制的に確定した事により…」と黛。「だからなんなんだよ」
 「消えるのよ。無限の選択肢を収束させた事によって、無限にある時空を一つに収束させる場が発現するの。
それに巻き込まれて全てが…消えるわ」と内田。

 ウロボロスの輪を見て「ありえねえ…」とつぶやく雪恵。
 (つまりイサミの口癖は雪恵からうつったとか…。反対も考えられるが、イサミの方が雪恵に憧れていたから)
 ウロボロスの向こうにシャングリラが見える。函館山に行くイサミ、ミホ、アイ。

 「ハルカ」時の放浪者(宮田光)の声。ユウの姿が見える。
 「そうだよ。可哀そうに、あの時空を選んでしまったのだよ」ユウの姿、ノエインに変わる。
 「憎しみと悲しみで満ちた未来だ」「未来?」「そう、いくつもある未来の一つだ」「私はどうしたら良いの?」
 「おまえは、どんな未来が見たいのかな」「あたし、悲しい未来は見たくない」
 「人がより良き未来を創造するために、時空は選択出来る無限の未来を存在させている」
 「未来が一つだったら?」「選択肢の無い時空は崩壊し消滅する」「みんな消えてしまうの」
 「そう、空も大地も消え、全て無となる」「どうすれば良いの?」「…おまえは全ての時空の中で選ばれた」
 「どうして?」「おまえでなくても良かったのかもしれない。だが、おまえは選ばれた」「あたしが決めるの?」
 「全ての時空、全ての生き物の声を聞けば良い。感じれば良い」「感じる?全てを…」
 時の放浪者、ウロボロスに変わる。

 ラクリマでは暴動が起こっていた。アイはリリの家に行く。母さんを呼んできてとアイ。
 「地上に出ましょ。みんなで、この世界を見るの。目を逸らさず、もう一度私達の世界を。
そうすれば必ず私達の世界を認識できるわ」

 アトリ、サラ(中原麻衣)にお帰りと言われる。しかし、「まだ消えねえぞ」と、抜け出す。

 トビ、ストレージバッテリーをコサギに渡し、ラクリマに戻ってと言う。
 「全ての時空がシャングリラの因果律の流れに巻き込まれているんだ」「因果律?」
 「それに逆らう事が出来れば、全時空が収束する流れを、押し戻せるかもしれない」
 「押し戻す…。レイズシュミレーターを破壊するのか」「そうだよ」「ラクリマ界の存在記述データが失われる」
 「違うんだよ。レイズシステムでバーチャルな観測者を作り出してもダメなんだ。
存在を確定させるには、人が人を観測し、認識する事が重要なんだ。
お互いを認識し、わかり合えれば、存在は確定できるんだよ」
 「トビ…」
 「この時空に来て、ハルカと出会って、わかったんだ。人は存在を認識する事で、それを確定できるんだよ」
 (仮面ライダー電王と同じ世界観か)

 函館山には一杯人がいた。輪から遊撃艇が大量に出てくる。逃げる人々。
 イサミとアイとミホ、逃げずに手を握る。

 アイ達と一緒に地上に出る少数の人々。ウロボロスの輪の向こうにシャングリラが見える。
 「綺麗。ママにも見えると良いのにね」「何が見えるの、リリ」
 「空に浮かんでる大きなリングの中にね、綺麗な景色が見えるんだよ」
 ミホの目は、何も見る事が出来なかった。
 (薬を飲んで、目をつぶす結果になったのか。しかしアイは自殺してない。
あのままでも、自殺しなかった可能性がある。彼女の左足が切断されてるかどうかはわからない。
未来は無限だから)

 コサギ、ラクリマに戻る。

 アトリ、遊撃艇の流れの向こうのハルカの時空に行く。巨大化アトリをアトリを認識するすぐれたミホ。
 アトリ、遊撃艇をつぶしていく。

 あらゆる不幸な時空をさまようノエイン。
 地球のあちこちで核が爆発する様子を見て、にやりを笑うノエイン、シャングリラに戻る。そこにはカラスがいた。 龍のトルクの力を手に入れたとノエイン。
 「時空は今収束に向かっている。全ては始まった。そして終わる。おまえもそれを望むだろ?おまえは私だから」 カラスを飲み込むノエイン。
 「わかるだろ?私の悲しみと、怒りが!愚かだよ、人はなあ。知らなければ良かったのだ。
存在する意味など…」

 全ての遊撃艇をアトリ、つぶしたが、ウロボロスの輪から又、大量の遊撃艇が出現しようとしているのを見て、
アトリ、自分の巨大化した体で輪を覆う。

 船、分身が現れる。動揺し逃げ出すスタッフ達。撃たれていない郡山も現れる。
 新郡山、撃たれている郡山を見る。「これが内田ちゃんの言ってたさいころの目の話かい?」
 近づいてくる新郡山に向かって撃つ篠原。弾外れる。郡山、篠原を殴る。トビが来る。

 「全ての時空のあたしは、幸せだったと思うよ」ハルカ。湖の岸。カラスがいる。(と思ったら、ノエインらしい)
 「ユウと出会えたから…」湖には教会が沈んでいる。「あたし、幸せだよ」ノエイン、ハッとする。
 「あなたはカラスとは違う。忘れたんだね」
 「私は忘れてなどいない!今もあのハルカが、鮮明に蘇る。あの時の、悲しみが」
 「違う。あなたはユウの記憶を持っているけど、忘れてしまったのでしょ」ハルカの墓の前のユウ。
 「ハルカ、やっぱり俺は東京よりこっちが良いよ。なんかさあ、落ち付くよ。もうすぐ四年目か。
ハルカがいなくなって、早いよな」
 「この時空のハルカも、もういないよ。でもユウは、忘れない」「違う。私は忘れてなどいない」
 「あなたはカラスとは違う。忘れたんだね」「私は…」「忘れたんだね」沢山のハルカに言われるノエイン。
 「もう止めてくれ。消すのは止めてくれ」タツノオトシゴ。沢山のタツノオトシゴを攻撃するノエイン。
 「くずどもの欠片が!お前達は逃げだしたのだ、生きる事の苦しみから。想像の楽園で腐れはてろ!」

 「この時空だけでも、その流れに逆らうんです。
マジックサークルを止めて、量子状態から抜け出す事が出来れば」とトビ。
 黛、バックアップコンピューターを起動させる。
 内田、マジックサークルが消えた時、撃たれなかった郡山さんを観測して確定させなきゃいけない。
 「ダイジョブさ。神様は良い目を出してくれるんだ」

 黛、マジックサークルを緊急停止する。コサギ、攻撃を上に向け、レイズシュミレーターと一緒に爆散する。
 ノエインからカラス抜け出す。カラスの姿、ユウに変わる。
 「おまえの過去が見えたよ。おまえの過去はぼくだったかもしれなよ。でも今のおまえは、僕じゃない!
もし僕だったらハルカを忘れたりしない。イサミを殺しもしない」
 「おまえは私だ」「違う!おまえは僕じゃない!僕は絶対おまえにはならない。未来をあきらめない!」
 ユウ、カラスに変わる。「おまえの存在は確定されていない。おまえこそ幻だ!」「まぼろし…」
 「おいでハルカ。一緒に帰ろう」ユウ。龍のトルク現れる。ハルカ出現。ハルカ達消える。
 ウロボロスの輪、消える。ラクリマのも消える。
 ハルカの時空の輪も消え、アトリ一緒に収束し、青い雪が函館に降る。「ありえねえ」と雪恵先生。

 撃たれてない郡山が残る。しかしトビは消えていく。

 ノエイン、自分が誰かわからない。ノエインの体の表面にたくさんの顔がぞろぞろと出てくる。
 「私の存在は確定しないのか」倒れるノエイン。そこからたくさんの者達逃げ出す。
 「習合の時は終わった。選択の場がよみがえった。認識は復活した」タツノオトシゴ機。
 「おまえたちに選択する事などできはしない…」ノエインの体崩れていく。
 「お前達は必ず戻ってくるよ。この時空にね」

 ハルカ、オレンジ色の場所に出現。カラスによると時空の地平だそうだ。周りに雪が降り始める。
 「一緒にいてくれないの」「俺はいつも君の側にいる、必ず」ハルカを抱き寄せるカラス。「15年後に」
 「カラスはユウだから」「そうだ」カラス、ユウに変わる。一緒に時空を跳ぶ二人。アイ達ハルカの声を聞く。
 二人、戻る。

 冬。ユウが東京から帰ってくる予定。ハルカ、一人教会の前に立ち尖塔を見つめる。
 「カラス、ユウがね、もうすぐ帰って来るんだよ」

感想:あれはありうるかもしれない未来。でも、イサミのお婆さんは死ぬんだろう。
 死なないようにイサミが気をつければ大丈夫かな。アイは左足(?)を切断しないといけないんだろう。
 アイも体の状態を気にして生きていけばいいか。取りあえず、サッカーはあきらめないといけないだろう。
 足切断しなくても、サッカーし続けるのは危険だ。ミホのいじめだけは避けたいね。
 ノエインの過去では、雪恵先生とアイ、イサミ、ハルカが死んでしまう。
 ノエインがあんなに力を持ったのはシャングリラの選択で体を失くしたからか。
 意識体として色々一人で力が使えると。
 習合の間と言っている所を見ると、ノエインの全ての時空を一つにと言う選択は、
シャングリラの選択だったのかな。
 ノエインは不幸な時空ばかり見たみたいだが、無数にあるのだから、幸福な時空もきっとある。
 おそらく彼が無意識的に不幸な時空だけを選びとっていたのだろう。
 無数の時空があると言う事は人間がいない時空とかもありそうだし、ハルカがいないとか、ユウがいないとか、色々と…。
 あの時の放浪者が適切な介入をして、少し方向性を持たせているのかな。
 しかし、アトリ、トビ、コサギは死んだのかな…。ラクリマで生きてると思いたいが…。
 ラクリマはアイ達の行動のおかげで大丈夫だったと思いたい。カラスはユウの意識に沈んでいるんだと思う。
 違うかな。ノエインの体から出て行ったのは、彼が色んな時空で飲み込んでいった人達か。
 基本、ほとんどユウかもしれない…。
 ノエイン、ハルカが死んだ時の記憶は離れないが、ハルカとの楽しい記憶は忘れて、
ただひたすら自分と同じように他の人も不幸にしたかったんだと思う。

関連サイト
Naturalist


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マボロシ 他

「ノエイン もうひとりの君へ」
監督:赤根和樹 キャラクターデザイン:岸田隆宏 アニメーション制作:サテライト

第19話「オモイデ」
脚本:大野木寛 絵コンテ:安田賢司 絵コンテ・演出:田中孝行 作画監督:中屋了 山崎秀樹

 「ハルカ七才夏」と題されたビデオにはお婆ちゃんが写っていた。

 上乃木ハルカ(工藤晴香)は昔の約束を思い出し、ポストを覗くが、手紙が今頃来ているわけが無い。
 内田涼子(大原さやか)と郡山京司(藤原啓治)が来る。
 彼女がポストを覗いていたのを見て郡山は誰かの手紙でも待ってるのかいと言う。
 昔の事を思い出したからと言うハルカに郡山は
「お嬢ちゃんの昔は俺の最近だ。大人になったら思い出す事より忘れてる事の方が多くなるからなあ」と言う。
 郡山は軽く言ったのだが、「郡山さんも一杯忘れた?大事な人の事も忘れた事あるの?」と深刻に訊くハルカ。 「どうだったかなあ。今まで長く生きてきたし、出会った人間は一杯いるさ。きっと忘れちまった奴だって…」
 「忘れないよ、あたし。あたしは忘れないよ、おじさんの事」

 シャングリラ遊撃艇の事は気象現象として片付けられた。
 腹が立たないのかと訊く内田に郡山は大人が考えそうな事だよと言う。「殺されても、見ないふりも出来ちまう」 内田は佐々木委員長と直接話をするつもり。

 花を持っているアトリ(鈴村健一)にいきなり攻撃をするコサギ(本田貴子)。花が散る。
 「おまえの顔を狙ったのに、なぜ花に当たる」コサギ、アトリを蹴る。トビ(白石涼子 )が止める。
 痛いよと言いながら四つん這いになっているアトリの顔は確かに正気の時の表情に近い物があった。

 内田は佐々木教授(関根信昭)と電話。彼は篠原君と話してみると言う。
 「誤解しないでくれ。
 私は君の報告書にあるような、
時空間の重ね合わせが発生する絶対臨界の発現を信じたわけでは無いのだよ。
ただね、君の研究の過程をもう少しだけ見守りたい」

 佐々木は篠原真琴(咲野俊介)に話すが、彼は聞く耳を持たない。
 「こいつで量子力学の扉をこじ開けるんだよ。新しいネットワークの革命が起きるんだ。
いや、通信だけじゃない、世界そのものが変わるんだ。変化の時さ!新しい世界を作るんだ!
それを止めろってどの口が言うんだよ!!」
 「止めろとは言っていない。計画の一時見直しをしてくれと言っているんだ」
 「おや、随分軟化してねえ。そうだよねえ、今これ止めたらあんたの研究室にも金入らないもんねえ。
ケチくさく見直しなんて言わずにさあ、全面推進で行こうよ。量子力学の黛解釈が証明されるんだぜ」
 「それは出来ない。危険を犯す可能性がある実験の許可は、わたしには出来ない」

 ハルカは都電の停車場に立っているかつての友達アヤちゃんに気づく。アヤちゃんに駆け寄るハルカ。
 アヤちゃんのお母さんはハルカを覚えていた。観光に来ていたのだ。
 しかしアヤちゃん(本多陽子)はハルカの事を覚えていなかった。前田あやは手紙を出すと約束した子なのに。  ハルカ、お使いがあると言って仲間達から離れる。
 長谷部アイ(千葉紗子 )、ハルカがショックを受けている事に気づく。
 アイの言葉を聞いて、後藤ユウ(瀧本富士子)、ハルカを追いかける。

 クイナ(小山力也)、ラクリマ司令部に龍のトルクの逆算固定を提案。
 「龍のトルクの量子構成のデータは保存されています。
そのデータ通りにレイズを再構成すれば、龍のトルクをこのラクリマへ」
 しかし逆算固定するにはラクリマのレイズシュミレーターの計算能力をフルに使わねばならず、
そうなればリメス(?)が一時的に失われる。
 その時、シャングリラに襲われたら…。しかし他に方法は無い。

 アイと藤原イサミ( 宮田幸季)と向井ミホ(名塚佳織 )は先にハルカの家で待つ事にする。


 郡山に出向終了の命令が出た。絶臨の佐々木委員長が辞任した。
 後任の戸部とか言う男は内田を絶臨からはずす意向。「いつものやり口だぜ」郡山は過去を思い出す。
 郡山は刺され、仲間の刑事は列車の前に突き落とされた。
 殺された同僚は発作的に自殺したと言う事で片付けられた。事件は駐在大使めで絡んだスパイ事件。
 表ざたに出来なかった。マスコミにリークしても篠原にもみ消されるだろう。
 「今度はあきらめねえ。死んでも止めねえ。行こうぜ内田ちゃん。今俺達に出来る事は黛博士を探す事だろ」

 公園のブランコに乗っていたハルカを見つけるユウ。
 「お婆ちゃんの事、忘れかけてた。あんなに大好きだったお婆ちゃんなのに。
お婆ちゃんの笑った顔も、声も、どんどん忘れていくんだね」
 「ハルカのお婆ちゃんが亡くなったのって二年前だよね。
しょうがないよ、いなくなった人の事、そんなに覚えてられないよ」
 「みんな忘れていっちゃうんだね。あやちゃんが私の事を忘れちゃったみたいに。
私がお婆ちゃんの事忘れたみたいに」
 「忘れない事だってあるよ」「えっ」
 「俺は、ハルカと初めて会った時の事は今でもちゃんと覚えてる。二年生の夏休みの時だ。
バロンとおばさんとで、うちに来たんだ。おまえ、忘れてんだろ。…ったく、ハルカは忘れっぽいんだよ」
 「そんな事ない。覚えてるよ、あたし。あたし、ちゃんと覚えてる。こっちに引っ越してきて、とても不安で。
だからね、ユウが優しくしてくれた事、とっても嬉しかったんだよ」

 家に帰ったハルカ。ハルカの周りに青い雪が現れる。逆算固定。
 ユウ、ハルカを助けようと飛びつくが、二人一緒に消える。


第20話「モウイチド」
脚本:佐藤和治 絵コンテ:黒森鷹治 演出:榎本守 作画監督:小美野雅彦

 二人ラクリマに着く。ユウを見たクイナ、ユウにカラスの面影を見て、ユウを襲う。
 龍のトルク発動、ハルカとユウ、どこかに転移する。

 トビにラクリマへ送れと迫るカラス(中井和哉)。ここにある物で転位装置を作るのは無理。アトリが止める。
 アトリの表情はあの穏やかな表情では無く、かつての表情だった。おまえなら出来るんだろとアトリ。
 トビ、内田の量子コンピューターを借りる。

 ユウとハルカ、リリと出会う。リリに連れられアイに会う二人。
 「本当にアイ?なんか優しすぎない?」と失礼な事を言うユウ。

 トビ、手造り装置を起動させる。失敗。パワー不足。コサギがクイナが残したストレージ・バッテリーを渡す。

 ユウ、突然倒れる。体が点滅。ハルカを無理矢理表に出すアイ。あなたは見ちゃダメと。

 インサイダー・ポイントがラクリマ時空に侵入。鳥が帰って来た。カラス、ラクリマに来る。

 「量子革命の起こった私達の世界では、全ての物体が量子的な状態に陥ってしまった。
時空全体の存在が、確定できない世界。私達人間自身もね。観測者がいない不安定な存在なのよ、私達は」
 「観測者?」
 「だから私達は全てをレイズ記述データ化し、それを量子コンピューターに保存する事で、
この世界を安定化したの。
その世界をラクリマと名付けてね。言いかえれば、データの記述の無い者は、ここでは存在出来ない。
だからユウは」
 「でも私はちゃんといるじゃない」「ハルカは特別だし、前に来た時に記録されているのよ」「そんな…」
 「いい、ここからが大事な事なの。確かにユウは死んだように見える。
でもその存在が不安定である以上、ここでの死も又曖昧な物なのよ」
 「何言ってるかわかんない」「つまりユウは今死んでいる時空と生きている時空が重ね合わせの状態にあるの」 「死んだユウと、生きてるユウ?」「そう」「生きてるユウもいるの?」
 「ええ。だから、あなたが見たらいけないの。
龍のトルクのあなたには観測した物を固定化する力があるかもしれないの。
今あなたが死んだ状態のユウを見れば、ユウの死は確実な物になってしまう」
 「そんな…」
 「でもね、生きてる状態のユウを見る事が出来れば、互いに存在を認識し合う事が出来れば、
ユウは生きている状態に確定されるわ、きっと」
 「じゃあ、生きてるユウはどこにいるの?」「それが…」「シャングリラだ」クイナが現れる。

 シャングリラで意識を取り戻すユウ。ノエインが現れる。
 「まさかおまえがこの地に来るとは。私にも時空の意志は読み切れないと言うわけだ」

 シャングリラ遊撃艇、ラクリマに現れる。地下に潜る遊撃艇。
 クイナ、自分と共にシャングリラへ行く事をハルカに提案。「クイナ、あなたラクリマを裏切ったの!」
 「フッ、龍のトルクを逃がしたお前に言われたくないな。どけ!
それとも又フクロウを殺したカラスの手助けをする気なのか」
 ハルカ、ノエインがフクロウを殺した事を話す。カラスが現れる。クイナを攻撃しようとするカラスを止めるハルカ。

 シャングリラは意識だけで存在する世界。ユウの後ろにフクロウが現れる。

 ハルカ、クイナと共に遊撃艇に乗って、シャングリラへ行く。

 「僕とイサミを助けてくれた?」フクロウが藤原イサミの十五年後の姿である事を話すノエイン。
 「でもねえ、そのイサミは殺されたんだ。誰にだと思う。君だよ殺したのは。十五年後の君が殺すんだ」
 「十五年後のって、カラスに?」「違う、そうじゃない。私だ、私は君だから。君の未来は親友を殺す」

 クイナ、シャングリラへ着いたら、体がバラバラになって崩れる。その過程で、ハルカ、遊撃艇から落ちる。
 カラスが彼女を救う。ユウの叫び声。遊撃艇を操って、ユウの叫び声が聞こえた先に向かうカラス。
 ノエインに追い詰められていたユウ、落ちる。ハルカ、ユウに向かって跳ぶ。
 ノエイン、邪魔だと遊撃艇を爆散させる。龍のトルク発動、ハルカ、ユウを捕まえ、跳ぶ。
 カラスもハルカの跳躍に巻き込まれる。跳んだ先は草原。ユウの体、発光、透けていく。
 消えないでとユウを抱きしめるハルカ。ラクリマの世界のユウの体はアイ達の目の前で消えていった。
 一度は消えたユウの体だったが、ハルカの腕の中に戻る。

第21話「マボロシ」
脚本:浅川美也 絵コンテ:森田宏幸 演出:松田清 作画監督:高田晃

 トビはカラス達のデータを見失い、探していた。
 心配のミホ、女性(が得意な)必殺うるうるお願いの目でアトリを見る。「なんだその顔は」
 「ハルカ達、本当に帰ってこれる?」「そんなのは、やってみなきゃわかんねえよ」
 「アトリ…そんな言い方止めなさい!」立ち上がるミホ。
 「みんな心配してるのに、そんな言い方しちゃ、気分ブリブリで悪いわよ!
アトリも未来人なら手伝ってあげたらいいでしょ」
 アトリ、むっとした顔でミホをじっと見ていたが、表情を柔らかくし、「俺には出来ねえんだよ」と言う。「えっ」
 「時空間の操作はトビの専門だ。俺が手伝っても奴の邪魔になる」
 「なんだそうなの。しょうがないなあ。じゃあこっちへおいでよアトリ」「そうだな」
 「あいつ、何か企んでるのか」とコサギ。「完全に元に戻ったわけじゃないんだ」「しかし…」「大丈夫だよ」
 キーボードを操作するトビの手が一瞬青い空気状態になる。

 霧が深くなり移動するハルカ達。先が全然見えないとユウ。
 「目で見える物など、ここでは無意味だ。この世界は全て幻だ。
ここはお前達にとって存在が確定していない世界だから。この時空はラクリマと並列した時空。
お前達から見れば未来と言う事になる」
 「未来?」とユウ。「未来の可能性の一つだ」
 「もしこの世界が幻でも、ユウも、カラスも、ここにいるでしょ。二人がここにいるから、あたしもここにいるよ」

 存在すると仮定される無限にある時空は相互リンクしてる。それをリアルタイムでグラフィック化したトビ。
 ハルカはたぶんシャングリラにいる。内田に黛拓也(三宅健太)から電話が入る。佐々木教授から聞いたのだ。

 都市のような所に出るハルカ達。誰もいない。「この街も実体では無い。幻影だ」見上げるハルカ。
 「ハルカ。気をつけるんだよ、ハルカ。ここは揺らぎの街。心揺らぎ、想いが揺らぐ街。
君の望む未来を、見失ってはいけないよ」
 消える時の放浪者(宮田光)。ちょっと疲れた感じのハルカを見て、休むために家の中に入る事にするカラス達。 ベッドで休むハルカ。

 黛博士に会う内田。マジックサークルの実験は止めるべきだと博士に訴える内田。
 「博士、マジックサークルから発現させた多量のシータ素粒子が量子リンクしてしまった場合、
強力な場が発生する可能性があります」
 「あくまでも、それは臨界が発生する場合です」「これを見てください」データを差し出す内田。
 「この中に、この地域の量子ポテンシャルマップのデータを入れてあります。
この地域は、今量子的揺らぎの様相を示しています。
もしここで臨界現象が発現すれば、時空間の接触干渉が起こり、全時空、
宇宙そのものが消滅してしまうかもしれないんですよ」
 「この地域の量子ポテンシャルが…」
 「それに、その中心にハルカちゃんの存在が影響している可能性があります」「ハルカが…!」
 「ハルカちゃんは、博士の理論の実証例になるかもしれないんです。
量子的な不確定世界を確定させる現象は、人間の特異な量子的構造が原因となる。
人の存在が全てを確定させる。
人は、時空が重ね合わさって出来ている宇宙の根源であり、ネットワークの中心である。博士の理論ですよね。それが、マジックサークルによって崩壊するかもしれないんですよ」
 「黛さん、子供達の未来を俺達大人が壊しちゃいけねえだろ」

 上乃木明日香( 岡村明美 )、黛に呼び出される。

 ハルカの存在反応はある。けど時空を特定できない。その存在さえ不安定化してる。
 時空がデコヒーレンス化したシャングリラに転移したと考えるのが一番妥当。
 突然笑い出したアトリ、トビに龍のトルクのデータの逆算固定をやれと言う。
 そうすりゃシャングリラの位置を確定できる。しかしハルカが消える危険もある。
 俺をシャングリラへ送れとアトリ。正確にシャングリラへ転位出来る可能性は低い。
 トビの胸倉を掴んで要求するアトリに飛びつくミホ。「邪魔するな」
 「あたしに怒らないで!今怒ってるのはあたしなんだから!」「なんだと」
 「これ以上暴れたら、本当に本当に許さないからね!もう遊んであげないから!
森にも、公園にも、どこにも連れて行ってあげないから…」
 ミホ、泣きだしそう。「黙ってろ」「黙んないわよ」泣き出すミホ。「チッ。泣くなよ、うざったい」トビを離すアトリ。
 ミホの頭に手を置きなでなでするアトリ。
 「何か良い方法がねえのかよ、トビ。
早くシャングリラをどうにかしないと、こいつらのいるこの世界まで飲み込まれちまうだろ。
こいつらを、守ってやりてえんだよ」

 ユウ、ノエインにつらい人生が続くみたいな事を言われたので気になったのか、
カラスに大人になってもつらい事ばかりかと訊く。
 何も知らなかった子供のころの方が楽かもしれないとカラス。子供の頃だって辛い事はあるよとユウ。
 そうだったかもな、大人になると子供の頃の記憶がかすんでいく。不自由で楽しい事なんて無いとユウ。
 大人になる事で自由になれるわけでは無い。
 子供の頃には想像も出来ないほどの苦しみや悲しみに打ち砕かれる。
 だから強くなれとカラス、より大きな悲しみや苦しみに出会っても、乗り越えられるだけの強さを持て。
 ユウ、気づく、未来のハルカは死んだのか。ハルカ、起き上がる。

 黛、喫茶店で明日香と会う。ハルカと東京に来ないかと黛。住む所は用意する。この街である実験が。
 ハルカを連れてすぐ東京へと言う黛に、相変わらず自分が正しいと思っている、
ここは私が生まれた町だと聞かない明日香。
 君も相変わらずだよ、人の話を聞こうとしないと黛。
 帰ろうとする明日香に、君はハルカの母親だろう、娘の事も考えたらどうなんだと叫ぶ黛。
 明日香、あなたにそんな事を…!と言いかけながら、コーヒーを黛にかけそうになるが、思いとどまって、
座りなおす。
 やんなっちゃうねえ、カッとしちゃうのが私の悪い癖と明日香。
 さっきの言葉は取り消すよ、君は変わったと黛、随分穏やかになった。黛、又連絡すると言う。

 カラスの時空のハルカは量子コンピューターの一部となった。ユウ達の時間軸の10年後。
 ハルカは自らそれを望んだ。ラクリマを存在させるために、身を捧げた。
 時空間の浸食を防ぐためにハルカは選ばれた。異なる時空の浸食を防ぐための壁だ。
 量子コンピューターで作り出される時空を隔てる壁リメスのため。ラクリマを救うためハルカは人柱になった。
 俺はハルカを見殺しにした。「ラクリマのあたしは、笑ってたでしょう」そう、笑っていた。
 「ラクリマのあたしも、カラスの事好きだったんだね。みんなのためじゃない、カラスのために」ノエインが現れる。 「そうなんだよ。全ての時空のハルカは消えてしまう」ユウをぶっ飛ばし、カラスも降すノエイン。
 「くず共は消えろ」「止めて!」「ああ、ハルカ」「カラスやユウは関係ないんでしょ。あたしが行けば」
 「そうだね。君が望むのなら彼らには手を出さない。私と共に全ての時空を一つにしよう。
ふたたび正しき世界を生み出そう。ハルカ、君の存在は全てを救う事が出来る」
 「ユウとカラスも?ユウとカラスを返すと約束して」「君が望むなら」ハルカ、ノエインと共に行く。
 「君は正しい選択をした」

 「約束だよ。早く二人を返して!」
 「約束か。そうだね。でもねハルカ、あいつらの事など、忘れてしまうよ。
気付いておくれハルカ、世界は不幸の連鎖だ。そしてその連鎖の始まりは君なんだよ」
 龍のトルクが現れる。トビは家の外で内田ちゃん達と議論中。コサギは外の木の上にいる。
 明日香はまだ帰っていない。家にはアトリ、ミホ、アイ、イサミ。家の外の風景が歪んだと思ったら、窓が閉まる。 ミホをこっちに来い!と抱きしめるアトリ。捕まれ!とイサミ、飛びついて来たアイを抱きしめる。
 家ごと時空を跳ぶ。家、シャングリラに着く。

感想:アトリ萌え~!!!狂気に満ちたアトリも好きだった。穏やかな表情のアトリも好きだった。
 そして今、ちょっぴり危ない感じ&穏やか表情のアトリが、好きだ!ミホがうらやましい。
 もちろん、時折穏やかな笑みを浮かべるようになったカラスも好きだ!良い男祭り♪
 トビも可愛いし、郡山さんはカッコいい!内田ちゃんは郡山さんに惚れないのか?私だったら惚れるね。
 まあ、黛博士の方が頭脳的にイコールで、話が合うだろうが。
 クイナ、操り人形みたいな口になってしまって、おまけに待望のシャングリラへ行ったら、時空が合わずに、
あのような無残な事に…。
 可哀そうに…。で、シャングリラは、人格モデルをデータ化したのか?
 イーガンの本とか、「百億の昼と千億の夜」に出てくる未来都市とか、
「アンドロメダ・ストーリーズ」の人間の幸福を目指した機械達がやろうとした事と同じ?
 不安定化して、やった事なんだろう。誰もいないのに、都市だけは作っておいた。いつか、実体化するためか? ノエインはユウのなれの果てらしいが、どうしてああも力が強いのか。肉体が無いから?
 どの時空のハルカも死んでしまうので、こういう行動に出たのかノエインは。
 時の放浪者とは、神のような存在か?万能では無いが、時空の秩序を保とうとしている。
 ハルカはどうして龍のトルクとなったのだろう。黛博士の娘だから?ノエインの想い人だから?


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ワルイユメ 他

「ノエイン もうひとりの君へ」
監督:赤根和樹 キャラクターデザイン:岸田隆宏 アニメーション制作:サテライト

第16話「クリカエシ」
脚本・絵コンテ:赤根和樹 演出:榎本守 作画監督:サテライト

 トビ(白石涼子 )によるとシャングリラの浸食がひどくなっている、このままでは因果律の侵犯が起こる。
 因果律の侵犯とは原因と結果が逆転する事、過去が未来から影響を受ける。

 カラスは君にとって幻だと言うノエイン。「カラスは幻なんかじゃない!」上乃木ハルカ(工藤晴香)。
 「では確かめてみればいい、ハルカ」

 あの一学期最後の日。同じ事が起こる。しかし少し違う気がする。

 黛拓也(三宅健太)は篠原真琴(咲野俊介)の最新鋭の船に乗っていた。
 「この実験は止めると約束したはずだ」しかし、篠原は止める気はない。そして黛の協力を求めている。
 筑波の試験場で三回も失敗したのだ。篠原は黛の協力を得られなくても、するつもり。
 「今のままだとシータ素粒子を撒き散らすだけになる」
 「そうなんだ。まっ、俺は東京で実験を見てるからさ、そんな事知らねえけど」
 「君はこの地域を崩壊させる気なのか!」
 「そう言えば、黛ちゃんの娘もこの当りに住んでるんだっけ。
なあ博士、一緒に見ようよ、時間と空間を超越した世界って奴をさ」

 塾帰りの後藤ユウ(瀧本富士子)に会いに行くハルカ。カラスが現れない。
 ハルカ、この時空のハルカと同化する。何かを忘れてる気がする。

 家出。ハルカの時空では無かった事。時の放浪者(宮田光)が現れ、「その時空で、良いのかい?」と聞く。
 「その時空は、君の選んだ時空なのか?本当にそこで良いのかな」「私が選んだ?何の事?」
 カラスの事が頭に浮かぶハルカ。

 「俺は又ハルカに救われたのか」カラス(中井和哉)。「あの時と同じだ」
 シャングリラの生体機械を破壊し、崩壊に巻きこまれる。
 時空の狭間を抜けてたどり着いた地がこの時空だった。この時空に引き寄せられた事で命が救われた。
 雪の日、教会の尖塔の上にいるカラス。それを見ているハルカ。
 カラスがこの時空に転移した事でラクリマはこの時空を知った。ハルカの存在を知った。
 それでもう一つの時空も呼び寄せたのかもしれない。

 幽霊探しの日。やってくる何か。それはノエインだった。シャングリラに一緒に行こうとノエイン。
 ユウがやってくる。「おまえ誰だよ」ノエインは知りたいのかと何度も言う。「私は、おまえ…」
 龍のトルクが現れる。ハルカは気付く、ここは私のいた所じゃない。
 そして雪の日にもカラスと会っていた事を思い出す。ハルカ、自分の時空に戻る。

第17話「マヨイ」
脚本:浅川美也 絵コンテ・演出:鹿島典夫 作画監督:藤川太

 アトリ(鈴村健一)はシャングリラ製タツノオトシゴを見る。

 クイナ(小山力也)は言う、龍のトルクは意思を持ちつつある、不用意に接触すれば。
 コサギ(本田貴子)は私は消えようが構いはしないと言う。クイナ、なぜわからないと突然抱きしめる。
 コサギが必要なんだそうだ。
 (好きでも無い人に抱きしめられても嬉しくも何とも無い。やっぱ愛されるより愛する方が幸せね)

 ユウのノートが落書きだらけなのを見て、後藤美有樹( 田中敦子 )、納戸の片付けの手伝いをしてもらう。
 ユウ、ビデオカメラを見つける。

 長谷部アイ(千葉紗子 )の両親、結婚式をするそうだ。結婚式をしていなかったのだ。
 タツノオトシゴを見るハルカ。

 ゼロポイントの出現率が格段に増えてきている。

 観測者が次々に自壊している。時空の揺らぎが加速している。
 クイナ、コサギに口紅(この世界では珍しい物)をあげる。

 コサギ、アマミクに会う。アイ、選民居住区から追放されたのだ。アマミクは後悔していない。
 アマミクはイサミにもらったストラップを持っていた。「間違いに気づいた時、それを正すのはいけない事なの?」 「我々は、ラクリマを存在させるために戦っているのだ。
過去に囚われ、未来の可能性を失う愚かさを、お前達は犯した」
 「そうじゃないのよ、コサギ」「何?」
 「過去を悔い、その過ちを繰り返さない。その機会を私達は与えられたのよ、龍のトルクによって」
 あれは我々がシュミレーションした時空だと言うコサギ。
 龍のトルクも量子のスピンによるエネルギー体でしかない。
 あれが人間に思えるのは我々の存在が干渉した結果でしかない。
 「でもねえ、私と言う存在が、あの子をハルカと認識したのよ。あの子も私を認識してくれた。本当の名前で」
 「しかし、奴のためにカラスとフクロウは戦い、フクロウは死んだ」ハッとするアマミク。

 コサギ、口紅をつけてクイナに会いに来る。カラスを倒しに行きたいとコサギ。

 アイ、隣に座っているお婆さんにしゃべりながら足を動かしてぶつけている
(わざとではないが、気づいているよな)女子高生三人組に謝れと主張、付き合わされる。
 それを見かけた藤原イサミ( 宮田幸季)、救いに行く。うまく処理する。兄から三人組の噂を聞いていたのだ。
 アイ、ごめんねと泣き出す。実は怖かったのだ。

 一方アマミクは祈っていた。「どうか、フクロウのレイズが美しき場所で眠りますように」

 場の異常範囲が広がってきている。時空間が干渉が激しくなっている。
 しかしトビやカラスが今いる所は穏やか。カラスの過去をうらやましがるトビ。トビの育った所はひどい所だった。 アトリの育った所もそうらしい。波動を感じる二人。時空が揺れている。ラクリマだ。
 結婚式に行こうとしてコサギに捕まるハルカ。龍のトルク出現、コサギ、弾き飛ばされる。
 カラスと戦わないでとハルカ。カラスがコサギの武器をからめ捕る。コサギ変化し、時間が止まる。
 コサギ、カラスを攻撃するが、カラス、戦わない。トビも現れる。
 トビの考えでは龍のトルクはこの歪んだ全時空を復元させるために発現した。
 「僕達が龍のトルクを見つけたのは、偶然じゃないんだよ。これは必然だよ、時空のね」
 でまかせをと言うコサギにトビは言う。「それに、コサギはカラスを消せないよ。自分に素直になった方が良いよ」 コサギ、攻撃態勢を止め、時間戻る。コサギはカラスにラクリマへ戻れと言う、パイプラインを切断したままでは  いずれその身が消滅する。しかし「俺はハルカを守る」としか言わないカラス(馬鹿の一つ覚え…)。
 コサギもパイプラインを切断する。
 コサギ、口紅をこすり、(ずれただけだが)、「私はおまえを、見届けたい」と言う。(もてる男はつらいなあ)

第18話「ワルイユメ」
 脚本:北嶋博明 絵コンテ:須永司 演出:安田賢司 作画監督:関口雅浩 見嶋梨佳

 結婚式。(ミホ、可愛い)アイに話しかけると誰だっけと言われるハルカ。誰もハルカを知らない。
 気がついたら、みんなと歩いていた。白昼夢。「その夢って、みんなに忘れられたって幻覚だろ」とユウ。
 「でもさあ、本当にハルカはここにいるのかな。それともこの時空は幻じゃないのかい」ユウ、ノエインに変わる。 「君は幻の時空の夢を見続けているだけかもしれないよ。良く考えてごらん、ハルカ」ベットにいた。
 ベットの脇には結婚式の写真。

 ハルカ、自分の子供の頃の写真を見る。ビデオテープを見つける。
 デッキの規格が違くて、うちのでは見られない。トビに相談。再生できるデッキを探す。ユウに聞く。
 ユウの家には無い。ユウ、イサミに聞いてみる事にする。お兄さんが知ってるかもしれない。

 クイナ、部屋に落ちている口紅を見つけて、激昂。ノエイン、現られる。
 「又裏切られたか、可哀そうな奴。おまえの運命はどうしようもなく不幸だ。哀れだよ、クイナ」
 早くシャングリラに連れて行ってくれと頼むクイナ。しかし私との約束を果たしていないとノエイン。
 ラクリマと接触したために龍のトルクの力は加速した。自らの意志でシャングリラへ来れる。
 君の役目は終わったと去るノエイン。


 向井ミホ(名塚佳織 )の家にもデッキは無い。

 クイナ、時空を跳ぶ。

 アトリ、海を見てる。アトリが住んでいた所に海は無かった。
 内田涼子(大原さやか)と郡山京司(藤原啓治)、ハルカの家に来、ハルカがいないので、
家の中で待たせてもらう事にする。

 カラスを見張っているコサギ。(ストーカーね)
 この時空に同期出来るまではおとなしくしていろと言い捨てて、カラス、跳んでいく。クイナが現れる。
 今度は左手を少々失っている。(きっとこの時空に拒否られてるんだ)
 「シャングリラはその歪みを正そうとしているんだ」「おまえはシャングリラと…」
 「シャングリラへ行けば全ての苦悩から解放される」「裏切り者!」クイナに気絶させられるコサギ。
 クイナ、パイプラインの端(?)を置いて、それで少しだけでも命を永らえてくれと言い、去る。

 トビ、龍のトルクの捕獲のためにこの時空に来た事を内田ちゃん達に話す。
 龍のトルクは高密度レイズ素粒子の集合体のコードネーム。龍のトルクを使って時空の消滅を防ぐのが目的。
 シャングリラとの接触によって時空が消滅しかかっている。
 「僕達の世界の量子コンピューターがその座標を予測し、僕達量子化した人間が、
そのシュミレーションされた時空でその存在を観測し、確定させた。
その龍のトルクを一番初めに見つけたのが、戦いの中、偶然時空の狭間に飛ばされたカラスだったんだけどね」  「ちょっと待った。まさかその龍のトルクって…」と郡山さん。
 「僕達にとってこの世界は、量子コンピューターが計算した座標でしかなく、虚数の世界のはずだった。
この空も大地も、僕達にはただの幻、だから、龍のトルクだって…。でも…」
 「あなた達はその虚数の世界に迷い込んだ途端、この世界を認識してしまった。
ハルカちゃんも12歳の少女の姿で」と内田。
 「あなた達の世界は、可能性の一つでしかない未来だけど、
その未来になる原因が今この世界で起こりつつあるとしたら」
 「ちょっと待ってよ内田さん。内田さんから見た未来は、虚数で表わされる世界。
その未来が、現実であるこの世界から影響される事は無いはずだよ」
 「でもね、今マジックサークルプロジェクトで、たぶんあなた達の世界で言うレイズ素粒子を、
人工的に作る実験を始めようとしてるのよ」
 「まずいな。シャングリラが時空を消す事によって、因果律の侵犯が現実化しているんだ」
 「この世界が、未来に影響され始めてる?」

 海が光っている。突然攻撃を受けるカラス。クイナだった。クイナ、義手を飛び道具に使って攻撃。
 カラスの攻撃がクリーンヒット。しかしカラスも衝撃を受ける。シャングリラの波動。

 イサミのお兄様が友。達からデッキを借りてくれた。イサミ達と歩いているハルカ、ノエインの声を聞く。
 「迎えに行くよ」シャングリラの景色を見るハルカ。海からウロボロスの輪出現。そこからあの生体機械出現。
 三体も。「遊撃艇」とそれを見てつぶやくカラス。跳ぼうとするカラスを止めるクイナ。
 クイナ、跳んで行き、カラス倒れる。その手から青い光が上っていく。遊撃艇、みんなに見えている。
 遊撃艇は時空をシャングリラと重ね合わせるための兵器。
 ミホ、オカルト好きなくせに、あまりに強烈過ぎてか、蜃気楼と主張する。イサミ、携帯で激写。
 カラスに口を飛ばされたクイナ、(頭の一部は何で飛ばされたんだっけ。カラスか?)、ハルカ達の前に出現。
 クイナ、ハルカを捕まえる。ユウが助けようとするが、クイナに蹴り飛ばされる。
 クイナ、ノエインにシャングリラに連れて行けと叫ぶ。ユウ、立ち上がろうとする。
 ユウにシンクロして、カラス立ち上がる。カラス、出現。ハルカを捕まえているクイナの失くした右目を殴る。
 又体の一部を失くすクイナ。(この時空と相性が悪い上に、全然同期してないから…)
 クイナ変化、時間が止まる。クイナ、シャングリラ遊撃艇に跳ぶ。
 「余計な事をする。おまえの力などもう必要ないと言ったはずだ」ノエイン。ノエイン、クイナを消す。
 カラス、ノエインを攻撃しようとするが、その目の前にノエイン出現し、
「残念だな、もっともっとおまえに苦しみを与えてやりたかったのに」と言う。
 「おまえに崩れ、消えろ。無となれ」(こう聞こえたが、本当は何と言ってるんだ?)龍のトルク出現。
 ハルカ、遊撃艇の上に跳ぶ。「許さないよ、あなたの事。あたし、絶対に許さないから!」遊撃艇消える。
 「十分に機は熟しているではないか」ノエイン消える。時間戻り、落ちるハルカを助けるカラス。
 ハルカ、みんなの前に戻る。カラス、ユウに感謝しろと言ったそうだ。
 ユウが戦ってくれたから、力をもらったそうだ。イサミの激写、写って無かった。

感想:シャングリラのような風景、私も一度白昼夢で見た。
 白昼夢は一度だけ、興奮状態で何かの脳内物質が出、それで見たのだと思うのだが…。
 ハルカが帰って来た時のカラスの笑顔良かったね。
 ユウがちゃんとハルカが帰ってくる場所を認知するのがすごい。しかし、ノエイン、やっぱりユウ?と言う事は…。 ユウのハルカ認知能力は、ノエインにもあると言う事か?髪下したアマミク、綺麗。
 コサギ姐さん、やっぱり素直が一番良いんだよねえ。まあ、人の事は言えんが。
 クイナがどんどんみっともなくなっていく。
 彼のあの時空においていらない存在、いない方が良い存在だから、あんなに拒否られるんんだろうな。
 可哀そうだが、ラクリマ裏切ってシャングリラへ行きたいなどと言う人はあまり同情は出来ん。
 まあ、誰だって幸せになりたいんだろうが。あの、どうみても良い人とは思えんノエインを信じるのが間違い。
 ユウ、カラスに褒められて良かったね。ノエインはハルカに何をしてもらいたいのかな。時の放浪者って何?

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キオク 他

「ノエイン もうひとりの君へ」
監督:赤根和樹 キャラクターデザイン:岸田隆宏 アニメーション制作:サテライト

第13話「ネガイ」
脚本:北嶋博明 絵コンテ:若林厚司 演出:松田清 作画監督:小美野雅彦 見嶋梨香

 カラス(中井和哉)は重傷だった。上乃木ハルカ(工藤晴香)は後藤ユウ(瀧本富士子)を呼ぶ。
 片腕が無く、その切れた所から青い光が流れ出ているカラスの姿を見て、
ユウは人間なんかじゃないとハルカをカラスから引き離そうとする。
 もちろんハルカは離れようとはしない。
 こんな奴のそばにいるから危ない目に会うと言うユウに違うよと言うハルカ。
 「カラスは私の事を守ろうとしてくれて…。だからこんなになっちゃって…」「ハルカ…、でも…」
 「ねえ、ユウ…ユウはカラスだから私を助けてくれるよね」涙を流しながら言うハルカ。

 フクロウのレイズの消滅はラクリマからも観測された。コサギ(本田貴子)はカラスがやったのだと思う。
 クイナ(小山力也)に勝手な行動を取るなと釘を刺される。

 あっちこっちに欠落がある体でフラフラと歩いているアトリ(鈴村健一)、都電の前に出る。
 轢かれそうになった所をトビ((白石涼子)に助けられる。アトリはトビの事を覚えていなかった。

 倉庫には二条雪恵(中原麻衣)が呼ばれていた。

 藤原イサミ(宮田幸季)、長谷部アイ(千葉紗子 )、向井ミホ( 名塚佳織 )達も倉庫に急いでいる。
 近道を行こうとしたアイ、トビ達にぶつかる。アイ達を見たアトリ、「サラ」と言って立ち上がる。
 彼はミホを抱きしめた。「君の事を妹と勘違いしてるみたいなんだ。君達に危害は加えない、約束するよ」とトビ。 トビ、慌ててたみたいだけど何かあったのと聞く。

 アイ達、トビとアトリも倉庫に連れてくる。動揺するユウ。(当たり前だな)トビがアトリの事を保証。
 アトリ、カラスを見て、近づき、「どうしたんだ、寝てちゃダメだろ。泣いてるよ、あの子が。アイ、聞こえてるだろ」
と言う。
 トビの見立てによると、自己再生するにはレイズが消耗し過ぎてる。フクロウの事を聞くトビ。
 「フクロウは…」と言いながらイサミの方を見るカラス。「…死んだ」「アトリじゃ、ないよね…」
 「違うの、あの人じゃない…」とハルカ。「仮面をした人が、あの人も、カラスも…」シャングリラと察するトビ。
 カラスの治療には大量のレイズが必要。レイズは全ての物質を構成する最小の素粒子。
 トビはレイズの集局ポイントを見つける。雪恵ちゃんの車でそこに行く事に。トビは後ろの荷物スペースに乗る。  (トビ、可愛い♪)
 ユウは車に全員は乗れないし、俺がいても何も出来ないと乗りたがらない。
 業を煮やしたイサミ、無理矢理ユウを車に乗せる。
 ミホ、アトリに向かって「みんなをよろしくね♪」と言ってにっこり笑う。アトリも嬉しそうに笑う。

 郡山京司(藤原啓治)、車に乗ってるカラスとハルカ、発見!追いかける。ユウ、つけられている事に気づく。
 内田涼子(大原さやか)はこの先に量子ポテンシャルの局点がある事に気づく。雪恵、車をかっ飛ばす。
 牛の間を突っ切る雪恵ちゃん…。内田の命令でおっかける郡山。車、パンク。目的地に着く雪恵ちゃん達。
 トビが探査してると、変なノイズが走る。横を見ると青い雪が…。コサギ現れる。
 トビはフクロウをやったのはカラスではないと言うが、裏切り者の言葉は信じないとコサギ。
 龍のトルクを渡せと言うコサギにトビは言う。
 「聞いて!この時空は、ラクリマのようにまだ限界点に達していない!
この時空でこそ、龍のトルクは、全時空の揺らぎを戻す鍵となるかもしれないし…」
 しかしコサギはおまえの予測など聞きたくもないと言う。
 カラスを支えていたアトリ、カラスをそっと下ろして、コサギに近づき、横目でトビに、「早く、命の光を…」と指図。 みんなでカラスを運ぶ。コサギの前で、脂汗を流し、息が苦しそうなアトリ。
 アトリ、雄たけびをあげてコサギにアタック。
 押し倒しながら、「約束したんだ、誰だか知らないが、おまえを行かせない」と言う。トビ、カラスの治療をする。
 雲が流れてくる。上空からレイズを集めて、それをカラスに注入するトビ。
 そのレイズが毛細血管のように体中に走る。苦しむカラスを気遣うハルカを見て、ユウはカラスに叫ぶ。
 「バカ!何やってんだよ!おまえ、俺に偉そうな事言ってたくせに、ハルカを泣かせるなよ!」
 コサギ、変化する。その変化を見たアトリ、「おまえ、人間じゃないのか」と言う。
 「どいつもこいつも。竜騎兵もおしまいだな」コサギ、アトリを攻撃しようとする。カラスの体が再生していく。
 コサギがやってきて、トビをはじき飛ばす。コサギが来るのを見てハルカは言う。
 「あたしのせいだ。あたしがあんな未来を見たから」
 「そんな事は無い。選択出来ない未来なんて、ありえない!誰かに決められた未来なんて絶対に無いんだ!」
とトビは叫ぶ。
 「でも、あたしがあの人と行けば、カラスは助けられる」立ち上がるハルカ。「駄目だ!」と叫ぶトビ。
 「行くな、ハルカ!」ユウがハルカの前に立つ。コサギ、ユウを調べて、カラスである事を知る。
 「おまえはなぜいつも私をいらつかせる!」ユウ、飛ばされる。
 コサギ、ハルカを羽交い締めにし、「龍のトルク、ラクリマで幻となれ」と言う。左足先が欠けたアトリ、来る。
 「約束なんだ。あいつと…、約束したん。サラ…」 アトリ、攻撃態勢。
 コサギが攻撃されている間に、ハルカを救出するユウ。(おまえにしては良くやった!)コサギ、強制退去。
 郡山と内田は光の柱とそれを中心にして浮かぶウロボロスの輪を見る。光の中で浮いているカラス。
 “フクロウ、フクロウ、そこにいるのか。イサミ、ハルカには会えたか。俺はまだここに留まる。
ハルカに伝えてくれ。この時空のハルカは、俺が守る”

 コサギを強制収容したのはクイナだった。

 カラス、気がつく。空、明るくなってる。
 アトリ(お眠り中)と背中を合わせて休んでいるトビ、
「未来は無数に広がっている。きっと僕達は、選ぶ事が出来るんだ。自分達の未来を」
 寝ているアトリに視線を向けるトビ。「そうだね。そうだと良いな」

第14話「キオク」
脚本:浅川美也 絵コンテ:須永司 演出:柳瀬雄之 作画監督:青木真理子

 鳴っている電話に気づくハルカ。電話はえらく古い型の物。取りあえず、出る。「黛ですが」(黛拓也 三宅健太) 「えっ、お父さん!?」「お父さん?お間違いじゃないですか」切られる。

 ハルカ、階段下の古電話の事をお母さん(上乃木明日香  岡村明美) に話す。
 お婆ちゃんの生まれる前から使っていない電話。実はお母さんが若い頃にも鳴った事があったそうだ。
 子供が描いたような猫の絵を、明日香、段ボール箱から発掘。学生の頃描いてた奴だそうだ。
 捨てると言う母に、じゃああたしにちょうだいとハルカ。
 「へえ、これとかも可愛いじゃない。うわあ、何これ、デブのクマだ、可愛い」

 雪恵先生、トビとアトリを連れて固い笑顔でご訪問。なんとトビとアトリはハルカの家の下宿人になるのだ。
 「NPOの人なんだって?」「ええ、野鳥の調査をしてるんです」とトビ。アトリ、部屋を気にいる。
 ミホ、アイ、イサミも来る。
 「アトリ、元気?わあ、明るくて良い部屋じゃない。ずっと物置にしてたなんて勿体ないわよねアトリ?」
 「そうだな」ユウも来た。「あいつはいないのか」とユウ。「カラス?出かけてるんじゃないかな」とトビ。
(さっき屋根の上にいたな)
 「あの人も一緒に下宿しちゃえば良かったのにね」とミホ。
 「無理だよ。あんなに殺気を漲らせておいて、野鳥の調査なんて怪しすぎるって」とトビ。
 「そうそう、いっつも怖い顔して…」そう言うイサミの後ろにカラス出現。うまく行きそうかとトビに聞くカラス。
 トビ、コンピューターをいじっている。セットアップに時間がかかるそうだ。ユウ、カラスを睨みつける。
 カラスが何だと聞くと別にとユウ。ハルカ、麦茶を持って入ってくる。カラスを心配するハルカ。
 「ハルカ!…麦茶くれよ」「ああ。じゃあ、ユウ、みんなに配って」「ええ、俺が?」「早くコップに注いでよ」
 「あっ、わかったよ」そんなユウの様子をじっと見るカラス。(なんせ、昔の自分だもんね。複雑だろう)
 トビにそれで良かったかなと聞く雪恵先生。骨董品だけどプログラムでカバーするとトビ。
(ミホとアトリは並んで座っている)
 最新型のパソコンだったので、ちょっとショックな雪恵。(彼女が払ったんだろうし…)「良いのかよ、ハルカ」
 「何が?」「何がって…」5つのちっちゃなキューブが浮き、驚くみんな。
 ハルカ立ち上がってカラスに近づき、聞く。「トビ、何やってるの?」「調べたい事がある」
 「カラスは手伝わないの」「トビの方が詳しい」「そっか」紙コップ(プラスチック製コップか?)を握りしめるユウ。
 ユウ、トイレと言って出ていく。ハルカ、追いかけ、どうしたのよ、あんなの感じ悪いよとユウに言う。
 東京に行こうとユウ、あいつらの近くにいては良くないと。
 逃げたって無駄とハルカが言うと、東京にはおまえのお父さんがいるとユウ。
 お父さんなら今週の土曜日来るそうだ。原因は自分だしカラスといた方が良い。
 「そんなにあいつが信用出来るのかよ」
 もう良い、怖い目に会ったからって泣いたって知らないぞと去ろうとするユウ。「何怒ってるのよ」「怒ってないよ」 「怒ってるじゃない」「怒ってない!」「怒ってる!」「怒ってないって言ってるだろう!」出ていくユウ。
 「やっぱ怒ってるじゃん」怒ってるどうとかと言う声を聞くハルカ。「怒ってるじゃない」母の声のような…。
 使われていない電話が鳴る。「もしもし」「はい、黛です」「お父さん?」「お父さん!?お間違えじゃないですか」 切る。「怒ってるんでしょう!?」龍のトルク出現。東京だった。電話が鳴っている。

 樹の下に座っているユウの横にカラス出現。「話がある」と上昇するカラス。「来い!」
 「行けるかよ、そんなとこ!」黙ってにらみつけるカラス。「わかったよ」

 「はい、黛ですが。…お父さん?!お間違いじゃないですか」切る。
 「怒ってるんでしょう?怒ってるんでしょう、ねえ!」明日香。「時間だ。もう行くよ」黛、出る。
 「…何よ、あたしと話もしたくないわけ…。もう話す事も無いわけ」泣く明日香。
 「何で俺はあんな事しか言えないんだ。くそっ!!」廊下では黛がいら立っていた。
 ドアが開き、8つの時のハルカがそっと覗く。そう、その日の夜はお父さんは帰ってこなかった。そして離婚。
 又、電話の前。電話鳴り、青い光舞う。「はい、黛ですが。…お父さん?!お間違いじゃないですか」

 カラス、どこに行っちゃたんだろうとトビが言うと、あそこに居るよとアトリ。空中に浮かんでいるカラス。
 木をよじ登っているユウ。トビを残して、みんな外に出る。
 カラス、自分がハルカを守れない日が来たら、おまえが守れと言う。
 あんたみたいな事は出来ないし、強くなるのも無理とユウ。「おまえはハルカを守らなければならない」
 「あんたが守れば良いんだ」「貴様!」「ハルカはあんたの方が良いんだ!」「おまえ嫉妬しているのか」
 ハルカが好きなのかとたたみかけるカラス。違うと言うユウ。
 出会って、世話をするのは面倒で、しかし蝶を見せたら、あんなに可愛く笑って…。
 「あの時からなのか」とカラス。やっと自分の気持に気づくユウ。

 電話が鳴る。「はい、黛ですが。…お父さん?!お間違いじゃないですか」
 「怒ってるんでしょう?怒ってるんでしょう、ねえ!」「時間だ。もう行くよ」又、鳴る。
 「はい、黛ですが。…お父さん?!お間違いじゃないですか」「怒ってるんでしょう?怒ってるんでしょう、ねえ!」 「どう言えば君は満足するんだ」「私が知りたいわ」「時間だ。もう行くよ」“ダメ、行っちゃダメ”
 「はい、黛ですが。…お父さん?!お間違いじゃないですか」「怒ってるんでしょう?怒ってるんでしょう、ねえ!」 「どう言えば君は満足するんだ!」「私が知りたいわ」「君はいつも不満だらけだ」
 「あたしは、夢を捨ててあなたと一緒になったのよ!」「俺が頼んだわけじゃない!」“違う、そうじゃない”
 「全部あたしが悪いんでしょう、そう言いたんでしょう?!」「いい加減にしてくれ」
 「みんなあたしのせいなんでしょ。あなたいっつも…」「もういい!」“違う、そうじゃないよ”
 「君はどの過去を見たいのかな」(時の放浪者 宮田光)「あなたは」
 「いくつもある過去の時空をさまよって、君は何を探そうとしている。いくら探そうと君の過去は変わらない」
 「そんな事ない」「時間だ。じゃあ行くよ」電話鳴る。「あなたなんかに出会わなければ良かった」
 「僕だってやり直せるなら君と出会わない人生を選ぶよ」
 「君の過去は変えられない。それでも、探し続けるのか。いつまで探すつもりだ」「二人が仲直りするまで」
 「その過去は、君の時空とは繋がらないのだよ」「どうして」「結局は近似値の時空にすぎない」
 「転ばなければ良かった。あの日転ばなければ出会わずに済んだのよ」“あの日?”ハルカ、跳ぶ。
 大学生の黛。スケッチを落とす明日香。絵をほめる黛。ハルカがもらった猫の絵をほめる。
 「あの二人が出会わない過去も、どこかの時空で見つけられるだろう。
だが、そんな事をしても、おまえにとって何の意味も無い。
なぜなら、お前の住む時空に繋がるわけでは無いのだから」
 「過去は変えられないって事?」うなずく放浪者。「それで良いんだよね。仲良かったんだね、二人」
 トルク、消える。

 予想以上に時空が不安定になっている。ラクリマにシャングリラが介入を始める前にそっくり。

 タツノオトシゴ状機械現れる。

 電話、鳴る。出る。「もしもし」「もしもし、もしもし。あの、この電話繋がってないはずなんですが!」
 「お母さん?!」「もしも~し、繋がってるんですか」「あたしだったのか。お母さん、あたしだよ!」
 「あっ、誰?どなたですか?」ノイズが入る。
 「もしもし、聞こえますか。どこかの時空のあたし、聞こえてますか。あたしは、元気ですか。
ちょっとだけ独り言聞いてください。大好きなユウが悲しんでいる時は、助けてあげてください。あたしには…」


第15話「シャングリラ」
脚本:大野木寛 絵コンテ:須永司 演出:菊地康仁 作画監督:高橋裕一

 ハルカ、お父さんとデート。こどものくにと言う遊園地での思い出を話すハルカ。
 大人になった頃にここはまだあるのかなあと言うハルカに、最近また幽霊を見るようになったのかと聞く父。
 幽霊じゃなかった言うハルカ。父の携帯が鳴る。
「やあ、黛ちゃん探したよぉ。携帯変えたんなら教えてよねえ。もう一度ちゃんと話そって言ったじゃない。
今娘と一緒なんだろ。久しぶりの再会だろ、せいぜい楽しみなよ。
12歳ぐらいの子供じゃあ、いつ交通事故に会うって事にもなりかねないからねえ。
心配だよなあ、母親に親権持ってかれた父親は。へへへへへ」
 篠原真琴(咲野俊介)の声。「わかった。いつ会えばいい。…場所は。では2時間後に」父、ハルカと別れる。

 トビ、カラスと一緒に時空のひずみを探している。
 「俺達は子供の頃、時が過去から未来へ流れる事は不変だと信じていた」
 「そうだね。昔はみんな無知だっただけだよ。
しかし、時間と言う概念は人間達が試行した尺度でしかなく、真実は空間と連鎖変動する値でしかないと知った」 「カラス…」
 「時間も空間も、常に変化し確定しない物だと知った時、人間は存在の意味を見失ったのではないのか。
この時空も、ラクリマも、この俺も、ハルカも。全て幻だったのかもしれない」
 「それは違うよ。観測する事によって、存在は確定されるんだ。カラスはハルカを見つけた。
だからハルカは存在する。そして、ハルカもカラスを見つけた。だからカラスは、ここにいるんだよ」

 郡山、カラスを見つける。銃を持って近づく。銃を向けてこっちへ来いよと言うが、カラスはにやりと笑うばかり。  (そりゃまあ、そうだな)
 一瞬で郡山の前に現れるカラス。銃も簡単に弾き飛ばす。何者だか聞く郡山。
 聞いても無駄だとカラス、理解できないと。十年後に理解できるとカラス。
 「あなた、経年時空間の、転位存在ね。量子力場と、時空間の相対性の解が、判明している世界なの?」
 内田ちゃんだ。
 「カラスにその説明は難しいと思うよ。良い線行ってるよ。お姉さん、優秀なんだね。
あなたなら、僕達を理解できるかもしれないね」
 トビ。

 ユウ、イサミにハルカの不思議な力の事を相談。不思議な力なんて向井みたいな事を言うなとイサミ。
 カラスはハルカの事を守れと言ったとユウ。俺達は男だから女は守らなきゃとイサミ。
 イサミは好きな子いるのと聞くユウ。秘密だと打ち明けるイサミ。「雪恵先生!?」
 「馬鹿、ありえねえ、大声出すんじゃねえよ!」「そんな事みんな知ってるよ」
 「ええ!あ、ありえねえ。何で知ってんの」「イサミに聞いた僕が馬鹿だったよ」

 トビが見つけた揺らぎの場へ赴くカラス、内田ちゃん、仕方なく郡山。

 水道管ゲームをしているハルカ達。窓の外にタツノオトシゴ機。
 そいつが正面を向くと、ノエインのような目が覗く。ハッとするアトリ。機、消えている。「あいつらが…」

 小さな臨界反応。イレギュラーの振動。カラスが触れると何かが出現。「やっぱり臨界域だ」とトビ。
 小さなウロボロスの輪。「何だよあの輪っかは」「あれが時空の接触域よ」と内田ちゃん。
 内田ちゃん、ウロボロスの輪に触ろうとするが、触れない。
 「それは存在として確定しないんだ。あなた達の科学レベルで言うと量子的存在、重ね合わせの状態なんだ」
 ウロボロスの輪の赤い目玉が光り、青い光が満ちる。

 アトリはミホとアイのお見送りに行く。タツノオトシゴ機に気づくハルカ。気がつくと部屋。

 カラス、苦しんでいる。トビも。「この波動は…シャングリラ…」「あいつだ…シャングリラの仮面だ…」
 「カラス、ハルカだ!ハルカが危ない!」カラス、跳ぶ。

 アイ達と水道管ゲームのはずが、三人タツノオトシゴ機になる。逃げるハルカ。外に出る。カラスがいた。
 きつい表情でハルカを見るカラス。手を差し出し、「おいで、ハルカ」と言うカラス。
 操られているように一歩一歩足を踏み出すハルカ。その前にカラスが出現。「下がれ、ハルカ」
 「おいでハルカ、こっちへおいで」向こうのカラスの目が赤く光る。「違う、あなたカラスじゃない。誰だよ!」
 「おいで、ハルカ」カラスが、向こうのカラスを攻撃。中からノエインが現れる。
 「ハルカ、一緒に行こう、シャングリラへ」カラスとハルカ、飛ばされる。ユウ、その時、缶を落とす。
 「ハルカが、ハルカがさらわれたんだ!」

 「ここは」カラス。カラスとハルカ一緒にいる。「狭間だ。時空の狭間」ノエイン。ハルカを後ろにやるカラス。
 「ハルカ、おいで。私の元へおいで」ノエインのいる地から亀裂が走ってくる。カラスとハルカ、離れ離れになる。 「私はノエイン。全てを認識する者。さあ、共に。ハルカ、共にシャングリラへ」「シャングリラ?」
 「そう、理想の時空だ」「あたし、行きたくない!」ノエインに連れ去られるハルカ。深い青の空。草原。静かだ。  「ここは、どこ」「シャングリラだよ、ハルカ。ここは争いも苦しみも無い、静寂が覆う世界。
 この世界こそ理想なんだよ。今世界はこの理想の時空へ統合されようとしているんだ」「統合?」
 「そうだよ、ハルカ。君が存在する時空、君が存在しない時空、さまざまな時空は無秩序に分岐拡大していた。まさにカオス。無限の時空。それは無限の不幸なんだよ。だから私は時空を収束させた。
それがラクリマと、シャングリラ。君は、どちらを選ぶのかい」
 「あたしが、あたしが選ぶ?」カラスの武器が、ハルカをとらえる。
 カラス、一旦はハルカの手を掴むが、「離れろハルカ!」と手を離す。ノエインが来たのだ。
 カラスの武器に縛られながら、「クズめ」と言い放つノエイン。
 「消えろ!」とカラス、武器でノエインを縛り付け、ノエイン消えるが、別の場所に出現。
 何十発もの攻撃を受けるカラス。カラスの事を心配するハルカ。「奴の事は忘れればいい」「えっ」
 「君にとって幻だからさ」「違う!カラスは幻なんかじゃない!あたしのカラスはちゃんといるよ」「これは…」
 龍のトルク出現。カラス、消える。
 「あなたがフクロウを、イサミを消したんでしょう。あなたなんか、絶対信じない!」「ウロボロス…」
 ウロボロスの輪、出現。ハルカから遠ざかるノエイン。ユウ、イサミと一緒にハルカの家へ駆けつける。
 カラスが出現。しかし、ハルカは…。

感想:「ネガイ」を見て、ノエインを見続けて良かったと思う私。まあ、悪い人が良い人になる話に弱いんですね。
 アトリ、生きてた、可愛くなった。ミホ、彼を良い方向に導いてくれ。
 でも、彼ら、ここの時空の住人じゃないからなあ…、助かっても…。でも、元の時空に戻ればOKよね。
 ハルカ様が全てを救ってくれる事を祈る。何度も両親の過去をやり直すハルカ。
 でも、それはハルカの過去では無い。未来、又、良い事がある可能性があるからね、そこに賭けよう。
 シャングリラが理想の社会なんて信じられない。理想の社会の人があんな事をするはずがない。
 静かすぎる世界は不気味だ。でも、ノエインも不幸なんだと思う。
 ハルカ様に、ノエインまで救えと言うのは、いくらなんでも願いすぎか。

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タタカイ 他

「ノエイン もうひとりの君へ」
監督:赤根和樹 キャラクターデザイン:岸田隆宏 アニメーション制作:サテライト

第10話「アラシノヨル」
脚本:佐藤和治 絵コンテ:黒津安明 若林厚史 演出:榎本守 作画監督:鷲田敏弥 小林利充

 内田涼子(大原さやか)、今日の定例会にはどうしても顔を出せとの事で、東京に帰る。

 上乃木明日香(岡村明美)と後藤美有樹(田中敦子 )、ワインですっかり出来上がっている。

 藤原イサミ(宮田幸季)、長谷部アイ(千葉紗子 )、向井ミホ( 名塚佳織 )、ハルカに会いに来る。
 ユウの母親が出てきて驚く一行だったが、彼女は非常に愛想が良く、イサミに遊びに来てと、
「イサミちゃんが来るととってもにぎやかでオバさん大好き」とまで言う。
 明日香にビールを要求しながら退場。「どうしちゃったんだろう」「ありえねえ」「ホラーね」ミホのメガネが光る。
 ミホ、ユウ(瀧本富士子)に隣の部屋にいたか聞く。家に入る時に人影を見たのだ。
 気のせいだと言う上乃木ハルカ(工藤晴香)にじゃああれは幽霊かと嬉しそうなミホ。
 彼女はいつもお札を持ち歩いていた。(ある意味ありがたいか…)
 まずいんじゃないかとユウがハルカに言うとそれを聞き咎めるアイ。
 きっと信じてくれないと言うハルカに、親友の言う事なら何だって信じるに決まってんでしょうと力説するアイ。
 …「そんなの信じられるわけ無いじゃん!」言行不一致なアイ。隣に行くとカラス(中井和哉)がいた。
 カラス、証明のためか、一瞬で消えて、ドアのそばにいたミホの所に出現。
 手の上球(時空のゆらぎを調べるものかな?)も見せる。15年後の事を聞くアイ。
 過去に干渉するから話せないとハルカ。

 アトリ(鈴村健一)は龍のトルクを消すために、過去のカラスであり、
いつもハルカのそばにいるユウにちょっかい出す気満々。
 トビ((白石涼子)が止める。なぜか。「時空間は不可逆性であるけど、どんな影響が出るか予測が…」
 トビ、蹴られる。「今度俺の邪魔したら、殺す」アトリ、トビの首しめながら、地面に沈む。逃げるイサミとユウ。
 イサミ、アトリに足を掴まれ、倒れる。
 「そう言う事か。幼馴染だとは聞いていたけどな。ちょうどいい。消えちまえよフクロウ!」
 イサミの首を絞めるアトリ。電撃が走り、アトリ倒れる。フクロウ(喜安浩平)だった。アトリ、逃げる。
 「あんた誰だよ」「俺か?そうだなあ…。くたびれたオヤジだな。仲良くやれよ」

 内田ちゃん、説明をしてる。
 その説明の最中に、“つまんねェ~。役人はやっぱ使えねェ。キャリアとか言ってもバカばっか。
ここもアホどもの集まりさ。”とメールうちしている男、篠原真琴(咲野俊介)。
 “特にキャリアくづれの女はうぜえ~~!!”
 「実験予定地で確認された異常電磁波は、量子共鳴によるものと予測されます。
皆様にお送りましたのは、現地で観測したデータから作成した量子ポテンシャルのマップにも表れています。
この事から、あの地域には特異な場が発生してる可能性があるのです。
私見ではありますが、実験予定地の調査地域を拡大し、場の異常について、
総合的判断の出来る調査体制を取る事が、
実験時に起こるかもしれない被害を回避できる唯一の方法だと思います」
 「被害と言う表現は、適切ではないと思いますよ、内田博士」(関根信昭)
 「そうでしょうか。絶対臨界阻止計画委員会の役割として…」「委員長、ちょっと」篠原、手を上げる。
 「なんだね、篠原君」
 「政府はホントに、量子テレポーションの実用化を真剣に考えてるんですかあ、こんな調子でさあ」
 「どういう事ですか、篠原君」
 「これだ。良いですか、多量のデータを瞬時に通信できる技術の開発を、今世界中でやってんだ。
相手は世界なんですよ。
なのに、実験で起こるかどうか分からない周辺地域への影響の、予測調査を待っているなんて、
効率悪いと思わない?」
 「しかしねえ、篠原君」
 「リスクはどんな事をするにもあるんですよ。だから東京から離れた場所を実験地点に選んだんでしょう?
半官半民のプロジェクトだからって、変な所でお役所仕事しないでよ!」
 「私は地域の安全を考えて…」
 「しゃしゃりでるなよ、御用学者が!事前調査なんてうちでやりますよ。
量子物理学の専門家なんか大勢飼ってんだ、うちでもさあ」
 「キャンキャンうるせえガキだなあ」郡山京司(藤原啓治)。

 カラスの前にトビが現れる。アトリは家ごと龍のトルクを消そうとしていた。
 「龍のトルクに負の干渉をする事は、あれの膨大なパワーを発動させる危険があるんだ。
もしそうなると、この時空の不安定化が加速し、全時空が消滅しかねない。止めてよ、カラス」

 カラスとアトリ、戦う。ウロボロスの輪が出現し、時が止まる。
ハルカは異変に気づき、カラスに会いに行くが(閉まっている戸をすり抜けて…、時間が止まっているから…)、
カラスは部屋にいない。
 コサギ(本田貴子)とクイナ(小山力也)がこの時空に現れる。クイナは右目を含む顔面が失われていた。     「龍…」と言う誰かの声がハルカに聞こえる。「龍のトルク」フクロウだった。「おまえを、迎えに来た。我と共に」
 龍のトルク出現、ハルカはフクロウにイサミを見る。カラス、アトリの前から消える。アトリ、体の異変を感じる。
 カラス、ハルカの前に出現。龍のトルク消え、時間流れ始める。
 一緒に上に登って行ったカラスとイサミを追って、二階に行くハルカ。そこにはコサギがいた。
 「おまえが現れたからだ。全ての始まりはおまえのせいだ」「誰?」「おまえさえいなければ」

第8話「スレチガイ」
脚本:大野木寛 絵コンテ:田中孝行 演出:安田賢司 作画監督:関口雅浩 奥田佳子

 「どうする?」「おまえが龍のトルクを奪うのなら、俺は戦う」
 「ちっ、まったくいかれてやがる。そんな体で俺と戦えると思ってるのか。俺もなめられたな。
見てみろ、この時空の揺らぎがどんどんひどくなってきてるだろうが」
 「我々ラクリマがこの時空に干渉したからだ」「この時空がふっとんだら、龍のトルクは失われるぞ」
 「そうはさせない。ハルカは俺が守る。お前達にも渡さない」
 「パイプラインを切断したお前は、いつかここで消滅するんだぞ」

 コサギはハルカを消そうと変化した。

 「なあ、おまえが消えてから、俺達はゆっくりとトルクを確保する事も出来るからな」顔をうつむけるカラス。
 「フン、おまえとの決着はこの次にするか」フクロウ、手の上球体を出す。コサギの周りに青い光が現れる。
 フクロウ、コサギ、クイナ、元の時空に戻る。フクロウは強制転送したのだ。
 戻ってきたカラスにハルカかけよると、カラスが倒れて来る。
 支えるハルカを抱きしめようとしたカラスだったが、このままではロリコン変態男になってしまうと気付いたのか、彼女を自分から引き離す。

 「篠原か。情報通信会社の社長が随分と偉そうだな」
 「しょうがないのよ。マジックサークルプロジェクトの資金の三分の一は、あいつの会社が出資してるんだから」  「内田ちゃんの絶臨ってのはその監視役のはずだろ?」
 「あいつにとっては邪魔ものよ。
さっさと事前調査なんか止めさせてOK出して、量子テレポーションの実験をしたいだけなのよ」
 「量子テレポーション?」
 「同時に発生した量子の一つに変化を与えると、他の量子にも同じ変化が起こるの。
その事を量子テレポーションって言うのよ。
その量子の性質を使って、大量の情報を瞬時に転送するシステム、
それが今政府がやっているマジックサークルプロジェクトよ。
私達はその量子の中でシータ(?)素粒子に着目したの。たぶんこれが物質の最小単位。
これを使って、量子テレポーションの実用化を政府をは考えているのよ。
これが完成すれば、世界に産業革命以上の変革が起こると言われている」
 「量子ねえ。それが危険なのか」「シータ素粒子は量子ポテンシャルの場に影響を与えるのよ」
 「量子ポテンシャル?」「簡単に言うと、時空が歪んでいるって事」「時空?」
 「今までの不思議な出来事も全て別時空との接触が影響しているような気がするの」
 「別時空?もうちょっと、俺にもわかるように説明してくれよ」「量子論的多宇宙解釈における別時空って事」
 「量子論的多宇宙解釈?何だそれ?」「神はサイコロをころがさない」「サイコロ?」
 「あなたみたいに量子世界の不確定性を信じられない人の持ち出す例えよ」「量子世界の不確定性?」
 「あなたがサイコロ転がして6が出たとするじゃない?」「1の方が好きだな、赤いから」
 「じゃあ1で良いわ。1が出たとするでしょ?でも5や4でも良かったわけじゃない?確率は一緒なんだから」
 「まあねえ」「その5が出た世界、4が出た世界があるとしたら?」「あぁ?」
 「無数の世界があって、無数のあなたが無数のサイコロを転がしてるの」
 「おいおい内田ちゃん、本気でそんな事信じてるのかい?」
 「これは量子物理学の考え方なんだけど、
物質を構成している最小の単位の量子はあまりにも小さすぎて自然な状態を観察する事が出来ないの」
 「そんなに小さな物を観察できる顕微鏡がまだ無いって事かい」
 「いいえそれだけじゃないわ。人間が物体を観察する事は、光を当ててその反射を見るって事なの。
でも、量子と言うのは光を作っている光子とおなじぐらいの大きさだから、光を当てるだけで、
観察する量子に大きな影響が出てしまうの」
 「なるほどねえ。
で量子をまともに観察できないって事はわかったが、
それが世界がいくつも存在するのとどういう関係があるんだい」
 「観察できないって事はその時に量子がどんな状態にあるのかわからない、
つまり無限の可能性が存在してしまうと言う事なの」
 「なんだよ、それ」
 「たとえば、ある一つの量子がどこに存在するかを論理的に考えると、
観測するまではあらゆる場所に存在している可能性があるのよ」
 「物が見えないからってどこにでもあるってのはなあ」
 「ううん、存在するんじゃなくて存在する可能性が無限にあるの」「可能性…」
 「そう。そしてこの世界にある全ての物質、もちろんあなたも私も、その小さな量子が集まって作られてる」
 「ちょっと待てよ。
量子の存在する場所が確定できないって言ったのに、俺はここにいるし、
このテーブルだってグラスだってちゃんとここにあるじゃないか」
 「そこが量子物理学の説明の難しい所なのよねえ。
日常のマクロのレベルでは存在が確固としていても、量子のミクロのレベルになると、
途端にその存在があいまいになってしまう」
 「なんだか頭痛がしてきたよ」
 「この世界の全てが、その不安定な量子のから成り立ってるの。
だとしたら、
この世界全体はその一瞬一瞬に無限の可能性を持った無数の世界に分岐していると考えられるのよ」
 「それが、さっき言っていた、1以外の目が出た世界が存在するって言う事なのか」
 「所謂量子力学の多宇宙解釈って理論よ。
合わせ鏡みたいに無数の世界が、横並びにどこまでも広がっていて、
無数のあなたが無数のサイコロを転がしてる」
 「内田ちゃんは本気で別の世界って奴を信じてるのかい?」
 「私達は別の時空と呼んでいるけどね。量子の世界では時間と空間を超越したもう一つの座標があるの。
その座標を表わす方程式は別時空の存在を証明してる。あくまでも数値的な存在だけどね」
 「その別の世界は行く事は出来るのか」
 「量子的な存在となれば可能かもね。不確定な存在となり、不確定な別時空への移動は、論理的に可能かも」 「なんだか悪酔いした気分だ」
 「昔、太陽が地球の周りをまわっていると思っていた人達は、それが逆だって事を教えられても、
なかなか信じられなかったでしょう。
人ってね、今まで信じていた常識を捨てるには時間がかかるのよ」
 「別の時空か。もし内田ちゃんの想像通りだとしたら、これからどうなるんだ」
 「量子的時空の安定が失われ、全ての時空が消滅する。全宇宙消滅」

 ユウは母の圧力が無くなっても、受験をするつもり。才能が無いからと、消極的なものだが。

 カラスの事考えてたハルカ、思春期のもやもやにいてもたってもいられなくなって、
家の周りで走り込みを始める。
 母、目覚めにビール一杯。重症なハルカに代わってお昼を作ってやろうと思ったが、いざとなるとメンドクサイ。
 …「お昼よ~」「うっそー、母さんが作ってくれたの」カップラーメンも明日香にとっては立派な料理だった。

 ユウと一緒に写っているサッカー部の集合写真を寝転がりながら見ているイサミ。
 突然ドスドスとした足音が聞こえてき、「フライクボンバー!」と言いながら、
男(藤原剛 吉野裕行)が飛び上がって、イサミを押しつぶそうとする。
 イサミ、避ける。「何すんだよ、馬鹿兄貴」「兄貴に向かって馬鹿とは何だ!」足でイサミの頭を挟む兄貴。
 ギブギブと許しを乞うイサミ。「高校生が小学生に勝って喜ぶなよ」
 兄貴は考え込んでいるイサミを心配していたのだ。ユウの事を話すイサミ。
 「本物の親友なら、離れ離れになっても、その友情に変わりはな~い!!」唾を飛ばしながら力説する兄。
 もうすぐお盆。父ちゃんと母ちゃんの墓参りの準備をしなければいけない。妹の文子は又紙人形を作る気。

 内田の考えではマジックサークルプロジェクトは中止させるべき。しかし篠原は絶臨を抑えている。
 彼女は黛博士とコンタクトを取るつもり。
 彼はマジックサークルプロジェクトのリーダーだったが半年前に辞任していた。
 彼女の考えでは黛博士はこのプロジェクトの危険性を感じていた。博士にあって確かめてみる。
 博士の行方はわからない。「そんな相手が協力すんのか」「それがね、面白い事がわかったのよ」「何がだよ」  「ハルカちゃんは両親の離婚で母方の姓を名乗ってるのよ」ハルカの父親だった。
 彼は三か月に一度はハルカちゃんに会いに行っている。

 アイはベンチでミホを待っていた。夕方。そこにフクロウが現れる。フクロウもアイに気づく。
 「よう、お嬢ちゃん、元気でやってるか」「おじさん、誰」
 「まいったな、おじさんかよ。あんまりイサミをいじめるなよ」「えっ」
 「奴はまだガキなんだ。許してやってくれ。そうでもないか、今でもガキか」「誰」猫が鳴いてベンチを降りる。
 猫を見ていたアイ、正面を見るとおじさんはいない。

 イサミはユウに言う、ママの言いなりか。違う!とユウ。「僕が決めたんだ!…心配してくれてありがとう」
 「心配なんかしてねえよ」
 「でも決めたんだ。今までは何でも、母さんの言いなりだったけど、初めて自分で決めた事なんだ!」
 「受験がんばれよ。離れたって友達だよな、俺達」その二人の様子を見ているカラスとフクロウ。


第12話「タタカイ」
脚本:佐藤和治 絵コンテ:古橋一浩 演出:田中孝行 作画監督:松本憲生 大久保宏

 ハルカは見る、カラスとフクロウの死闘を。そしてフクロウがバラバラになり…。
 気がついたら、バロンが目の前にいた。

 フクロウはレイズの波動を高めていた。

 ハルカは父親(黛拓也 三宅健太)と電話で話していた。来週楽しみにしてるとハルカ。

 カラスを探している事をイサミとユウに話すハルカ。
 一緒に探してくれないかと言うが、ユウ、ひがんで、あても無いのに無理と言う。ユウ、一人で歩き去る。

 港で、カラスとフクロウの戦いが始まる。(絵を雑な感じにしていて面白い)

 港で色々な物を壊しまくっている壮絶な戦いが繰り広げられていると言うのに、
ハルカのいる港倉庫街はそんな感じはまったく無い。
 龍のトルク出現。さまざまな声が聞こえて、ハルカ気持ち悪くなる。気がついたら、部屋。東京。父の声。
 函館駅、ハルカ、ユウとの家出。お父さんと連絡取れたか聞くユウ。「私、何でこんなとこに…」
 「それは、君が選ばなかった、幻の時空だよ」振り向くとそこにあの謎のオジさん(宮田光)。「誰、あなた」
 「わしか。わしは時の放浪者。時空は無数に存在し、君もまた無数に存在している。
その中で、君だけに時空を見る力がある。そして、君が見る事によって、それは確定し、君の、現実となる」
 「待って。あたしが見たから、現実になった?じゃあ、あれは…」フクロウを抱きしめ泣いているカラス。
 「あれも現実になるの。あたしに見えたから」放浪者消える。「何か知ってるなら教えてよ。答えてよ!」
 龍のトルク、消える。

 空っぽの倉庫の中でフクロウとイサミ戦っている。トビは時空の揺れを感じていた。
 アトリ、フクロウとイサミの戦いに参戦しに行く。

 アイ、イサミからカラスの事を聞いて、ハルカに連絡してくる。
 ハルカが港にいると言うと、彼女らは山の方を探すと言う。アイと一緒にミホもいた。アイは後藤も呼ぶつもり。
 しかし、ユウ、携帯の電源を切る。

 内田が函館に着くと、郡山が車で待っていた。なんと有給を取って。

 フクロウはこの時空は幻だと言う。
 「全ての時空のハルカは、俺達のハルカと繋がっている。だから、俺は、この時空のハルカを守る。
この命ある限り」

 ユウ、気がついたら、トビが隣に座っていた。「だいじょぶだよ。何もしないから、座りなよ」座るユウ。
 「も、もう一人は?」「アトリの事?僕にもわからない」「あんたも未来人だよね」「そうだね、君から見れば」
 「あいつと同じだよね」「カラスの事、気になる?」「別に。僕には関係ないから」

 カラスとフクロウ、同時に倒れる。龍のトルクが現れる。ハルカ、跳ぶ。

 「強いね、君は」「ぼ、僕が?」
 「僕が怖いはずなのに、逃げない。異なる時空でも、カラスはカラスなんだ。
僕は駄目だなあ、もう、これ以上耐えられない」

 フクロウは先ほどカラスが言った事を考えていた。カラスが正しければ。
 彼は気付いていないが、彼の後ろにノエインが浮かんでいた。
 カラスとフクロウが互いに戦うために駆け寄り、そこに現れるハルカ、彼女が叫ぼうとすると、
時の動きが遅くなる。
 時間が止まった事にトビ気づく。「時間が止まった?すごいなこの力、龍のトルクだ」「止めて~!」時間が戻る。 立ち上がろうとしたカラスに別の攻撃がヒットする。アトリだった。アトリ、不定形な感じでグニャグニャと現れる。 「アトリ、デコヒーレンス化を始めやがったな」とフクロウ。フクロウを攻撃するアトリ。
 フクロウ、アトリの上に飛び降りる。しかし、腕が取れただけで、アトリは平気。腕も戻るし。カラスが攻撃する。
 フクロウがとどめを刺す。龍のトルク消える。「アトリの奴、けし飛んだか。時空の収束が起こったな」
 フクロウ、カラスを手伝うに気になっていた。しかし、フクロウの後ろにノエインが現れ、彼を抱きしめる。
 カラスも強力な力で吹っ飛ぶ。「ハルカ、君に伝えたい事があるんだ。未来は、未来は…」
 フクロウをバラバラにするノエイン。「変わらないんだよ」「アイ、おまえに、もう一度…」
 フクロウの頭、ノエインの両手に落ち、その上で、バラバラになる。ノエイン、いなくなる。
 青い光、上に登っていく。それは倉庫の屋根の上からも登っていた。函館山のアイ達にも見えていた。
 アイ、なぜか涙を流す。「わかんない。悲しくなってきちゃって」イサミ、その涙をふいてあげる。
 「気のせいだろ、何でもないさ」

感想:ああ、マジックサークルプロジェクトがこの事態を引き起こしたのか?
 母の圧力が無くなっても、相変わらずヘタレユウ。笑っちゃった。まあ、そう簡単には変わらないわよね。
 ノエインによるフクロウ消去は衝撃的でした…。そんな…。未来は絶対変えられるもん!

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shrewd clover


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タイセツナヒト 他

「ノエイン もうひとりの君へ」
監督:赤根和樹 キャラクターデザイン:岸田隆宏 アニメーション制作:サテライト

第7話「タイセツナヒト」
脚本:北嶋博明 絵コンテ:安田賢司 演出:松田清 作画監督:石川健介

 二条雪恵(中原麻衣)と内田涼子(大原さやか)の対立は続いていた。
 ハルカちゃんは私の生徒だから私が探すと言い張る雪恵に内田は
「トンネル効果で消失しちゃったのなら、見つける見つけないってわけにはいかないのよ!」
と何とか説明しようとするが、雪恵には全然わからない。
 「だからなんども言ってるでしょ。ハルカちゃんに量子的現象が発生した可能性が…」
 「わけわかんねえつってんだろう~」教師にはあるまじき不良言葉をお吐きになる雪恵ちゃん。
 「帰れよ、ババア」「何ですって!あたしはまだ26よ」「へえ、じゃそのメイクが不細工の理由?」
 「寸胴スタイルはあんたの自慢なわけ」憧れの雪恵ちゃんのありえねえ姿に怯える藤原イサミ(宮田幸季)。
 長谷部アイ(千葉紗子)がハルカが誰かに狙われてるって言ってなかったけと言うと、
僕じゃなかったんだと後藤ユウ(瀧本富士子)。
 奴らが狙ってたのはハルカだったんだと言うユウに、狙ってたって、誰が?と聞くイサミ。
 「わからない。わからないんだよ!」その叫びに、二人の妙齢な女性の言いあい止まる。
 内田、雪恵に名刺を渡し、内田と郡山京司(藤原啓治)、去る。
 名刺には内閣官房内閣情報調査室科学技術推進部量子力場研究家量子物理学博士と書いてあった。

 コサギ(本田貴子)、私がカラスを始末すると言う。

 アマミクは 語る。ハルカの時代の5年後、世界に大変革が起こった。函館がきっかけだった。
 「あなたにはまだ理解できないわ。
量子世界でしかありえなかったデコヒーレンス状態が、一般世界で起こりえたって事の意味が」
 ユウやミホやイサミの事を聞く上乃木ハルカ(工藤晴香)。
 あなたとは、あなたの世界とは関係ないわとアマミク。
 私達の未来なんでしょうと言うハルカに無数にある未来の一つとアマミク。ハルカも過去の可能性の一つ。

 「ハルカ」カラス(中井和哉)の声。「良いの、あなたが助かるなら」カラス、現実に目覚める。
 逆さに吊るされている。
 「カラス、おまえがアトリから龍のトルクを守ろうとした事はわかっている。
 アトリは、龍のトルクを時空から消去しようとしたんだ。それがゲシュタルト崩壊を起こした原因だな」
 コサギ、カラスに近づく。「ハルカは俺が守る」
 「ハルカは死んだんだ。あのハルカは、我々が存在する時空とは異なる時空の…」「俺達の過去だ」
 コサギ、激昂して、装置を殴る。
 「違う!いくらおまえの過去の世界に似ていようが、あれは幻だ!
私達があの時空に転移したから存在するだけの、幻影の世界だ!」
 コサギ、スイッチを押して、シャッターを出し、閉じ込められたカラスを残して、去る。

 「駄目だ。私には出来ない」結跏趺坐をしているクイナ(小山力也)。ノエインが現れる。
 「龍のトルクをラクリマに渡してはならない」「しかし…」「おまえはシャングリラを望んでいるのだ」
 「そうだ。私は運命の輪から逃れたい」
 「おまえの運命は呪われている。過去も、未来も。だからこそ救われるのだ。シャングリラへ来れば」
 (右腕と右足が無い。というか、骨格だけ。
ハルカの世界に来た時に、時空と相性が悪いとかで失くしてたけど、無くなったままなのか)

 建物の内部に巨大な縦穴がある構造のヘリに座って口笛を吹いているフクロウ(喜安浩平)。
 アマミクが現れる。「珍しいな、龍の巣に来るなんて」
 アマミクはハルカが自分達が知っているハルカに似すぎているので迷っていた。又ハルカを見捨てるのか。
 「考えるなアマミク。考えればより混沌の中に沈む」警報が鳴る。シャングリラの襲撃。

 「こんな時に」「間もなく龍のトルクが導き出してくれるはずだ。完全なるディフェンスシールドを」
 「今度こそ、それがあれば…」「エラーさえ起らなければ大丈夫だ。たぶん…」

 ハルカは薬を打たれる。

 ユウはハルカの事を思って、函館山の手すりを握りしめていた。ユウの想いに共鳴したのか、カラスも思い出す。 「あなたが気にする事ないよ。さよなら。今まで…ずっと…カラス…」カラス、目覚める。

 ハルカ、ガラスの円柱に閉じ込められている。

 カラス、拘束機から抜け出す。

 ハルカのいる円柱に水が溜まっていく。「ユウ」

 彼女の声に気づいたかのように立ち上がるユウ。そしてその思いはカラスに共鳴する。

 ハルカ、水に沈む。“あたし、死ぬのかな。もうみんなに会えないのかな。ユウ、もう一度会いたかったな”
 「龍のトルク、出現。エントロピー、上昇。素粒子化反応、始まります」
 カラスの武器が円柱を壊し、ハルカを救う。

 地上に降りたシャングリラの機体(生きてるの?泣いていると言ってたし…)の前で、フクロウ、巨大化して戦う。

 ハルカ、カラスの顔を見て、ユウの顔を思い出す。「来てくれたんだ、ユウ」
 「どうして、カラス。ラクリマがほろびても良いの」「俺はハルカを守る。もうハルカを失いたくない」

 フクロウがシャングリラ生体攻撃機を倒すと、
シャングリラ機の出現と一緒に出現したウロボロス(って言うのよね、あの輪)の輪、消える。

 「カラス、もしあなたがその子を守るなら、あなたの存在自体が消えてしまうかもしれないのよ」
 「構わない。俺が存在する限りハルカを守る」アマミク、少しほほ笑み、「ハルカ、ごめんね」

 カラス、ハルカを元の世界に連れて帰る。

 ユウ、青い光が降るのを見る。

第8話「カクシゴト」
 脚本:浅川美也 絵コンテ:こでらかつゆき 演出:畠山茂樹 作画監督:今里佳子

 ハルカを連れたカラス、ユウの前に出現。カラス、パイプラインをはずす。
 「離れろ!」とユウ、カラスを突き飛ばす。
 あたしを助けてくれたとカラスを心配するハルカを見て、すねた(と私には思われる)ユウ、
「ふざけるなよ!」とかけ去る。
 ハルカ、自分のラクリマ牢に入れられた人ファッションを見て、どうやって帰ろうかと悩んでいると、カラス、
ハルカを連れて上空へ。

 カラスを俺達の手で始末するとクイナ。

 ハルカの事を探しているイサミ達にユウからのご連絡。ハルカが帰って来た。
 「ハルカの奴、ガツンと言ってやらなきゃ」とアイ。
 (目の前で消えたはずだが、まあ、なかなか受け入れられない事だから、
ハルカが自分の意志で行方不明と思い込んだのね)

 カラスに連れられ、二階の部屋にご到着のハルカ、「便利~」と嬉しそうだが、カラス崩れる。
 お母さん(岡村明美)からの呼び出し。アイからの電話を渡されるハルカ。アイに時間を聞くハルカ。
 3時間くらい経っていた。バロン、カラスのいる部屋のドアに向かって吠える。
 母が入ろうとしたので、急いでドアの前に立つハルカだったが、逆に見せたくない物がいると気付かれる。
 開ける。カラスいない。バロン、さっきまでカラスがいた所に敷いていた毛布の匂いを嗅ぐ。
 ふとハルカが天井を見るとシミのような物が。そこから腕がだらりと下がる。
 母に格好の事を聞かれ、芝居の格好と誤魔化す。
 ハルカ、ラクリマにもっといたはずと、3時間の事を不思議がっていたら、「時空を飛び越えたからだ」とカラス。
 カラス、脂汗をかいて苦しそう。

 母親(田中敦子 )と喧嘩し、公園で野宿したユウ。アトリ(鈴村健一)とトビ((白石涼子)に気づき、隠れる。
 トビ、ごみ箱から食べられそうな物を探すが、アトリはごみ箱の物は食べない。
 「ふっ、情けねえよな。パイプラインをはずしちまえば、この時空じゃ普通以下ってわけかよ」
 「しょうがないよ。拒否反応が出なかっただけ、運が良かったんだ」
 「強くなるために、体中の細胞を量子的に改変するとか言ってよ、散々痛めつけられて、このざまだ。
おまけにこんなじめついいた時空で、くたばりかけるとはさ。
でもな、この時空にも、シャングリラの影響が出てくるぜ。どっちみち全てが消えちまうよ」

 ハルカ、カラスに食べ物を持ってこようとするが、あまり食べ物は必要ないそうで、水を御所望。

 どうしてカラスと呼ばれてるのか聞くハルカ。カラスの世界では兵士になった時、新しい名前を与えられる。
 カラスは15年後のユウか聞くハルカ。俺はこの時空では幻だ、誰であろうと関係はないとカラス。

 バロンが外に向かって吠えている。窓の外を見るとそこにユウが。ハルカのリボンを持って来たのだ。
 帰ろうとするユウを強引に家に入れるハルカ。

 おばさん心配してるとハルカ。ほっといてくれとユウ。
 そんなに受験がイヤならはっきり言えばいいじゃないとハルカ。そんな単純な事じゃないとユウ。
 ユウの母は2年前札幌のお婆ちゃんが死んでから変になった。帰りの列車の事を思い出すユウ。
 「母さん、良かったね、会えて。嬉しい?大好きなお姉ちゃんだものね、母さん」
 伯母さん(恵美 前田ゆきえ)は高校生の時、交通事故で死んだ。

 バロン、又吠える。窓の外を見ると、ユウの母親がいた。いないと言えとユウ。
 ユウ、カラスのいる部屋にユウを匿う。玄関に出ると、たたきにユウのスニーカーが。
 ハルカ、スニーカーを後ろに隠すが、落としてばれる。


第9話「トキヲコエテ」
脚本:浅川美也 絵コンテ:若林厚史 演出:横山広行 作画監督:青木真理子

 ユウを呼ぶ美有樹の声に、ハルカの母明日香出てくる。
 ユウを返してと言う美有樹に、いるのかとハルカに聞く明日香。
 娘の微妙な表情に何かを察した明日香、自分が美有樹の相手をする。

 一方二階では、カラスがユウに、ハルカをおまえが必ず守れと迫っていた。
 何でおまえにそんな事言われなきゃならないんだよと言うユウに、おまえは俺だからだと答えるカラス。

 明日香と美有樹は昔友達どうしだった。
 明日香の散らかっている部屋を厳しい表情で眺めていた美有樹の目の前に十勝ワインの瓶が置かれる。
 二人で飲みましょうよとの事。

 「情けない!」「こ、子供を脅かして楽しいのかよ」「なぜ逃げる!」
 カラス、顔を近づけ、「良いか覚えておけ、逃げても無駄だ。逃げれば必ず負ける。それがイヤなら戦え!
戦う勇気を持て!」
 ハルカが入ってくる。おばさんにばれた事を伝えるハルカ。
 「もういいんだ。このまま隠れていたって、いつかは見つかるんだ」「ユウ…」「構うなハルカ」「えっ」
 「人の思いを感じる事は、こいつにはまだ無理だ」
 「そんな言い方ないよ。カラスが未来のユウなら、どうしたら良いか教えてあげたら良いじゃない」
 “こいつが、僕の未来…!”「自分で考え乗り越えなければ意味は無い」「そんな。冷たいよ、カラス」
 「良いんだ。こんな奴の言う事なんて、信じられない」「そのいじけた根性は何だ!」「な、なんだよ」
 「ちょっと待ってよ、カラス!」「意気地のない奴め。おまえが…!」
 「何だよ!大人だからって偉そうに言うなよ!」「駄目だよ、カラス。ユウも」
 「そんな奴、僕の未来じゃない!僕の事、何もわかってないじゃないか!」

 ユウがしばらく家で遊んで行けば良いじゃないと言う明日香に、受験があると美有樹。
 それは大変ねえと言う明日香に、子供に無理矢理受験させてると馬鹿にしてると美有樹。
 美有樹、自分の事を馬鹿にしている例として、明日香が相談も無しに大学を決めた事を持ち出す。
(イヤ、別に、友達に相談して決める事じゃないし…)
 明日香は東京の美大に行った。美有樹も東京の大学に行きたかった。
 お姉ちゃんは東京の大学に行くはずだった。だから代わりに…。しかし美有樹の母は許してくれなかった。
 母さんはお姉ちゃんの事が好きだった、出来の悪い私より。

 ユウは母が自分の事を死んだ伯母さんにそっくりだと言った事を話す。
 だから頑張って勉強したら良い中学に行ける。いや、絶対に行かなきゃいけないって。

 美有樹、バンバン、ワインを飲む。
 で、ユウは恵美姉さんみたいになれる、絶対絶対、と机を叩き、瓶倒れて、ワインが全部こぼれる。

 ユウ、ピアノの上の写真の事を話す。母と伯母さんが一緒に写ってる写真。
 どうして飾っているのか聞いてみるユウ。「恵美姉さんは頭がよくて、スポーツも何でもうまくて…」
 明るくて、友達も一杯いて「だからユウもきっと姉さんみたいになれるわ」何か変だった。

 明日香、ワインを買いに行く。

 母さんはどうして伯母さんと比べるのかとユウ。
 2年前、お婆ちゃんが死んでから、おばさんの事を話すようになった。
 じゃあ聞いてみようよとハルカ、ユウを無理矢理母の前に連れ出す。
 どうしてユウとオバさんのお姉さんを比べるんですか、
2年前までそんな事言ってなかったでしょと美由樹に言うハルカ。
 呆然とする美由樹。ユウにお葬式の後からだと指摘されハッとする美由樹。
 美由樹は母の葬式に、姉の葬式を思い浮かべていた。“母さんごめんね。お姉ちゃんの代わりに…”
 「止めて!お願い、止めて!」ユウの方に近づく美由樹。「止めて!!」
 美由樹の叫びに反応するかのように、ハルカの首に龍のトルク出現。「時空がゆらいだ」
 カラス、時空の揺らぎを感じる。美有樹がユウ達の目の前から消える。

 時計は5時5分を指し示している。気がつく美由樹。誰もいない。きれいすぎる室内。昔見たイス。
 「ただいま」との声。ハルカかと思ったら、ドアを開けたハルカっぽい女の子、美由樹の体を通り抜ける。
 そして、中学時代の自分が現れる。家出の決意を語る中坊美由樹。

 ハルカとユウ、カラスにどうして美由樹が消えたか聞く。「異なる時空と接触したのか」「どういう事?」
 「人の想いは時として時空に影響を与える」「人の想い?」
 「宇宙の全ての物質を形成する量子に、人の想いは時に干渉する力場を持つ事がある」
 カラスがハルカの顎を上げると、ハルカの首には龍のトルクの跡が。

 あの揺り椅子をギーギーきしませながら、お姉ちゃんの事私も大好きだったと語る中学生の美由樹。
 私が代わりに死んじゃえば良かったんだ、母さんもその方が良かったと思っている。
 あの頃の母は、死んだ姉さんの写真ばかり見ていた。

 美有樹は彼女の消しがたい想いの時空にいるとカラス。過去。
 「私の力でそうなったんなら、連れて帰ってくる事も出来るよね」
 「彼女が転移した時空を特定するのは容易ではない。
無限に広がる時空の中を探す事は、砂浜で落とした針を見つける事に等しい」
 ハルカなら出来るとカラス。やってみるハルカ。うまくいかない。下でやってみる事にするハルカ。
 下に降り、異なる時空のおばさんを見るハルカ。

 美有樹が家出すればおじさんもおばさんも心配すると中学生明日香。そんな事ないよと美由樹。
 ホントに心配してくれるかなと美由樹。
 私は家出なんかしたかったんじゃない、母さんの気を引きたかっただけと現在の美由樹。
 でも家出はしなかった。ロープウェイで山に登って帰ってきただけ。

 ユウに離れてもらうハルカ。龍のトルクが出現。「お願い、ユウのお母さんここへ戻して」ウロボロスの輪出現。
 いつもと違ってハルカの家を十重二十重に取り巻いて行く。輪が消え、ハルカも消える。

 美有樹がいないと明日香の母親に訴える美由樹の母(森夏姫)。
 美有樹は明日香と一緒にねちゃっていると思いますけどと明日香の母(田代留海)。美有樹の母泣き出す。
 「昨年、あの子の姉を交通事故で亡くして、あの子までいなくなったら、あたし…!」
 自分の母親が自分を心配していたと知る美由樹。ハルカが美由樹を捕まえる。

感想:アマミク達はハルカを殺そうとしていたのか?
 しかしハルカを犠牲にした所で、期待通りの結果になるとは限らない。
 結局、カラスの選択が正しかったかもしれない。まあ、カラスはラクリマを犠牲にしても良いと思っているが。
 あのような可能性がある者を、失くしてしまうのは間違っているような。ハルカは良いヒロインだね、図太そうで。 女は図太くなきゃ。アマミクが綺麗に描かれている絵があった。
 以前、イサミも、やたら美少年に描いていた絵もあったが。それぞれの場に合わせたのか。
 だらりと下がるカラスの腕を見て、驚愕するハルカの顔が良い。と言うか、その手の壊れ顔、うまいね。
 たった15年であんなに技術が進むのか疑問だが、内田ちゃん達がもうすでに陰である程度進めているのかな。 それともシャングリラの技術を研究とか。母親のこだわりが消えて良かった。確かにあれでは逃げ出したくなる。 ユウはまだ小学生だし、逃げだすのは困難だし。なんだかんだ言ってそっくりな親子。
 カラスにとってユウは昔の自分だから、そりゃあ、子供だと言う遠慮は無いわな。馬鹿な自分!情けない自分! 本当に歯がゆいだろう。

他の方のブログを読んで:そっか、7話のアマミク綺麗だなと思ったら、
あの2話のやたらと美少年チックなイサミと同じ作画監督なのね。
 確かに、ハルカもいつもより綺麗だった。絵が違うだけでちょっと別物になりかける。
 うん、確かにこのアニメに魅かれたのはまず最初はあのシャングリラの生体機械の造形のすごさだった。
 確かに仏教チック。ウロボロスの輪と言うか、龍のトルクと言うか、あの造形も好き。
 変身後のイサミの異様な姿もGJ。うん、確かに、昔の自分に説教したって、駄目ね。
 でも、ハルカの命がかかっているか説教せずにはいられないのよね。
 子供だからと言ってられない世界に生きてるし。

感想ブログ:Naturalistタイセツナヒト感想
Naturalistカクシゴト感想

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ソレカラ… 他

「ノエイン もうひとりの君へ」
監督:赤根和樹 キャラクターデザイン:岸田隆宏 アニメーション制作:サテライト

第4話「トモダチ」
脚本:佐藤和治 絵コンテ:もりたけし 演出:堀内直樹 作画監督:寺沢伸介

 龍のトルクを捕獲し、ラクリマに帰還しようとした時、異時空が現れる、シャングリラの…。
 上乃木ハルカ(工藤晴香)には仮面が浮いているのが見える。「龍のトルクよ、龍のトルク…」
 竜騎兵達は一斉に耳を抑え、うずくまる。「時が満ちてはいない」「何の事?」
 「ノエイン、なぜここに」とクイナ(小山力也)。
 カラス(中井和哉)が攻撃を仕掛けようとするが、巨大な腕が現れ、攻撃を防御する。
 「愚か者達、宇宙に存在する屑ども。お前達に龍のトルクは渡さない。絶対に!
龍のトルクを汚す事は、私が許さない」
 ノエインの目が光り、ハルカは壁に吸い込まれる。カラスは龍のトルクを負う。
 「去れ、この時空に存在しない者達よ」竜騎兵達は自分達の時空に追いやられる。

 反応を追い、内田涼子(大原さやか)と郡山京司(藤原啓治)が来る。
 車の前に突然ハルカが現れ、急いでブレーキを踏む郡山。郡山達を連れて倉庫に戻るハルカ。
 誰もいなかった。ハルカ、郡山達に謝り、走り去る。
 郡山、レンガに向こうに通じる小さな穴が開いているのに気づく。

 藤原イサミ(宮田幸季)、ハルカにユウの事を相談。その姿を、向井ミホ(名塚佳織)が目撃。
 ミホ、長谷部アイ(千葉紗子)にその事を話す。ミホ、相性占いでハルカとイサミの相性が最高だったと話す。
 アイは携帯ストラップをいじりながら浮かぬ顔で聞いていた。

 アトリ(鈴村健一)は龍のトルクを消すつもり。この狂った時空はあいつが原因とアトリ。
 消さなきゃこの宇宙全てが消される。(アトリの考えであって、真実ってわけではない)

 イサミと何話していたのか聞くミホとアイ。
 しかしハルカは気付く、「存在と無は、ウロボロスが指し示す場所にある」、
教会に男(時の放浪者?ノエインとは別人?宮田光)が座っていた。
 「龍のトルクよ、この宇宙に存在しうる者達は、お前を求めるであろう」
 アイにちゃんと話を聞いてるか聞かれ、あそこに変なおじさんがとハルカが指さした場所には誰もいなかった。
 教会の上に青い雪が降っているのを見て、ハルカはカラスの存在を感じる。ハルカは狙われてる事を話す。
 しかし、アイはそれを作り話と言い、ハルカがユウの事で話してたんだと言っても、取り合ってくれない。

 参考書を前にカッターナイフの刃を上下している後藤ユウ(瀧本富士子)。「おまえには無理だ」
 振り返るとそこにカラスが。「ハルカはいずれ消える、お前の前から」「ど、どうしてここへ」
 「おびえた目だ…。フフフフフ、お前にハルカは守れはしない。出来るはずがない。お前は俺だから」
 カラス、消える。

 イサミ、又ユウの事をハルカに相談。
 突然、忘れる所だったと、アイが携帯に付けているのを同じストラップをハルカにやる。幸運のひよことの事。
 フミコ(妹)が又作ったのでやるそうだ。その様子を物陰から見ているアイ。メールが入って、ハルカ去る。
 アイが呼び出したのだ。アイ、どうして藤原が今日もハルカの家に来ているのか詰問。
 ユウの事だと言うと、みんな後藤のせいにするとアイ。
 じゃあ藤原に聞けとハルカが携帯を取り出すと、そこにはあのストラップ。「どうしたのよ、それ!」
 「ああ、これ?アイも藤原からもらったんだってね」アイ、ハルカの頬を叩く。
 「あんたはいつもそうだ。自分さえ良ければいいのよね!」ハルカ叩き返す。「あたしが何したって言うの!」
 叩くアイ。「わかってるくせに。天然ボケのふりもたいがいにしなさいよ!」「誰が天然ボケよ!」
 叩き返すハルカ。叩きあいを延々と続ける二人。アイ、ストラップを千切り捨て、走り去る。

 アイ、家で自分を嫌な奴と反省。

 母、明日香(岡村明美)、喧嘩したならすぐに謝れとハルカに言う。表情で喧嘩したのをわかったらしい。
 大事な友達をつまんない事で無くしちゃうなんて寂しいよとの事。悩むハルカ。
 降ってきた雨、突然時間が止まる。チョーカーが現れ、アイがストラップを一生懸命探している姿を見るハルカ。  「ここは、おまえの近き未来の一つ」チョーカー消え、時間の流れが戻る。
 ハルカ、アイが藤原の事をどう思っているのかに気づく。
 ハルカ、雨の中を駆けだし、アイと一緒にストラップを探し始める。ストラップを見つけ、二人仲直り。
 それを見ているカラス。

第5話「ソレカラ…」
脚本:大野木寛、絵コンテ:須永司、演出:榎本守 作画監督:小美野雅彦、見嶋梨香

 トビ(白石涼子)とイスカ(三宅健太)はアトリと一緒に龍のトルクを消すためにハルカの次元に行く。

 家を出るハルカをそっと見守っているカラス。ハルカとアイは一緒にミホの家に遊びに行く。
 ハルカの周りに不思議な事が起こると言うので、占い板で調べる事に…。

 目の前に立つカラスに気づくバロン。しかし猫の方には何も見えない。

 西洋のこっくりさんを試す三人。
(こっくりさんはお勧めできないな、私も小学生の時やったけど。
あれ、催眠作用でおかしくなる人がいるんじゃないかと踏んでるんだけど、本当はどうなんだ?)
 こっくりさんのご託宣は、NOEIN。(当たってるジャン)

 アトリ達は監査官を一人殺していた。

 ミホの家を出るハルカとアイ。ミホの家の屋根の上にはカラスが。「なつかしいのか」
 傍らにフクロウ(喜安浩平)が現れる。「あのハルカは俺達の知っているハルカではない」「ああ」
 「我々が存在するための、生け贄だ」「考えるな。すべて幻影だ。ここで起こる全ての出来事は」「何があった」  「アトリ達が単独でこの時空に転移した。やつらの座標が安定しない」「アトリ達が?」「注意しろよ、カラス」
 「わかった」フクロウ消える。

 仕事に精出す内田にビールでも飲んで少し息抜きをと郡山。
 自分の部屋に戻れと内田、自分は明日までにデータの整理をしなければならない。
 大変だねえと言う郡山に、レンガの壁の穴は気にならないのかと聞く内田。
 「そういう難しい事は、ゼツリンの内田ちゃんが、専門だからなあ」
 「郡山さん、いい加減に変な略し方は止めてくださらない!
絶対臨界阻止計画委員会とちゃんと呼んでくれません?」
 「はいはい、で、内田ちゃんはゼツリン?」

 暗い部屋に座っている後藤美有樹(田中敦子)。ユウが部屋から出てき、気がついたら5時。
 「もうこんな時間。そろそろ晩御飯の支度しなきゃね。何食べたい?ハンバーグが良い?
それともクリームシチューが良いかしら」
 「お母さん、僕は…」
 「あなたの事は私が一番わかってるの!だから、ユウ、お母さんの言う事をちゃんと聞いて。
お願い、お母さんを裏切らないで。あなたは良い子でしょう?信じてるのよ、ユウ。あなたなら出来るわ。
あなたならきっと、姉さんのように…」
 ユウ、飾られている写真を見る。そこには若い美有樹と誰か(姉さん?)の写真。

 ユウ、カッターナイフで爪削り(危なっかしいなあ)。
 ハルカが自宅の部屋から懐中電灯で合図を送るが、それに気づいても、机に顔を伏せるだけのユウ。

 アトリ達、自分達の時空と繋がっているケーブル(パイプラインと言うらしい)を抜く。

 ユウの事で話し合う、イサミ、アイ、ミホ、ハルカ。
 「お嬢さん、気をつけなさい、あんたは揺らぎをまねいているようだ」あの教会の階段に座っていた男。
 「あたしの事?」他の人には見えていないし、聞こえていない。

 「座標固定、5,4,3,2…」トビ。

 「ずれる、時がずれる、ずれるよ~!」放浪者消える。

 掌の上に現われたオレンジ色の球に指を入れるトビ。「捕まえた!」

 「アイ、助けて」

 カラスも時空の揺らぎに気づく。

 ハルカが皆の前から消える。

 内田も反応に気づく。「このまま真っ直ぐね」郡山、ハンドルを回す。「まっすぐって言ってるでしょう?!」 
 「無茶言うな、道が曲がってんだ」(確かに…)

 ハルカ、ダムのそばの時空に飛ばされる。現れるアトリ達。トビに龍のトルクのレイズを解放しろとアトリ。
 しかしトビは倒れる。力を使いすぎたのだ。イスカにやれと言うアトリ。(てめえは出来ないのか?)
 しかしそこに、カラスが現れる。「龍のトルクをどうするつもりだ」「又おまえかよ」
 「カラス、それは危険なんだ。龍のトルクをラクリマへ連れ帰れば、時空がけし飛ぶ危険性が…!」
 「危険?危険だと?!笑わせるな。
全ての秩序を破滅させ、量子存在と化した我らラクリマの民が今さら何を思う。
もし龍のトルクが全ての時空を消し去るのなら、消えてしまえばいい!!」
 「どうするイスカ?奴はやる気だぜ」「仕方あるまい」「一気にやっちゃうぜ…。消えろよ!!」
 全員、背中に異形の形を出し、戦い始める。時空が止まり、輪が出現する。輪を見上げるフクロウ。
 ハルカを捕まえるイスカ。ハルカの声をなぜか感じるユウ。
 気がついたらカッターナイフで参考書をずたずたにしていた。
 カラス、ハルカの助けてと言う声に何か(カラスの時空のハルカか?)を思い出し、感情が高ぶり、
イスカを絶対的な力で倒す。
 輪が消え、時間が戻る。「ちっ、カラスの奴、ハイサイドを起こしやがった。あれじゃ手に負えねえ」
 アトリ、トビを連れて退散。イスカ、「カラス、さよならだ。これで楽になれる」と消える。我に返るカラス。

 「カラス、さようなら、カラス」人が入っているガラス管に手をついて見ているカラス。女性の声。

 カラス、苦悩し、彼の武器をダムにくっつけ、「消えろ、全て消えてしまえ!」と狂気に満ちた顔で言う。
 「止めて!私の街を壊さないで。みんなが、みんなが悲しむよ。お願い、止めて!」ダム壊れる。
 チョーカー現れる。「ハルカ、未来を思え。自ら望む未来を。お前にはその力がある。信じろ。そして思え」
 誰かの声。ハルカ、ダムを修復する。それに気づくカラス。
 「異なる時空と入れ替えたのか。時空を操る力があるのか、このハルカは」ハルカ、倒れる。
 彼女を抱えるカラス。現れるフクロウ。龍のトルクは渡せない、ハルカは渡さないと消えるカラス。
 フクロウが消え、後に青い雪(光?)が降るのを遠くから見つける内田と郡山。
 内田が撮った写真にはハルカが写っていた。

 美有樹が部屋に入るとユウは消えていた。

 ユウは外でハルカに電話をかけていた。そこにハルカを抱えたカラスが現れる。「この子を必ずおまえが守れ」  「何言ってるんだよ」カラスはハルカ共々強制転移される。

第6話「ナミダノジクウ」
脚本:北嶋博明、絵コンテ・演出:田中孝行 作画監督:中屋了

 「龍のトルクを確保したようだな」
 「少女の姿をしたあれが、高密度のレイズ素粒子集合体とは、予想外でしたねえ」
 「異なる時空を完全に予測する事など不可能だよ」「シャングリラの侵攻は論理的ではない」「言い訳だな」
 「時空の歪み…まるで蛮族の侵攻か…」「とにかく、これで阻止できるのだな、シャングリラの浸食を」
 「レイズシュミレーターに、龍のトルクを組み込めば」「あくまで、それも仮定だ」
 「もういい。試されているのだよ、我々は」「人類はこの宇宙に存在する意義を」
 「我々は、絶対的観測者によって確認されるのか、それとも…」

 ハルカ、牢に入れられている。

 ユウ、ハルカが消えた事をミホ達に話す。内田、ユウ達に気づく。ハルカの事を聞く内田。
 消えた事を内田達に話すユウ。
 「手遅れになるかもしれない。もしホイーラの泡に巻き込まれて、時空を移動したなら」「どうなる?」
 「もう、この世界へ戻ってこれないかもしれない」

 ハルカ、気づく。色々と調べられるハルカ。
 アマミクと呼ばれた女性、過去の時空からここに来たとハルカに言う。この時空はラクリマ。

 カラスも又捕えられていた。再処理だけはまぬがれたようだが。龍のトルクとは存在を確定できる力らしい。

 ユウ達、二条雪恵(中原麻衣)に連絡。内田は博士、郡山は警察手帳を持っていた。
 雪恵、なかなか納得してくれず、雪恵と内田、対立する。

 ラクリマの食事は昆虫物だった…、生きてるし…。食べるハルカ、意外とおいしい♪
 自分を連れてきたら歴史が変わるのではないかとハルカ。私達の時空は変わらないとアマミク。
 時空は無限に分岐している。無限に並列した時空が存在している。一つの時空で一人のハルカが消えるだけ。

 トビとアスカは体に力が入らない。パイプラインをはずしたから。
 パイプラインをはずせば、ラクリマから自分達の位置を把握する事は出来ない。
 存在記述データを送る事も出来なくなる。だからこの時空で自分達の存在を安定化させられない。
 「この時空で不安定な存在の僕らは、いつか消えてしまうかもしれない」
 トビはこの穏やかな時空で消えるのならそれでも良いかと思っている。
 しかし、アトリは戦い足りない、誰でも良い、ぶっ壊してやる気満々。

 ハルカは赤い汁を使って、痛いふりをし、キーを奪って牢から逃げる。逃げた先は難民キャンプみたいな場所。
 そこでメガネの少女に声をかけられる。ミホそっくり。ミホは母親でリリと言うそうだ。

 龍のトルクのセットアップの時間は変更したくないとの事で、アマミクはハルカをすぐに連れ戻す事を命じられる。(ゴカンと言う人に命じられたのかな?声優さんが織田芙実さんで、わからない名前の登場人物で一人だけ女性だから)
 アマミクは与えられた名。その名には役割、責任があるらしい。
 話しかけてきたフクロウに、龍のトルクは私が連れ戻したいとアマミク。このままでは上の階層へ追放される。

 難民キャンプみたいな所は地下。しかし地上では怪物が襲ってくるとの事。
 「空にウロボロスが現れる時、怪物達がこの世界を飲み込みにやってくるのよ」竜騎兵が来る。
 ここに来るのは珍しいらしい。地上に出たいとハルカ。ホント馬鹿ねとリリ、普通の人では転移装置を使えない。 体をレイズ化するものらしい。
 他の方法は、ひたすらに梯子を登る事…、高所恐怖症で無くても避けたい方法だ…。
 リリ、面白そうだからと付いてきて、後悔…。

 フクロウ、老人が龍のトルクらしき者を通風口付近で見たとの報告を受ける。

 廃墟の世界。街灯跡や壊れた車が見える。アマミクが立っていた。教会の跡っぽいのも見える。
 アマミクは長谷部アイだった。ここは15年後の世界。函館山の跡…。

感想:ノエインの声はカラスと同じではないかとの推測を書いていらっしゃる方がいらした。
 「三千世界の烏を殺し、主(ぬし)と朝寝がしてみたい」
 高杉晋作が唄ったそうだが、これが元なのかなこのアニメ。
 全ての時空のカラスを抹消して、自分だけのハルカを獲得!とか…。
 フクロウがイサミなら、イサミ、カッコ良くなるな。アイ、お目が高い!!しかし、量子関係は嫌いだ!
 わからないから。量子的存在とは、存在が確定されてないって事か?絶対観測者って、神?
 もしかして龍のトルク?ああ、良くわからん。ダム、本当にあるそうだ。
 この未来の世界はハルカの世界の未来ではない、あくまで近似値の世界。
 ハルカはあの世界のハルカなのだから、あの時空は大丈夫かもしれない。
 イモムシはアフリカでもオーストラリアでも生きてたまま食べてたし、私も取りあえず食べるな。
 内臓はおいしくなさそうだが、虫肉はなんとかいけるんじゃないのか。ビタミンDは太陽灯でOKだろう。

関連サイト
BLOG@NO/ONノエインのダムについての紹介感想サイト
Naturalist画像
笹流ダム
二次元の恋人ノエイン中井説


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アオイユキ 他

「ノエイン もうひとりの君へ」
監督:赤根和樹 キャラクターデザイン:岸田隆宏 アニメーション制作:サテライト

第1話「アオイユキ」
脚本・絵コンテ:赤根和樹 演出:安田賢司 作画監督:中屋了

 廃墟だけの荒涼とした世界。巨大な輪が出てくる。
 そこい巨大な顔が現れ、地上の物を粉砕していく、地上で何かの作業をしていた人達も巻き込んで。
 黒衣をまとった男(フクロウ 喜安浩平)はその巨大な顔を攻撃。
 女(コサギ 本田貴子)も攻撃するが、シールドにはじかれる。
 白髪の男カラス(中井和哉)がバリアーを突き抜けて、巨大顔に取り付き、中から攻撃、破壊する。輪が消える。

 函館。
 青く光る雪が降っている中で、
少女(上乃木ハルカ 工藤晴香)は教会の尖塔の上に立つ黒いマントの白髪の男を見る。

 教室についたハルカは向井ミホ(名塚佳織)を中心に少女達が盛り上がっているのを見る。
 長谷部アイ(千葉紗子)になんで盛り上がっているのか聞くと、
二組のキョウコが教会裏の路地で幽霊を見たそうで、それで盛り上がっているのだ。
 黒いコートの幽霊。

 放課後、アイが幽霊探しを提案する。乗るミホ。アイ、藤原イサミ(宮田幸季)を誘う。

 ハルカは後藤ユウ(瀧本富士子)の塾が終わるのを待っていた。様子が気になったからだ。
 彼はこの街から出て行きたがっていた。
 母親の美有樹(田中敦子)が彼を勉強に追いたて、友達との交遊さえ嫌がっていた。
 「子供なんて嫌だ。早く早く大人になって…」かすかな泣き声を立てるユウ。明かりが消える。
 「僕は、おかしくなってると思うよ」「ユウ…」
 ハルカがユウに触れようとすると、空間が変化し、ハルカの手はユウの体に触れれずに、沈み込んでしまう。
 彼女の首に金色の龍を模した赤い石がはめ込まれているチョーカーが出現する。
 彼女は一瞬荒涼世界の出来事を見る。青く光る雪が降る。白髪の男が出現。「龍の…トルク…!」
 男の手がハルカのチョーカーに伸びる。しかし男は消えてしまう。後に青い雪を降らして。チョーカーが消える。
 空間が元に戻る。

 東京で観測衛星のデータの解析が終わった。イレギュラーを確認出来た。
 内田涼子(大原さやか)と郡山京司(藤原啓治)はしばらくここ函館にいなければいけない。

 ユウをイサミが幽霊探しに誘う。ミホがさっさと墓場に入っていく。
 手を振るミホの後ろの方に青く光る物を見るアイ。ユウの母が現れ、ユウを塾に連れて行くため車に乗せる。
 こんな夜に子供達だけで出歩くなんてと母。ハルカの母を子供に無関心過ぎると言う母。
 「僕は、僕は、おかしくなってる…」ユウ、車を止めさせる。ハルカも青い雪に気づく。懐中電灯の光が消える。
 青い刺青を腕に入れた男のなりそこないみたいなのが現れる。
 その男は逃げそこなったイサミの足を掴むが、コードが引っ張られて取れ、それと同時に消滅する。

 どこかの未来的な空間。「鳥が一羽消え、残りは七羽」

 カラスが現れる。「高密度のレイズ反応…」カラス、ハルカを追いかける。
 ハルカ、カラスが自分を狙っている事に気づき、皆から離れて逃げる。
 ハルカがカラスに投げた懐中電灯はカラスの肉体を素通りする。

 アイ、ハルカがいない事に気づく。アイ達の前にユウが現れる。

 「わたし、知ってるよ。あなたの事、知ってるよ」ユウが現れる。カッターナイフを取り出すユウ。
 「そうなのか、この時空は…!」笑い出すカラス。
 「おまえには無理だ。お前にその少女を救う事は出来はしない」「誰だよ…」「俺はおまえだ」
 巨大な輪が出現する。

第2話「イエデ」
脚本:赤根和樹 絵コンテ・演出:安田賢司 演出:土屋浩幸 作画監督:石川健介

 カラス、気でユウを突き飛ばす。ユウの所に走り寄ろうとするハルカに「構うな!」と叫ぶカラス。
 「わたし、わたし知ってるよ。…あなたの事、知ってる…」「へえ~、龍のトルクが人間だったとはねえ」
 アトリ(鈴村健一)が現れる。「俺が先に見つけたんだぜ、カラス…龍のトルクをさ!」こいつは僕が運ぶとアトリ。 転移衝撃に耐えられないかもしれないとカラス。
 「腕の一本だけでも良いんだよ。こいつの量子のかけらを、持って帰れば…」
 ハルカに近づくアトリをカラスの伸びた針のような切っ先が止める。「今はまだ駄目だ」
 「また手柄を独り占めする気かよ、カラス」「クイナと連絡が取れるまで、勝手な行動は控えろ」
 アトリ、カラスの切っ先を攻撃、形態を変えて、カラスを本格的に攻撃し始める。カラス、アトリの攻撃を防御。

 「エンドルフィン増加現象発生。時空が揺れ始めてる」トビ(白石涼子)。「原因は!?」とクイナ(小山力也)。
 「特異スピンの、覚醒反応の影響と思われます」「この時空間で、スピン兵器を使ったのか!?」
 「このままでは、因果律の審判が起きてしまいます」「時の流れが、減速し始めてる」とコサギ。
 「時が、止まった…!」

 「止めるんだ、時空に共鳴現象が起こってる」
 「フン!カラス、俺はおまえが嫌いなんだよ。知ってたっけ。
今おまえが消えても、作戦中に時空のどこかにはじけ飛んだって事にすれば、誰も不思議に思わない。
きっとさあ」
 二人の戦いを見ながらハルカは思う「カラス、あの人、知ってる」フクロウが現れ、戦いを止める。

 時空が安定せず、トビ達は回収される。巨大な輪が消える。

 龍のトルクさえ手に入ればシャングリラの浸食を阻止できると言っている会議中らしき人。
 失敗すれば我々がいるこのラクリマ時空間は消滅する。

 「あの時空は、時間軸15年遡ったポイントだぜ。しかも近似値の世界だ。俺達の過去に、限りなく近い。
おまえも、俺も、そしてあいつも存在する時空。皮肉なものだ」
 フクロウ。
 「俺達はやくわりを果たせばいい。レイズの秩序のままに時空を安定させる。それが俺達竜騎兵の…」
 「止めろカラス!俺達はもう何物にも支配されない。責任を負う必要も無い」「ならば、なぜ」
 「そうだな、俺は、昔みたいに、もう一度夢を見たいだけなのかもしれないなあ」

 今日はちゃんと塾に行けとユウの母。
 あなたなら合格できる、東京の学校にと言い募る母親に、受験なんかしたくない、東京にも行きたくないと、
自分の将来は自分で決めるとユウ。
 「何を言ってるの、あなたにはまだ無理よ」ユウはカラスの言葉を思い出す。
 「ユウ、あなたの事はお母さんが一番…」「違う!」ユウ、鞄を放り出し、外に出る。
 どっかのガレージで、家出道具一式らしき物を見るユウ。イサミ、バックパックを背負って歩いているユウを見る。 勉強合宿かとイサミ。「塾なんて止めちまえよ。このままじゃ、おまえ壊れちゃうよ」
 また一緒にサッカーやろうとイサミ。イサミみたいな才能はないとユウ。
 楽しめばいいと言うイサミに、どうせイサミにはわからないとユウ。二人、喧嘩になる。
 そこに通りかかるアイとハルカ。二人、喧嘩を止める。イサミ、去る。歩くユウについて行くハルカ。
 そのリュック、家出するの、ユウとハルカ。「家出するなら一緒だってゆったじゃない」
 「おまえは家出なんかする事ないじゃないか!
おじさんは一緒に住んでないかもしれないけど、おばさんはお前の事信じてくれてるだろ。
おじさんだってお前の事思ってくれてるだろ。おれんちは違うよ、バラバラだよ。
俺の事だって、口では心配してるとか言ってるけど、ホントは違うんだ」
 「そんな事ない」「うそつけ、わかってるくせに」
 「私も一緒に行くよ。約束したじゃない、一緒に家出するって。ユウが行きたい所へ一緒に行こう」

 二人、展望台へ。家出するならしばらく帰ってこれないから街の見おさめとハルカの提案。
 展望台に泊まる事にする二人。ユウ、カラスに馬鹿にされたと悔しがる。ハルカにあのチョーカーが現れる。
 誰もいないはずなのに、声が聞こえ始め、幽霊のような人々が現れる。
 先ほど見た展望台での光景が繰り返される。「夕方の蜃気楼見てるんだ」とハルカ。
 「それは蜃気楼でも幻影でもない。時空の共振だ」どこかかから声が。
 「始まりは終わりに通じ、そして再び始まる。…」ユウが後ろに下がってハルカにぶつかる。
 ユウの視線の先には巨大な輪が。青い雪が港に降り、イスカ(三宅健太)とトビが現れる。カラスも来る。
 そしてアトリも。彼が一番展望台に近かった。

第3話「オワレテ…」
脚本:北嶋博明 絵コンテ:松村やすひろ こでらかつゆき 演出:松田清 作画監督:奥田淳

 幻影が消えていく。輪が消え、チョーカーが消える。自分は本当におかしくなったのかと体がくず折れるユウ。
 ハルカは迫って来る者の気配に気づく。アトリだった。
 ユウ、カッターナイフを出し、「来るな!来るな!」とハルカを自分の後ろにまわして、後ずさる。
 「こいつ、なんかむかつく」アトリ、ユウを調べて、カラスとの関連に気づく。
 「なるほどね。この時空のカラスに会えるとはな」アトリ、カッターナイフを持っているユウの腕を掴む。
 「これをどうしたいんだ。…こうかよ」アトリがユウの腕を引っ張ると、カッターナイフがアトリの体に沈んでいく。
 ユウ、カッターナイフを離す。アトリに刺さったままのカッターナイフ、体に刺さった部分は残して、落ちる。
 それを踏み壊すアトリ。アトリ、ユウの頬を引っぱたく。倒れたユウの頭を踏むアトリ。
 「このままつぶしちまおうか」ユウ、アトリの足の下からアトリを睨む。カラスを思い出すアトリ。
 「その目だよ。やっぱり同じ目をしているんだ。その目が、俺をイラつかせるんだよ!」アトリ、6枚羽根を出す。  「全ての時空のカラスは、消えろよ」アトリ、ユウを攻撃しようとする。ハルカ、ユウの体を覆う。
 チョークが現れる。攻撃、跳ねかえ、アトリが傷を負う。周りの物も壊れる。衝撃でロープウェイが動き出す。 
 二人、ロープウェイに乗る。

 「まだこの時空では安定しないか」カラス、展望台に向かっている。

 ロープウエィの車両の上にアトリが乗る。アトリ、車両の支えを壊す。
 車両、落ちるが、ロープで支えられ、止まる。ロープを支えていたのはカラスだった。アトリ、カラスを攻撃。
 どんどん下がっていく車両。もう駄目だよと体を抱きしめ震えるユウ。「もう駄目だ、死んじゃうんだ…」
 「黙れ!死にたくなければ耐えろ!」「僕には無理だよ」
 「情けない奴め。あきらめる事しか出来ないのか。戦え、戦う気合いを見せてみろ!」
 「僕には出来ないよ。…僕はもう死ぬんだ」「ならば死ね。生きる力のない者は死ね!」
 「相変わらずしぶといな。目障りだったんだよ、その不幸面がさ!」ユウの首にチョーカーが現れる。
 カラスは反撃するが、ロープを落としてしまう。アトリは引き戻され、消滅する。チョーカー消える。
 二人は無事だった。

 その頃内田は反応が消えた事を確認する。

 ユウとハルカ、郡山の車に乗せてもらう。

 アトリはイレギュラーで強制回収された。龍のトルクの事は今回はあきらめる。
 この時空に自分達の痕跡を残す方が危険。すでにこの時空にひずみが現れていた。

 ユウ、家に帰る。塾以外外へ出る事は禁止。塾へも母親が送り迎えする。

 内田と郡山は展望台にいた。どこも壊れていなかった。破壊された空間はトビが修復したのだ。
 カラスは行方不明だった。アトリは錯乱していた。

 ハルカ、ロープウェイがなんともない事を知る。彼女はユウが狙われていると思っていた。
 ハルカはユウに会いに家に行くが、大事な時期だからと母親に拒絶される。カラスの気配を感じるハルカ。
 その時、ユウも感じていた。彼女は倉庫街にいた。小さい頃ユウとかくれんぼをした場所。
 あいている扉に気づくハルカ。そこにカラスがいた。水をくれないかとカラス。
 ハルカ、手で水を汲み、カラスに与える。もう一度水を汲んでこようとするハルカの腕を捕まえるカラス。
 「共に行こう、ハルカ」他の竜騎兵達が現れる。「又ユウを狙って…」
 「さすがだよ、カラス。龍のトルクを捕獲したか」クイナ。
 「我々の狙いはあいつじゃない。おまえだ、ハルカ」とカラス。

感想:「かみちゅ!」が二回続けて落第点だったので(私的に)、「ノエイン」を借りる。
 SFマガジンの今月の執筆者紹介でどなたかが、
自分が関わっているアニメ(確か、灼眼のシャナ)のDVDの売上は好調だが、
自分の好きなアニメ「絶対少年」と「ノエイン」のDVDは不調みたいなので、
自腹で買うとか書いていたような気がして、私、「絶対少年」好きですから、ノエイン借りてみる。
 監督、尾道の方が祖母の地元で良く知ってるが、今さら尾道じゃないだろうと、坂の街を探し、雪も欲しく、
函館にしたそうだ。
 最初に出た異形の、おそらくシャングリラ製攻撃機械に魅せられた。カラス、かっこいい!
(内緒だが、アトリも魅力的)
 やっぱり、小山力也さんはヒーロー声よね。絵は好みじゃない気がしたが、好みの絵だと、萌え度が高いと言う事で、男のオタク受けも腐女子受けもどちらも引いてしまう私には、逆に合うかと…。
 しかしハルカ達小学生なのか?!しっかりしてるなあ。工藤晴香さんは本人が可愛いね。
 ハルカ、小学校二年まで東京にいた。竜騎兵達の戦いも魅力的。ユウの母親は怖い。
 ユウは過剰反応の気がしたが、あの母親に常に接しているのは骨だろうとは思う。

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